1ヶ月のデータ使用量は平均何ギガ?Wi-Fiあり/なしの場合も紹介

この記事では、気になる1ヶ月のデータ使用料の平均について解説していきます。WiFi利用ありの場合、なしの場合に分けて必要になりそうなギガ数を紹介します。社会人の1ヶ月の平均データ使用量や、ギガ数に合わせたおすすめの格安SIMも一緒に紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
  • 2022年5月13日
  • by.nuko

iPhone SE3

キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。

この記事では、Wi-Fiあり・なしの場合に分けて、1ヶ月のデータ使用量の平均を解説します。

格安SIMやキャリアの格安プランなど、最近のプランの多くは1ヶ月辺りに使うデータ通信量によって設定されています。

そのため、スマホを乗り換える際は月々に利用したいデータ量をしっかり把握し、使い方に合ったプランを選ぶことが大切です。

とはいえ、1ヶ月にどのくらいのデータ量が必要になるのか、把握している方は少ないのではないでしょうか。

「毎月何GB必要かわからない」という方は、この記事でどの程度のデータ使用量が必要か一緒に見ていきましょう!

1ヶ月の平均的なデータ使用量
  • 統計上の平均データ使用量は8.95GB
  • 実際は約75%の人が7GB未満
  • Wi-Fi中心なら1GB未満でも余裕!
  • ネット検索やSNS中心なら3〜5GB
  • Wi-Fi利用がないと20GB以上必要な可能性あり

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1ヶ月のデータ使用量は平均どのくらい?

iPhone13レビュー

先に結論からお伝えすると、1ヶ月のモバイルデータ通信の平均データ使用量は8.95GBです。

ただ、この平均データ使用量は、Wi-Fiが利用できる方もできない方も含めた数値です。

さらに、一部のユーザーがキャリアの無制限プランでデータ量を大量使用して、平均値を底上げしています。

そのため、平均以下に収まる方も多く、「平均値=一般的に必要なデータ量」ではないということに注意しましょう。

使い方別のデータ使用量の目安

利用方法1GBあたり
メール送受信約2,090通
(1日あたり 約69.5通)
インターネットサーフィン
(ニュースサイトの閲覧)
約3,490ページ
(1日あたり 約116.5ページ)
動画視聴(中画質)約4.5時間
(1日あたり 約9分)
音楽ダウンロード約250曲

上記はワイモバイルのサポートページに掲載されているデータです。

この後の解説をなんとなく読み進めるのではなく、「どの程度データ量を使うかな?」と想定しながら読み進めてください!

【MM総研統計】約75%の方は7GB以下で足りる

MM総研の「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021 年12 月時点)」によると、調査時点の平均データ使用量は8.95GBでした。

携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021年11月時点)

ただ、8.95GBはあくまで平均値であり、約75.4%の方は7GBで足りるという結果になっています。

さらに、1GBは31.5%、2GBは10.7%、3GBは16.5%と、過半数の方は3GB以下で足りています。


【総務省統計】約66%の方は毎月5GB未満で足りる

次に、総務省が2020年12月に発表した「モバイル市場の最近の動向について」を見ると、キャリアユーザーが利用するデータ量の分布は次の通りです。

携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021 年12 月時点)

このデータでも、約49.5%の方が2GB未満、約16.5%の方が5GB未満という結果です。

合計約66%の方は、5GBあれば足りるということですね!

平均データ使用量まとめ
  • 平均データ使用量は8.95GB
  • 約75%の方は7GB以下
  • 過半数の方は1〜3GBで足りる

スマホのデータ通信量に関する基礎知識

ここで、データ通信量についての基本的な部分もおさらいしておきましょう。

そもそもGB(ギガ)ってなに?

GB(ギガバイト)は、スマホやタブレットでやり取りするデータ量を表す単位のことです。

コンピューターは2進法なので1GB = 1,024MBですが、10進法に合わせて1GB = 1,000MBと表記されるのが一般的です。

データ量の単位換算
  • 1GB = 1,000MB
  • 1MB = 1,000KB
  • 1KB = 1,000Byte

スマホの料金プランでは、このGBで利用できるデータ量を表しています。

通信速度の単位はbit(ビット)

ちなみに、データ通信の速度はbit(ビット)を基本単位にしていて、8bit = 1バイトです。

例えば10Mbpsなら、「1秒間あたり10Mbit転送できる速度」という意味になります。

これをデータ量に直すと、「1秒あたり約1.25MB」のデータ量がやり取りできます。

「1Mbpsは1秒10MB」と勘違いされがちなので、マメ知識として覚えておきましょう。

パケット通信とデータ通信の違い

ガラケー時代から利用している方は、「パケット通信」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

パケット通信は、1パケット = 128Byteの通信単位で、3G回線が主流だったガラケーやスマホ黎明期に利用されていました。

当時は「1パケット0.022円」など、パケット単位で課金されていましたよね。

しかし、現在のデータ通信プランは大容量化してしまい、1GB = 8,388,608パケットにもなります。

そのため、最近はパケットという言葉自体が使われなくなり、データ量の単位としてはMB・GBが使われています。


実際にデータ通信量がかかるのはどんな時?

スマホを利用する際の通信には、大きく分けて次の2種類があります。

スマホの通信の種類
  • 電話回線網を使用する「通話・SMS」
  • インターネット網を使用する「データ通信」

「通話・SMS」は、電話回線を使用する通信方法です。

スマホ標準の電話アプリで通話したり、電話番号でメッセージを送信する際は、電話回線を使用した通信となります。

一方で、「データ通信」はインターネットを利用する通信で、「電話・SMS」以外の通信はすべて「データ通信」と捉えて問題ありません。

具体的には、Webサイトの閲覧やYouTubeなどの視聴、LINEやSNSでのやり取りはデータ通信を使用します。

このデータ通信を利用した分が、データ通信量としてカウントされるようになっています。

Wi-Fi利用ありの場合のデータ通信量は?

WSR-5400AX6S

画像引用元:WSR-5400AX6S-MB : Wi-Fiルーター : AirStation | バッファロー

Wi-Fi利用ありの場合のデータ通信量は、Wi-Fi環境とそれ以外の場所での利用比率によって大きく異なります。

Wi-Fiがある方の主な利用方法
  • テレワーク・専業主婦でWi-Fi中心の利用
  • モバイルデータ通信中心だが容量の大きい通信はWi-Fiを利用
  • 家ではWi-Fiに接続するが外でも動画・音楽も楽しみたい

Wi-Fi中心なら1GB未満で足りる!

完全テレワークの方や専業主婦の方など、基本的にWi-Fi環境下で通信を行うなら、データ使用量は1GB未満です!

1GB未満で足りる使い方
  • 動画や音楽、アプリ更新はWi-Fiで通信
  • 外ではLINEやSNSの返事をする程度
  • Web検索もWi-Fiで通信する

著者も基本的に在宅ワークで、外出をするのは日課の散歩と食品・日用品の買い出し程度です。

外出時はLINEやSNSの通知が来たら確認するくらいなので、毎月1GBでもデータ量が余ります。

my UQモバイル

上の画像は著者の2022年5月時点のデータ残量ですが、3GB契約で2.91GBも先月から繰り越しされています。

極端な例でしょうが、同じようなライフスタイルなら、もっと使う方でも1GBあれば余るはずです!

1GB未満でおすすめの格安SIM

格安SIMデータ量月額料金詳細
楽天モバイル0〜1GB未満0円※楽天モバイル公式
OCN モバイル ONE550MB550円OCN モバイル ONE公式
HISモバイル
(5月中旬開始プラン)
0〜100MB290円HISモバイル公式
日本通信SIM1GB290円日本通信SIM公式
イオンモバイル500MB803円イオンモバイル公式

1GB未満で足りるなら、格安SIMでもかなりお得なプランが選択できます。

中には550円や290円と超激安プランも!

また、楽天モバイルの1回線目なら月額無料で運用できるので、Wi-Fi中心の生活ならぜひ乗り換えを検討してください!

大きな通信にWi-Fiを活用するなら3〜5GBが目安

モバイルデータ通信中心に利用する方でも、アプリ更新やOSアップデートなど、大きな通信は全てWi-Fiという方なら、3〜5GBを目安にするといいでしょう。

3〜5GBで足りる使い方
  • 動画や音楽、アプリ更新はWi-Fiで通信
  • 外ではWeb検索やLINE、SNSを利用
  • LINE通話は使っても短時間

著者も現在は完全在宅ですが、数年前はキャリアショップ勤めでした。

その当時もUQモバイルの3GB契約でしたが、通勤時間や休憩中のLINEやSNS、ニュースサイトのチェックなら余裕で足りると感じていました。

先の統計データでも、3GB〜5GBで足りるユーザーは、上記のような使い方のはずです。

動画視聴やアプリ更新を外で実行すると5GBでも不安ですが、SNSやWebサイト中心なら3〜5GBを一つの目安にしてください。

3〜5GBでおすすめの格安SIM

格安SIMデータ量月額料金詳細
OCN モバイル ONE3GB990円OCN モバイル ONE公式
6GB1,320円
IIJmio4GB990円IIJmio公式
NUROモバイル3GB792円NUROモバイル公式
5GB990円
UQモバイル3GB1,628円UQモバイル公式
mineo5GB1,518円mineo公式

格安SIMの3〜5GBプランは、月額1,000円前後でお得に使えます。

特にLINEMOのミニプランなら、通信速度もソフトバンクと同等で超快適です。

Wi-Fiなしでも動画・音楽も楽しむなら7〜10GB

通勤時間や職場の休憩中など、Wi-Fiのない出先でも動画や音楽アプリを利用したい方は、7〜10GBを目安にするといいでしょう。

7〜10GBで足りる使い方
  • 動画アプリは中画質(360〜480p)で1時間弱
  • アプリやOSの更新はWi-Fiで通信
  • 動画はできるだけ家のWi-Fiでダウンロードする

動画はデータ使用量が多い傾向にありますが、画質設定によっては割と長時間視聴できます。

YouTubeを例にすると、画質別に10GBで視聴できる時間の目安は次の通りです。

10GBで視聴できる時間
  • 720p(高画質):約15時間
  • 480p(中画質):約20時間
  • 360p(中画質):約30時間

スマホでは360p〜480pが自動選択されるので、10GBあれば1日1時間弱は動画を視聴できる計算です。

また、動画アプリによってはダウンロード機能があるので、家のWi-Fiでダウンロードして持ち出せば、10GB未満でも十分足りる可能性があります。

家でも外でも動画・音楽を楽しむなら、7〜10GB程度を一つの目安にしておきましょう。

7〜10GBでおすすめの格安SIM

格安SIMデータ量月額料金詳細
OCN モバイル ONE10GB1,760円OCN モバイル ONE公式
IIJmio8GB1,500円IIJmio公式
NUROモバイル10GB1,485円NUROモバイル公式
HISモバイル
(5月中旬開始プラン)
〜7GB990円HISモバイル公式
mineo10GB1,958円mineo公式

格安SIMの7〜10GBのプランは、1,500円〜2,000円前後で利用できます。

速度が快適ならOCN モバイル ONE、安さ重視ならNUROモバイルを選ぶのが特におすすめです!

Wi-Fi利用なしの場合のデータ通信量は?

iPhone 12 mini YouTubeアプリ

自宅や職場にWi-Fiがない場合は、20〜25GBのデータ通信量が必要になると考えておきましょう。

先ほど平均データ使用量でも参考にした、MM総研の「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021 年12 月時点)」によると、1ヶ月のWi-Fi利用量の平均は15.88GBと分析されています。

Wi-Fi利用時のデータ使用量

平均データ使用量は8.95GB、大多数の方は7GBで足りると解説しましたが、Wi-Fi利用なしだと+15.88GBは必要と考えた方が無難です。

Wi-Fiありで7GB必要な使い方なら、Wi-Fiなしだと約23GB必要になる可能性が高いということですね。

以上のことから、Wi-Fiがない環境の方のデータ通信量は、20〜25GB程度と考えておきましょう。

20〜25GBでおすすめの格安SIM

格安SIMデータ量月額料金詳細
ahamo20GB2,970円ahamo公式
povo※実質25GB実質2,164円povo2.0公式
LINEMO20GB2,728円LINEMO公式
IIJmio20GB2,000円IIJmio公式
NUROモバイル20GB2,699円NUROモバイル公式

20〜25GBなら、キャリアの格安プランがおすすめです!

キャリアと同等の快適な通信速度と格安SIM並の安さで、たっぷり20GB以上使えます。

20GBでは不安な方は、povoで150GBトッピングすれば1ヶ月あたり25GBまで使えます。

社会人の1ヶ月の平均データ使用量は?

シームレス可能なAppleデバイス

画像引用元:macOS – 連係 – Apple(日本)

最後に、社会人が1ヶ月に平均どれくらいのデータ使用量があるか見ていきましょう。

職種や使い方によってデータ使用量は変わるでしょうが、多くの方の使い方は次のような感じではないでしょうか。

社会人の使い方例
  • 通勤電車の中でSNSやニュースをチェック
  • 休憩時間にYouTubeを観る
  • 時々LINEで通話する

通勤時間が片道1時間と想定すると、少なくとも週10時間はスマホを利用することになりますよね。

使い方によってデータ量は変わりますが、動画や音楽は自宅のWi-Fiでダウンロードして視聴するスタイルの方が多いようです。

SNSやニュースチェックに多少のLINE通話くらいの使い方なら、毎月3〜5GB程度で済むでしょう。

大多数の人は毎月7GB以下で足りる!

iPhone SE3

画像引用元:Apple公式サイト

今回は、1ヶ月のデータ使用量の平均について解説しました。

1ヶ月の平均的なデータ使用量
  • 統計上の平均データ使用量は8.95GB
  • 実際は約75%の人が7GB未満
  • Wi-Fi中心なら1GB未満でも余裕!
  • ネット検索やSNS中心なら3〜5GB
  • Wi-Fi利用がないと20GB以上必要な可能性あり

上記の平均データ使用量はあくまで平均で、実際にどんな使い方をするかで契約するデータ量を決めましょう。

特にWi-Fiがないと、毎月20GB以上必要になるケースもあります。

キャリアのプラン変更や格安SIMへの乗り換えをする際は、ぜひ今回の記事を参考にしてください!

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この記事を書いた人
ドコモ905iシリーズの頃から代理店でモバイルの販売中心の仕事をしてきました。 最終的には全キャリアを渡り歩いた経験を活かして、スマホ本体やプランなどわかりやすく解説したいと思います!