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スマホを使う上で多くの人がネックに感じているのは「通信速度制限」ではないでしょうか。
通信速度が制限されてしまうと、WEBサイトやSNSですら読み込むのが遅くなり、スマホを使う上でかなりストレスになってしまうので、ついつい追加課金をして解除しようとする人もたくさんいます。
そこで本記事では、通信速度制限を回避する裏ワザや、制限がかかった時にどうすれば解除できるのか詳しく解説していきます。
通信速度制限に悩んでいる人・頻繁に制限がかかってしまう人は是非チェックしてください。
- 速度制限は通信量の使いすぎで発生
- 128Kbps~1Mbps程度まで低速化
- 追加課金してデータをチャージは可能
- ポケットWi-Fiや光回線を使用してスマホの通信量の節約がおすすめ
※本記事中の価格は全て税込み表示
スマホの通信速度制限とは
画像引用元:メリハリ無制限 _ スマートフォン・携帯電話 _ ソフトバンク
まず、通信速度制限とは一体どのようなものなのか詳しく解説していきます。
併せて、通信速度が制限されると具体的にどのくらい速度が遅くなるのか、なぜ制限がかかってしまうのか理由についても言及していきます。
速度制限に悩んでいる人や、かかる頻度が多い人は是非チェックしてみてください。
スマホの通信速度が著しく遅くなる
通信速度制限とは、名前の通りネットの通信速度が制限されて、遅くなる現象のことです。
通信速度が遅くなるので、WEBサイトやSNSアプリの読み込み速度が遅くなったり、動画が観られなくなるなど、日常生活でネットを使う時に大きな支障が出てしまいます。
キャリアや格安SIMによって、どのくらい通信速度が遅くなるのか具体的な速度の数値も公表されています。
制限後の通信速度は128Kbps~1Mbps
一般的に、通信制限が発生した後の通信速度は128Kbps~1Mbps程度です。
というのも、多くのキャリアや格安SIMで「通信速度を128Kbps(1Mbps)に低速化します」と公表されているので、ユーザー側もどの程度遅くなるのかはある程度把握できます。
ただ、数値だけ見てもどのくらい遅くなるのかわからないですよね。
そこで、筆者も実体験も踏まえて128Kbpsや1Mbpsの通信速度で何ができるのか解説していきます。
128Kbpsで何ができる?
大手キャリアの回線の場合、高速通信が使える状態の通信速度は大体30Mbps前後です。(実際にドコモで調べたこともあります)
ネットの通信速度は速い順に「Gbps(ギガビーピーエス)」「Mbps(メガビーピーエス)」「Kbps(キロビーピーエス)」と表記され、「Kbps」は最も遅い通信速度の単位だといえます。
実際、筆者も何度も128Kbpsの通信制限がかかったことがありますが、正直まともにネットを使えるような状態ではありませんでした。
- ブラウザを開く時すら遅すぎてタイムアウトする
- SNSのタイムラインを更新することもできない
- 動画や音楽は論外
- ほぼネットが使えなくなると思うべき
ブラウザを開くだけでもタイムアウトしてしまうレベルの遅さなので、普段使っているアプリやWEBサイトを快適に使えるわけがありません。
基本的に、通信制限がかかると翌月1日まで速度が戻ることがありません。
制限がかかったタイミング次第では、スマホを使う上でかなりストレスを感じてしまうでしょう。
1Mbpsで何ができる?
最近では、選ぶプランによって通信制限が1Mbpsとなる会社も増えています。
128Kbpsを経験してきた身としてはかなり緩和されたな、という印象が強いですが、実際に1Mbpsで何ができるのでしょうか?
- 普通~低画質程度のYouTubeの動画なら観られる
- SNSは問題なくチェックできる
- WEBサイトもサクサクと閲覧できる
- ゲームはアプリ容量によって遊べるものと遊べないものがある
このように、1Mbpsは128Kbpsと比べてできることがかなり増えます。
普通~低画質程度ではありますが動画が視聴できるのもすごいですよね。
動画が観られるレベルの通信速度なので、SNSやWEBサイトは問題なく使えるといって良いでしょう。
ゲームに関してはアプリ容量によって左右されるので、全てのゲームで問題なく遊べるとは言い切れません。
通信速度制限が頻繁にかかってしまう人や悩んでいる人は、制限後も1Mbpsで使える会社に切り替えるのも1つの選択肢としておすすめです。
通信速度制限がかかる理由
では、なぜ通信速度が制限されてしまうのでしょうか?
理由はとても簡単、「通信量を使い過ぎたから」です。
最近は無制限プランも増えていますが、大体のキャリアや格安SIMのプランは「月〇GBまで」という条件が設けられています。
例えば、月7GB使えるプランであれば、7GB使い切ってしまうとその後は通信制限がかかってしまいます。
使ったら使った分だけ料金が高くなる従量制プランも上限が設けられている場合がほとんどなので、その上限に達してしまえば速度が遅くなります。
毎月プラン料金を支払ってその通信量を購入しているようなものなので、買った分の通信量を使い切ってしまえば制限がかかるのも納得ができます。
あまりに頻繁に通信制限がかかってしまう人は、今利用中のプランが自分の用途に合っていない可能性があるので、通信量の多いプランに変更するなど契約の見直しをした方が良いかもしれません。
- スマホの通信速度が著しく遅くなる現象
- 制限後の通信速度は128Kbps~1Mbps
- 制限がかかる理由はネットの使いすぎ
スマホの通信速度制限を回避する裏ワザ
画像引用元:【公式】MUGEN WiFi – 30日間全額返金
では次に、スマホの通信速度制限を避けるには一体どのような方法があるのか紹介します。
この章では、スマホの速度制限を回避するための3つの裏ワザをまとめました。
- フリーWi-Fiを使う
- 光回線などの固定回線を使う
- ポケットWi-Fiを契約する
それぞれの裏ワザについて詳しく解説していくので、是非チェックしてください。
フリーWi-Fiを利用する
駅やレストラン、カフェなど、無料で使えるWi-Fiがかなり普及されています。
フリーWi-Fiの多くは、ユーザー登録が必要な場合がほとんどですが、名前の通り費用は一切かかりません。
外出先でのネット利用は、フリーWi-Fiを使うと良いでしょう。
ただし、フリーWi-Fiは誰でもアクセスできるので、セキュリティの甘さが懸念されることが多いです。
Wi-Fiを利用することによってウイルスの侵入を許してしまったり、盗聴やハッキングなどのリスクが高まることがあるので、利用するフリーWi-Fiは十分注意して選ぶようにしましょう。
- 大手キャリアや格安SIMが扱っているユーザー専用のフリーWi-Fi
- 高度な暗号化技術などが採用されているセキュリティ面をしっかり考慮しているフリーWi-Fi
セキュリティが高いと謳うフリーWi-Fiも、いつ誰が盗み見しようとしているかわかりません。
銀行やクレジットカード関係など、個人情報やお金に関する利用は控えることをおすすめします。
光回線などの固定回線を使用する
自宅や職場などに光回線のような無線のインターネット回線がある場合、屋内にいる時にはWi-Fiを使い、外にいる時はモバイル通信という使い分けを行えば、通信量の節約が可能です。
スマホでWi-Fiに接続する簡単な手順は下記の通りです。
- スマホの「設定」を開く
- 「インターネット」関連のメニューを開く
- 「Wi-Fi」を選択
- 接続したいWi-FiのSSIDを選ぶ
- パスワードを入力する
- 接続完了
SSIDやパスワードについては、固定回線のモデムやルーターの裏に記載されていることがほとんどなので、是非確認してみてください。
ネットをよく使うという人は固定回線を契約するというのもおすすめですが、工事の手間と費用がかかる・月額料金がやや割高であるなど契約に対するハードルがやや高いのがネックです。
気軽にネット環境を整えたいのであれば、後述するポケットWi-Fiを利用することをおすすめします。
ポケットWi-Fiを契約する
ポケットWi-Fiは持ち運びできるWi-Fiルーターであり、家でも外でも自由に使うことができる非常に便利なアイテムです。
固定回線と異なり工事の手間や費用も一切かからず、中には契約期間の縛りや違約金がない会社も多いので、短期間だけWi-Fiを使いたいという人にも人気があります。
使える通信量は100GB~200GB程度のものが多く、月額料金も安い会社であれば3,000円程なので、固定回線よりもコストがかからないのが魅力です。
ポケットWi-FiといえばWiMAXやワイモバイルのポケットWi-Fiなどが主流ですが、最近では色々な会社でポケットWi-Fiのサービスの取り扱いが始まっているので、是非チェックしてみてください。
スマホの通信速度制限を解除する方法
画像引用元:NTTドコモ ホーム
スマホで通信速度制限を解除するには、追加で新たに通信量を購入する必要があります。
そこで、この章では通信速度制限を解除する方法についてキャリアごとに解説していきます。
通信量を追加する時の料金もまとめているので、是非チェックしてください。
ドコモの場合
ドコモで通信速度制限を解除する方法は下記の通りです。
- オンライン
- 電話
- ショップ手続き
ショップでの手続きはもちろん、オンラインサービスのMy docomoで手続きをしたりコールセンターへ電話をすることで解除することも可能です。
ショップや電話は待ち時間が長くなる可能性もあるので、オンラインでの手続きをおすすめします。
ドコモで通信量を追加する場合、1GBあたり1,100円かかります。
auの場合
auで通信速度制限を解除する方法は下記の通りです。
- オンラインで手続き
- ショップまたはau PAYマーケットでデータチャージカードを購入
ショップやau PAYマーケットでデータチャージカードと呼ばれるものを購入し、オンラインで通信量を追加することもできますが、一般的にMy auから直接手続きを行うことがほとんどです。
チャージ料金は追加する通信量によって大きく異なります。
- 0.5GB:605円
- 1GB:1,100円
- 3GB:3,300円
- 5GB:5,500円
一度に3GB~5GBの追加が可能なのはauだけです。
ソフトバンクの場合
ソフトバンクで通信速度制限を解除する方法は下記の通りです。
- オンライン
- 電話
- 通知メール
ソフトバンクではショップでの解除手続きができません。
オンラインかコールセンターへの電話、もしくは通信制限に関する通知メールに記載されているURLにアクセスして手続きを行うことが可能です。
- データ定額の場合:1GB1,100円
- その他のプラン:2GB2,750円
スマホの通信量を確認する方法
画像引用元:「データ量確認」アプリ | お客様サポート | NTTドコモ
次に、自分が今どのくらい通信量を使っているのか調べる方法について解説していきます。
こちらも前章と同様にキャリアごとにまとめてみました。
ドコモの場合
ドコモの通信量の確認方法は下記の通りです。
- My docomoにログイン
- 当月の利用データ量などの一覧が表示されるので、詳細を確認したい場合は「データ通信量」の枠をタップ
- 当月分と直近3日間のデータ量がチェックできる※シェアパックや2台目プラスの代表回線の場合はそれぞれの回線の利用量もチェック可能
My docomoにログインすれば、マイページに料金や現在使っている通信量などが一度に確認できるのでかなりわかりやすいです。
詳細を確認したい場合は「データ通信量」の枠をタップすることで、直近3日間でどのくらい使っているのかなどより細かいデータが確認できます。
auの場合
auでは、日別・月別で確認したい場合と今月の利用量を確認したい場合で手順が若干異なります。
日別・月別で確認する場合
- My auアプリを起動して左下のホームアイコンをタップ
- 「データ残量」の「詳細を見る」または「タップで詳細を見る」をタップ
- 「利用履歴」の項目にグラフが表示されるので、データ量を確認したい電話番号かどうかチェック
- 日別と月別のうち、確認したい項目をタップ
日別の場合は直近1週間の利用履歴、月別の場合は直近6ヶ月の利用履歴を確認することができます。
今月の利用量の合計を確認する場合
- My auアプリを起動して左下のホームアイコンをタップ
- 「データ残量」の右側にある「i」をタップ
- 「前日までのデータ利用量の詳細は以下をご確認ください」の下にある「My au(Web)で確認する」をタップ
- 今月と先月のデータ量が表示されるので確認
ソフトバンクの場合
ソフトバンクで通信量を確認する方法は下記の通りです。
- My SoftBankへアクセスし「メニュー」をタップ
- カテゴリ内の「使用量の確認」を選択
- 利用状況の「詳細を見る」を選択※過去3日間を調べたい場合は「過去の通信量」を選択する
- データ量の詳細を確認
- 完了
ソフトバンクでも、オンラインサービスのMy SoftBankを使って調べることができます。
「過去の通信量」をタップすれば直近3日間の利用量も確認できます。
通信速度制限を回避したいならWi-Fiを活用しよう!
画像引用元:格安SIMのタイプDとタイプAって何が違うの?選ぶポイントは? | 【しむぐらし】BIGLOBEモバイル
最後に、通信速度制限のポイントについてまとめます。
- 速度制限は通信量の使いすぎで発生
- 128Kbps~1Mbps程度まで低速化
- 追加課金してデータをチャージは可能
- ポケットWi-Fiや光回線を使用してスマホの通信量の節約がおすすめ
一度通信制限がかかってしまうと、場合によってはブラウザを開いて調べ物をすることすらままならない程ネットが遅くなってしまいます。
追加料金を払えば通信量をチャージすることもできますが、それを何度も繰り返していると毎月の料金も高くなります。
フリーWi-Fiや固定回線、ポケットWi-Fiを併用して通信速度制限を回避することは可能です。
そのため、あまりに頻繁に制限がかかる・追加課金でかなり料金が高くなってしまっている人は是非利用を検討してみてください。