
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
HDDやPC、スマホなどのデータが消えてしまったとき、どの業者であれば安心して任せられるのでしょうか。
データ復旧業者は日本国内に100社以上あると言われており、業者によって復旧率が異なるので、初めての依頼ではどこに依頼すればよいかわからず失敗してしまうケースが後を絶ちません。
業者選びに失敗してしまうと、最悪の場合取り戻せたはずのデータも失ってしまう可能性があります。
そこで、絶対に失敗したくない!という方のために、bitWave編集部が数十社以上の実際の口コミ事例について徹底調査してわかったデータ復旧業者の正しい選び方、相談の流れ、料金相場、依頼時の注意点について解説します。
- 悪質な業者を避けるには「復旧率」の確認必須
- 定額制や格安業者は高額な追加請求が来る可能性があり要注意
- 評判だけで選ぶと期待したサービスが受けられないことがある
- 復旧率90%以上で診断無料の業者なら安心!
上記のようなデータ復旧サービスの実態から、厳選5社を徹底比較したうえで「ここに依頼すれば確実!」と編集部が判断した本当におすすめできるデータ復旧業者もご紹介するので、困ったときの参考にしてください。
- 1 口コミ徹底調査!よくあるトラブル事例と優良業者の特徴
- 2 本当に大事なデータ復旧業者の選び方4ポイント
- 3 評判が良くてもオススメしない悪質データ復旧業者の特徴
- 4 厳選5社のデータ復旧業者を比較
- 5 編集部がおすすめするデータ復旧業者はこちら
- 6 データ復旧の技術力が本当に高い業者の特徴
- 7 データ復旧サービスの料金システムとおすすめプラン
- 8 データ復旧業者に依頼する際の流れ
- 9 法人の方がデータ復旧業者を選ぶポイント
- 10 HDDデータ復旧の難易度を左右する「物理障害」と「論理障害」
- 11 データ復旧サービス利用時の注意点
- 12 データ復旧業者を利用するメリット・デメリット
- 13 データ復旧復元できる機器とデータの種類
- 14 データ復旧サービスを提供している会社は3種類
- 15 データ復旧サービス以外に自力でデータ復元する方法
- 16 困ったときは「復旧率」が高い実力勝負のデータ復旧業者を選ぼう
口コミ徹底調査!よくあるトラブル事例と優良業者の特徴
データ復旧サービスは各社それぞれ技術力や料金形態、サービスの内容が異なります。
そこで、bitWave編集部が全国のデータ復旧サービスの口コミを徹底的に調査した結果、実際の利用体験談からよくあるトラブル事例は以下のようなものがあることが分かりました。
- データが取り出せなかった・復旧に失敗された
- A社では復旧できなかったが、B社では復旧できた
- 復旧のスピードが遅く、いつまで経っても作業が終わらない
- 事前に聞いていなかった高額料金が後から追加された
- 料金だけで業者を選んだら思ったようなサービスを受けられなかった
- 良い口コミを強要された
反対に、以下のような口コミがあるデータ復旧業者は、技術力が高く優良なデータ復旧業者である可能性が高いことがわかりました。
- 復旧率が高く他社で直らなかった機器が復旧できた
- 復旧完了までの対応が丁寧であった
- 復旧設備を見学、安心できた
- 緊急依頼でも対応が早く、短期間で復旧完了できた
気を付けなければいけないのは、業者選びに失敗して結果に見合わない高額費用を支払ったり、二度とデータが取り戻せない状態になることです。
そこで、特に注意すべきトラブル事例をピックアップし、悪質業者を回避するためのポイントを解説します。
特に注意すべきデータ復旧サービスのトラブル事例
実際にデータ復旧を行ったユーザーの口コミを見ると、圧倒的に多いのは「技術力」と「料金」に関しての口コミ・評判です。
以下の4つは特に注意すべきトラブルの例です。
- 高額な費用を支払ったのにデータが取り出せなかった・復旧に失敗された
- Google評価が良いA社では復旧できなかったのに別のB社では復旧できた
- 事前に聞いていなかった高額料金が後から追加された
- 復旧のスピードが遅く必要なタイミングに間に合わなかった
高額な費用を支払ったのにデータが取り出せなかった・復旧に失敗された
「復旧できなかった」「失敗したのに費用だけ取られた」という口コミは多数ありました。
機器や症状によっては一部のデータしか取り出せない場合もあり、とくに技術力の低い業者に依頼してしまうとデータが戻ってこない上に、時間もお金も無駄にしてしまった・・・・・・というトラブルが発生してしまいます。
そういったトラブルを避けるため、きちんとした業者では復旧作業をする前に診断を行い、機器に発生している症状やどの程度のデータが取り出せそうかを説明した上で正式に依頼(契約)するかどうか確認してくれます。
データ復旧業者に依頼すれば必ず成功するというわけではないので、技術力が高く事前にしっかり説明してくれる業者に依頼しましょう。
A社では復旧できなかったのにB社では復旧できた
データ復旧の技術力は業者によって大きく異なるため、A社では復旧できなかった障害が、B社ではすぐに復旧できたという口コミも見られました。
ここで問題なのは、最初から技術力のある業者に依頼していれば復旧できるはずだったのに、低レベルな業者に依頼して、データが取り出せないことです。
データ復旧の作業では、初期診断や復旧作業の際に機器を解体して、内部の状況を調べます。
手を加えれば加えるほど、機器にも負荷がかかるため、初めに技術力の低い業者に依頼して、誤った処置をされてしまうと、最悪の場合大切なデータを失う羽目になります。
最初にデータ復旧を依頼する業者は、復旧実績をきちんと公表していて、復旧率が高いデータ復旧業者を最初に選ぶと安心です。
事前に聞いていなかった高額料金が後から追加された
定額制(一律料金制)や格安料金の業者に依頼した人でいくつか見られたのが、「見積もりで聞いていなかった料金が後から加算されて請求された」というものです。
事前に料金が決まっている業者では、規定範囲外の作業が発生した際には料金テーブル外の費用を追加されることが多く、結果的に数十万円以上とかなり高額になることもあります。
予定外の出費を避けるためには、見積もり確認の際に「後から料金が加算される可能性はないか」を確認しましょう。
また、成功報酬制のプランであれば、最終的な復旧の成功率に応じて最初の見積もり額から減額になるためそれ以上高額になることがないので安心です。
復旧のスピードが遅く必要なタイミングに間に合わなかった
同じ復旧内容だったとしても、依頼してから数日で復旧が完了するデータ復旧業者もあれば、一か月以上かかるデータ復旧業者もあり、口コミに大きな差がみられました。
自社内に復旧設備や人員が充実しているデータ復旧業者は対応できる件数も多いため、少ない期日で復旧できるケースが多いです。
一方で、いつまで経っても復旧が終わらない、初期診断の段階で数日かかるような業者は、作業を外注している可能性が高いため、復旧技術にもセキュリティにも信頼がおけません。
もちろん難易度の高い復旧作業のように、正当な理由でやむを得ず期間が延びてしまうこともありますが、スピーディーに対応してもらえるデータ復旧業者に依頼をしておく方が安心できるでしょう。
本当に大事なデータ復旧業者の選び方4ポイント
データ復旧業者を選定する際に重要なポイントを4つ厳選してお伝えします。
- 技術力(復旧率)が高く自社内でレベルの高い作業が行える
- 復旧実績が豊富で難易度の高い症状も対応可能
- 初期診断無料で高額な追加料金が発生しない
- サポートが充実していて信頼できる
結論から言うと、データ復旧業者選びで一番重要なポイントは技術力が高いデータ復旧業者を選ぶことです。
「預けたデータをちゃんと復旧してもらえそうか?」を最重要に置きつつ、それ以外のポイントも含めて比較することが重要です。
注意点として、データ復旧業者によっては、サクラの口コミや「完全成果報酬制プラン」を宣伝文句に使い、評判をアピールしているデータ復旧業者もあります。
そのようなデータ復旧業者では、良い評価の口コミを書くことを条件に料金を抑える提案をしている悪質なデータ復旧業者も存在します。単に「評判がいいから」という理由で業者を選ぶのはおすすめしません。
また、一律料金制や完全成果報酬制を宣伝材料にしている業者の中には、実績が伴わないゴースト業者も存在します。
技術のない業者に復旧に失敗されてしまったことで、大事なデータが永遠に戻らなくなった…となっては困りますよね。
後悔しないためにも、口コミや料金プランだけでなく、HPなどに記載してある情報や、復旧率・他社と比較した実績の情報を元に、満足のいくデータ復旧が行えるようにデータ復旧業者を選択しましょう。
公式HP:デジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1という圧倒的な実績を持つデータ復旧業者で、無料で診断・見積もりを受け付けているのでまず最初に相談するのにおすすめの業者です。
- データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売上No.1
- 復旧率最高値95.2%の技術力
- 官公庁・大手法人を含む累計ご相談件数36万件以上の実績
- データ復旧依頼の8割を48時間以内に復旧するスピード対応
- 相談・初期診断・見積無料など豊富なサポート体制
技術力(復旧率)が高く自社内でレベルの高い作業が行える
データ復旧業者を選ぶ時は技術力が高い業者を選ぶことが一番大切です。
技術力が高い業者のポイントは以下のようなものが挙げられます。
- 技術の実績(復旧率・復旧件数)を公開している
- 他社で復旧できなかった障害の復旧実績が多い
- 精密な作業ができる復旧設備(クラス100クリーンルームなど)を設置している
- 技術的な面での表彰実績がある
- 軽度~重度・最重度障害まで、対応できる障害の幅や機器の種類が豊富
- 自社内に復旧専門エンジニアが数十名在籍している
- 自社内でデータ復旧を行っていて、復旧ラボを見学できたり、WEB上に公開している
特に、技術力が高い業者は、きちんと自社の復旧率や復旧件数を明示していて、他社で復旧に失敗したデータの復旧に成功しているデータ復旧業者は、技術力が抜きんでている証拠です。
復旧の様子や社内の復旧設備も公開しているところは、さらに信頼がおけます。
反対に、これらの復旧率や自社の設備を非公開にする業者は、実績が乏しい可能性が高いため、依頼は避けた方が良いでしょう。
復旧実績が豊富で難易度の高い症状も対応可能
過去の対応実績が豊富な業者は、それだけ多くのパターンに対応できる証拠です。
- 相談実績・対応実績数が他の業者と比較して多い
- 官公庁・捜査機関、大手法人からの依頼実績がある
- 他社で復旧に失敗した機器の復旧事例がある
特に、官公庁、大手法人からの依頼を頻繁に受けているようなデータ復旧業者は、実績面でもセキュリティ対策の面でも信頼できると考えていいと思います。
初期診断無料で高額な追加料金が発生しない
データ復旧の料金は、症状に対する復旧難易度やデータ容量などによって算出されます。
あまりに安すぎる料金設定は作業内容がずさんだったり、あとから追加料金が発生する可能性が高いので注意しましょう。
「完全成功報酬制(復旧失敗したら0円になる)」のプランを押し出している業者もありますが、HPの宣伝内容と実際に言われた料金プランが異なっていたという事例もあります。
以下のように、料金面では安い・高いというよりも信頼できるかどうかを重視して業者を選ぶのが失敗を避けるポイントです。
- 初期診断・見積もりを無料で行っている
- 事前の見積もり額より高くならない
- 料金の内訳についても説明してくれる
- 成果報酬制の料金システムを採用している
データ復旧サービスでは、初期診断時に機器を直接確認してもらう必要があります。
相見積もり(複数業者で同時に見積もり)をとると、それだけ時間がかかるだけでなく、場合によっては「診断料」「調査費用」などの名目で依頼しない業者にも余分な費用がかかることがあるためあまりおすすめしません。
まずは最も技術力が高く診断無料の業者で見積もりしてもらい、どうしても納得できなければ別の業者に依頼するといった形で対応しましょう。
サポートが充実していて信頼できる
データ復旧の技術力だけでなく、データ復旧をより快適に依頼できるように、以下のようなサポート体制が充実している業者があります。
- 全国のデータ復旧依頼に対応可能
- 相談・初期診断・見積が無料
- 部品代送料などが無料
- 法人向けの出張サービス
- 自社内ラボの見学案内が可能
- 24時間365日年中無休で電話対応可能
データ復旧の技術力が高い業者でこのようなサポート体制が充実している業者は、比較的良心的に対応してもらえる可能性が高いでしょう。
データ復旧をできるだけストレスなく、お得に依頼するためにも、サポート体制が充実しているかをHPなどで確認しましょう。
こちらの業者は、データ復旧の技術力が高いだけでなく復旧スピードも最短即日と速く、実績・セキュリティ対策・サポート体制などの要素もしっかりとクリアしていておすすめです。
評判が良くてもオススメしない悪質データ復旧業者の特徴
データ復旧業者で避けた方がいい悪質なデータ復旧業者の特徴はこちらです。
- 復旧作業や設備が非公開、サイト上に載っていない
- 復旧率を数値で表記していない
- 完全成果報酬・価格の安さを売りにしている業者
上記のような特徴に当てはまる業者は、技術力の低い可能性があるため、依頼は避けた方がいいでしょう。
復旧率を数値で表記していない
復旧率を数値で表記していない業者は技術力が低い可能性が高いため避けましょう。
本来、データ復旧ではどれだけのデータを取り出せたのか実績を明記している業者のほうが親切です。
復旧率を表記していない業者は、他社と比較して復旧率が低いために公開していない可能性が考えられます。
しっかりとその業者の復旧成功率を見極めて業者を選定する必要があります。
「メーカーの公式窓口」「定額制・完全成果報酬制で安心」などの宣伝を行っていたとしても、このような業者の技術力にかかわる根本の実績を非公開とする業者は怪しいため、避けた方がいいでしょう。
復旧作業や設備が非公開、HP上に載っていない
復旧作業や復旧設備が非公開である業者は、本当に自社で復旧を行っているかの信頼が持てません。
技術力があり、実績を出している業者は、HPに復旧の設備や様子を掲載していたり、実際に復旧ラボを見学できる取り組みを行っています。
社内の設備を公開していない理由を予測すると、市販のソフトなどを使用するのみで専用の設備を置いていないか、そもそも自社では復旧を行っておらず外部に委託しているといったことが考えられます。
このようなゴースト業者、技術力の低い業者に誤って依頼しないためにも、社内の様子を非公開としている業者は避けた方が無難です。
完全成果報酬制・価格の安さを売りにしている業者
料金プランの違いでも解説した通り、技術力や復旧率が低い業者ほど、「復旧に失敗したら0円」や「定額制で安心」といったように価格の安さを売りにしている傾向があります。
完全成功報酬制の業者では、復旧成功率が公表されていない場合が多く、復旧の成功と失敗の割合がイメージしにくいため、業者の実態はとても不明瞭です。
安価で復旧を請け負う業者は、市販の復元ソフトでもできるような軽度な復旧作業を対象としていることもあり、対応できる症状の幅が限られることがあります。
費用は安く抑えたいものですが、実態のないゴースト業者に依頼してしまい、復旧に失敗しされてデータを完全に失ってしまうのは本末転倒です。
価格の安さではなく、データ復旧の技術力が高い業者を選択することをおすすめします。
結論:悪質なデータ復旧業者は非公開情報が多いため注意
悪質なデータ復旧業者では、復旧率や過去の実績などの情報が非公開になっていることが多いです。
データ復旧サービスは普段なかなか利用するものではなく、利用者としても初めての経験なので少しでも客観的な情報があると嬉しいところです。
技術力や実績に自身のある実力派のデータ復旧業者はしっかりと自社情報を公開して、公明正大にサービスを提供している傾向があります。
どの業者も強みとなる情報をアピールし、弱点は公表しないものなので、公開情報が多い業者のほうが優れた部分も多くより信頼できるといえるでしょう。
厳選5社のデータ復旧業者を比較
今回は技術力の高いデータ復旧業者に共通する項目を元に、100社以上あるデータ復旧業者を比較厳選し、5社選びました。
データ復旧業者の技術力、信頼性、セキュリティ、サポート体制、スピードの5ポイントを重視しつつ、「本当に失敗しないおすすめのデータ復旧業者はどこか?」という観点で業者を評価しています。
サービス名 | デジタルデータリカバリー | Data Rescue Center (データレスキューセンター) | Win Disk Rescue | オータムサポート | PCSTYLE |
---|---|---|---|---|---|
復旧率 | 95.2% | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
復旧実績 | ✓相談件数29万件以上 ✓他社不可3000件 ✓官公庁・法人1万社以上 | ✓受付件数15万件以上 | ×不明 | ×不明 | ✓官公庁・法人取引多数 |
復旧設備 | ✓クリーンルーム(クラス100) ✓ドナーHDD7,000台以上 | ×非公開 | ✓クリーンルーム(クラス100) | ×非公開(物理障害は対応不可) | ×非公開 |
ラボ公開/ 持ち込みの 可否 | ✓公開・見学可能 ✓持ち込み可能 | ×非公開 ×持ち込み不可 | ×非公開 ✓持ち込み可能 | ×非公開 ✓持ち込み可能 | ×非公開 ×持ち込み不可 |
料金形態 | 個別プラン制 | 完全成果報酬制 | 完全成果報酬制 | 一律料金・完全成果報酬制 | 一律料金制 |
従業員数 (エンジニア人数) | 164名 (約40名) | 23名(-) | 非公開 | 15名(-) | 非公開 |
初期診断& 復旧スピード | 初期診断:無料最短5分 復旧:80%を48時間以内に完了 | 初期診断:6~48時間(一部有料) 復旧:非公開 | 初期診断:無料 復旧:スピード復旧(別途料金) | 初期診断:一部有料 復旧:非公開 | 初期診断:無料 復旧:非公開 |
営業時間 | 年中無休 24時間受付 | 平日 9:00~24:00 | 平日 9:00~19:00 | 平日・土曜日 10:00 ~ 19:00 日祝休み | 平日 9:00~19:00 土日祝休み |
セキュリティ体制 | ISO27001 Pマーク セキュリティゲート設置 | ISO27001 | Pマーク | ×非公開 | ×非公開 |
本記事では技術力の高いデータ復旧業者の選び方を紹介してきましたが、実際に業者のホームページを見てもどの業者がいいのかわからないことも多いと思います。
ぜひ、この比較表と今までのポイントに照らし合わせて選ぶことをおすすめします。
比較してみると、HP上で公開されている情報は業者によって差があり、どの程度復旧できるのか・どんな作業をしているのかが不明瞭な業者が多いという結果になりました。
「業界トップレベル」など、ぱっと見で良さそうな宣伝文句を記載していても、実際には具体的な実績は何一つわからない業者はあまりおすすめできません。
この結果を見るに、やはりデータ復旧業者の技術力を判断するには、自社の復旧実績や情報をしっかり公開していることが重要なポイントだとわかります。
データ復旧業者は技術力で選ぶ
ここまでのポイントを踏まえて、データ復旧業者を選ぶ際には「技術力」で選び、特にデータ復旧率が高い業者を選択しましょう。
データ復旧は何度も作業をやり直せないほぼ一発勝負の世界なので、確実にデータを取り出したい方にとって、最初の依頼で復旧完了することが重要です。
一度データ復旧に失敗してしまうと、悪化した状態からの復旧は難易度が跳ね上がり、いくら腕のいい技術者であっても最悪のケースでは二度とデータが取り出せなくなってしまうかもしれません。
大事なデータをご自身の選択で失ってしまわないためにも、技術力を重視して業者選定を行うことをおすすめします。
編集部がおすすめするデータ復旧業者はこちら
国内100社以上の中から技術力の高い業者を調査した結果、編集部が本当におすすめできるデータ復旧業者を紹介します。
5つのポイントである「技術力」「信頼性」「セキュリティ対策」「スピード対応」「サポート体制」のすべてをクリアできる業者はほとんどなかったものの、こちらで紹介する業者は非常に高いレベルを実現していました。
データトラブルに困ったら、まずはこちらの業者に相談してみることをおすすめします。
デジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売上No.1(※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく 算出期間:2007年~2020年)で、累計ご相談件数36万件(算出期間:2011年1月1日~)と、各社サービスと比べて相談件数は随一を誇ります。
多数の依頼を受けながらデータ復旧率95.2%(※2018年2月)・他社復旧不可の相談件数も3,000件以上・官公庁/大手法人の依頼多数と、実力勝負で業界トップを走り続けるナンバーワン企業です。
膨大な数の依頼に耐えうる大規模な復旧設備(ドナー用HDD7,000台)を東京都内に構え、専門性の高いエンジニア約40名が365日体制で対応にあたっており、依頼対応のキャパシティも圧倒的に大きいことがうかがえます。
また、相談時は専門アドバイザーによる丁寧なヒアリングと見積もりを1件1件行っており、復旧ラボの見学も常時受け付けているなど、たとえ依頼件数が多くても雑に対応されることはまず無いと思われるので安心です。
大手法人から個人まで幅広い利用者に選ばれていて、無料の診断・見積もりサービスも行っているので、まずはデジタルデータリカバリーに一度相談してみるとよいと思います。
- データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売上No.1
- データ復旧実績は95.2%!
- 初期診断無料で安心して相談できる
- 365日営業・最短即日でデータ復旧対応可能
- 国際水準のセキュリティ対策で信頼できる
デジタルデータリカバリーのサービス特徴
項目 | デジタルデータリカバリー(DDR) |
---|---|
営業時間・相談窓口 | 年中無休 24時間受付 夜間の電話相談あり |
持込・宅配・出張 への対応 | 持込:◎ 宅配:◎ 出張:◎ ラボ見学も可能 |
初期診断 | 費用:無料 最短5分で診断完了 |
配送料 | 無料 (キャンセル時の返送料金のみお客様負担) |
実績 | ✓復旧率最高値95.2% ✓ご相談件数36万件超 ✓ご依頼の約8割を48時間以内に復旧 |
設備 | クリーンルーム クラス100 ドナーHDD 7,000台以上 |
セキュリティ認証 | ISO27001/ISMS Pマーク |
従業員数 | 164名 (エンジニア40名以上在籍) |
拠点 | 5ヶ所 本社:東京 |
運営会社 | デジタルデータソリューション株式会社 |
詳細 | 公式サイトを見る |
デジタルデータリカバリーの強みとは
デジタルデータリカバリーは、国内のデータ復旧サービスの中でも特に以下のような点が強みの業者です。
- 復旧率95.2%の復旧率の技術力の高さ
- 信頼できるセキュリティ対策
- 最短即日復旧のスピード対応
復旧率95.2%の復旧技術の高さ
デジタルデータリカバリーの一番の特長はデータ復旧の技術力の高さで、国内に多数あるデータ復旧業者の中でも突出した技術があります。
- 復旧率最高値95.2%
- データ復旧の相談件数36万件越
- 他社で復旧不可だった相談件数3,000件超
- 東京都からHDDの復旧技術で経営革新優秀賞の受賞
優秀なエンジニアが多数在籍し、エンジニアの人数や自社内の復旧ラボの大きさも国内有数の規模です。
復旧率や相談件数などの多くの情報を数値で提示する上で、数値だけでなく根拠もあわせて提示している点で信頼できます。
信頼できるセキュリティ対策
デジタルデータリカバリーはセキュリティ対策にも力を入れています。
- ISO27001・Pマークを取得
- NDA(秘密保持契約)の締結が可能
- セキュリティゲート・監視カメラを設置
データ復旧業者に依頼する時には、大事なデータを預けるうえでセキュリティ対策がきちんとなされているか重要になります。
デジタルデータリカバリーでは法人・個人問わずNDA(秘密保持契約)の締結が可能なだけでなく、毎日大量の問合せでも機器の取り違えや情報漏えいが起こらないよう厳重な仕組みが整えられているので、安心して依頼することができます。
最短即日復旧のスピード対応
デジタルデータリカバリーでは、国内最大級のデータ復旧ラボや、数多いエンジニアの人数を活かしたスピード復旧が可能です。
- 最短即日復旧
- ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了
デジタルデータリカバリーでは、同時に多数の機器を復旧できるキャパシティがあるため、復旧スピードも迅速です。
HPには最短即日で復旧完了することが可能とあり、365日24時間電話受付をしているため、緊急でデータ復旧が必要になった場合にも早急に受付・初期診断を依頼することができます。
デジタルデータリカバリーの実際の復旧事例
デジタルデータリカバリーでは、他社では復旧不可だった機器の相談事例が3,000件以上あるそうです。
Twitterや自社HPで事例を多数公開されており、毎日たくさんの機器を復旧していることがうかがえます。
【10年前に故障、2社復旧不可のHDDから復旧!】
症状:スクラッチ障害。プラッタの状態が悪く、データ復旧の難易度が非常に高い状態でした。
全データの復旧には至らなかったものの、一部データはフォルダの構成まで綺麗に復旧することができました。 pic.twitter.com/COW2twYlHF
— デジタルデータリカバリー【データ復旧.com公式】 (@DDR_Japan) January 27, 2022
水没したレコーダーの復旧に成功
■症状
大雨により自宅が床上浸水
完全に水没したため泥などが内部に入り込んだ完全水没&レコーダーという難しいケースでしたが、専門エンジニアにより復旧に成功いたしました。
水没したケースでも対応していますのでご気軽にご相談ください。#データ復旧 pic.twitter.com/xvRu9l1nzU— デジタルデータリカバリー【データ復旧.com公式】 (@DDR_Japan) August 28, 2021
【一体型SDカードのデータ復旧に成功!】
■症状
・3年前にデジカメで認識しなくなった
・SDカードの端子(接続)部分が変色し液体がかかった様子■復旧作業
SDカードの基板が破損して傷が付き、中の配線に問題がありましたが、修復を行い、データを全て抽出することに成功しました。#デジカメ pic.twitter.com/UzbPx5jtQr— デジタルデータリカバリー【データ復旧.com公式】 (@DDR_Japan) July 27, 2022
このような事例が多く、自社からしっかり情報を発信しているという点も高く評価できると思います。
デジタルデータリカバリーの実際の利用者の口コミ
実際の利用者が投稿した口コミをTwitterで検索すると、かなりの数の口コミがヒットしました。
対応もとても丁寧で、もしまたピンチが訪れたらこちらのデジタルデータリカバリーを利用したい。https://t.co/VdIxFRJC4R
…じゃなくて、ちゃんと細めにバックアップとってピンチが訪れないようにしたい。
— 今井大輔 (@dice_k_imai) March 6, 2020
復旧依頼をしていたHDDデータを受け取りに行きまして、
無事復旧されたデータを受け取る事が出来ました。
ダメだった場合はアレやコレや入れ直す手間で休日いくつ潰れんのさってトコでしたので助かりました。
デジタルデータリカバリー様ありがとうございました。— ヤマモト (@yamamoto16) May 30, 2020
また、自社サイトで利用者のインタビューも多数公開されていて、さまざまなパターンの依頼に対応している証拠なので、信頼して任せてよいと思います。
デジタルデータリカバリーは24時間365日相談を受け付けていて、無料で機器の診断も受けられるため困ったときはまずここに相談してみるとよいでしょう。
データ復旧の技術力が本当に高い業者の特徴
HDDのデータ復旧業者は国内・海外を含めて数多く存在しますが、本当に技術力の高い業者には共通点があります。
- 復旧率や復旧件数を公開している
- 重度のHDD物理障害にも対応できる・他社不可の実績も多い
- 復旧設備の見学OK
- 初期診断・復旧のスピードが速い
- HDD復旧技術で表彰された実績がある
- HDD復旧専門エンジニアが数十名以上いる
復旧率や復旧件数を公開している
意外にも、データ復旧業者では過去の復旧実績を非公開としているところが多いです。
しかし、HDDに仕事で使うデータや貴重な動画などのなくなっては困るデータの復旧を依頼する際は、1つでも多くのデータを取り戻せる可能性に賭けたいと思うのが当然だと思います。
「自分の必要なデータを取り戻せるかどうか」という点において、依頼前に判断するためのもっとも客観的な指標がデータ復旧率です。
復旧率と復旧件数を見比べれば技術力の優れた業者は一目瞭然なので、必ず復旧率や復旧件数を公表している実力派の業者から選ぶようにしましょう。
重度のHDD物理障害にも対応できる・他社不可の実績も多い
HDDのデータトラブルにはさまざまなパターンがあり、重度の障害ではそもそも対応できる業者が限られている場合もあります。
自社で特殊な技術を研究し、他の業者ではまったく復旧できないような障害からでもデータ抽出に成功するような業者は最後の駆け込み寺になることも多いので、他社復旧不可の相談件数が多い業者はそれだけ信頼がおける証拠でしょう。
とくに、一般的に復旧が難しいといわれる障害でも対応可能という業者であれば、万が一重度障害が発生していても断られる
復旧設備の見学OK
データ復旧業者の中には、ごく簡易的な作業環境で一部の障害にしか対応できないようなところもあり、最初に相談するにはあまりおすすめできない業者も存在します。
ホームページや電話だけでは違いを見分けることが難しいため、自分の目で直接見て確かめるのが一番早いですが、復旧設備を見学できる業者は意外と限られています。
初期診断・復旧のスピードが速い
エンジニアの知識や経験が豊富であれば、それだけ診断や復旧作業のスピードも速くなります。
初期診断に1週間以上かかるような業者は外部の業者に機器を送っている可能性があり、自社の技術力はそこまで高くないと考えられます。
相談時に復旧にかかる時間について確認してみましょう。
HDD復旧技術で表彰された実績がある
データ復旧業者の中でも特に優れた研究実績を残した業者は、自治体などの表彰を受けていることもあります。
HDDの復旧技術は各社が独自に研究して編み出したものなので、技術分野で功績をおさめた業者であれば十分信頼に足るでしょう。
エンジニアが数十名以上いて機器別の専門に分かれている
エンジニアが何名体制で復旧にあたっているかというのもポイントです。
データ復旧は重度の作業なら数日かかることもあり、仮に1名しかエンジニアがいない場合、他の依頼はすべてストップすることになります。
1人が対応できる件数は限られているので、エンジニアの人数が多いほど同時に対応できる依頼の数も多く、知識や技術が他の業者の何倍ものスピードで進歩していきます。
数十名以上のエンジニアがいる業者は全国でも数社に絞りこめるので、その中から料金なども含めてもっとも自分にあった業者を選ぶとよいでしょう。
また、HDDとスマホ、SDカードなどではデータ復旧に必要な設備や知識が異なります。
数名体制で受付件数もそこまで多くない業者だと、依頼の少ないスマホやその他の機器などは対応できなかったり、技術が乏しい可能性が高いのでエンジニアの人数が多く、専門分野に分かれているようなところの方が復旧率が高いです。
データ復旧サービスの料金システムとおすすめプラン
データ復旧業者の料金は、基本的に対象機器を診断することによって、障害や機器の状態を確認した上で決定します。
データ復旧料金の形態は大きく3つに分けられますが、データ復旧業者を比較したうえでどのような復旧を行っているのかを察知し、選択していくことが大切になります。
料金の発生するポイントに着目
データ復旧において、料金が変化する要素は主に以下の8点です。
- 障害の種類(物理障害・論理障害)
- 障害のレベル(軽度~重度)
- 機器の種類(HDD/SSD/PC/SDカード/USBメモリ/スマホ等)
- 機器の台数
- 交換した部品の数、値段
- 作業にかかった期間
- 納品までの期間(特急料金が上乗せになる場合も)
- 取り出せたデータの内容(希望のデータ・容量)
このほかにも送料や診断料、成功報酬費や作業費など、業者によって料金が発生するポイントは違います。
料金内訳が明確でない業者では、復旧技術や成果に見合っていない金額が請求される場合が多いので、詳細までしっかりと確認しておく必要があります。
その中でもデータ復旧業者の料金が大きく変化する3つのポイントを解説します。
障害の種類(物理障害・論理障害)
機器に発生している症状によって必要な料金は変化します。
- 物理障害か論理障害か
- 症状が軽度か重度か
- 障害が併発しているかどうか
機器の状態が悪化しているほど、復旧の難易度が高くなるため、作業が複雑な分追加で料金が発生します。
データ復旧の料金を抑えるためには異常を感じた時点で使用するのをやめ、状態が悪化する前にデータを復旧することが重要です。
復旧する機器の種類・データの容量 ※削る? 取り出せたデータの内容 に修正
データを復旧する際にはHDDかメモリ系機器(USBメモリ・SDカードなど)、NAS・サーバーなどの機器の種類によって復旧の難易度が変化するため、料金が変化する可能性があります。
その他にも、部品交換が必要な時は部品代や取り寄せるためのコストが必要になる場合があります。
復旧したいデータの容量が増えるほど、必要なデータを探したりデータを取り出す作業に手間がかかるため、追加で復旧料金が発生する可能性があります。
納品までの期間(特急料金が上乗せになる場合も)
データ復旧作業にかかった期間によって必要な料金も異なります。
1時間の復旧作業と1か月かかった復旧作業では、エンジニアの対応時間が異なるため、人件費や作業費などのコストが追加でかかってきます。
また、業者によっては、緊急時にスピード復旧対応を依頼すると、特急料金として追加料金を請求される場合もあります。
診断料、見積もり後のキャンセル料
依頼(契約)前に診断料や見積もり後のキャンセル料などの名目で費用が発生する場合があります。
これらの費用が発生するかどうかは業者によって異なります。
また、こちらからキャンセルした場合だけでなく、業者側が技術的に復旧不可能と判断した場合でも診断料やキャンセル料が取られることもあるため注意が必要です。
完全無料の優良業者もあるのでそちらを選ぶとよいでしょう。
データ復旧業者の料金制度
先程も説明したとおり、基本的にはここの機器を診断した結果によって料金を決定します。
その上で、データ復旧業者の主な料金形態として以下の3種類に分類されることが多いです。
- 一律料金(定額)制
- 完全成果報酬制(復旧に失敗したら費用0円)
- 個別プラン制
一律料金制
一律料金制は、機器や症状ごとに一律の料金プランが設定されているため、わかりやすい設計になっています。
- 金額がWEB上で明示されているため、予算の設定がしやすい
- 他の料金形態に比べて安価に設定されていることが多い
金額がわかりやすく安価であることから、特にデータ復旧依頼を初めてする方にとっては安全に見え、依頼しやすい料金形態です。
- 費用を追加請求される恐れがある
- 対応できる機器や症状が限定される
- 個人でもできる簡単な作業しか行われない
- 他社に作業を外注される可能性がある
一律料金(定額)制の業者は対応できる範囲を限定することによって、簡易的な作業を安価に復旧対応できるシステムの可能性が高いです。
さらに、よくあるトラブルの口コミとして、「一律料金制のはずが、後から高額な追加料金を請求される」「重度障害が発生しているから他社に外注すると言われた」という被害が発生していますが、予定の作業から逸脱した場合に追加料金が発生することが事前に明記されている可能性があります。
一律料金制の業者に依頼する場合には、事前に見積が確定するかどうかを確認し、確定しない場合には変化する要素をチェックしておきましょう。
完全成果報酬制
完全成果報酬制とは、データ復旧に失敗した場合に料金がかからないプラン設定です。
- 失敗した時の金額的リスクがない
依頼する側にとって、復旧に失敗した際に料金が発生しない仕組みは一見利用しやすいメリットに見えます。
- HP上に復旧実績(復旧率)や復旧設備を公開している業者が少ない
- 成果の基準が不明瞭な業者が多い
データ復旧業者にとっては、復旧失敗した時に業者の利益にはならないため、確実に復旧が可能な依頼のみを受け付け、それ以外の機器は復旧不可能として診断される可能性があります。
その上完全成果報酬制をとっている業者は、ほとんどの場合復旧実績(復旧率)を明示していないことから、本当にデータ復旧できているのか、どの程度の復旧実績があるのか判断が難しいです。
また、データ復旧率を公開している業者が少なく、データを復旧したい依頼者に対し、過去の復旧実績を非公開にするのはいささか不親切です。
依頼者にとっては、このような業者の作業で復旧に失敗されると、機器の症状が悪化する可能性が高く、本来取り出せたはずのデータが気づかないうちに永遠に取り出せなくなってしまうデメリットがあります。
「完全成功報酬制だから安心」「失敗しても0円」などの消費者が惹かれやすいキャッチコピーで宣伝している業者では、復旧率が明示されているか、成果の定義が明確かをしっかりと確認しておく必要があります。
個別プラン制
技術レベルのしっかりとした業者であれば、データ復旧の料金体制は、基本的に「個別プラン制」となります。
依頼ごとに個別に組まれた作業工程によって料金が変化するため、見積もりの際には1件1件の依頼に合わせて適切な復旧料金の相場を設定してもらえます。
作業の事前に見積もりを出してもらえるうえに、予算に合わない場合には作業前にキャンセルすることもでき、自分の機器の障害レベルも個別に把握ができるため、依頼者のメリットが大きいです。
初期診断や見積の提示までを無料で行ってくれる業者が多いので、一度相談してみることをおすすめします。
最初は診断無料&復旧率が高い業者で見積もりするのがおすすめ
最初に相談するのは、機器の状態を個別に診断した上で見積を出してもらえる「個別プラン制」の業者をおすすめします。
最初から定額制・完全成果報酬制を謳っている業者は、復旧率を非公開としていることが大半で、その業者がどれだけの確率で復旧に成功/失敗しているのかを明らかにしない傾向があります。
初めに一律料金制や、完全成果報酬制の業者に依頼した場合、復旧に失敗されてデータが取り戻せなくなっても取り返しがつきません。
機器を一つひとつ丁寧に診断し、個別の復旧作業プランを提示してくれる業者であれば、このような失敗は避けられます。
一社目でもし予算が見合わなければ、依頼をキャンセルして他の業者にも相談することもできるので、最初の段階では一番復旧確率が高い業者に相談するのがいいでしょう。
データ復旧費用の相場
データ復旧にかかる費用の相場は、だいたい以下の通りです。
機器に発生している障害が論理障害なのか物理障害なのかによってデータ復旧の料金相場は大きく変化します。
- 論理障害:3万円~30万円
- 物理障害:7万円~60万円
基本的には論理障害よりも物理障害の方が作業工数も難易度も高いので、料金が高く設定されています。
軽度な論理障害であれば、データ復元ソフトで復元できるものもあり、安価で復旧できる場合もあります。
発生している障害の判別は難しいためまずは業者で診断してもらい、見積もりを出してもらってから判断することをおすすめします。
データ復旧業者に依頼する際の流れ
データ復旧業者に依頼する際は、基本的にはプロのエンジニアに機器の状態を直接確認してもらい、その診断結果から見積りを出してもらいます。
- データ復旧したい機器を持込みor郵送する
- エンジニアが復旧できるかどうか診断(初期診断)
- 復旧できる場合は費用を見積り
- 見積り金額に同意
- エンジニアによるデータ復旧作業
- 復旧完了後、料金支払い
- 機器を返却
もし、データ復旧ができないと事前に分かった場合やキャンセルしたい場合は、3の見積りの時点で機器を返却してもらいます。
データ復旧は実際に機器の状態を見ないとデータ復旧の可能性があるかどうか判断が難しいため、依頼するかどうか決める前にまず機器を直接確認してもらう必要があります。
しかし、データ復旧業者によっては、初期診断の段階で費用が発生する場合もあるため、データ復旧業者の料金システムを事前に確認してから依頼・相談するようにしましょう。
おすすめ業者:デジタルデータリカバリーの無料相談の申込み方法
データ復旧できるか、料金はいくらくらいかかるのかなど、最終的な判断はデータ復旧業者に相談しなければわかりません。
万が一の時は、できるだけ速やかに相談することをおすすめします。
相談方法には電話やメールなどがありますが、デジタルデータリカバリーでは電話でもメールでも相談を受け付けています。
以下、相談手順を解説しますので、参考にしてください。
-
STEP.デジタルデータリカバリー公式サイトにアクセスする
-
STEP.メール診断・見積もりはこちらをタップする(電話でも相談可能)
-
STEP.データが入っている機種などの情報を選択・入力する
-
STEP.画面の指示通りに入力して「上記内容で送信する」をタップする
-
終了
法人の方がデータ復旧業者を選ぶポイント
法人の方がデータ復旧業者に復旧依頼をする場合には、個人の方よりも慎重に業者を選択する必要があります。
機密情報などが入っているHDDを取り出したい場合には、情報漏洩のリスクがあるため復旧技術に加えセキュリティにも慎重になるべきです。
- 官公庁・大手法人の復旧実績が多い
- ISO27001・Pマークなどのセキュリティ規定がある
- 緊急依頼でもスピード対応が可能
- 出張診断・復旧サービスがある
官公庁・大手法人の復旧実績が多い
復旧業者によっては、官公庁や大手法人からの依頼を多数受けている業者があり、法人の方が依頼する業者として信頼がおけ、スムーズに復旧作業を進められます。
HP上で復旧実績や官公庁からの表彰などを記載している業者は大手のデータ復旧業者が多いため、依頼してみることをおすすめします。
ISO27001・Pマークなどのセキュリティ規定がある
会社や法人から依頼する際は、企業の機密データや顧客情報などを含んだデータ復旧になる場合が多いので、セキュリティ対策がしっかりしているかという点も重要です。
データ復旧業者のセキュリティ対策を測る指標として以下が挙げられます。
- ISO27001、ISMS 認証、Pマークといった外部から認められた規格認証がある
- セキュリティゲートを設置し、外部に情報が漏れない環境である
- 自社で復旧を行っていることが明確である
セキュリティ対策のレベルは、ISO27001やPマークなどの規格認証を取得しているところであればまず間違いありません。
これらの認証に加えて、セキュリティゲートなどによって機器の持ち出しを制限している業者であれば、さらに安心して復旧依頼をすることができるでしょう。
重要なデータの入った機器を預けることになるため、外部に復旧を委託している業者やセキュリティが甘い業者に依頼すると、情報漏洩の危険性が高まります。
復旧作業を外部に委託しているような業者では情報漏洩のリスクが生まれるので、きちんと自社で復旧を行っているかどうかもチェックしましょう。
緊急依頼でもスピード対応が可能
24時間電話対応や復旧期間が短いなど、スピード対応を行っている業者は技術力が高い傾向にあります。
直接業者への持ち込みが可能な業者であれば、その場で診断・見積まで行えるのでスムーズに復旧作業を行うことができます。
データ復旧業者のスピード対応には以下のような特徴があります。
- 即日復旧が可能
- 24時間365日対応が可能
- 機器の持ち込みが可能
緊急時の対応が可能であるため、今すぐ復旧したい、〇日までにデータを取り出したいといった急ぎの場合も相談しやすいメリットがあります。
注意点として、業者によってはスピード復旧を依頼する際に「特急料金」が追加で発生する場合がありますので、見積もりの際に確認しておくことをおすすめします。
出張診断・復旧サービスがある
企業によっては情報の持ち出しが困難な場合があり、何か異常が起きた際にも持ち出してデータ復旧ができないときの為に、出張診断・復旧作業を行っている業者を選びましょう。
出張してのデータ復旧の場合には自社内で復旧作業が完了するため、情報漏洩のリスクも少なく安全に復旧を行うことができます。
また、機器の状態によりますが、出張での復旧だと即日で復旧できる場合があるため、できるだけ早く復旧したい法人の方にはお勧めのサービスです。
HDDデータ復旧の難易度を左右する「物理障害」と「論理障害」
HDDをはじめとする機器のデータ復旧では、障害の種類によって難易度が変わります。
障害は「論理障害」と「物理障害」のどちらか、もしくは2つの障害が併発するケースがあります。
技術力の高い業者は、これらの障害の復旧を広くカバーしています。
なかでも、難易度の高い「重度の物理障害」に対応が可能な業者は、技術力が特に高い傾向にあります。
二つの障害の特徴は以下のとおりです。
論理障害とは
論理障害とは、「誤操作での初期化・フォーマット」や「読み書き中の強制終了によるファイルシステム障害」が原因で、記録されているデータやフォルダ構成に不具合が生じている状態です。
発生する症状は以下が挙げられます。
- フォーマット要求のエラーメッセージの表示
- OSが起動しない
- 頻繁にフリーズする
- 自動でファイル名が書き変わる
- ブルースクリーンが表示される
- ファイルやフォルダが開けない
論理障害ではHDD自体に問題があるわけではないため、正常に起動することから発覚が遅れがちな障害です。
症状が軽度である場合には復元ソフトでも復旧が可能ですが、中度~重度の障害の場合にはデータ復旧業者での復旧が必要になるため注意が必要です。
物理障害とは
物理障害とは、HDD自体が「落下などの衝撃」「落雷によるショート」「経年劣化」などが原因で物理的に破損して発生する障害を指します。
- カチカチ、カタカタと異音がする
- 焦げ臭いにおいがする
- フォーマットが促される
- BIOSがハードディスクを認識しない
- OSが起動しない
- 頻繁に再起動・フリーズする
物理障害の復旧は部品交換やHDDの解体を行うため、個人で対応できる範疇を超えており、データ復旧業者に依頼することが必須になります。
物理障害に対応できるのは一部の技術力の高いデータ復旧業者に限られるため、業者を選ぶ際には注意が必要になります。
素人には見分けがつかない症状もある
発生している障害が判別できない状態のときは、論理障害と物理障害のどちらも対応可能な業者に復旧を依頼しましょう。
「ファイルが開けない」「認識されない」「エラーメッセージが出る」などの症状は論理・物理どちらの可能性も考えられますが、物理障害か論理障害かによって復旧の難易度が大きく異なるため、非常に重要なポイントになります。
また、重複して二つの障害が併発している場合もあるため、やみくもに作業をすると症状が悪化し、最悪二度とデータが取り出せない状態になってしまう可能性があります。
念のためにも、対応できる障害の幅が広い業者を選択しておくことによって、適切な復旧作業を行うことができます。
復旧できる障害レベルは業者によって変わる
業者によって復旧できる障害と復旧できない障害があるため、技術力が高く対応できる障害の幅が広い業者をおすすめします。
論理障害も物理障害も軽度~重度まで段階が分かれていて、その対応手段が変わり、症状が重くなるにつれて復旧設備やノウハウが必要になります。
「物理障害」や「重度の論理障害」に対応できるデータ復旧業者は日本国内でも限られていると言われています。
中には、物理障害が発生していると分かった時点で断る業者も存在するようなので、できるだけ早い段階で技術力の高いデータ復旧業者に相談すると安心です。
データ復旧サービス利用時の注意点
データ復旧サービスを利用する際、復旧結果や料金面で失敗を避けるために注意すべきことがいくつかあります。
- できるだけ自分で機器を触らない
- 技術力の低い業者では断られる場合もある
- 定額制とあっても実際は高額費用がかかるケースもある
できるだけ自分で機器を触らない
いきなり機器が壊れるとあれこれ試そうとしてしまいますが、「故障している」「データ復旧が必要」と判明した時点で、極力機器の操作は控えましょう。
場合によっては電源のオン・オフによって障害が悪化することもあり、自力で復旧を試すとかえってその後の復旧率が低下する原因になります。
どうしても自分で試したい場合は、最悪の場合はデータが消えてしまったり買い替えになっても大丈夫というときのみにしましょう。
技術力の低い業者では断られる場合もある
ふだんデータ復旧サービスを利用する機会は少ないため、データ復旧の技術といってもなかなかピンときませんが、実際は業者間で技術力の差が大きく技術力の低い業者では復旧事態を断られてしまうケースもあります。
データ復旧依頼時は、まず最初に機器を送って初期診断を受けてから復旧の可否や見積もりが分かるので、その時点で診断料や送料などで数千円~数万円の費用がかかってしまったというケースも多くあります。
近場ですぐ依頼するのではなく、きちんとした業者を探して依頼するようにしましょう。
定額制とあっても実際は高額費用がかかるケースもある
「一律3万円」「定額制の費用で安心」といった定額制の料金プランの業者もいますが、実際には数十万円かかると言われたり、支払い時に事前に聞いていなかった追加料金が加算されたりして最終的に高額の請求が来てしまうパターンもあります。
そういった業者では、利用者のウケがよく集客しやすいという理由でHPには「一律料金」と記載し、利益を出すためにあれこれ理由をつけて後出しで追加費用が必要だと言ってくることがあります。
定額プランでは少し高めに設定されていることも多いので、適正価格で依頼できるように直接見積もりを依頼することが大事です。
データ復旧業者を利用するメリット・デメリット
データ復旧を希望するとき、データ復旧業者だけでなく市販のソフトを利用するという選択肢もあります。
データ復旧業者を利用するにはメリット・デメリットがありますので、事前にしっかり理解したうえで相談するとよいでしょう。
データ復旧業者に依頼するメリット
データ復旧業者に依頼するメリットは、以下のようなものがあげられます。
- データ復旧できる確率が高い
- 自分でやるより早くデータ復旧できることもある
- もしデータが復旧できなかったら費用が発生しない場合もある
- NASやサーバーなど動かせない大型機器も対応してもらえる
データ復旧業者に依頼するデメリット
データ復旧業者に依頼するデメリットは以下の通りです。
- 市販のデータ復旧ソフトより費用が高くなることがある
- 技術力がないデータ復旧業者に依頼してしまった場合、データ復旧の確率が逆に下がることがある
- 復旧作業でデータの内容を見られてしまうかもしれない
データ復旧復元できる機器とデータの種類
データ復旧業者で対応している機器は以下のようなものがあります。
- スマートフォン
- ビデオカメラ
- PC(デスクトップ・ノート)
- 外付けHDD・SSD
- NAS・サーバー
- レコーダー
- USBメモリ
- SDカード
- CFカード等
また、データ復旧業者で復元してもらえる可能性があるのは以下のようなデータです。
- Excel
- Word
- PowerPoint
- 画像
- 動画
- 音声
- メール
- メモ帳・テキストファイル
HDDの寿命は3~5年である日突然壊れるもの
HDDは消耗品であり、だいたい3~5年で寿命が来るといわれています。
昨日までふつうに動いていたHDDでもある日急に起動しなくなることもあり、データ消失のリスクがあります。
HDDが壊れたとき、どの部位が壊れたかによって障害の度合いも変わります。
とくに、データを記録・保持しておく役割の「プラッタ」という円盤に傷が入ってしまった場合、プロのデータ復旧業者でもかなり復旧難易度の高い症状になります。
1つでも部品が故障するとHDD全体が正常に機能しなくなるため、「特に思い当たる節はないから大丈夫だろう」と安易に判断せず、プロの目で正確な状態を診断してもらうことが復旧率を高めるカギになります。

この記事では自力で外付けHDDのデータ復旧をする前に確認しておくべきな、外付けHDDに起きている主な原因と注意点や対処法を詳しく解...
メモリ系機器(SSD・SDカード・USBメモリ)のデータ復旧は難易度が高い
メモリ系機器(SSD・SDカード・USBメモリ)は、HDDと違って物理的な駆動パーツがないため、故障しても異音がしないことから、突然データトラブルが発生することが多いです。
各機器に共通して、データの書き込み回数に上限があり、寿命のように上限を超えるとすべてのデータが消えてしまいます。
SSDは、メモリチップが複数組み合わさって構成されていることから、1つのメモリチップが故障するとすべてのデータが見られなくなります。
SDカードやUSBメモリはその上持ち運びがしやすいよう軽量化されているため、落下や水没によって故障や折れた・曲がったなど、物理的に故障する可能性が高いです。
種類が豊富にあり、メーカーや規格によってメモリチップやコントローラの配置が違うのに加え、「NAND型フラッシュメモリ」をを使っている分復旧の難易度が高いため、復旧実績が多い業者でなければ対応できません。
SSD・SDカード・USBメモリのデータ復旧を依頼する場合には、物理障害などに対応できる技術力があり、復旧実績の多いデータ復旧業者に依頼しましょう。

近年、普及が拡大しているSSD(Solid State Drive)ですが、突然故障してしまうことも珍しくなく、データ復旧が必要に...
ノート・デスクトップPC(パソコン)は解体してHDDやSSDを取り出す必要がある
ノート・デスクトップPCのデータ復旧をする時には、PCを解体して、内蔵のHDDやSSDを取り出してからデータ復旧作業をする必要があります。
ノートPCは持ち運ぶことが多く、デスクトップPCは経年劣化や放置によって物理障害が発生しやすいです。
PCのメーカーや種類によって、どこにHDDやSSDが設置されているかが異なるため、解体作業だけでもPCの知識がないと難しく、解体作業でHDDやSSDに負荷がかかるとデータが取り出せなくなる可能性があります。
データ復旧業者によっては、PCの解体作業からHDD・SSDの診断までを無料で対応してもらえるので、異常が発生したら、データ復旧業者に相談しましょう。
スマホのデータを復旧できる業者は限られている
スマホにデータの異常が発生する原因は、落下衝撃や水没、データの誤削除などが挙げられ、使用しているユーザーが多い分多くのトラブルが発生しています。
スマートフォンの進化のスピードは速く、100社以上あるデータ復旧業者の中でもスマホの復旧に対応できるのは一握りの業者だけです。
スマホの種類(iphone・Android)によって構造が異なるうえに次々と新しい型が登場することから、スマホの専門エンジニアが復旧している業者でなければ難しいです。
まずはスマホの復旧実績がある業者に相談し、大切なデータが取り出せるかどうかを確認しましょう。
データ復旧サービスを提供している会社は3種類
データ復旧サービスを提供している業者にはいくつか種類があります。
- データ復旧の専門業者
- 修理業者のデータ復旧サービス
- メーカーのデータ復旧サービス
よほどの理由がない限りは、データ復旧サービスを専門で運営している業者に依頼しましょう。
データ復旧と機器の修理には、作業に必要な知識や設備は異なります。
修理業者では少し知識があれば対応できるほどごく簡易的な復元作業しか行えないか、提携しているデータ復旧サービスを紹介されることがほとんどです。
またメーカーのデータ復旧サービスは基本的に技術提携している外部業者に作業外注となるため、その分費用や期間がかかります。
もし機器を購入した際にデータ復旧保証プランにも入っていればメーカー窓口から依頼した方が安くなることもありますが、そうでなければ直接専門業者に依頼したほうが結果的に安く・速く済むことが多いです。
最初からデータ復旧の専門サービスに依頼した方が復旧率が高くサービスが充実しているので、専門業者の中から選ぶのが大事です。
データ復旧サービス以外に自力でデータ復元する方法
データ復旧サービス以外に自力でデータを復元したい場合は、以下のような方法があります。
- データ復元ソフトを使用する
- WindowsやMacの機能で復元する
どちらの方法においても、自力で復元できるのは軽度の論理障害だけです。
もし物理障害が発生していたら自分で作業することで逆に状態が悪化する可能性もあります。
自分で作業しても大丈夫かどうか判断がつかない場合は、先にデータ復旧サービスの無料診断を受けるのがおすすめです。
データ復元ソフトとは
個人でデータを復旧する方法として復元ソフトの利用があります。
ただ個人では復旧できる症状は限られており、誤った操作で症状が悪化したりデータが取り出せなくなる可能性もあります。
データの復元に自信のない方はデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
復元ソフトをWEBでダウンロード・購入することで、個人でデータ復元を行うことができます。
無料~有料まで様々で、復元ソフトの種類によって復元できるデータの容量や対応できる症状が変化します。
軽度の論理障害であれば復旧することが可能で、データ復旧業者に依頼するよりも比較的安価で復元することができます。
以下の症状が発生している場合、論理障害であっても復元ソフトの利用はおすすめしません。
- 誤ってデータ削除してしまった
- フォーマット
- データが文字化けする
- USBやSDカードが折れた
- 内部の基板がはがれてしまっている
- 経年劣化(重度)
また、論理障害はHDDに異常はないので発覚が遅れがちなため、重度化している場合が多いです。
復元ソフトを利用するにもある程度のPCの知識が必要な場合がありますので、不安な方はなるべく作業を行わず、データ復旧業者に依頼するようにしましょう。
復元ソフトでの復旧はリスクが大きい
復元ソフトでの復旧のリスクとして、中度~重度の論理障害・物理障害には対応できないことが挙げられます。
対応できない障害に誤って作業してしまうと負荷がかかり、論理障害の場合はログへの上書き・フォーマットのリスク、物理障害の場合は正常な部品の異常の発生や異常が起きている部品の状態悪化のリスクがあります。
知識や経験がなければ障害の判別が難しいので、復元ソフトを利用すること自体のリスクが大きくなります。
確実に復旧したいときは、復旧率の高いデータ復旧業者に相談しましょう。
データ復元ソフトを使用できるケース
データ復元ソフトを使用できるのは、以下のようなケースに限られます。
- 誤ってデータを削除してしまった
- 誤って機器をフォーマットしてしまった
- ウイルスに感染してしまった
データ復元ソフトの料金相場
データ復元ソフトを使用した場合の相場は以下の通りです。
ソフトの料金相場:無料~10,000円
無料ソフトと有料ソフトがあり、有料の場合はだいたい5,000円~の料金になっています。
ただし、無料でも有料でも軽度の論理障害にしか対応できないことは変わりないため、注意してください。
1回スキャンしてデータが復元できなければ、ソフトでは復元できない症状である可能性が高く、何度もスキャンを繰り返すとどんどんその後の復旧率は低下していきます。
無料だからといって何度も試すこともやめましょう。
無料で使用できるソフト
無料で使用できるソフトの特徴は、復元できる容量や復元機能に制限がかかっている場合が多いです。
- EaseUS Data Recovery Wizard Free
- Recuva
- ファイナルデータ復元
EaseUS Data Recovery Wizard Free
データ復元ソフトの中では主要なソフトのうちの一つで、無料版と有料版があります。
無料版だと最大2GBまでしか復元できないのは大きなデメリットです。
ただWindowsだけではなくMacにも対応できる、数少ないソフトの1つではあります。
Recuva
ファイルの復元ソフトの中では知名度が高く、ソフトウェア上では日本語で操作できます。
PCが苦手な方でも作業できるウィザード形式で手順の指示が表示されるため、ソフトウェアの指示に従うことで復元作業ができる点が強みです。
心配な方はなるべく自己復旧は控えた方がいいですが、どうしても自分で作業しなければいけない場合にはこちらのソフトもおすすめします。
ファイナルデータ復元
有料の製品版がメインで、無料は体験版のみ提供されています。
体験版では復元可能かどうか診断でき、実際の復元作業には有料の製品版が必要です。
日本の企業が販売している復元ソフトですので安心感が持てるのではないでしょうか。
WindowsやMacの機能で復元
WindowsやMacにも簡易的なエラー修復機能が搭載されています。
削除してすぐのデータや過去に何らかの形でバックアップを取っていたデータであれば標準機能でかんたんに復元できることがあります。
「自分で削除してしまったデータ」かつ「削除したのが直近1ヶ月以内」と明確な場合は以下のような
困ったときは「復旧率」が高い実力勝負のデータ復旧業者を選ぼう
データ復旧は何度もできるものではないからこそ、最初にしっかりデータ復旧業者を吟味したうえで依頼することが大切です。
データが突然消えたからといって、焦るあまりに適当なデータ復旧業者に持ち込んで取り返しのつかないことにならないよう、落ち着いて対処するようにしましょう。
データを確実に復旧したい場合は、編集部おすすめのデジタルデータリカバリーへの相談をおすすめします。
- 悪質な業者を避けるには「復旧率」の確認必須
- 定額制や格安業者は高額な追加請求が来る可能性があり要注意
- 評判だけで選ぶと期待したサービスが受けられないことがある
- 復旧率90%以上で診断無料の業者なら安心!