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auではスマホを2年未満で機種変更しても契約解除料はかかりません。
ただし割賦契約を結んでいる場合、指定月まで端末代の支払いが継続します。
本記事では、2年未満で機種変更した場合の注意点について、auの割賦プログラムの種類ごとに解説します。
2年未満の機種変更を考えている方はぜひご覧ください。
- かえトクプログラム/スマホトクするプログラム:23回目まで端末代を支払う必要がある
- アップグレードNX:24回目まで端末代を支払う必要がある
- アップグレードDX/EX:24回目まで端末代とプログラム料390円×24回を支払う必要がある
- スマホトクするボーナス:分割払いのままにしておけばポイント還元が継続
- 2年契約/2年契約N:契約解除料は廃止・いつ解約してもOK
- 機種変更のベストタイミングは最低限の支払いが終わる2年後
トップ画像引用元:お申し込みガイド | au Online Shop(エーユー オンライン ショップ)
【注意①】auでかえトクプログラム/スマホトクするプログラムを利用している場合
画像引用元:かえトクプログラム | スマートフォン・携帯電話 | au
かえトクプログラム/スマホトクするプログラムは、端末代を24回の分割払いで購入するプログラムです。
端末を返却することで最終(24回目)の支払いが免除されます。
最終支払額は、auが端末を2年後に買い取る価格となっており、1~23回目までの支払額よりも高額です。
もし24ヶ月目以降も端末を使用する場合は、最終(24回目)支払額が24回分割され、総支払い回数は計47回(23回+24回)となります。
かえトクプログラムでは、プログラム行使の要件として「auでの端末の買い替え」を必須としていましたが、スマホトクするプログラムではこの要件が廃止されました。
項目 | 新規受付期間 | プログラム行使時の要件 |
---|---|---|
スマホトクするプログラム | 2021年9月17日~ | 端末の返却 |
かえトクプログラム | 2020年2月21日~2021年9月16日 | 端末の返却とauでの新規端末の購入 |
かえトクプログラム/スマホトクするプログラムを利用している場合の注意点は、次のとおりです。
- 端末の返却は1年後からできる
- 23回目まで端末代支払いが続く
- 端末返却・機種変更のベストタイミングは2年後
端末の返却は1年後から可能
端末の返却は、1年後から可能です。
たとえば2022年11月に購入したとすれば、返却できるのは2023年11月からです。
分割払いの23回目までは支払いが続く
端末の返却によって免除されるのは、あくまでも最終回分(24回目)の支払い金額だけである点に注意してください。
13ヶ月目で端末を返却しても、23回目までは分割払いが続きます。
2年未満で返却すると、当該端末を使っていないのに支払いだけが続くという変な状況になります。
機種代金の2重払いに要注意!
2年未満で機種変更しても、23回目までは支払いがこれまでどおり続きます。また、新しく購入したスマホの機種代金も払っていく必要がありますよね。
つまり、毎月2台分のスマホの機種代金を請求されることになるわけです。
スマホは安い買い物ではありませんから、これはできる限り避けたいですね。
端末の返却は2年後がベスト
端末の最低限の支払が終わるのは、購入から2年後です。
よって2年後であれば、残りの支払いを気にすることなく機種変更できますね。
2年目以降のできるだけ早いタイミングで返却すれば、端末代として支払う金額を最も抑えられるでしょう。
【注意②】「スマホトクするボーナス」利用なら分割払いのままがお得
画像引用元:スマホトクするプログラム/スマホトクするボーナス |スマートフォン・携帯電話 | au
スマホトクするボーナスは、スマホトクするプログラムを利用するときに設定できる、ポイント還元の制度です。
スマホトクするプログラムにおける端末の分割支払い金をau PAYカードで支払うことで、1~23回目の支払額の最大5%がPontaポイントで還元されます。
この「スマホトクするボーナス」を利用している方が注意すべき点は、次の3つです。
- 一括返済するとポイント還元がなくなる
- 2年未満で返却しても分割払いを継続することでポイント還元をうけられる
端末代を一括返済するとポイント還元がなくなる
端末を2年未満で返却する場合、端末代を一括返済するとポイント還元がなくなってしまうことに注意してください。
スマホトクするボーナスは「23回目までの分割支払いをしているとき」にのみ適用される還元制度です。
分割払いのままならポイント還元が継続する
端末を2年未満で返却しても、分割払いを継続さえすればポイント還元を受けられます。
23回目の端末代の支払いが終了する前に端末を返却する場合は残債を一括返済せず、分割払いを継続するのが最もお得です。
【注意③】2年契約N/2年契約に加入している場合
2年契約N/2年契約とは、auを2年単位で契約することによって、基本料から割引を受けられる制度です。
項目 | 割引額(税込) | 新規受付期間 | 解除料 |
---|---|---|---|
2年契約N | 187円/月 | 2019年9月13日~2022年3月31日 | なし(※) |
2年契約 | 1,650円/月 | ~2019年12月25日 | なし(※) |
※2022年3月31日をもって、契約解除料は廃止
2年契約Nや2年契約を利用している方の注意点は、以下のとおりです。
- 契約解除料はかからない
契約解除料はかからない
2年契約N/2年契約の契約解除料は、2022年3月31日をもって廃止されました。
よってどのタイミングで機種変更・プラン変更しても、契約解除料はかかりません。
【注意④】アップグレードNX利用時の2年未満機種変更
画像引用元:アップグレードプログラムNX | スマートフォン・携帯電話 | au
アップグレードNXとは、36回分割支払いのうち、最大12ヶ月分の支払いが免除される割引プログラムです。
アップグレードNXを利用している方が2年未満で機種変更する場合、注意点は次のとおり。
- 端末返却は2ヶ月目以降から可能
- 24回目までの端末代の支払いは継続する
- 返却・機種変更のベストタイミングは2年後
端末の返却は2ヶ月目からできる
端末を購入した月の翌月から端末を返却できます。
たとえば1月に端末を購入したら、2月に返却することも可能です。
24回目までの端末代の支払いは継続する
アップグレードプログラムNXでは、2年未満で返却したとしても、端末代金を24回目までは支払う必要があります。
たとえば2ヶ月目に返却しても、24回目までの支払いは続きます。
返却・機種変更のベストタイミングは2年後
購入から2年後であれば、ちょうど24回目までの支払いも終わる時期です。
返却や機種変更のタイミングを2年後とするのが最も適切といえるでしょう。
【注意⑤】アップグレードDX/EX利用時の2年未満での機種変更
画像引用元:スマホの機種代金が最大半額になる「アップグレードプログラムDX」提供開始 | 2019年 | KDDI株式会社
アップグレードプログラムDX/アップグレードプログラムEXは、48回分割払いのうち、最大24回分の支払い額が免除される割引プログラムです。
アップグレードプログラムEXは、プログラム加入要件にauでの回線契約が必要ですが、アップグレードプログラムDXではその要件が不要という違いがあります。
項目 | 新規受付期間 | プログラムの加入要件 |
---|---|---|
アップグレードDX | 2019年10月1日~2019年10月31日 | プログラム料390円×24回の支払い |
アップグレードEX | 2017年7月10日~2019年9月30日 | プログラム料390円×24回の支払いとau回線への加入 |
アップグレードプログラムDX/アップグレードEXのユーザーが2年未満で端末を返却する際の注意点は、次の3つです。
- 端末は1年後から返却可能
- 端末代24回目までとプログラム料390円の支払いは継続
- 機種変更タイミングは2年後がベスト
端末は1年後から返却可能
アップグレードDX/アップグレードEXを通じて購入した端末が返却可能になるのは、12ヶ月が経過したときです。
使用期間が1年未満の端末は、対象となりません。
端末代24回目までとプログラム料390円の支払いは継続
端末を2年未満で返却しても、24回目までの端末代金とプログラム料390円は支払い続けなければなりません。
新機種の端末代との2重払いとなるため、毎月の負担額が重くなります。注意してください。
機種変更タイミングは2年後がベスト
機種変更のベストタイミングは、2年分の支払いが終わる2年後です。
2年分の支払は必要なので、支払いに合わせて2年利用するのが最もわかりやすいといえます。
【注意⑥】機種代金の残債がある場合は2重払いになってしまう
ここまで何度も触れてきましたが、「機種代金の残債」は特に厄介な問題です。
本記事では様々な割引プログラムについて解説してきましたが、どれも「24回払い」を中心に割引が組み込まれていましたよね。
つまり、auの割引プログラムは、2年毎の機種変更を想定して作られているということです。
そのため、2年未満で機種変更すると、機種代金の残債がユーザーに重くのしかかってきます。
当然ながら、新しいスマホに乗り換えたからといって、以前使っていたスマホの残債がご破算になるわけではありません。
今後は旧スマホの残債と新しいスマホの機種代金を2重に払っていくことになります。
この機種代金の残債から逃れられるのが「2年」という期間です。やはり機種変更は2年以上経ってからがベストと言えますね。
【注意⑦】契約解除料(解約金)はかからない
2年未満で機種変更や端末の返却をする場合、解約金が発生することを不安に思う方がいらっしゃるかもしれません。
2022年11月現在、2年未満で機種変更や端末の返却をしても、解約金はかかりません。
なぜなら2年縛りのある「2年契約」「2年契約N」は、2022年3月31日をもって契約解除金が廃止されたからです。
よって2年未満で契約を解除しても、追加で費用が発生することはありません。
【注意⑧】毎月割は損になる可能性がある
画像引用元:毎月割 | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
毎月割は2019年9月30日で新規受付を終了しているため、2022年11月時点で毎月割が適用されている方はいないと思われます。
毎月割は24ヶ月間通信料金を割引してくれるサービスです。その割引額は3,000円近くになる場合もあり、とてもお得なサービスでした。
2年未満の機種変更は損になる
スマホ購入時に毎月割を適用し、2年未満で機種変更しても、違約金などは発生しません。
ただし、解約した月の支払いから、毎月割の適用はなくなるため注意してください。また、旧スマホの支払いもそのまま継続することになります。
トータルではかなり損をすることになるでしょう。
例えば各種料金が下記のとおりだったとします。
- プラン料金:4,480円
- 毎月割:-2,500円
- 機種変更前の端末代:2,500円
- 機種変更後の端末代:2,500円
2年未満に機種変更した場合の月々の支払い額は下表のとおりです。
項目 | 機種変更前の 月額料金 | 2年未満での 機種変更後の月額料金 |
---|---|---|
プラン料金 | 4,480円 | 4,480円 |
毎月割 | -2,500円 | - |
機種変更前の端末代 | 2,500円 | 2,500円 |
機種変更後の端末代 | - | 2,500円 |
合計月額料金 | 4,480円 | 9,480円 |
毎月割の割引が消えた上に、機種変更後の端末代も加算されたため、支払い額が跳ね上がりました。上の例では5,000円もアップしています。
このように、毎月割を2年未満でやめることは、月額料金の大幅アップにつながってしまうため、避けた方が無難です。
万が一、現在も毎月割が適用されている場合は、できるかぎり2年経過後に機種変更するようにしましょう。
au購入サポートは気にしなくてOK!
auでは、2019年9月まで「au購入サポート」を提供していました。スマホの本体価格を数万円割引してくれるサービスです。
しかし、1年間の最低利用期間内に機種変更すると、数万円の違約金が発生するというデメリットもありました。
そのため、機種変更をする際は真っ先に注意すべき割引サービスだったのです。
しかし、すでに最低利用期間内のユーザーは存在しません。
よって、2年未満の機種変更であっても、au購入サポートのことは気にしなくてOKです。
auスマホの機種変更は2年がベスト!
本記事では、auにおける2年未満の機種変更について注意すべきことを解説しました。
- かえトクプログラム/スマホトクするプログラム:23回目までの端末代を支払う必要がある
- アップグレードNX:24回目までの端末代を支払う必要がある
- アップグレードDX/EX:24回目までの端末代とプログラム料390円×24回は支払う必要がある
- スマホトクするボーナス:分割払いのままにしておけばポイント還元が継続
- 2年契約/2年契約N:契約解除料は廃止・いつ解約してもOK
- 返却や機種変更のベストタイミングは最低限の支払いが終わる2年後
2年未満で機種変更・端末を返却しても、新たに費用が発生することはありません。
ただしそれぞれの契約における、残債の支払いは必要です。
最低限の支払いが終わるタイミングは、購入してから2年後です。
よほどの事がないかぎり、2年経ってからの機種変更がおすすめです。
2年未満で機種変更した場合は、新・旧スマホの機種代金を両方支払っていかなくてはならなくなるため、よく考えてから手続きしてくださいね。