クラウドSIMとは?SIMカードとの違いとメリット・デメリット

クラウドSIMとは?SIMカードとの違いとメリット・デメリット

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スマートフォンが通信をする際に必要になるSIMカードですが、最近ではクラウドSIMという形態が出てきているのはご存じですか?

今回の記事ではクラウドSIMとはなにかという話から、通常のSIMカードとの違いやメリット・デメリットを紹介します。

さらに、海外旅行時に便利なクラウドSIMと現在主流になりつつあるWi-Fiレンタルとの比較もしていきます。

今ではWi-FiルーターもクラウドSIMが増えてきましたが、この記事ではスマホに搭載した場合について解説します。

クラウドSIMとは
  • SIMカードを使わないバーチャルSIM
  • 1つの契約で複数のSIM(回線)が使える
  • 海外旅行での通信がとっても楽になる
  • 対応国数は最大でも100ヶ国程度
  • 海外使用での料金はWi-Fiレンタル並みに安くてお得

SIM・クラウドSIM・eSIMの違い

項目契約会社の数回線の数
通常のSIM1社1回線
クラウドSIM1社複数の回線
eSIM複数の会社複数の回線
SIMカードという単語は知っていてもクラウドSIMという単語は聞いたことがないという人は結構多いのではないでしょうか。

こちらでは違いが分からないという方のために通常のSIMとクラウドSIMの比較、また混合されやすいeSIMのご紹介もします。

通常のSIMでは1つの回線のみ使用可能

SIMカードはネットで接続したり、通話したりする際に必要なカードのことです。

下記のスマホを除いて、すべてのスマホにSIMカードが入っています。

  • Wi-Fi専用でSIMを持たないスマホ
  • eSIM・クラウドSIM対応のスマホ

このSIMカードに入っている情報を使って、私たちが契約している通信会社の回線に接続することができています。

通常のSIMカードの場合は1つの端末にSIMカードも1枚という構成です。

クラウドSIMでは1社との契約で複数の回線が使える

クラウドSIMとは通常のSIMカードとは異なり、実際にはSIMカードを使わないバーチャルSIMの一種です。

SIMカードを差し込むものとは異なり、クラウドSIMではクラウド上でSIMの管理を行います。

そのため、従来では使える回線が1つでしたが、クラウド上で管理していることにより、複数の回線を使用することができます

構造としては、ユーザーはクラウドSIM会社と契約し、そのクラウドSIM会社が複数の通信会社と契約し回線を借りています。

eSIMは複数の会社と契約することで、複数の回線が使える

eSIMは、クラウドSIMと同じバーチャルSIMの一種です。

クラウドSIMとeSIMは度々同じもののように紹介されることがありますが、明確な違いがあります。

クラウドSIMは私たちが契約する通信会社は1つで、そのクラウドSIM業者が持つ回線を複数利用できます。

一方eSIMは、1つの端末で複数のSIMが利用できるというだけです。

eSIM対応だからといって何もせず複数回線を利用できるわけではなく、それぞれの会社と契約する必要があります。

eSIMのメリット
  • 使いたい回線を自分でカスタマイズできる
  • 回線を自分で切り替えできる
  • ピンポイントで自分が使いたい回線と契約できる
eSIMのデメリット
  • 回線を増やす度、いちいち契約をしなければならない
  • 多くの回線を契約するとクラウドSIMより割高になるケースも

クラウドSIMとeSIMを料金で比較

ユーサーが感じるクラウドSIMとeSIMの大きな違いは金銭面です。

クラウドSIMの場合は予めクラウドに登録されたSIMを利用するので、回線を複数使ったからといって追加で料金はかかりません

しかし、eSIMの場合は自分で選んで複数の会社と契約することになるので、回線を増やすごとに料金が発生します。

ただ、eSIMはカスタマイズ性が高く、それぞれの契約会社のプランなど、料金的には細かい調整がききます。

eSIMて何?SIMカードの差し替えなしに海外でスマホを使える新技術

クラウドSIMのメリット

クラウドSIMについての画像

画像引用元:jetfon公式

これまでの通信方法だと端末に物理的に使用されているSIMカードに依存している形でした。

クラウドSIMの最大の特徴はクラウド上にSIMがあり、1つの回線に縛られないことです。

その特徴を存分に活かしたクラウドSIMのメリットを見ていきましょう。

最大のメリットは海外利用のスムーズさ

1つの契約で複数のSIMを利用できるクラウドSIMは、海外で通信がしやすくなることが最大のメリットです。

これまでの海外旅行時でのデータ通信方法
  • 現地のSIMカードを購入して使用する
  • Wi-Fiレンタルサービスを使用する
  • 国際ローミングを使用する

金額的に最もお得なのは現地のSIMカードを使用することですが、やはり現地での購入は不安が募ります。

また、Wi-Fiレンタルも現地の空港で借りたり、事前の申し込みが必要であったりと手間がかかるものです。

しかし、クラウドSIMの場合は予めクラウド上に登録されている対応国のデータをダウンロードするだけで設定完了です。

そのため、手間なくスムーズに通信をする事が出来ます。

国内使用にも高い利便性

クラウドSIMが最も輝くのは海外ですが、複数の回線をクラウド上で管理するという方式は国内においてもメリットがあります。

国内での使用の場合、通常であれば契約しているキャリアのネットワークに準じたものとなります。

そのため、ドコモであれば通じる場所でもソフトバンクの場合通じないという現象が起こってしまいます。

しかしクラウドSIMでは、1社の回線が通じない場合、自動で対応する他の通信会社のネットワークへ切り替わります。

つまり、1社契約の時以上に、広域で快適なネット環境で通信することが可能になります。

クラウドSIMのデメリット

クラウドSIMのデメリットについての画像

クラウドSIMは、クラウド上にあるSIMを利用することによって、広いネットワークと利便性をもたらしてくれます。

ただこのクラウドSIMにもデメリットがあります。

クラウドSIMのデメリット
  • 対応機種が少なく、選択肢が狭められる
  • 口コミもあまりなく、使いこなすまでが大変

普及率が低く、機種・回線の選択肢が多くない

クラウドSIMのデメリットの中で最大のものは新しい技術のため普及率が低いという点です。

現在のクラウドSIMのサービスで最も利用されると考えられているのが海外での利用です。

ただ現状だと、対応している会社と機種そのものの数が少なく、利用するにあたっての選択肢がとても狭くなっています。

口コミも少ない

普及率が低いということは、それだけ口コミや使用感といった事前情報を入手し辛いという面があります。

情報が少ないというのはそれだけユーザーが二の足を踏んでしまう要因となります。

ただ、同じバーチャルSIMであるeSIMがiPhoneにも対応を開始したので、クラウドSIMも増えていくかもしれません。

慣れるまで使いこなすのが大変

クラウドSIMはこれまでとのサービスとは仕組みが違うため、使いこなすまでが大変なこともデメリットと言えるでしょう。

会社や端末によって対応するエリアに入ったら自動で切り替わる場合と、一度再起動が必要な場合があります。

また使っているユーザーが少なく、ネットに上がっている情報も多くないので、使い始めは戸惑うことが多いかもしれません。

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この記事を書いた人
n-fujii
n-fujii
東京都市部出身。本業の傍らライター業を営んでいたが、徐々にライター業の比率を増やして現在に至る。ネット回線とスマホが無いと生きていくのが困難な人。iPhoneアンチというわけではないが、スマホは専らAndroid派。愛用しているのはAQUOSシリーズ。

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