無線LANのセキュリティてどうなの?自宅で設定すべき強化・保護施策

  • 2019年7月22日
  • by.n-fujii

Wi-Fiを使う男性

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通信の進化は留まるところを知らず、これから5G時代に突入する中で自宅においての通信環境というのは、今やほぼ無線の時代といっても良くなりました。

しかし、無線LANを使用した通信環境の普及と共にやはり気になるのはセキュリティ面です。

そこで今回は、無線LANのセキュリティについて自宅ですべき強化と保護について紹介していきます。

無線LANにおけるセキュリティの重要性

スマホのセキュリティ

スマホが1人1台といっても過言ではないほどの普及を見せる中で、通信費の節約などで自宅に無線LANを導入してWi-Fiを使用しているユーザーはとても多いです。

しかし、無線LANの便利さはよく知っていても、セキュリティの重要性についてしっかりと理解をしているというユーザーは少ないと言われています。

無線LANにおけるセキュリティの重要性はネットが大多数に普及した現在ではとても高く、セキュリティが弱いことによって起きうる問題の中でも重要度の高いものは下記の3つです。

  • 無断使用
  • 通信情報の搾取
  • 通信データの盗聴

通信費の定額制が普及している現在であれば、無断使用については気持ちの良いものではないものの、実害としてはそれほど大きなものではありませんが、残りの2つは深刻な問題です。

上記の中でも無断使用を除いた「通信情報の搾取」や「通信データの盗聴」はプライバシー侵害にあたり、ストーカー被害や詐欺といった事件にも繋がります。

そのため、分からないからといってセキュリティをおざなりにしてしまい、結果として問題が大きくなる前に、無線LANのセキュリティ強化をすることはとても重要になります。

無線LANの規格や暗号化の種類

基本的に無線LANは通信の「暗号規格」と「暗号化方式」の組み合わせによって成り立っています。

主な無線LANの暗号規格と暗号化方式の種類に、セキュリティ強度を加えて下記の表にまとめました。

項目WEPWPAWPA2
暗号化方式RC4TKIP or AESTKIP or AES
セキュリティ強度

WEPが最も古く、WPA2が新しい規格となっていて、方式の古さはそのままセキュリティの弱さを表しています。

現在では無線LANの殆どの種類がWPA2方式を採用していて、暗号化方式にしてもTKIP、またはAESを採用しているところが多くなっています、

全てのルーターに当てはまるものではないのですが、最近のルーターを利用している人は比較的強いセキュリティとなっています。

反対に、古いタイプのルーターを使用している人はまず規格を確認することをおすすめします。

もちろん、上記規格を採用しているからといってセキュリティ面が万全というわけではなく、ユーザー自身の対策や強化、保護があって初めて安全といえます。

そこで、次項からは具体的な設定や強化や保護の方法について紹介していきます。

セキュリティ対策1:ルーター側の設定変更

ルーター

基本にして最も効果的、かつ最も手軽な対策として挙げられるのがルーター側の設定を変更することです。

中でもログインIDとパスワードの変更は重要です。

よくあるのは、ルーターを購入して初期状態のままずっと使っているというケースが多々あります。

もちろん、初期状態のログインIDやパスワードもメーカーが出した複雑なものではあるのですが、より強固なセキュリティを実現しようと考えた場合には変更するのが望ましいです。

設定方法としてはパソコンなどを利用してルーター側にアクセスし、そこから設定を変更するのですが、重要度としてはログインIDよりも、パスワードを初期状態よりも複雑なものにしてください。

強固なパスワードを設定するにあたっては、基本的に数字と英語を混ぜたものが好ましく、規則性や法則性のあるものよりもランダムで長いものの方がより強固で複雑です。

ファームウェアも最新のものにアップデート

ルーター側のログインIDとパスワードの設定変更の他にも、ルーター側でやっておいて損はないものに、最新ファームウェアへのアップデートがあります。

使用しているルーターによってはアップデートが見つけにくかったり、と面倒なイメージが強いですが、常に最新のものにするというのはそのままセキュリティの強化に繋がります。

もちろんルーターによっては自動で行えるもの、手動でやらなければいけないものなど様々です。

しかし、ファームウェアが最新であるかどうかという基本的な部分を見落としているユーザーも一定数いて、最新版であれば難を逃れたというケースもないわけではありません。

そのため、現在使用しているルーターのファームウェアが最新であるかどうかを定期的にチェックするのは面倒でもありますが、面倒に見合った対策効果を期待できます。

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次の章では、引き続き、セキュリティ対策について詳しく解説していきます。

セキュリティ対策2:ライフスタイルに合わせた使用方法

無線LANのセキュリティに気を使いたいけど、ルーター側の設定以外となると、パソコン機器に詳しい人ではない限りは戸惑ってしまうことが多いです。

しかし、無線LANの使用方法をユーザー側のライフスタイルに合わせるだけでも、セキュリティの強化に繋がります。

具体的な方法としては、仕事等で自宅を空けている間はネットワークを落とす(電源をオフにする)という方法で、これは簡単かつ強固なセキュリティといえます。

仮にルーターの設定を変更してファームウェアを最新版にアップデートしても、悪意があってネットワークにアクセスする人にしてみれば、手間が掛かるだけであまり意味はありません。

そういった意味合いから見ても、自分のいない間にネットワークを落とすというのはかなり有効です。

どんなに凄腕のハッカーであっても、回線そのものが落ちていたら何もできません

もちろん、自宅で無線LANに繋がれている機器の量などによっては手軽にできないという人も多いかもしれませんが、基本的にスマホやゲームのみの使用という人にはおすすめの対策といえます。

スマート家電におけるセキュリティの脆弱性

ここ最近増加傾向にある、ネットワークに接続されてリモートアクセスが可能なスマート家電。

このスマート家電については、セキュリティの脆弱性については度々指摘されています。

中でもスピーカーなどは、そこから音楽の趣味や傾向といったプライバシー情報が抜き取れるため、この情報をもとに悪質なフィッシング詐欺などの被害も報告されています。

また、ルーター側の設定をしっかりしていても、デバイス側のセキュリティが弱いとそちらからアクセスできてしまうため、スマート家電側の設定もしっかりと行うことが重要となってきます。

セキュリティ対策3:独立したネットワークの構築

これまでは、無線LANを使用する機器はパソコンやスマホ、よくてゲームが相場でしたが、ここ最近ではネットワークに常時接続するスマート家電も増えてきました。

また、店舗では来客時においても利便性の観点から、ネットワークを提供することもあり、リモートアクセスや自分以外のアクセスなどでセキュリティ的に脆い状況が出来つつあります。

そういった状況では、それぞれの使用するネットワークを独立させるのが有効な手段といえ、中でも来客時のネットワーク提供は、プライバシー保護の観点から見ても非常に効果的です。

実際の方法としてはプライバシー情報が多く含まれているパソコンやスマホで使用しているネットワークとそれ以外という考え方で、無線LANそのものを分けます。

メリットとしてはスマート家電などのホームデバイスにおけるセキュリティの脆さや、来客などから無線LANを使用するパスワード等が物理的に外へ流れることをしっかりとカバーしてくれるところです。

デメリットとしてはやはり無線LANそのものが複数必要となってくる点で、どうしてもその分費用が余計に掛かってしまいますので、注意が必要です。

対策のポイントは入り口を「分ける」と「絞る」

無線LANにおけるセキュリティ強化の考え方としては、ルーターやデバイス側の設定以外では、アクセスできる入り口を「分ける」もしくは「絞る」ということが有効となってきます。

サイバー攻撃をする側からしてみれば、必要なのはプライバシー情報であり、そこへアクセスするための方法として、ネットワークを利用してスマホやパソコンへアクセスします。

そのため、ネットワークそのものを分けたり、絞ったりすることによって、肝心のプライベート情報の塊であるパソコンやスマホへのアクセスに対して層を作ることが肝心となってきます。

セキュリティを万全に快適なネット環境を

笑顔でスマホを持つ女性

無線LANのセキュリティについて自宅ですべき強化・保護対策を実例を挙げながら紹介してきましたが、如何でしたでしょうか?

無線LANは、ネットへ有線で接続していた時代からは考えられないような便利さですが、目に見えない無線だからこそ、セキュリティについてはよく考えなければいけません。

「別に見られたところで困るものはない」という考えでセキュリティに無関心という人も一定数いますが、セキュリティが弱いというのは、場合によって犯罪に巻き込まれることだってありえます。

そのため、ネットワークが増えている今だからこそ、セキュリティの強化を万全に施しておくことで、犯罪に巻き込まれることのない、より快適なネット環境が楽しむことができます。

ネット社会が拡大した今だからこそ、サイバー攻撃によるトラブルは決して他人ごとではなく、とても身近な問題といえます。

無線LANのセキュリティに興味があった人も無かった人も、自分は大丈夫と考えることなく、これを機に無線LANに対する自分の姿勢を考えてみては如何でしょうか。

無線LANのセキュリティはしっかりと
  • ネットワークの暗号方式はWPA2方式が今は最も強固なセキュリティ
  • ルーター側のログインIDやパスワードを初期設定から変更する
  • 使わない時はネットワークを落とすのも簡単で有効なセキュリティ
  • 費用は余計に掛かってしまうが、複数無線LANでセキュリティとプライバシーの保護
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東京都市部出身。本業の傍らライター業を営んでいたが、徐々にライター業の比率を増やして現在に至る。ネット回線とスマホが無いと生きていくのが困難な人。iPhoneアンチというわけではないが、スマホは専らAndroid派。愛用しているのはAQUOSシリーズ。

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