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優れた性能を持ちながらも価格が安い中華スマホ。最近ではOPPOなどのスマホはテレビCMでも見られるようになりましたね。
しかし、2019年には中国メーカーであるHUAWEIがセキュリティ関連の問題をアメリカに指摘されました。
そのときに浮上したのが中華スマホの危険性ですが、中華スマホの圧倒的なコスパはやはり魅力的。
本記事では、中華スマホの危険性とおすすめの機種について解説していきます。
※記事中の本体価格は記事執筆時点でのものです。
トップ画像引用元:OPPO A73
中華スマホが危険性高いのは真実?
画像引用元:HUAWEI P30 lite | HUAWEI Japan
本記事のタイトルにもなっている「中華スマホ」ですが、「なにそれ?」という方も多いのではないでしょうか。
中華スマホとはその名のとおり、中国のメーカーが製造したスマホの事を指します。
日本でも有名な中国スマホメーカーは下記のとおりです。
- HUAWEI
- OPPO
- Xiaomi
- ZTE
- ASUS(台湾)
いくつか聞いたことのあるメーカーがあると思います。
「HUAWEI」「ASUS」は数年前からよく見かけますし、OPPOは最近ではテレビCMなどでもよく見ますね。
中華スマホは本当に危険?
アメリカはHUAWEI製の機器は危険だとして使用を規制しています。
HUAWEI製の通信機器などにはバックドアという悪質なプログラムが仕込まれており、ネットワーク上に流れる機密情報や個人情報に、特定の機関がアクセスできるようになっている、というのがアメリカ側の主張です。
HUAWEIはこれを否定しています。しかし、実際のところはわかりません。
アメリカは同盟諸国にもHUAWEI製機器の使用の規制を呼びかけており、現に日本でもHUAWEI製の一部のスマホが販売停止になったこともあります。
HUAWEIは通信機器メーカー
私たちが普段使っているインターネットの中心部は、多数の高性能ルーターやスイッチで構成されています。
そこはまさに情報のるつぼ。スマホなどから送受信した情報は、必ずこの場所を通ります。
そのため、この部分にバックドアが仕掛けられていると、あらゆる情報に不正にアクセスされてしまうのです。
あまり知られていませんが、HUAWEIはスマホメーカーではありません。ルーターやスイッチなどを製造・販売する通信機器メーカーです。
アメリカがHUAWEIを警戒する理由はここにあります。もし、これらの通信機器にバックドアが仕掛けられていたら……。
アメリカや日本の行政機関などは、情報漏えいを防ぐため、インターネットとは異なる独自のネットワークを持っています。しかし結局、これらを構成しているのもルーターとスイッチなのです。
ここにバックドアがあった場合、せっかくの独自ネットワークも無意味なものになってしまいます。
現在のHUAWEIの状況
現在、アメリカは自国の企業に対し、HUAWEIとの取引を禁止しています。
HUAWEIはAndroidスマホを提供していますが、Googleとの取引ができないため、今のHUAWEI製スマホにはGoogle製のアプリやサービスが搭載されていません。
もちろん「Google Play」も使えないので、Google Play上のアプリも利用不可能です。
HUAWEIは同社独自の「HUAWEI AppGallery」を展開していますが、残念ながら使えるアプリは多くありません。
LINEやTikTokは使えるものの、Twitter・Facebook・Instagramなどは「HUAWEI AppGallery」では入手不可。代替的な手段が必要になります。
また、定番のゲームアプリもダウンロードが難しいため、アプリまわりの不便は避けられないでしょう。
ただしHUAWEIのP30シリーズは、アメリカが取引を禁止する前に発売されたため、Googleのアプリを利用できます。
もちろんGoogle Playも使えるので、HUAWEI製スマホを快適に使いたい方にはP30シリーズがおすすめです。
HUAWEI以外の企業は大丈夫?
HUAWEI以外の中国メーカーでアメリカが危険視しているのはZTEのみです。
今のところ、OPPOやXiaomi、ASUSはほぼ問題ないと見て良いでしょう。
最近はこれらの中華スマホがキャリアからも発売されているので、安全性も高いといえます。
中華スマホの選び方
画像引用元:HUAWEI P40 lite 5G | ファーウェイ・ジャパン
中華スマホには、中華スマホならではの選び方があります。
注目すべきポイントを確認しておきましょう。
- 技適マークがついているか
- 端末の周波数帯はどうか
- キャリアや格安SIMで扱っているか
技適マークの有無
画像引用元:総務省 電波利用ホームページ
技適マークは、総務省が定める基準をクリアした無線機器に貼られるマークです。日本で使われているスマホなどには必ず付いています。
この技適マークがないスマホを利用するのは、立派な法律違反です。罰せられるので、注意してくださいね。
中華スマホとはいえ、日本向けに販売されているものには、技適マークが必ず付いています。ただし、個人輸入などで購入した場合は、この限りではありません。
たとえ輸入品であっても、マークがついていなければ罰則の対象となります。技適マークはしっかりと確認してください。
端末の周波数帯の確認
日本でスマホを使う際は、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルが提供している電波を利用することになります。
そのため、手持ちのスマホがこれらのキャリアの周波数帯に対応していなければなりません。
国内で生産されているスマホは、どのキャリアの電波にも対応できているように作られています。しかし、中華スマホは中国製ですから、必ずしもそうであるとは限りません。
周波数帯は、各キャリアのWebサイトや端末のスペック表などに必ず記載されています。「2.1GHz帯(バンド1)」などと書かれているので探してみてください。
購入する中華スマホが、利用予定のキャリア・格安SIMの電波の周波数帯に対応しているかはとても重要なことです。購入前に必ず確認しておきましょう。
キャリアや格安SIMで扱っているものを購入すること
これまで見てきたとおり、中華スマホの購入には注意すべきことがたくさんあります。
正直、すべてをチェックするのは大変ですし、本当に大丈夫なのか不安を残したまま使うことになりそうですよね。
そこでおすすめしたいのが、キャリアや格安SIMで販売している中華スマホの購入です。
どちらも自社の電波で利用できないスマホは販売しませんし、技適マークが付いているものだけを取り扱っています。
安全でコスパ良しな人気中華スマホ5選
ここからは編集部おすすめの中華スマホをご紹介します。
中華スマホは他社の端末に比べてコスパが非常に良く、優秀な機種が多数揃っています。
ここでご紹介する5機種は、その中でも特にコスパに優れた人気の高い製品です。
- OPPO Reno3 A
- OPPO A73
- Redmi Note 9S
- Mi Note 10 Lite
- Zenfone Max(M2)
OPPO Reno3 A
画像引用元:OPPO Reno3 A|OPPO|BIGLOBEモバイル
まず1つ目は、 日本オリジナルモデルとして開発されたOPPO製のスマホ「OPPO Reno3 A」です。価格は1~2万円台。
非常に安い機種ですが、約6.44インチの大画面ディスプレイに有機ELを採用しています。デザインもスタイリッシュ。
認証方法は顔・指紋両方に対応し、カメラは広角・超広角・ポートレート・モノクロの4眼です。
また、急速充電にも対応しているなど、まるでハイスペックスマホのような豪華仕様。
処理性能は価格相応ですが、おサイフケータイにも対応しているため、普段使いには非常に便利です。
中華スマホの中でも特におすすめできる機種ですよ。
OPPO A73
画像引用元:OPPO A73 有機ELになった。 全身、美しくなった。 | オウガ・ジャパン
OPPO A73は2020年11月に発売された機種です。
本体価格は2万円台前半。かなり安いですね。
しかし、ディスプレイには少し前まで高級スマホの代名詞だった有機ELディスプレイを搭載。約6.44インチと十分なサイズです。
カメラは広角・超広角・モノクロ・ポートレートの4眼カメラ。様々なシーンでの撮影に対応しています。
そんなOPPO A73の最も大きな特徴は、背面にレザー素材を使用していることでしょう。コスパの良いエントリークラスのスマホでは非常に珍しい仕様と言えます。
変わったデザインのスマホを持ちたい方にもおすすめの機種です。
Xiaomi Redmi Note 9S
画像引用元:Redmi Note 9S|Xiaomi|BIGLOBEモバイル
Xiaomi製の「Redmi Note 9S」の本体価格は2万円台。価格帯はエントリークラスです。
しかし、CPUにはこれまでミドルスペックスマホに使われてきた「Qualcomm Snapdragon 720G」を搭載。
バッテリー容量は5,020mAhと非常に多く、急速充電にも対応しています。
カメラは広角・超広角・マクロ・深度測定の4眼カメラ。
どれもエントリークラスのスマホに搭載されるレベルのものではありません。コスパが抜群に優れている機種です。
Mi Note 10 Lite
画像引用元: Xiaomi Japan
Xiaomiの「Mi Note 10 Lite」は2020年8月に発売されました。
本体価格は3万円台。他の機種より若干高めですが、スペックは非常に豪華です。
ディスプレイに有機EL、エッジ部分には曲面ディスプレイを採用しています。
ディスプレイサイズは6.47インチと大型で、スマホ前面の画面占有率は91.4%。抜群の没入感を味わえるので、動画やゲームなどを堪能したい方にぴったりです。
カメラは4つのレンズを持つクアッドカメラ。
バッテリー容量は5,260mAhで、電池持ちも優秀です。また、30Wの急速充電に対応しており、空っぽの大容量電池が1時間ほどで十分な量まで回復します。
おサイフケータイに対応していないのが少し残念ではあるものの、3万円台のスマホとしては豪華過ぎるスペックです。
Zenfone Max(M2)
画像引用元:ASUS ZenFone Max (M2)| 格安SIM/格安スマホのIIJmio
Zenfone Max(M2)は2019年11月に発売されたスマホで、本体価格は2万円台です。
特徴は4,000mAhの大容量バッテリー。ディスプレイ性能は控えめですが、その代わりに電池持ちが非常に優秀です。
また、他のデバイスに給電できる「リバースチャージ機能」も搭載しています。
ディスプレイサイズは6.3インチと大画面。
カメラ性能はそこそこですが、深度測定用カメラが搭載されているため、ポートレート撮影も楽しめます。
ハイスペックな中華スマホ2選
画像引用元: Xiaomi Japan
中華スマホといえば、「そこそこの性能なのに値段が安くてコスパ抜群」というイメージがありますが、最近はハイスペックスマホな機種も日本で販売されるようになりました。
ここからは、ハイスペック中華スマホのおすすめ2機種をご紹介します。
- ZenFone 7 Pro
- Mi Note 10 Pro
ZenFone 7 Pro
画像引用元:Amazon.co.jp
ZenFone 7 Proは10万円を超えるハイスペックスマホです。
最も大きな特徴はカメラ。背面カメラは180度回転でき、アウトカメラにもインカメラにもなります。他のスマホには不可能な角度での撮影も可能です。
また、動画撮影は4K/60fpsまで対応しています。
CPUやストレージなどの性能も最高峰です。3Dの重いゲームもサクサク動かせるほか、5Gにも対応しています。
Xiaomi Mi Note 10 Pro
画像引用元:Amazon.co.jp
Xiaomiの5G対応スマホ「Xiaomi Mi Note 10 Pro」の最大の特徴は、標準・超広角・ポートレート・望遠・マクロを備えた5眼カメラにあります。
しかも、標準レンズの有効画素数は1億800万。ついに1億の大台に乗りました。
ディスプレイは約6.47インチの大型画面で、もちろん有機ELを採用。
もちろん基本性能も充実しています。メモリは8GB、ストレージは256GBと十分な容量です。
CPUだけはハイスペックとは言えないレベルですが、これだけの内容が詰まって本体価格は6万円台。驚異的なコスパの高さです。
中華スマホのおすすめ購入ショップ
画像引用元:OCN モバイル ONE
中華スマホが買えるおすすめのショップをご紹介します。
なお、今回はショップを選ぶにあたり、「安さ」よりも「安全性」を優先しました。
- OCN モバイル ONE
- mineo
- 中古ショップ
OCN モバイル ONE
画像引用元:OCN モバイル ONE
まずおすすめするのは、格安SIMの「OCN モバイル ONE」です。
OCN モバイル ONEはスマホを豊富に取り揃えています。その数は全格安SIMの中でもNo.1といっても過言ではないでしょう。
最新の中華スマホも続々ラインナップに追加されています。もちろん技適マークの有無を気にする必要もありません。
OCN モバイル ONEはスマホの割引キャンペーンも積極的に行っています。
安く購入できるチャンスが多いこともおすすめポイントの1つです。
mineo
画像引用元:格安スマホ・SIM【mineo(マイネオ)】
OCN モバイル ONEほどではありませんが、mineoも端末を豊富に取り扱っています。
しかも、格安SIMでありながら5G通信にも対応。
5G対応のハイスペックな中華スマホも販売しているため、スマホとセットでそのままmineoを契約するのもいいですね。
中古ショップ
中華スマホは中古ショップでも取り扱いがあります。
元々安い中華スマホがより安く買えるため、できるだけ価格を抑えたい人にオススメです。
また不良品は交換保証が付いている場合が多く、購入後のサポートが充実しています。
中古ショップはイオシスがオススメ!
中古の中華スマホを購入する際は、不良品でもしっかりと対応してくれる会社を選びましょう。
中古ショップのイオシスなら購入後最大6ヶ月の保証がついているので、初心者でも安心かつ安全に中古品を手に入れることが可能です。
スマホの状態もランクごとに分かれているので、自分に合った価格帯のものを購入できます。
中華スマホはコスパが非常に優秀!
本記事では、中華スマホの危険性とおすすめの5機種について解説しました。
- HUAWEI製のスマホではGoogle Playを利用できない
- HUAWEIの他に危険性が指摘されているのはZTEだけ
- 個人輸入などで購入する場合は、技適マークや周波数のチェックが必須
- 中華スマホの購入は品揃えが豊富なOCN モバイル ONEやmineoがおすすめ
アメリカとHUAWEI間の一連の出来事は、メディアでも連日取り上げられるほどの大きな問題となりました。
今でもHUAWEI製のスマホでは、Googleのサービスを利用できません。これから中華スマホを購入する方には、本記事でご紹介した他のメーカーのものをおすすめします。
OCN モバイル ONEでお得に機種変更する方法|クーポンを活用する手順