
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
同じキャリアで2年ほどスマホを使っていると、機種変更するべきなのか他社へ乗り換えるべきなのか、それともスマホを替えずにそのままでいた方が良いのかと悩みがちですよね。
2年で機種変更する場合、やはり気がかりなのは購入費用ではないでしょうか。
一方で、2年以上使う場合はスマホの寿命が気になるところです。
では結局、スマホの買い替えサイクルはどのくらいが適切なのでしょうか。
そこで本記事では、スマホの購入後2年で機種変更した場合と、2年以上経ってから機種変更した場合のメリットをそれぞれ解説します。
そして、2年毎/4年毎に機種変更した場合に発生する費用についても、具体的にシミュレーションしてみました。
機種変更のサイクルに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
- auの機種変更は2年毎が最もお得
- 機種変更はauオンラインショップが最もおすすめ
- auを使い続ければ「au STAR」のポイント付与率アップ
突然ですが、私 AUの乗り換えプランに乗ってみようと思います。私のiPhoneが購入してから2年が経つので新機種に変えようかと。多分、変えるとこのアカウントではなくなると思うので先に言っておきますね。
— 閻魔SUMERAGIMIKO (@UXRbESPZktVS0Zn) September 3, 2022
auで機種変更を2年契約にするメリット
画像引用元:スマートフォン・携帯電話 | au
結論から言いますと、auでは2年毎に機種変更した方がお得になります。
理由は下記のとおりです。
- 端末割引プログラムが最もお得になる
- auから機種変更クーポンが送られてくる
では、2年毎の機種変更がお得になる理由について、1つずつ見ていきましょう。
スマホトクするプログラムで機種代金が4~5割引に!
スマホトクするプログラムは、端末を24回払いで購入し、約2年後にその端末をauへ返却することで、機種代金を4~5割引にしてもらえるプログラムです。
例えば、端末価格96,600円のスマホにスマホトクするプログラムを適用した場合、以下のように機種代金を支払っていくことになります。
画像引用元:スマホトクするプログラム/スマホトクするボーナス | スマートフォン・携帯電話 | au
本プログラムでは、24回目の支払い額=元の機種代金の約4~5割であることが多いです。上の例でも24回目の支払い額として、38,640円が設定されていますね。
1~23回目の支払い額は、残額を23回で割れば求められます。つまり、(96,600円-38,640円)÷23=2,520円です。
そして、23回目の支払いが終わった時点でauへスマホを返却すれば、24回目の支払いが免除されます。
24回目の支払い額は本体価格の4割でしたから、これを免除されたということは、スマホの本体価格が4割引になったということです。
このように、スマホトクするプログラムは2年でちょうど終わるようにできています。
2年後にスマホの返却をしない場合
スマホトクするプログラムでは、スマホをauへ返却すれば24回目の支払いが免除されます。
しかし、スマホの返却は強制ではありません。そのまま使い続けることも可能です。
その場合、24回目の支払い額をさらに24回分に分割することになります。
つまり、端末を返却しなかったユーザーは、最終的に48回払いになるということです。
上の例でいえば、96,600円を4年間かけて支払うことになります。
ただ、これでは機種代金を全額支払うことになるため、損失はないものの得もありません。
本体価格を安くしたい場合は、2年での返却が事実上必須ということです。
機種変更で使える特別クーポンがもらえる可能性も
auは、ユーザーにどんどん新しいスマホを買って欲しいはずです。
そのため、スマホの購入後ちょうど2年が経つユーザーには、機種変更で使えるクーポンが送られてくることも……。
もちろんこれは、100%確実に送られてくるわけではありません。あくまで可能性があるだけです。
しかし、普通に機種変更するよりも安く新しいスマホを購入できます。また、誰でも利用できる特典ではないため、お得感もありますよね。
- スマホトクするプログラムは、購入後2年の返却で最もお得になる仕組み
- ちょうど2年が経つ頃に、機種変更で使えるクーポンが送られてくるかも?
auで2年以上経ってから機種変更するメリット
auでは2年ごとに機種変更するのが最もお得ではあります。
とはいえ、スマホは安いものではありませんよね。
また、最近のスマホの進化はそこまで急速ではありませんし、今現在「ハイスペックスマホ」と言われている機種なら、3~4年後まで十分現役で使えるでしょう。
そのため、「スマホはできるだけ長く使い続けたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。
そこで、ここからはauで2年以上経ってから機種変更するメリットについて解説していきます。
端末購入にお金がかからない
同じスマホを2年以上使うことの最大のメリットは、やはり出費を抑えられることでしょう。
最近のスマホは10万円以上するものも珍しくありません。日本でシェアNo.1のiPhoneは、基本的に10万円以上します。
すでに感覚が麻痺している方も多いかもしれませんが、2年毎に10万円以上のものを購入するのは、なかなか贅沢なことです。
しかし、3年毎、4年毎に機種変更すれば、大きな出費の発生頻度を抑えられます。
ちなみに、機種変更の手続きをするときに、これまで使っていた端末を下取りに出すことで、新しく購入するスマホの機種代金を割引してもらえる可能性もありますよ。
機種変更のサイクル、2年と2年以上ではどちらが良いのか?
2年毎の機種変更と、2年以上経過してからの機種変更について、そのメリットをそれぞれ紹介してきました。
では結局のところ、どちらが良いのでしょうか?
ここで注目したいのが、それぞれのケースでかかる費用です。
- 2年で機種変更:スマホトクするプログラムやクーポンがお得に使える
- 2年以上で機種変更:端末購入の頻度が落ちるため、大きな出費を抑えられる
スマホを4年間使った場合、それぞれのケースでかかる費用をシミュレーションしてみましょう。
2年毎に機種変更する場合にかかる機種代金
まずは、2年で機種変更した場合にかかる機種代金を計算します。
本シミュレーションの設定は下記のとおりです。
- 最初に購入するのはiPhone 13の128GB。価格は115,020円。
- 2年後に機種変更するのはiPhone 15(仮称)。価格は同じ115,020円。
- どちらもスマホトクするプログラムを適用。
- iPhone 15への機種変更時は、5,000円割引のクーポンを使用。
この場合にかかるトータルの機種代金は下記のとおりです。
項目 | 機種代金 | 割引 | 合計 |
---|---|---|---|
iPhone 13 機種代金 | 2,700円×23回+ 52,920円= 115,020円 | -52,920円 | 62,100円 |
iPhone 15 機種代金 | 2,700円×23回+ 52,920円= 115,020円 | プログラム:-52,920円 クーポン:-5,000円 | 57,100円 |
機種代金合計 | 230,040円 | 105,840円 | 119,200円 |
iPhone 13の128GBにスマホトクするプログラムを適用すると、24回目の支払い額が52,920円になります。
しかし、プログラムをしっかり利用すれば、この支払いは免除されるため、iPhone 13にかかる費用は62,100円に。
そして、2年後に発売されるiPhone 15(仮称)も同じ本体価格だったとしたら、かかる費用もiPhone 13と同額の62,100円です。
さらに、iPhone 13の購入から2年後に5,000円引きのクーポンが届いたとしましょう。このクーポンを使えば、iPhone 15にかかる費用を57,100円に抑えられます。
最終的に、2年毎の機種変更でかかる費用は119,200円に。
もともとiPhone 13の128GBは115,020円でしたから、スマホを2台購入したにもかかわらず、出費は1台分の金額とほぼ同じだったことになります。
4年毎に機種変更する場合にかかる機種代金
iPhone 13の128GBを115,020円で購入して4年間使い続けた場合、総支払額はシンプルに115,020円です。
同じスマホを4年間使うということは、スマホトクするプログラムによる割引きは受けられません。
そのため、もともとの機種代金=総支払額になります。
それぞれのケースでかかる費用を比較!
本シミュレーションで得られた結果を比較してみましょう。
- 2年で機種変更した場合:119,200円
- 4年で機種変更した場合:115,020円
費用が安く済むのは、4年で機種変更した場合です。
ただ、その差はわずか4,000円ほど。
同じスマホを長く使い続けた方が節約できるような印象はありますが、2年毎に買い替えても総支払い額に大きな差はつかないということですね。
しかも、2年で機種変更すれば、常に最新の機種を使えるため、スマホの動作は快適でしょう。
もちろん4年間使い続けても、現役でバリバリに動いてくれる機種はたくさんあります。
しかし、端末よりも先にバッテリーが寿命を迎えてしまう可能性も。
4年のうちに1回は、有料のバッテリー交換をしなければいけないかもしれません。
そういったことも考慮すると、やはりauでは2年毎の機種変更が最もお得と言えますね。
- 2年毎に機種変更しても、4年間でかかる総額はスマホ1台分の出費とほぼ同額
- 4年毎の機種変更では、スマホトクするプログラムを有効に使えない
- 4年毎に機種変更した方が、出費は抑えられる。が、運用面まで考慮すると、2年毎に機種変更した方がお得
auで機種変更をするならauオンラインショップがおすすめ
画像引用元:au Online Shopなら、頭金なし!送料無料!来店不要! | au Online Shop
auで機種変更するのであれば、おすすめは断然auオンラインショップです。
ネットで契約が完了し、購入したスマホも自宅に配送される(希望であればauショップへの配送も可能)ので、auショップに行く必要がないというメリットがあります。
auショップでは頭金が必要ない
auショップでは頭金が必要となることがほとんどですが、auオンラインショップでは一切かかりません。
頭金はショップにもよりますが、大体5,000円から10,000円程度です。
auオンラインショップだとその分お得に契約することができます。
24時間いつでも申込可能なのでauショップの営業時間を気にする必要がない
24時間いつでも申込できるのが、ネットのサービスであるauオンラインショップの魅力です。
auショップの営業時間に左右されずに、空き時間を利用して手続きをすることが可能です。
auショップに行く必要もない
ネットで契約の申込をして、ネットで契約完了の通知を受け取り、購入したスマホが自宅に配送される流れとなります。
希望でauショップへの配送も選べますが、基本的にauショップに行く必要はありません。
そのため、わざわざ時間を作ってauショップに行ったり、混雑している店内で長時間待つ手間も一切ありません。
仕事や育児、学業等で普段から忙しい人にもぴったりです。
auで機種変更を続けることのメリット
auで機種変更をするということは、auを使い続けることでもあります。
しかし、2021年には「2年縛り」と悪評高かった2年契約がほぼ姿を消し、解約金も最大1,100円になるなど大幅に減額されました。
今やキャリアユーザーも、気軽に他社へ乗り換えできる時代になっています。
では、長年auを使い続けるメリットとは一体何なのでしょうか。
長期優待サービス「au STAR」のポイント付与率が上がる
auは長期優待サービスとして、「au STAR」を提供しています。
これは簡単にいえば、契約しているプランの定額料金に応じてau WALLETポイントがもらえるサービスです。契約年数によって付与率が異なります。
契約年数 | 1,000円ごとに付与される au WALLETポイント |
---|---|
1ヶ月~3年12ヶ月 | 10ポイント |
4年1ヶ月~6年12ヶ月 | 20ポイント |
7年1ヶ月~9年12ヶ月 | 30ポイント |
10年1ヶ月~12年12ヶ月 | 40ポイント |
13年1ヶ月~15年12ヶ月 | 60ポイント |
16年1ヶ月以降 | 80ポイント |
このように契約年数が長ければ長いほど、au WALLETポイントの付与率も上がっていく仕組みです。
付与率が最大になる16年1ヶ月以降を目指すのはさすがに大変ですが、ただ契約し続けるだけでお得にポイントを貯められるようになっていきますよ。
auの機種変更は2年がベスト!
本記事では、auで2年毎に機種変更することのメリットについて解説しました。
- auの機種変更は2年毎が最もお得
- 機種変更はauオンラインショップが最もおすすめ
- auを使い続ければ「au STAR」のポイント付与率アップ
同じスマホを2年以上使い続けることで、お金を節約することはできます。
しかし、スマホトクするプログラムを使って2年毎に機種変更しても、4年間でかかる出費はそれほど変わりません。
むしろ2年毎に最新の機種を買えることを考えれば、2年毎に機種変更した方がお得と言えるでしょう。