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dカード GOLDを所有している人は、カードに付帯している「dカードケータイ補償」を利用することができます。
しかし、ドコモはsmartあんしん補償/ケータイ補償サービス(2022年8月31日以前に発売の機種)を提供していますし、iPhone用のAppleCare+ for iPhone/AppleCare+ 盗難・紛失プランという補償サービスもあります。
これらはそれぞれ内容が異なるため、どれを利用すべきか悩んでいる人もいるはずです。
そこで今回は、dカード GOLDが提供しているケータイ補償サービスを中心に、smartあんしん補償とAppleCare+ for iPhone/AppleCare+ 盗難・紛失プランとの違いについて解説します。
- カード年会費11,000円に付帯しているサービス
- 端末購入金額・頭金・事務手数料のうち最大10万円まで補償
- 故障修理は補償の対象外
- 対象端末を購入後3年以内まで利用可能
- わざと壊す・紛失したフリは補償対象外
dカード GOLDのケータイ補償サービスの利用手順も併せて解説します。ぜひ目を通してくださいね。
※本記事中の価格は総額表示
dカード GOLD ケータイ補償ってわざと壊した場合はバレる?
dカード GOLDを持っていても、dカードケータイ補償の対象外ケースがあります。
主なものを下記にあげてみます。
- 故意・重過失または法令違反によって生じた事故による損害
- 直接であると間接であるとを問わず、地震・噴火・津波・洪水・台風・暴風雨・豪雨・ 高潮その他風水災によって生じた事故による損害
- 補償金額を詐取する目的で偽装された事故による損害
- 故障修理を行った場合の故障修理代金
- 故障修理可能であると判断された場合における新端末の購入代金
上記のとおり、わざと壊す事は「故意」に含まれるため、絶対にやめましょう。
また、搾取する目的で紛失したフリも対象外です。
dカード GOLDの補償はカード発行会社側による審査があるんだよね。
実際、故障や破損じゃ補償されないからといって、わざと踏んで全損させるみたいな詐欺を働く人がいるから、審査が厳しめになってる可能性あり。 https://t.co/cBWCcSIxf4
— キャッシュレス情報 BENRISTA (@benrista) October 18, 2022
さらに、dカード GOLDのケータイ補償サービスは修理に関しては何も補償してくれません。
このように、dカード GOLDのdカードケータイ補償は、補償対象外となるケースもあることを覚えておきましょう。
dカード GOLD ケータイ補償の補償内容
dカード GOLDに付帯するケータイ補償の内容は下表のとおりになります。
項目/内容 | 補償内容 |
---|---|
年間コスト | 11,000円(dカード GOLD年会費) |
補償金額 | 新端末の購入金額または頭金及び 事務手数料のうち、最大100,000円 |
保証期間 | 端末購入から3年間 |
補償利用回数 | 年1回まで |
補償対象 | dカード GOLDに利用携帯電話番号として登録している端末 |
交換端末 | 新品 |
dカード GOLDケータイ補償の利用料金
本サービスの利用料は無料であるものの、dカード GOLDに加入していることが利用条件の1つとなっています。
dカード GOLDには年会費として11,000円がかかりますので、実質的にこの金額が本サービスの利用料として含まれます。
補償金額には要注意!
本サービスの補償金額は最大10万円と非常に高額です。
現在では10万円超えのスマホは珍しくはないものの、大半の機種であれば無料で交換してもらうことが可能です。
ただし、この補償金額は、「新端末の購入金額または頭金及び事務手数料」が対象になります。
- 一括払いで購入した場合:新端末の購入金額及び事務手数料が対象
- 個別購入あっせん契約または割賦販売契約した場合:頭金及び事務手数料が対象
個別購入あっせん契約または割賦販売契約を締結して新端末を購入した場合は、頭金の金額および事務手数料の金額が補償の対象となります。(月々の分割支払金は、補償の対象外です)。
dカード GOLDケータイ補償で新端末を購入する場合には、必ずdカード GOLDで一括購入しましょう。
また、携帯電話端末購入金額より、キャッシュバックなどの割引が適用される場合は補償金額より差し引かれます。
補償期間や補償利用回数
dカード GOLDケータイ補償の補償期間は3年です。
スマホの買い替えは2~3年が最も多いと言われているため、十分な補償期間といえます。
ただし、補償利用回数は年に1回までとなっているため、そこまで頻繁に使えるわけではありません。
補償があるといえど、スマホは精密機械で壊れやすいため、慎重に扱う必要があります。
補償対象はdカード GOLDに登録されている携帯電話のみ
本サービスの補償対象になるのは、dカード GOLDに登録した携帯電話のみです。
また、基本的にはドコモで購入した端末のみが対象となりますが、iPhoneだけはAppleストアで購入したものでもOKとなります。
さらに、対象になるのは紛失・盗難や全損等による端末で、「修理不能かつ継続利用できない」状態のものだけです。
つまり、画面割れや修理で直る軽い障害は対象外ということになります。
dカード GOLDの家族カードも同様の補償!
dカード GOLDの家族カードも、dカードケータイ補償を使えます。
そのため、家族が使用しているスマホを補償対象端末として登録可能です。
家族カードも本会員と同じ補償内容が適用されます。
dカード GOLDの家族カードは年会費が初年度無料・2年目以降1,100円。
毎年1,100円を支払うことで最大10万円の補償が受けられるのはとてもお得です。
ドコモのケータイ補償と比較
画像引用元:smartあんしん補償 | サービス・機能 | NTTドコモ
ここまではdカード GOLDのケータイ補償について解説してきましたが、ドコモにも同じ「ケータイ補償」という名のサービスがあります。
2022年8月31日以前に発売の機種を購入した場合には「ケータイ補償サービス」、9月15日以降に発売した機種からは「smartあんしん補償」が提供されています。
ここからはドコモの補償とdカード GOLDのケータイ補償サービスの違いを見てみましょう。
- 補償内容
- サービス料金
ここでは、上記の2つの項目に分けて解説します。
補償内容を比較
ドコモとdカード GOLDのケータイ補償サービスでは次の補償を受けることができます。
自己負担となる金額が異なるので注意が必要です。
端末交換・購入
項目 | ドコモ | dカード GOLD |
---|---|---|
水濡れ、全損、紛失、盗難、破損、故障での端末交換・購入 | 1年間に2回までリフレッシュ品に交換 | 1年間に1回まで同一端末・同一カラーを新たに購入する際、購入費用の一部を補償 |
自己負担 | 5,500円~12,100円 (月額料金による) | 100,000円までは無料※ |
ドコモの補償では、年に2回までリフレッシュ品と交換できます。
自己負担額は月額料金によって異なり、5,500~12,100円です。
一方、dカード GOLDの補償では、新しい端末を一旦自分で購入することになりますが、購入費は最大10万円まで補償されます。
※新端末の購入金額・頭金・事務手数料のうち、最大10万円まで補償
故障修理
項目 | ドコモ | dカード GOLD |
---|---|---|
故障修理 | 故障時の修理代金の一部を補償※ | 補償対象外 |
自己負担 | 【iPhone・iPad以外】 補償対象内:無料 補償対象外:上限3,300円 【iPhone】 購入から1年間:無料 2年目以降:上限額5,500円 補償対象外:上限額5,500円 |
※水濡れ・全損・改造・ドコモ指定の業者で修理したスマホ以外
ドコモの補償サービスは故障修理にも対応しています。反対に、dカード GOLDの補償は、故障修理は対象外です。
サービス料金を比較
ドコモのケータイ補償は、月額料金が発生します。
一方、dカード GOLDのケータイ補償はカード付帯サービスなので、基本的に別途料金は発生しません。
ドコモのケータイ補償の月額料金は以下のとおりです。購入した端末によって異なります。
ドコモのサービス料金
対象端末 | ケータイ補償(月額) | smartあんしん補償(月額) |
---|---|---|
ドコモケータイ | 363円 | 330円 |
スマホ・タブレット | 550円 825円 1,100円 | 330円 550円 825円 990円 |
dカード GOLDのサービス料金
対象端末 | サービス料金 |
---|---|
dカードの付帯サービスを利用する 携帯電話番号として届け出た端末 | カード付帯のためなし (年会費11,000円) |
カード年会費11,000円の中に、dカードケータイ補償が付帯しています。
ドコモの補償は機種により月額料金が異なります。利用中の機種の月額料金については、「補償サービスの月額料金を検索」で確認しましょう。
AppleCare+と比較
画像引用元:NTTドコモ
iPhoneユーザーの方はドコモのケータイ補償だけでなく、iPhone用の補償サービス「AppleCare+」を利用することもできます。
ここからは、dカード GOLDのケータイ補償とAppleCare+の補償について比較してみましょう。
- 補償内容
- サービス料金
補償内容を比較
AppleCare+には、AppleCare+ for iPhoneとAppleCare+ 盗難・紛失プランがあります。
AppleCare+等のサービス内容
項目 | 料金 |
---|---|
画面の損傷を修理 | 3,700円 |
過失や事故による その他の損傷を修理 | 12,900円 |
盗難または紛失 による交換 (盗難・紛失プランのみ 1年間に2回) | 12,900円 |
dカード GOLDのサービス内容
項目 | dカード GOLD |
---|---|
水濡れ、全損、紛失、盗難、破損、故障での端末交換・購入 | 同一端末・同一カラーを新たに購入する際、購入費用の一部を補償 |
自己負担 | 100,000円までは無料※ |
AppleCare+のサービス内容は、どの機種でも同じです。
ただし、その補償範囲は「修理できるもの」のみに限られています。
全損等、激しい損傷については補償されません。
また、AppleCare+ 盗難・紛失プランを選択した場合は、盗難や紛失に対する保証を1年間に2回まで受けることができます。
一方のdカード GOLDには、修理に対する補償がありません。全損等の激しい損傷があった場合のみ、補償が発生します。
画面割れが多い方はAppleCare+の方がおすすめですが、過去に水没などで全損させてしまった経験のある方はdカード GOLDの方が良いでしょう。
どちらを選ぶか迷ったときは、障害例が最も多い画面割れに対応したAppleCare+の方がおすすめとなります。
サービス料金を比較
AppleCare+では、下表のとおり機種によってかかる月額料金が違います。
AppleCare+等のサービス料金
機種 | AppleCare+ | AppleCare+ 盗難・紛失プラン |
---|---|---|
Phone 14 Plus | 月額1,350円 | 月額1,450円 |
Phone 14 Pro iPhone 14 Pro Max | 月額1,480円 | 月額1,600円 |
iPhone 14 | 月額1,180円 | 月額1,280円 |
iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max iPhone 11 Pro iPhone 11 Pro Max iPhone XS iPhone XS Max iPhone X | 月額1,045円 ※24か月目のみ1,152円 | 月額1,136円 |
iPhone 13 Pro iPhone 13 Pro Max | 月額1,033円 ※24か月目のみ1,041円 | 月額1,116円 ※24か月目のみ1,132円 |
iPhone 13 iPhone 13 mini | 月額783円 ※24か月目のみ791円 | 月額866円 ※24か月目のみ882円 |
iPhone 12 iPhone 12 mini iPhone 11 iPhone XR iPhone 8 Plus | 月額770円 | 月額861円 ※24か月目のみ877円 |
Phone 8 iPhone 7 iPhone 6s iPhone 6 | 月額678円 ※24か月目のみ686円 | 月額770円 |
iPhone SE(第3世代) | 月額408円 ※24か月目のみ416円 | 月額491円 ※24か月目のみ507円 |
dカード GOLDのサービス料金
対象端末 | サービス料金 |
---|---|
dカードの付帯サービスを利用する 携帯電話番号として届け出た端末 | カード付帯のためなし (年会費11,000円) |
AppleCare+は盗難・紛失プランの方が月額100円程度高くなっています。
dカード GOLD ケータイ補償を申請する方法・流れ
dカード GOLDのdカードケータイ補償を利用して交換手続きを行うなら次の手順を参考にしてください。
iPhoneとAndroidでは手順が異なります。
iPhoneの交換手続き
iPhoneは1度、Apple正規プロバイダやApple Storeを通す必要があります。
Appleで対応可能なのに、ドコモの店舗に直行してしまうと補償が受けられないので注意してください。
- Apple正規プロバイダまたはApple Storeに来店
- 「修理可能」または「全損」を判断してもらう
- 【Apple Storeで手続き可能】補償対象外修理サービスを適用し同じiPhoneと交換・旧iPhoneを返却
- 【Apple Storeで手続き可能】事務手数料やiPhone代金をdカード GOLDで一括払い※1
- 【Apple Storeで手続き不可】Appleのあとにドコモの店舗に来店
- 【Apple Storeで手続き不可】同じiPhoneと交換・旧iPhoneを返却
- 【Apple Storeで手続き不可】事務手数料やiPhone代金をdカード GOLDで一括払い※1
- 事故報告書(兼)補償金請求書が自宅などに届く
- 事故報告書(兼)補償金請求書の必要事項を記入
- その他必須書類も合わせて用意※2
- 事故発生から60日以内にdカードセンターヘ送付
- 審査通過後dカード GOLD利用代金からかかった費用が差し引かれる
※1 事務手数料やiPhone代金は必ず一括払いにすること。分割払いを選択すると補償の対象外となる
※2 Apple Storeやドコモで代金を支払ったときの「dカード GOLDの利用控え」。また、Apple Storeで手続きが完了した場合は、「補償対象外修理サービスで端末交換を行った旨の記載がある書面の写し」
Androidの交換手続き
AndroidはApple Storeを通さない分、手順が少し減ります。
- ドコモの店舗に来店
- 「修理可能」または「全損」を判断してもらう
- 同じAndroidと交換・旧Androidを返却
- 事務手数料やAndroid代金をdカード GOLDで一括払い※1
- 事故報告書(兼)補償金請求書が自宅などに届く
- 事故報告書(兼)補償金請求書の必要事項を記入
- その他必須書類も合わせて用意※2
- 事故発生から60日以内にdカードセンターヘ送付
- 審査通過後dカード GOLD利用代金からかかった費用が差し引かれる
※1 事務手数料やiPhone代金は必ず一括払いにすること。分割払いを選択すると補償の対象外となる
※2 Apple Storeやドコモで代金を支払ったときの「dカード GOLDの利用控え」
iPhone・Android共通
盗難や火災などトラブルが発生した場合は、各機関に届け出る必要があります。
iPhone・Androidとともに確認してください。
項目 | 内容 |
---|---|
紛失・盗難 | 利用携帯電話番号の利用中断お手続き dカードのご利用中断お手続き 警察署への届け出(遺失届、盗難届) |
火災による焼失 | 消防署等公的機関への届け出(罹災届) |
修理不能 (水濡れ・全損等) | ドコモショップなど故障修理窓口担当者による 修理不能な状態であることの確認と端末の回収 |
dカード GOLD ケータイ補償の注意点
ここからは、dカード GOLDのケータイ補償を利用する際の注意点について解説していきます。
これまでの解説と重複する部分もありますが、それだけ重大な注意点ということです。しっかり確認しておきましょう。
- 一括払いで購入した端末が対象
- 補償対象は修理不能の端末のみ
- 携帯電話番号の登録を忘れずに!
一括払いで購入した端末が対象
本サービスでは、修理不能な端末に対して最大10万円の補償が付きます。
ただし、あくまで「最大」10万円です。補償される費用は端末の購入方法によって変わります。
- 一括払いで購入した場合:新端末の購入金額および事務手数料が対象
- 分割払いで購入した場合:新端末の頭金および事務手数料が対象
本サービスを有効活用するためには、新しい端末をdカード GOLDで一括購入しましょう。
補償対象は修理不能の端末のみ
補償対象となるのは、修理不能かつ継続利用不可と判断された端末だけです。
修理して直る端末は対象外になります。スマホの障害で最も多いと言われる画面割れは、補償対象外です。
画面割れに対する補償内容は、ドコモのケータイ補償やAppleCare+の方が優れています。
自分の過去のトラブルを振り返り、自分に合った補償サービスを選びましょう。
携帯電話番号の登録を忘れずに!
本サービスの対象となる携帯電話は、dカード GOLDに登録された番号を持つ携帯電話のみです。
いくらドコモで購入した端末とはいえ、この登録をしていなければ補償は受けられません。
本人と家族の端末の補償をしてくれるdカード GOLD
画像引用元:dカードとは | dカード
今回は、dカード GOLDが提供しているケータイ補償の違いについて紹介しました。
- カード年会費11,000円に付帯しているサービス
- 端末購入金額・頭金・事務手数料のうち最大10万円まで補償
- 故障修理は補償の対象外
- 端末交換は1年に1回まで
- 対象端末を購入後3年以内まで利用可能
dカード GOLDのdカードケータイ補償では、新端末の購入時に最大10万円の補償を受けることが可能です。
また、家族カードを持っている場合、家族分の端末でも同額の補償を受けられます。
いくつか注意すべき点はありますが、この補償金額の高さは見逃せません。
わざと壊したり、紛失したフリは補償対象外になるので絶対にやめましょう!!