
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
この記事では、auスマートバリューの解約方法や解約できない時の主な対処法について解説します。
auで月額のスマホ利用料金が割引されるauスマートバリューですが、スマホの乗り換えや引っ越しで解約を考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、auスマートバリューは適用条件から外れると自動的に解除される割引のため、多くのケースでは解約手続き不要です。
ここでは各ケースのauスマートバリューの扱いについて解説するので、ぜひ参考にしてください。
- auスマートバリューは条件を満たしたスマホの月額料金を割引するサービス
- 適用条件から外れるとauスマートバリューは自動的に解約
- auスマートバリューだけを解約することはほぼない
- auスマートバリューの解約自体は違約金がかからない
- インターネット回線の解約は違約金がかかる場合あり
auスマートバリューの解約方法
早速、各条件下でのauスマートバリューの解約について見ていきましょう。
auスマートバリューが解約されるケース・解約が必要なケースをまとめると次の通りです。
auスマートバリューは、auスマホと対象のインターネット回線を利用しているだけで永年割引が受けられます。
対象プラン※ | 割引額 |
---|---|
ピタットプラン5G/4G LTE | 1GB超~7GB:550円 0GB~1GBは対象外 |
データMAX 5G ALL STARパック データMAX 5G テレビパック データMAX 5G Netflixパック データMAX 5G with Amazonプライム データMAX 5G データMAX 4G LTEテレビパック データMAX 4G LTE Netflixパック データMAX 4G LTE | 1,100円 |
継続してauスマートバリューを適用していることにデメリットは特にないため、基本的に解約する必要はありません。
そのため、auスマートバリューを解約するケースの多くは、auスマートバリューの適用条件から外れてしまうというものになります。
スマホを他社に乗り換える場合
スマホをauからpovo、UQモバイル、および他社回線に乗り換える場合は、乗り換え完了と同時にauスマートバリューは解約になります。
auスマートバリューはau回線に対する割引なので、乗り換え後のスマホ料金から割引されることはありません。
なお、UQモバイルに乗り換える場合には、インターネット回線とのセット割引「自宅セット割」が利用できます。
自動適用ではなく別途申込みが必要なので、auからUQモバイルに乗り換える際は忘れずに手続きを行なってください。
(参考)自宅セット割の申し込みの流れ
- 詳細を表示する
auからUQモバイルに乗り換える方は、上記を参考に自宅セット割を申し込んでください。
インターネット回線を他社に乗り換える場合
インターネット回線を乗り換える場合も、auスマートバリューの解約手続きは不要です。
auスマートバリューでスマホと紐づいているインターネット回線の契約終了と同時に、auスマートバリューも自動的に解約となります。
乗り換え先が対象回線ならauスマートバリュー再申込みが必要
なお、乗り換え先のインターネット回線がauスマートバリュー対象の場合でも、auスマートバリューの自動引き継ぎはありません。
そのため、乗り換え先のインターネット回線を申込んだ後に、別途auスマートバリュー加入手続きが必要になります。
基本的に乗り換え先のインターネット回線が開通前でも、新たにauスマートバリューは申込み可能です。
契約中のインターネット回線を解約する前に、必ず新回線でauスマートバリューを申込むようにしましょう。
- 新たなauスマートバリュー対象回線を申込む
- auスマートバリューに申込む
- 現在利用中のインターネット回線を解約する
-
STEP.新たなauスマートバリュー対象回線を申込む
-
STEP.auスマートバリューに申込む
なお、auスマートバリューの申込みは基本的にMy auで手続きできますが、5回線以上の申込みはauショップ・au Styleのみとなります。利用する回線数に応じて、必要な窓口で手続きを行いましょう。 -
STEP.現在利用中のインターネット回線を解約する
auスマートバリューの申込みし直しが完了したら、新しいインターネット回線の開通を待って利用中サービスを解約しましょう。 -
終了
この流れで手続きを行えば、インターネット回線を乗り換え前後で途切れることなくauスマートバリューの割引が適用されます。
引っ越しする場合
引越しをすると、auスマホの登録住所が変わることやインターネット回線を新居で契約し直すため、auスマートバリューの適用が終了します。
そのため、引越し先でもauスマートバリューに対応するインターネット回線を契約した上で、改めて申込みし直す必要があります。
手続きの主な流れは次の通りです。
- 新居でauひかりなどauスマートバリュー対象回線を契約
- My auでauスマホの登録住所を変更
- 新たにauスマートバリューを契約
-
STEP.新居でauひかりなどauスマートバリュー対象回線を契約
新居が決まった段階で、早めに新しいインターネット回線の契約は進めておきましょう。物件の状態にもよりますが、新たに光ファイバーの引き込み工事が必要な場合、申込みから開通まで1ヶ月以上かかるケースもあります。 -
STEP.My auでauスマホの登録住所を変更
auスマートバリューの適用には、auスマホと対象インターネット回線の契約住所が一致している必要があります。そのため、新居への転居が完了次第、auの登録住所を変更しましょう。 -
STEP.新たにauスマートバリューを契約
-
終了
スマホが10回線を超える場合
auスマートバリューは、割引を適用できる回線数が最大10回線と上限が決められています。
そのため、auスマートバリューをすでに10回線適用している場合、新たな回線を追加するには既存回線のauスマートバリューを解約する必要があります。
例えば、家族で既に9台auで契約をしauスマートバリューに加入している状態で、離れて住む50歳以上の両親がauに乗り換えてauスマートバリューに加入するケースを考えてみましょう。
この場合は新たに2回線追加することになり、合計11回線で上限の10回線を超えてしまいます。
このケースでは、既存回線のうち1回線はauスマートバリューを解約しないといけません。
- サブ回線など不要なau回線を解約する
- auショップに行ってauスマートバリュー対象を変更する
解約する回線があまり利用していないサブ回線なら、auの回線契約を解約することでauスマートバリューの解約ができます。
ただ、auスマートバリューを5回線以上適用するには必ずauショップでの手続きとなり、My auでは申込みできません。
解約での回線数調整ができない場合には、auショップでauスマートバリュー対象回線の変更ができます。
auスマホ5〜10回線以上でauスマートバリューを適用する、早めに来店予約をとってauショップで手続きしましょう。
auスマートバリューが解約できない時の対処法
ここまで解説した通り、auスマートバリューは基本的に解約手続きの必要はなく、原則として対象サービスを解約することで自動解約となります。
しかし、契約状況によっては対象サービスの解約などの手続きがうまくいかないケースもあります。
よくあるケースと対処法を見ていきましょう。
- 【auスマホ解約】一括請求等の代表回線はWebで解約できない場合あり
- 【auひかり】引越しで解約金が高い場合は転居手続きを要検討
- 5回線以上のauスマートバリュー適用はauショップのみ
【auスマホ解約】一括請求等の代表はWebで解約できない場合あり
auでは、純粋な解約も乗り換え時のMNP予約番号の発行も、オンライン手続きが可能となっています。
しかし、一括請求など家族をまとめる代表回線となっている契約は、Webでの手続き中にエラーになるケースがあるようです。
オンラインで手続きできなかった場合、原因となる契約内容を変更すれば手続き可能になりますが、原因の特定が面倒です。
オンラインで解約・MNP予約番号の発行ができない場合には、auショップやau Styleに足を運んで手続きしてもらうようにしましょう。
【auひかり】引越しで解約金が高い場合は転居手続きを要検討
引越しを契機にauひかりから他のインターネット回線に乗り換える際、戸建てかつ2018年3月〜2022年6月に契約した方は、解約時に高額な解約費用が発生します。
- 契約解除料:最大16,500円(更新月以外)
- 撤去工事料:31,680円
上記の費用だけで約5万円と、なにかと入り用な引越し時に痛い出費ですよね。
しかし、転居先で条件を満たしてauひかりを契約することで、契約解除料や新居の初期費用返還など強力な特典が受けられます。
- 契約解除料免除:転居先でも「ギガ得プラン」「ずっとギガ得プラン」を利用
- 新居の初期費用変換:転居前と同一プロバイダで利用
引越し前のお住まいでの撤去工事料の割引はありませんが、転居先で発生する41,250円の初期費用が還元されることで、実質的にはプラスになります。
引越しを契機にauスマートバリューを解約・契約し直しで余計な費用をかけたくない方は、転居元のauひかりは解約ではなく転居手続きを検討してください。
5回線以上のauスマートバリュー適用はauショップのみ
auスマートバリューへの回線追加は、4回線目まではMy auで手続きできますが、5回線目以降はauショップ・au Styleでの手続きのみとなります。
回線の追加ができない場合、すでに4回線目まで適用済みになっていることが原因かもしれません。
5回線目以降のauスマートバリューの適用は、家族関係を証明する書類を用意した上で、auショップに行って申込みましょう。
- 同一世帯の健康保険証
- 住民票
- 戸籍謄本
- 自治体発行のパートナーシップ証明書
なお、2019年12月20日〜終了日未定で、auショップでauスマートバリュー適用は「住所の異なる家族」も可能になっています。
お住まいが異なる家族がいる場合は、5回線目以降の適用時に一緒に来店してまとめて手続きしてしまいましょう。
auスマートバリューを解約する時の注意点
最後に、auスマートバリューの解約や引越し等で加入し直しになる場合の注意点を見ていきましょう。
- 【スマホ解約】機種代金の残債に注意
- 【auひかり解約】工事費の残債は一括請求
- 【転居での再適用】ネット回線開通まで時間がかかる可能性あり
- 【ネット回線解約】家族まとめて割引終了することに注意
【スマホ解約】機種代金の残債に注意
auからUQモバイルや他社に乗り換える際は、機種代金の残債をチェックしましょう。
auでは解約時の契約解除料がなくなりましたが、機種代金の分割払いが残っていると、全て支払うまで分割払いの請求が続きます。
機種変更したばかりで乗り換えると、最長で48ヶ月間はauからの請求が続くことに。
auから他社に乗り換える際は、機種代金が残っていないかMy auでしっかり確認してください。
【auひかり解約】工事費の残債は一括請求
auひかりから他のインターネット回線に乗り換える方は、工事費の残債をチェックしましょう。
auひかりは開通時に工事費が発生していますが、分割払いと同額の割引を行うキャンペーンで工事費の負担を実質0円にしています。
そのため、auひかりユーザーの多くは工事費を分割払いで契約しています。
auひかりを解約する際、この分割払いの残債は一括で請求されます。
最大41,250円の請求になるので、auひかり解約前に工事費の残債はしっかり確認しましょう。
【転居での再適用】ネット回線開通まで時間がかかる可能性あり
転居でauスマートバリューの再加入が必要になる方は、引越し先の光回線を早めに申込みましょう。
光回線は申込み後に開通工事が必要になるケースが多く、一般的には約2週間〜1ヶ月程度待つ必要があります。
さらに、昨今は1日に行う工事件数が制限され、地域によっては2〜3ヶ月開通できないということも。
auスマートバリューは対象インターネット回線の開通前でも適用できますが、家のネット環境がないと不便ですよね。
ネットが使えない期間をなくすために、転居先が決まったら可能な限り早めにインターネット回線を申し込んでください。
【ネット回線解約】家族まとめて割引終了することに注意
auスマートバリューの対象インターネット回線を解約する際は、ご自身だけでなく家族全員のauスマートバリューが終了します。
auスマートバリューの割引額は利用している料金プランによって異なりますが、2022年11月現在申し込めるauスマホの料金プランの多くは1,100円割引です。
仮に家族4人でauを利用しているなら、対象インターネット回線の解約で月額4,400円高くなるということです。
総合的に大幅に損をする可能性があるので、家族まとめてauを利用している方は、ネット回線の乗り換え・解約は慎重に検討してください。
auスマートバリューの解約は基本的に手続き不要
今回は、auスマートバリューの解約方法や解約できない時の主な対処法について解説しました。
- auスマートバリューは条件を満たしたスマホの月額料金を割引するサービス
- 適用条件から外れるとauスマートバリューは自動的に解約
- auスマートバリューだけを解約することはほぼない
- auスマートバリューの解約自体は違約金がかからない
- インターネット回線の解約は違約金がかかる場合あり
auスマートバリューは適用条件から外れると自動的に解約されます。
そのため、「auスマートバリューの解約」は、割引対象となるauスマホまたはauひかりなどの対象インターネット回線の解約と捉えてください。
auから他社に乗り換えるなら、auスマートバリューの解約は気にしなくていいということですね。
その反面、転居や他のauスマートバリュー対象インターネット回線に乗り換える場合には、auスマートバリューに際申込みが必要なことに注意しましょう。