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現在、ネットやメディアでは子供のスマホ利用について、いろいろな意見が交わされていますよね。
親としてルールを設けなければと思いつつ、それらの情報につい振り回されてしまい、結局まだ何もできていない…、というご家庭も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、2人の子供がいる我が家のスマホ使用ルールと、親としてどんな工夫をしているのかをご紹介します。
これからお子さんにスマホを持たせる予定の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
トップ画像引用元:ドコモ公式サイト
我が家のスマホ利用状況
我が家には8歳の小学生と、13歳の中学生の子供がおり、それぞれルール分けをしています。
なぜかというと、小学生の子は自分のスマホを持っておらず、家のタブレットを利用しているからです。
小学生でスマホを持っている子もいるようですが、我が家にはWi-Fi用のタブレットがあるのでそれを使わせています。
一方、中学生の子は自分のスマホを所有しています。
【小学生ver.】我が家のスマホ(タブレット)ルール
まずは小学生の子に伝えているスマホルールをご紹介します。
- アプリをインストールする際は親に一言伝える
- 利用時間は食事・お風呂が終わってから21時まで
- リビングでのみ使用可能
- SNSはしない
【ルール①】アプリをインストールする際は親に一言伝える
小学生は当たり前のようにスマホをいじれます。
アプリだってどんどんインストールできるのです。
夫は「無料のアプリならいいんじゃないの?」という考えで、私も当初はそう思っていました。
しかし、よくよく考えてみると、それではセキュリティ面がとても心配です。
フィルタリング設定は行っているものの、「それだけで本当に万全か」と考えると、やはり不安でした。
権限の判断は子供には難しいもの
アプリをインストールすると、権限の許可を選択するポップアップが表示されますよね。
このとき「許可」をポンとタップするだけで、アプリがスマホの位置情報を取得したり、端末内のデータにアクセスしたりできるようになってしまいます。
もちろん、ほとんどのアプリが必要最低限の権限に留めているはずです。
しかし、中には個人情報を抜くために、わざと権限を増やしているものも……。
求められている権限の許可が、本当に妥当なものなのかどうか、それはさすがに8歳には判断できません。
そこで、我が家では新しいアプリをインストールしたい時は、必ず私か夫に声をかけてもらうようにしました。
またそれをきっかけに、時には私たちも同じアプリをインストールして、コミュニケーションを楽しんでいます。
【ルール②】利用時間は食事・お風呂が終わってから21時まで
スマホの利用時間を決めるのはとてもおすすめです。
だらだら使うと制限がないですし、依存してしまいます。
小学生にとって、スマホはいろいろなおもちゃが入っている楽しいツールです。
それは、さながら遊園地のようなものでしょう。
「あれもこれも遊びたい、触ってみたい」、そんなものがいっぱい詰まっているわけですから、利用し始めるとずっと使ってしまいます。
私自身、小学生の時は帰宅したらテレビをつけ、ひたすらスーファミをして親に怒られたことが何度もあります。
ですから、「ずっとやりたい」という気持ちはとってもわかるのです。
ただ、目に悪い上に姿勢も悪くなるので、きちんと時間を決めました。
「お母さんもお父さんもお兄ちゃんも、スマホのゲームは時間を決めてやっているよ」と言ったところ、納得してくれたようです。
スマホを使えるタイミングは、食事やお風呂が終わった時から寝る前まで。
これは、やることやったら寝る前までは好きに過ごしていい、というのが我が家のスタンスだからです。
小学生の子は早くスマホに触りたい一心で、さっさとお風呂に入ってくれます。
【ルール③】リビングでのみ使用可能
スマホの使用場所はリビングのみ。
これは隠れてコソコソしないようにすることが目的です。
自分の部屋に持ち込むと、寝たふりをして使う可能性があります。
そのため、リビングのみということにしました。
【ルール④】SNSは中学生になってから
小学生からLINEをしているという友達もいますが、我が家は中学生からにしています。
理由としては、まわりの友だちがまだSNSをしていないから。
まわりの子の大半がしていれば少し考えますが、今のところはしていません。
ですから、中学生になってからというルールにしています。
小学生がスマホを利用する際の懸念点
我が家の小学生の子は、幼稚園の頃からタブレットを触っていました。
その時は知育アプリで遊んだりカメラで写真を撮ったりという使い方でしたが、小学生になってからはアプリを自分で選んで遊ぶように。
小学生の子がスマホを使うにあたり、私がまず心配したのは「使い過ぎ」、つまり依存です。
スマホが手放せなくなる、会話がなくなりスマホばかりいじるようになる、というのが一番心配でした。
しかし、時間と利用場所を明確に決めたことで、この点に関しては今のところ困ってはいません。
本人もしっかり割り切っています。
また、中学生のお兄ちゃんがいるので、中学生以降の利用シーンに関しても抵抗なく受け入れてくれそうな気がしています。
【中学生ver.】我が家のスマホルール
では次に、自分のスマホを持っている中学生の我が子のスマホルールを紹介します。
- 寝る前にリビングの充電器に置く
- 食事中は触らない
- LINEは利用可(知り合いのみ)
- 個人情報の取扱いに注意する
- 学校には持って行かない
- ロックはしない
【ルール①】寝る前にリビングの充電器に置く
中学生の子には、利用時間を決めていません。
ただし、とにかく寝る前にリビングの充電器に置くというルールを決めています。
当初は「22時まで使用OK」という決まりだったのですが、「起きている時、目の前にスマホがあるのに触れない」というのが苦痛だったようなので、そこを改めました。
【ルール②】食事中は触らない
家族で会話をするためにも、食事中のスマホはNGにしています。
ただ、スマホを見るためにせかせか食べている姿を見ると、ちょっとどうかなと思う時もありますが……。
スマホを見ながら食べるよりはマシかな、と考えています。
【ルール③】LINEは利用可(知り合いのみ)
画像引用元: 「LINE」をApp Storeで
中学生になってからは、LINEの利用をOKにしました。
ただし、繋がっていいのは友だちや家族など知り合いのみ。
知らない人とつながるのは、まだ早いかと思っています。
ここは今後の状況次第で、随時変更していく予定です。
【ルール④】個人情報の取扱いに注意する
SNSだけでなく、ブラウザなどで個人情報を入力しないよう強く言っています。
これは「中学生だから」ではなく、「大人も十分気を付けているところなんだ!」ということをしっかりと説明しました。
また、どれだけ怖いのかを目で見て感じてもらうため、実際に「ネットで個人情報を公開したことでトラブルにあった人」の記事も見せています。
【ルール⑤】学校には持って行かない
我が子の中学校はスマホの持ち込みNGなので、持って行かないように言っています。
まわりの子も持って来ていないので、ここに関しては特に何も言ってきません。
【ルール⑥】ロックはしない
ロックをすると、何かあった時に対応できなくなるので、ロックはかけない決まりにしています。
もちろん、私は会話内容などは特に見ていません。
そこまで覗くのはちょっと踏み込みすぎかなと思ったので。
本人にも、トラブル時以外はスマホを覗くことはしないと伝えています。
中学生がスマホを利用する上での懸念点
中学生になると、依存にプラスして犯罪に巻き込まれるリスクも出てきます。
世の中には上手いことを言って会おうとしてくる人もいますし、個人情報を聞き出そうとしてくる人もいます。
言葉巧みに騙されて、何かに巻き込まれてからでは遅いのです。
そのため、我が家では
- スマホにロックをかけないこと
- SNSはLINEのみにすること
というルールを設定しました。
ブラウザでのネット利用に関しては、フィルタリングサービスを利用しています。
また、中学生の子に対して特に気を付けているのは、“ガチガチに監視しない”ということです。
私自身も経験がありますが、あれはダメこれはダメと制限されすぎると、親の目を盗んでルールをぶち破ろうとしてしまうんですよね……。
あまりにも制限し過ぎると子供も生きづらくなり、約束を守らなくなったり、突然爆発してしまったりするでしょう。
だからこそ、中学生になってからは、子供にある程度任せることにしました。
子供にも「信じているから任せるんだよ」というのを伝えています。
中学生はまだまだ子供と言いたいところですが、心はしっかりと成長しているのです。
学校で課せられるものだけでなく、普段の生活の中でも“責任”という言葉を学んで欲しかったので、あまり厳しくしすぎず、ルールも最低限のものだけにしました。
まわりの友だちは様々だった!
中学生のスマホ事情は本当に家庭により差があります。
小学生はほぼ親が管理していて、高校生は本人管理になっている家庭が多いのですが、中学生は自分のスマホを持っている子・持っていない子と環境がバラバラです。
我が家の中学生の子(男の子)にまわりの状況を聞いてみたところ、よく一緒にいる6人グループのうち4人が、自分のスマホを持っているということでした。
そして、ほとんどの子がスマホの部屋への持ち込みが禁止されていたり、使用時間が制限されていたりと、やはりある程度のルールが設けられていたそうです。
- 中学生はまだ早い!スマホは高校生になってから
- 自由に使わせたら高額請求が来たので、今は没収中
- 自分の部屋には持ち込ませないようにしている
- 部屋でゲームばかりしてしまい、宿題をしなくなって困っている
私と同じく中学生の子供を持つママ友たちにも、子供のスマホ利用について聞いてみました。
意見はいろいろでしたが、同じ中学生男子をもつママ友の中でも、8割くらいはスマホを渡しているということが分かりました。
やはりルールを明確に決めないと、普段の生活習慣に悪影響が出たり、トラブルが起きたりするようです。
我が子にスマホを持たせる前に伝えたこと
小学生・中学生それぞれがスマホを利用するにあたり、ルールの他にも2つのことを話しました。
不便な点があればすぐに相談すること
隠し事はしないでオープンにしてほしいので、ルールを守ることによって不便な点が出てきてしまった時は、すぐに声をかけるよう伝えています。
もちろん、子供たちの訴えの全てを承諾することはできません。
しかし、お互いの主張から妥協点を見つけるよう心がけています。
実際に子供たちから受けた相談と、その時に取った対応をご紹介しますね。
小学生の子の相談
小学生の子からは、「21時以降に友達からメールが来るかもしれない。気になって眠れない」と相談されました。
さすがに「じゃあ、夜中でもメールのチェックしていいよ!」というわけにはいきません。
話し合いの結果、
- 友達には事前に「スマホが使えるのは21時までと決まっている」と伝えておく
- 朝起きて準備後に家を出るまでの間であれば、ゲーム以外はスマホをチェックしてもいい
というところに着地しました。
家庭にもよるかと思いますが、今のところ我が子はこのルールで上手くいっています。
ゲームを始めるとやめられなくなるのは本人もわかっており、朝はメールの確認だけしているようです。
中学生の子の相談
中学生の子には「SNS利用はLINEのみ」と決めています。
ところがある日、「インスタをやりたい」と言ってきました。
話を聞けば、いろいろなトレンド情報を仕入れたり、好きな芸能人の投稿を見たいとのこと。
投稿したいわけではないとのことなので、閲覧のみOKという形をとり、「必要であればまた相談してね」と声をかけました。
本人はとても喜んでいましたね。
理解度チェックを行う
私が一番大切だと考えているのはここです。
いくら親が、「使い方を間違えると危険」「お金がかかるから使い過ぎに注意して!」と口酸っぱく言ったところで、子供がきちんと理解してなければ一方通行になってしまいます。
そこで、夫の発案もあり、我が家ではルールを伝えた後に理解度チェックを行いました。
- 何も見ずに、白い紙にルールを書かせる
- サインをさせる
自分の字で書き出すことで、ルールが頭の中を一度通ることになります。
つまり、口で復唱するよりも記憶に残りやすくなるのです。
小学生の子にも中学生の子にも書いてもらいました。
もっとも覚えると言っても、小学生に課したルールは4個、中学生は6個です。
学校のテストに比べたら全然難しくありません。
ペナルティ制度を取り入れる!
我が家ではルールを破った場合、スマホを1ヶ月没収するというペナルティを設けています。
ペナルティを付けるかどうかは悩みました。
しかし、私はペナルティがあることで、ルールがより強いものになると考えています。
とはいえ、「不便な点があればすぐに相談すること」でもお話したとおり、子供たちをルールでガチガチに縛るつもりはありません。
ルールを破るということは、ルール内のことでは満足できないということ。
だからこそ、ルールやペナルティを設ける際、「ルールを守ることで不便を感じたら、その時は一緒に考えるから相談してほしい」と、子供たちには伝えています。
「親サイドはオープンな姿勢である」、ということを見せておくのは大事かなと思いました。
使い過ぎ防止・フィルタリングなど親側の対応
スマホによるリスクから子供たちを守るためには、親が子供のスマホに制限をかける必要があります。
子供のことを信用しているのなら、なおさらのこと。
万が一のことを考えて、セキュリティを強化しておくことは重要です。
インターネットのフィルタリング
中学生の子はドコモのスマホを利用しているので、ドコモのフィルタリングを利用しています。
ブラウザで閲覧できるサイトを制限可能なほか、他のアプリにも様々な制限がかけられるので便利ですよ!
小学生・中学生など学年別にフィルターレベルを選べるので、「制限と言われても、何をどこまでコントロールすれば良いのかわからない」、という人にもおすすめです。
アプリインストールのフィルタリング
我が子のスマホは2人ともAndroidなので、Google Playのフィルタリング設定を利用しています。
アプリには個別に「対象年齢」が設定されており、フィルタリングでは「このスマホは対象年齢○歳までのアプリならインストールできる」、というルールを決めることが可能です。
Google Playフィルタリング設定方法
- Google Palayアプリを開く
- 「メニュー」をタップ
- 「設定」をタップ
- 「保護者による使用制限」をタップ
- 暗証番号を決めて入力
- 「アプリとゲーム」をタップし、暗証番号を入力
- 許可したいレベルの年齢上限をタップする
- 保存
使い過ぎ防止
なんといっても恐ろしいのは高額請求ですよね。
今どき、「パケット通信のし過ぎで高額請求が来てしまった」というトラブルはほとんどありませんが、アプリへの課金し過ぎは社会問題のひとつでもあります。
そのため、我が家ではこちらについてもGoogle Playの設定を使って制限をかけています。
Google Playアプリ課金設定
- Google Palayアプリを開く
- 「メニュー」をタップ
- 「購入時には認証を必要とする」をタップ
- 「この端末でGoogle Playから購入する時は常に」をタップ
- 戻れば完了
この設定をすることで、課金が必要な場面ではパスワードの入力が求められるようなります。
もちろん子供にはパスワードを教えていません。
子供のスマホルールを明確にして安全に使おう!
今回は我が家のスマホルールを紹介させていただきました。
これからも子供たちからあれこれ要望が出てくると思うので、ルールは随時変更していく予定です。
スマホには様々な危険が潜んではいますが、ルールをきちんと明確にしておけば、子供達も安全にスマホの世界を楽しむことができます。
現在、「リスクがいっぱいだから、子供にスマホを使わせるのは怖い。とにかく怖い!」と考えている場合は、あなたが心配していることを紙に書いてみてください。
今まで何となく不安に感じていたことでも、文字化して明確にすることで、意外にもあっさりと解決策が浮かんできたりするものです。
家族で安全なスマホ生活をおくりましょう。