
ソフトバンク・au・ドコモの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
iPhoneの電池がすぐに無くなってしまう……。充電してからそんなに経っていないし、負荷の高いコンテンツも利用していないのになぜ?
そんなときは、もしかしたらバッテリーの寿命が限界に近づいているのかもしれません。
iPhoneのバッテリーを交換する際、auの「故障紛失サポート with AppleCare Services」では、どれだけお得になるのでしょうか?また、どのような手順を踏めば利用できるのでしょうか?
iPhone のバッテリー交換の方法と費用について紹介します。
1 auの故障紛失サポート with AppleCare Servicesとは
auの「故障紛失サポート with AppleCare Services」は、2018年9月14日に新しく参入したアフターサービスです。
iPhoneは通常、Apple社公式の「AppleCare Services」に加入することで端末の保護・修理・サポートを受けることができます。
このAppleCare Servicesの製品保証を、従来の2年間から4年間利用へ拡張してくれるのが、故障紛失サポート with AppleCare Servicesです。
今までは、最初の2年間はApple側で、残りの2年間はauが同等サービスを提供していたのですが、これをまとめてシンプルにしてしまおう!という試みが始まりました。
結果的に、Apple社のテクニカルサポート、自然故障時の保証、バッテリーの無料交換などの修理サービスを、受付け窓口を変えることなく、4年間利用できるようになりました。
AppleCare Servicesの内容 | |
---|---|
テクニカルサポート | Appleの専任スペシャリストへのチャットまたは電話による優先アクセス |
iOSとiCloud、およびApple 純正のiOS アプリケーションに関するソフトウェアのサポート | |
修理サービス | iPhone本体、バッテリー、および付属のiイヤホンとアクセサリのハードウェア製品保証 |
過失や事故による損傷(落下、液体接触による損傷)に対する修理などのサービス (4年で最大4回まで補償) |
|
紛失盗難補償 | 紛失・盗難時は電話一本で新品同等品を最短で当日中にお届け。 (4年間で最大2回まで補償) |
1-1 故障紛失サポート with AppleCare Servicesならバッテリー交換が無料になる!
故障紛失サポート with AppleCare Servicesに入っていれば、バッテリーの交換は無料です。
基本的にバッテリー容量が80%未満に劣化した場合は交換してもらえます。
補足事項として、iPhone の電源関連の問題には、バッテリー以外の要因に起因するものがあります。
すでにいくつかの不具合が起きている場合は、Apple社でまず iPhone を検査し、バッテリーに問題があるのか、それとも電源関連の別の問題があるのかを診断してもらうことになります。
また、画面のひび割れなど、バッテリー交換に支障をきたす損傷がある場合には、そちらの修理が前提となり、場合によっては別途修理料金がかかることも。
1-2 故障紛失サポート with AppleCare Servicesに加入しているとこれだけお得!
故障紛失サポート with AppleCare Servicesなら、バッテリー交換が無料です。
それでは、加入しているのといないのではどれだけ費用に差が出るのでしょうか。
バッテリー交換にかかる費用 | ||
---|---|---|
iPhone のモデル | Apple 製品限定保証または AppleCare+ の保証対象 | 保証対象外 |
iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR | 0 円 | 7,800 円 |
iPhone SE、iPhone 6、iPhone 6 Plus、 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、 iPhone 7 Plus、iPhone 8、 iPhone 8 Plus、iPhone X | 0 円 | ★3,200 円 (2018年12月31日まで) |
上記以外の対象モデル | 0 円 | 8,800 円 |
調べてみると、なんと10,000円近くかかるiPhoneもあることが分かりました。
バッテリー取り外し可能なAndroidが2,000円内に収まる一方、iPhoneはバッテリーが完全に内部に組み込まれており、プロの手で分解して取り換える必要があるのです。
保証に入っておらず、費用を浮かせるために自分でバッテリー交換をする方もいらっしゃいますが、「難しい」「失敗した」という声が後を絶たず、リスクが高いことを物語っています。
大事なiPhoneの分解は、やはりプロの手に任せたいところですね。
1-2 まったく保証に入っていない場合も年内ならお得!
残念ながら、auの故障紛失サポート with AppleCare Servicesにも、Apple社のAppleCare Servicesにも加入していない……。
そんな方もいるかと思いますが、さきほどの表の「★」の部分に注目です。
バッテリー交換にかかる費用 | |
---|---|
iPhone SE、iPhone 6、iPhone 6 Plus、 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、 iPhone 7 Plus、iPhone 8、 iPhone 8 Plus、iPhone X | ★3,200 円 (2018年12月31日まで) |
これらの機種を利用している方は、保証対象外バッテリーサービス料金が3,200 円と格安になっています。(iPhone 1台につき 1回限りとなる場合があります)
ただし、これは2018年12月31日までの特別価格です。
2019 年1月1日以降は、iPhone X の料金が 7,800円に、そのほかの iPhone モデルの料金が 5,400 円に改定されてしまいますので、該当機種の方は早めにアクションを起こすことをおすすめします。
au「故障紛失サポート with AppleCare Services」修理・保証の料金とは次の章では、Apple社でバッテリー交換してもらう方法について解説します。
2 Apple社でバッテリー交換してもらう方法
続いて、Apple社でバッテリーを交換してもらう3つの手順を紹介します。
2-1 持ち込み修理
1つ目は、iPhoneをApple store、もしくはAppleの正規サービスプロバイダへ持ち込む方法です。
最寄りにApple storeがある場合は、配送するよりも手間が省けて便利でしょう。
ただし現在は、年内の交換費用が安くなっていることもあり、店舗によっては事前予約ができない状況になっているようです。
バッテリー交換にどれくらいの時間がかかるかは、Apple社ははっきりと明言していません。
ネット上のコメントを見てみると、「Apple storeに持ち込んで2時間後に受け取れた」という方もいますし、「Appleの正規プロバイダなら30分程度で終わった」という方もいます。
このように、持ち込み修理では即日に受け取れることもあるようですが、Apple 公式サイトでは「修理には5日ほどかかる場合がある」としか説明していません。
もしかしたら数日間かかるかもしれないという気持ちで、その間の連絡手段を考えておいた方がよいでしょう。
できることなら足を運ぶ前に、店舗へ問い合わせることをおすすめします。
2-2 配送修理
2つ目は、Apple リペアセンターへiPhoneを配送する方法です。
配送修理は、専門スタッフが自宅にiPhoneを受け取りにきてくれるため、自分で段ボールを探したり、郵便局まで荷物を届けたりする必要がありません。
家から一歩も外に出ることなく完結するので、仕事や学校、お子さんのお世話で時間の取れない方におすすめの方法です。
こちらも修理には5日程度かかる場合があります。Apple リペアセンターへの輸送時間を考えると、持ち込み修理よりも時間がかかるでしょう。
筆者の場合も手元に届くまでに丸5日かかりました。
2-3 電話やチャットで相談する
バッテリー交換についてApple サポートのアドバイザーに質問したい場合は、公式サイトから電話かチャットで問い合わせることができます。
受付時間内であればそれぞれの待ち時間が、時間外であれば連絡が欲しい日程を入力できる親切設計となっています。
利用するには、どちらもiPhoneのシリアル番号が必要です。
自分のiPhoneのシリアル番号を確認する手順は以下の通りです。
- ホーム画面で「設定」>「一般」>「情報」の順にタップします。
- 下にスクロールすると数行目に見つかります。
Apple のシリアル番号には、数字のゼロ (0) が含まれる場合がありますが、アルファベットの「O」が含まれることはありません。シリアル番号が認識されない場合は再確認してみましょう。
3 iPhoneをバッテリー交換に出す準備
「iPhoneが壊れたていたり、水没したりしたわけではないし、バッテリー交換だけなら特に事前準備なんて必要ないでしょ」と考えている方も少なくはありません。
しかし、iPhoneのバッテリー交換にも前準備は必要なのです。
3-1 初期化に備えてバックアップを取る
iPhoneのバッテリーを交換する場合、初期化される場合と、データが残る場合の2択があります。
初期化されてしまうと、iPhoneに入っているデータはすべて消えてしまいますので、機種変更をするときと同じように、バックアップを取らなければなりません。
筆者(iPhone 6)の場合は、「店舗の当日交換で初期化なしでも作業できることがある」と聞き、Apple 正規サービスプロバイダへ足を運びました。
ところが話を聞く限り、多くの場合は初期化する流れになっているようでした。
年季の入ったiPhone 6でしたので、最新機種であればまた対応が異なるのかもしれません。
結局、バックアップを取るため一旦引き返し、改めて配送修理を依頼しました。
iPhoneのバックアップを取得して復元する方法【iCloud/iTunes】3-2 そのほかの事前準備
iPhoneを配送修理に出す場合は、バッテリーの交換だけでも初期化が前提となります。
ほかにも、配送前にしておくべき準備があります。
- iOS デバイスをバックアップする。
- Apple Watch とペアリングされている場合は、ペアリングを解除しておく。
- 「設定」>「メッセージ」の順にタップし、「iMessage」をオフにする。
- 「設定」>「ユーザー名」>「iCloud」の順にタップし、「iPhoneを探す」をオフにする。
- 「設定」>「一般」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」からデバイスを消去 (初期化)する。
- アクティベーションロックが無効になっていることを確認する。
- SIM カード、ケース、画面保護フィルムなどをデバイスから取り外す。
3-3 SIMカードを抜いておく
iPhoneを配送する場合は、iPhoneに装着しているアクセサリ類、スマホケース・画面の保護フィルムなどはすべて取り外す必要があります。SIMカードも同様です。
iPhoneの側面にある穴に付属のピンを刺し、引き出すようにして取り外します。取り出したSIMカードは大切に保管してくださいね。
4 au 故障紛失サポート with AppleCare Servicesの保証期間内ならバッテリー交換が無料に!
auの故障紛失サポート with AppleCare Servicesに入っていれば、4年間は劣化したバッテリーを無料で交換してもらうことができます。
バッテリーは消耗品なので、長く愛用しているデバイスほど機会が巡ってくることでしょう。
保証に入っていない方も、iPhone SE を含むiPhone 6以降~iPhone Xであれば、年内の交換費用がグッと安くなります。
快適なスマホライフにぜひ役立ててくださいね。
iPhoneのバッテリー交換方法|かかる値段と時間の目安・どこでするか