auのキッズ携帯「マモリーノ3」はGPS機能付き!料金・性能をレビュー

  • 2022年12月11日
  • by.bitWave編集部

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子どもを狙った犯罪が増えている現代、安全のために子ども用の携帯の購入を考えている方も少なくないと思います。

また共働きなどで、どうしても子どもを1人にしてしまう時間帯がある方や、子どもの通学時間の長さが気になっているという方なども、「子どもに携帯を持たせるべきなのでは」と迷っているのではないでしょうか。

でも、小さい子どもにスマホを渡しても、壊してしまうかもしれませんし、インターネットの脅威など不安な要素がたくさんあるかと思います。

そこで今回は、そんな保護者の不安要素を払拭してくれる、auのキッズケータイ「マモリーノ3」をご紹介します。

トップ画像引用元: 京セラ | mamorino3 | デザイン

auのキッズ携帯マモリーノ3の主な機能と性能

マモリーノ3は、2013年1月にauから発売された、京セラ製のキッズケータイです。

マモリーノ”3″とあることでお気づきだと思いますが、マモリーノ2・マモリーノの後継機となります。

主な特徴は、セコムが協力していることと、GPS機能の2つ。

まずは、マモリーノ3のスペックと機能について確認してみましょう。

マモリーノ3の主な機能

マモリーノ3でできることを簡単にまとめてみました。

マモリーノ3でできること
  • E/Cメール
  • 通話/留守番電話
  • 防犯ブザー機能
  • マナーモード/学校向け電源オフ機能
  • 防犯ライト
  • 電話帳
  • アラーム機能

連絡手段はメールか通話のみとなるので、小学校低学年向けをターゲットとした携帯と言えます。

今ではキッズケータイに必要不可欠となった防犯ブザーもついています。スライドスイッチ式で、誤作動を防止する作りになっています。

各機能の詳細については、2章から解説していきます。


マモリーノ3のデザインと性能


画像引用元:京セラ | mamorino3 | デザイン

マモリーノ3には、ブルー・ピンク・ホワイトの3色のカラーバリエーションがあります。

丸っこいデザインはとても親しみやすく、「たまごっち」のような可愛らしさがありますね。

ボタンはかなり少なく、子どもが間違って操作することがないようになっています。その一方で、大人が最初に初期設定するには少し扱いにくいかもしれません。

スペックは以下の通りです。

項目詳細
サイズ(幅×高さ×厚さ)約48×88×18.9mm(最厚部 約20mm)
重量(電池パック·防犯ブザー用ストラップ含む)約80g
バッテリー容量770mAh
充電時間AC 約120分/DC 約130分
連続通話時間約260分
連続待受時間
(簡易ライト使用時は除く)
約890時間(3Gエリア)
ディスプレイ/表示能力約2.0インチQVGA/約26万色TFT透過型液晶
Eメール保存容量受信100件/送信100件
SMS(Cメール)保存容量受信100件/送信50件
データフォルダ容量約50MBまたは1,000件

おそらく皆さんが気になるのは、バッテリーの持ちだと思いますが、フル充電から1週間ほどは持つので安心です。

子どもの位置がわかるGPS機能付きで安心

「いつまでたっても子どもが帰ってこない…」「警察に連絡するほどまだ時間は経ってないけど、不安…」

こんな時、子どもにマモリーノ3を持たせておけば、GPSで子どもの居場所をすぐに確認することができます。

マモリーノ3に搭載されている、GPSを利用した様々なサービスについて細かく見ていきましょう。

いつでも子どもの足取りがわかる


画像引用元:京セラ | mamorino3 | あんぜん

マモリーノ3の大きな特徴の1つ、「移動経路通知」機能では、自分のスマホからいつでも子どもの居場所を確認可能です。

また、現在の位置だけでなく、これまでに通ってきた道のりも確認することができます。

これにより、誘拐などの不審な動きもすぐにわかるので、とてもありがたい機能です。

さらに、指定した時間に位置情報の入ったメールを自動送信する設定もあります。下校時間などに合わせて利用すれば、より効果的でしょう。

勤務先などからでも、子どもがちゃんと家に帰ったかどうかを確認することができます。

子どもからも位置情報を発信できる

別のスマホから子どもの位置を確認することができるマモリーノ3ですが、マモリーノ3側からも位置情報を発信することができるのです。

本体の上ボタンを長押しすることで、登録先にメールで位置情報知らせることができます。

ボタン1つで簡単に操作ができるので、小さい子どもでも簡単に操作可能です。

セコムと連携した防犯機能

マモリーノ3の大きな特徴として、防犯サービスがセコムと連携している点が挙げられます。

本体についている防犯ブザーが鳴ると、登録先に位置情報を知らせるメールが届きます。

それと同時に、セコムの管理センターに連絡が行き、セコムから登録先に連絡が来るようにも設定できるのです。

また、その時に要請すればセコムの隊員が現場に急行してくれる、というサービスもあります。

隊員の要請は1回ごとに10,500円がかかりますが、利用できる選択肢があるだけで安心ですよね。

GPS機能の特徴
  • いつでも子どもの足取りがわかる
  • セコムと連携した防犯機能

マモリーノ3の必要最低限に抑えられた機能

スマホはたくさんの機能があって便利な反面、子どもにとっては危ないサイトにアクセスしたりという危険性もつきものです。

マモリーノ3では登録できる連絡先を制限するなど、小学校低学年でも安全に使える仕様となっています。

登録先にしか通話・メールができない


画像引用元:京セラ | mamorino3 | あんしん

知らない人からの電話やメールに子どもが巻き込まれないように、マモリーノ3では10件の登録先以外には発着信・メールの送受信ができないようになっています。

また、本体には1~3の番号が振られたボタンがあり、ここを押すとそれぞれ登録された、よく使う3件の連絡先にワンタッチでつながるようになっています。

操作が非常に簡単なので、小さな子どもでも少し練習すれば使えるようになるでしょう。

連絡先10件の具体的な登録例としては、1~3件目に親や自宅、4~10件目にその他の親族や学校などを設定しておくのがおすすめです。

警察・消防などの緊急通報は別枠で連絡できるようになっています。


インターネット・カメラ・ゲーム機能はなし


画像引用元:京セラ | mamorino3 | あんしん

マモリーノ3には、通話・メール機能はついていますが、有害サイトにつながる可能性のあるインターネットや、本来の目的外であるカメラやゲームといった余計な機能はついていません。

そのため、安心して子どもに持たせることができます。

また、重たいデータをやり取りする必要がないため、結果的に通信料やバッテリーの消費が抑えられるという側面もあります。

マモリーノ3の便利機能

マモリーノ3には、まだまだ便利な機能がたくさんあります。その中のいくつかをご紹介していきましょう。

電池残量お知らせ

事前に設定しておけば、マモリーノ3本体の電池残量が少なくなった時に、1件目の登録先に自動でメールが送られます。

防犯ライト

本体の両側が点滅するので、塾帰りなどの夜道でも安心です。

また、指定時刻になると自動でライトをオンにすることもできます。

学校向け電源オフ

画面などが落ち、見た目は電源オフの状態になりますが、GPSで位置を確認することや、防犯ブザーの機能は利用することができます。

着信も留守番電話に残るので、学校でも問題なく使えるようになっています。

待ち受け・着信音設定

最低限の機能とは言いましたが、子どもが楽しめる機能もあります。

待ち受け画面を写真に変えたり、着信音を個別に設定したりとカスタマイズすることが可能です。

保護者向け設定

上記の設定のうち、防犯機能などが変わってしまうようなものは、保護者がパスワードを打たないと変更できないようになっています。

見知らぬ人が勝手に設定を切ったりはできないようになっているので安心です。

また、そのような点では、電池の取り外しも専用の工具で行う必要があるため、勝手に電池を外される心配もありません。

次の章では、子どもが使っても大丈夫なマモリーノ3のタフな作りについて解説します。

マモリーノ3は子どもが使っても大丈夫なタフな作り

子どもは大人が想像している以上に、携帯をアクティブに使います

そのため、多少の衝撃では壊れないようなタフさが、キッズケータイには求められるのです。

その点、マモリーノ3はマモリーノ2よりもさらに頑丈になりました。

どう変わったのか、詳しく見ていきましょう。

IPX5/IPX8の防水性能

1つ目は防水機能です。子どもがマモリーノ3を持ったまま水遊びをしても大丈夫なように、IPX5/IPX8対応の防水性能を搭載しています。

ところで、このIPX5/IPX8とは何かご存知でしょうか。

普段はあまり気に止めないかもしれませんが、せっかくなのでここでおさらいしておきましょう。

  • IPX5:噴流に対して保護する性能を示す
  • IPX8:潜水状態での使用に対して保護する

つまり、IPX5/IPX8のマモリーノ3は、多少は水に沈めても大丈夫だということです。

ただし、水に沈めることができるといっても、性能試験が行われた1.5mよりも深くまで沈んでしまった場合は、どうなるかわかりません。

また、真水であることが条件なので、海などでの使用は控えてください。

IP5Xの防塵性能

グラウンドや砂場で走り回ったりと、砂の多い場所も子どもはよく遊び場にします。

そんな時でも、マモリーノ3は防塵性能も搭載しているので安心です。

マモリーノ3の防塵レベルは、

  • IP5X:粉塵が内部に侵入せず、若干侵入しても正常運転を阻害しない

となっているため、砂の中にマモリーノ3を埋めるなど、かなり無茶な使い方をしなければ、問題はありません。


マモリーノ2から進化した耐衝撃性能

これがマモリーノ2から新たに加えられた性能です。

マモリーノ3は衝撃にも強い構造です。ポケットから落としても簡単には壊れないので、安心して子どものアクティブな遊びを見守っていることができます。

マモリーノ3の機種代金と月額料金

さて、ここまではマモリーノ3の機能について見てきました。

なかなかいい機能だったかと思いますが、購入する際に気になるのはやはり料金ですよね。月々どのくらいになるか、シミュレートしてみましょう。

マモリーノ3の端末代金は18,360円となります。これを36回の分割払いにすると月々510円です。

auではキッズケータイのプランは「プランEシンプル」というものになります。これが月々743円です。

ただし、実利用者が小学生以下の場合、プランEシンプルの料金が、12ヶ月間は無料になります。

そして、GPS機能を利用するため、通信機能に月々300円が加わります。

よって、510+743-743+300=810円/月で、子どもに携帯を持たせることが可能です。

月に1,000円かからないのは、とてもお得ですよね。

大人が持っても便利!?マモリーノ3 実際の利用者の声

マモリーノ3を実際に使用している方たちの声をまとめました。

来年、小学校にあがる子どもに持たせました。操作は慣れれば簡単で、年長さんでもちゃんと電話をかけられています。メニューはひらがなで表示することもできるので、小さい子どもには丁度良いですね。

やはり、上のレビューのように「小学校低学年の子どもに持たせている」という方が多いのですが、少し変わった(?)使い方をしている方も少なくないようです。

1人暮らしの親の体調があまり良くないので、緊急時にひもを引くだけでセコムが現場応対してくれるのが魅力です。位置情報もボタン1つで送れるのは便利です。おかげで少し安心して暮らせるようになりました。

たしかに、お年寄り用のスマホ・携帯はたくさんありますが、「セコムにすぐ繋がる」という商品はあまりないかもしれません。

この方のように、体調に不安があるが、離れて暮らしている、という状況ではとても便利な機能だと思います。

自分用に購入しました。携帯は通話のみで、家族としか会話しないので、ハイスペックなガラケーや、スマホについてくるかけ放題の料金は高い。それなら、スマホはポケットWi-Fiでデータ通信のみ、通話をマモリーノ3にすれば、月4,000円ほどで済ませることができます。

このように、自分用として購入されている方もいました。

たしかに、通話する相手が身内のみで、連絡先をメールなどでやり取りしない場合、上記の方のようにデータ通信・メール用のスマホと、通話用のマモリーノ3の2台にした方が、料金プランは安くなります。

2台持つとはいえ、マモリーノ3は手のひらサイズなのでそこまでかさばらないでしょう。

なかなか賢い選択かもしれません。

このように、マモリーノ3はセコムとの連携・GPS機能・シンプルな設計ならではの使い方もあります。

意外と自分の今のスマホの使用状況を考えてみると、「マモリーノ3でも十分かもしれない…」となるかもしれません。

一度検討してみてはいかがでしょうか。

auのキッズ携帯 マモリーノ3のおすすめポイントまとめ

それでは最後に、マモリーノ3のおすすめポイントをおさらいしてみましょう。

マモリーノ3のココがおすすめ!
  • 防犯を意識した最低限の機能
  • 子どものアクティブな使い方でも安心な防水・防塵・耐衝撃性能
  • 簡単なキー操作で子どもでも使いやすい
  • 月1,000円程度の料金で利用できる

シンプルながらも必要な機能はしっかりと押さえたauのキッズケータイ、マモリーノ3。この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。

この記事を書いた人
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