
ソフトバンク・au・ドコモの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
2020年4月7日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大にともなう緊急事態宣言が発出され、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアもいくつかの対応策を実施しています。
スマホの利用を始めとした通信サービスには大きな影響がないものの、ショップの運営などに影響が出ているので、ユーザー側もうまく対処する必要があるといえるでしょう。
契約変更や機種変更などの手続きはオンラインで行えるため、積極的に活用することが大切です。
そこでこの記事では、緊急事態宣言発出にともなう3キャリアの対応状況や注意点、オンラインショップの活用方法を紹介します。
円滑に手続きを進めてより便利に使うためにはオンラインショップの利用がおすすめなので、ぜひ積極的に利用してみてください。
- 通信品質やサービスエリアに影響が出る可能性は少ない
- キャリアショップの営業時間や規模は縮小
- コールセンターの規模を縮小
- オンラインショップ・手続きは平常通り
トップ画像引用元:ドコモオンラインショップ ホーム | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ
緊急事態宣言とは
緊急事態宣言とは、自然災害や戦闘・テロ・感染症などによって国民の生命や財産に大きな危険が発生する可能性が高い場合に国家が発出する宣言です。
緊急事態宣言が出ると根拠となる法令によってさまざまな制限が課せられることがあり、民間企業も制限にしたがった対応を行います。
2020年4月7日に発出された緊急事態宣言に対するドコモ・au・ソフトバンクの対応をまとめると以下の通りです。
緊急事態宣言に対する3キャリアの対応状況を比較
キャリア | 特別対応 | 平常通りの業務 |
---|---|---|
ドコモ | コールセンター人員削減 ドコモショップの 営業時間短縮 法人対応業務縮小 | 電気通信事業 オンラインショップ・ オンライン手続き運営 |
au | お客さまセンター の人員削減 auショップの営業 時間短縮 | 電気通信事業 オンラインショップ・ My auでの手続き |
ソフト バンク | 顧客リモート対応 ソフトバンクショップの営業時間短縮 | 電気通信事業 オンラインショップ・ My Softbankの運営 |
いずれのキャリアも基本的に通信設備の管理・運営とオンラインショップの営業は平常通りです。
そのため、通信品質やサービスエリアに影響が出る可能性は少ないといえるでしょう。
一方でキャリアショップやコールセンターの運営は縮小されるため、来店が必要な手続きや電話で手続きしなければならない場合は対応が遅れる可能性があります。
できるだけ円滑に手続きを進めるためには、オンラインで行える手続きはすべてオンラインショップで行うのがいいでしょう。
ドコモの緊急事態宣言への対応
最初に、ドコモの緊急事態宣言に対する対応をチェックしていきましょう。
ドコモユーザーの人はあらかじめチェックしておき、状況に応じて適切に対応することをおすすめします。
ドコモの対応内容
ドコモでは下記のような対応を行っています。
- ドコモショップの営業時間短縮
(原則16:00まで) - コールセンターの運営規模縮小
- 法人対応業務の運営規模縮小
- 各種支援の実施
ドコモショップの営業時間短縮は緊急事態宣言の対象地域だけではなく、全国で行われているので注意してください。
コールセンターも人員を減らして対応しているため、つながるまでに時間がかかる可能性が考えられます。
基地局やバックボーンの運用など、電気通信事業にかかる業務は平常通り行われます。
緊急事態宣言が出たからといって通信品質が低下したり、つながらなくなったりする可能性は非常に低いでしょう。
日常利用への影響はほぼないといえます。
ドコモを利用時の注意点
機種変更手続きや料金プランの変更など、オンラインで完結する手続きはすべてオンラインで行うのがいいでしょう。
- オンラインでできる手続きはオンラインで行う
- ドコモショップに行かなければならない場合は来店予約を活用する
- オンラインショップで購入したスマホは自宅で受け取る
通常は利用できるショップ受取は中止されているので、オンラインで購入したスマホは配送で受け取りましょう。
オンラインで行えば自宅でいつでも手続きでき、ドコモショップで待たされる心配もありません。
とはいえ、一部の手続きはドコモショップでしか行えないので注意が必要です。
ドコモショップでしか行えない手続きのために来店する場合は、来店予約を行いましょう。
ドコモショップの運営が縮小されている影響により、予約がないと受け付けてもらえない可能性もあります。
ドコモオンラインショップで機種変更|手続きの流れやメリット・デメリットauの緊急事態宣言への対応
続いてauの対応についてもみていきましょう。
ドコモと同じような対応を行っているため、auユーザーで機種変更や料金プランの見直しを検討している人はあらかじめチェックしておくことをおすすめします。
auの対応内容
auでは下記のような対応を行っています。
- auショップの営業時間短縮
- お客さまセンターの運営規模縮小
- 各種支援の実施
キャリアショップの営業時間短縮やコールセンターの規模縮小はドコモと同様なので、サポートが必要な場合は十分に注意してください。
ショップの営業時間は17:00までのところと18:00までのところの2パターンがあるため、ショップ検索ページで確認しておきましょう。
また、臨時で変更される場合や休業になる場合もあるので注意が必要です。
通信設備の維持・管理は平常通り行われるので、緊急事態宣言に伴ってつながりにくくなるという事態は回避できます。
au利用時の注意点
ユーザー側で行える対処法は「オンラインショップ・オンライン手続きの利用」と「来店予約の活用」で、こちらもドコモのときと同様です。
- 機種変更や料金プランの変更などはオンラインで行う
- ショップに行かなければならないときは来店予約をして必要物を忘れずに持参する
特殊な手続きでなければほとんどオンラインで行えるため、積極的に活用しましょう。
auオンラインショップで機種変更する7つのメリットとデメリットソフトバンクの緊急事態宣言への対応
最後にソフトバンクの緊急事態宣言への対応をチェックしておきましょう。
基本的な対応策はドコモやauと似たようなものです。
ソフトバンクユーザーは必要な手続きを円滑に行って快適に利用するためにも、これから紹介する対処法をひととおりチェックしておきましょう。
ソフトバンクの対応内容
ソフトバンクでもドコモやauと同様にキャリアショップの営業時間短縮を行っています。
- ソフトバンク・ワイモバイルショップの営業時間短縮
- 各種支援の実施
基本的に営業終了時刻は16:00なので、来店が必要な手続きが必要な場合は十分に注意してください。
また、リモートワークの実施にともなって法人対応業務は基本的にリモート対応です。
ソフトバンク利用時の注意点
ユーザー側の注意点はドコモやauを利用するときと同じで、できるだけオンラインで手続きを行うのが大切です。
- 機種変更や料金プランの変更などはオンラインで行う
- ショップに行かなければならないときは来店予約をする
これから具体的なオンラインでの手続き方法を紹介するので、あらかじめチェックしておきましょう。
ソフトバンクオンラインショップで機種変更する10のメリットとデメリット機種変更や手続きはオンラインショップを活用しよう
画像引用元:お客様サポート | NTTドコモ
いずれのキャリアもキャリアショップの営業時間短縮やコールセンターの規模縮小を行っているため、なんらかの手続きが必要な場合はオンラインショップを利用するのがおすすめです。
特殊な手続きでなければほとんどの手続きをオンラインで行えるため、一通りチェックして積極的に活用しましょう。
オンラインショップでできること
下記の通り、基本的な手続きはオンラインショップやオンライン手続きから行えます。
- 新規契約
- 機種変更
- MNP転入
- MNP予約番号の発行
- 料金プランの変更
- 住所変更
- オプションサービスの申し込み
それぞれの手続きについて簡単にみておきましょう。
新規契約・機種変更・MNP転入
スマホの購入を伴う新規契約や機種変更・MNP転入は、基本的にオンラインショップで手続きできます。
各キャリアのオンラインショップにアクセスし、購入したいスマホを選択して手続きを進めましょう。
契約情報の入力や料金プランの選択、本人確認書類の提出なども全てオンラインで完結します。
購入したスマホは自宅で受け取れるため、申し込みから契約・開通まで自宅で行えるのがメリットといえるでしょう。
ただし、持ち込み新規契約やMNPの場合はオンラインで契約できません。
受付はキャリアショップのみなので、持ち込み契約をする場合は来店予約をしてショップに行きましょう。
MNP予約番号の発行
他社への乗り換えを検討している場合は、MNPを利用する人も多いでしょう。
MNPを行うときにはMNP予約番号を取得しなければなりません。
以前はドコモしかオンラインでMNP予約番号を取得できなかったものの、2020年4月時点では3キャリア全てでオンライン取得できます。
転出元のキャリアでMNP予約番号を取得するところから転入手続きを行うまで、全てのプロセスがオンラインで完結するのでこちらも必見です。
料金プランの変更・住所変更などの各種変更手続き
契約中の料金プランを変更したい場合や、転居して住所を変更した場合の手続きはオンラインで完結します。
ほかにもオプションサービスの契約手続きも行えます。
解約手続き以外の多くの手続きを行えるため、こちらも積極的に活用しましょう。
オンラインショップ・オンライン手続きを利用するときの注意点
下記に該当する場合はオンラインショップやオンライン手続きの利用はできません。
- 未成年名義の契約ができない
- 持ち込み契約に非対応
- 家族割を適用していると契約変更できないことがある
- 解約(純解約)時は利用不可
キャリアショップやコールセンターでの受付になるため、来店予約などを利用して効率的に手続きを進めましょう。
逆にこれらの条件に該当しない場合はオンラインで手続きを完結させられるため、積極的に利用して自宅で全て完了させましょう。
そうすればキャリアショップの短縮営業やコールセンターの混雑に影響されることを防げます。
オンラインショップを利用するメリット
オンラインショップを利用することには、自宅から手続きできる以外にも下記のようなメリットがあります。
- 手続き時間を大幅に短縮できる
- 頭金が不要(3キャリア共通)
- 事務手数料が無料(ドコモのみ)
- 契約内容や料金プランをじっくり考えて選べる
キャリアショップで徴収している頭金(販売店手数料)が不要なので、3,000円~10,000円程度お得に購入できるでしょう。
ドコモの場合はさらに事務手数料も無料になるため、キャリアショップより大幅にお得になります。
また、スマホの在庫が豊富なことが多いので品切れになりにくいのもメリットといえるでしょう。
ドコモ・au・ソフトバンクの支援策もあわせてチェック
ドコモ・au・ソフトバンクではさまざまな支援策を実施しています。
実施中の支援策についても簡単にみておきましょう。
対象となるユーザーが限られているものもありますが、うまく活用すればより便利にスマホを使えるかもしれません。
- データチャージ一部無償化
- 支払期限の延長
- 期間限定ポイントの再付与
データチャージ一部無償化
いずれのキャリアも25歳以下のユーザーに対して最大で50GBまでのデータチャージが無料になる支援プログラムを実施しています。
実施期間はドコモが5月31日まで、auとソフトバンクが4月30日までです。
該当する場合はぜひチェックしてみてください。
支払期限の延長
ドコモ・ソフトバンクは2月29日以降、auは2月25日以降に支払期限が到来する料金の支払いは、申請することによって5月31日まで延長できます。
なんらかの理由で支払いが困難になっている場合は、こちらの支援策の利用も検討しましょう。
期間限定ポイントの再付与
ドコモ(dポイント)とau(au WALLET POINT)では、3月中に失効したポイントを再付与する救済措置を実施しています。
4月中に再付与される予定なので、しっかりチェックしてうまく活用していきましょう。
緊急事態宣言への3キャリアの対応まとめ
この記事では、2020年4月7日に発出された緊急事態宣言に対するドコモ・au・ソフトバンクの対処法をチェックしていきました。
3キャリアとも似たような対処を行っていることが理解できたのではないでしょうか?
具体的な対処法を一覧でまとめると以下の通りです。
- 電気通信事業関連の業務は平常通り
- キャリアショップの営業時間や規模は縮小
- コールセンターの規模を縮小
- オンラインショップ・手続きは平常通り
基地局の整備・運用や回線設備の保守点検などの電気通信事業関連の業務は平常通り行われるため、通信品質に影響がでる可能性は低いといえるでしょう。
一方でショップやコールセンターの運営など、カスタマーサポート業務は縮小されています。
機種変更や契約内容の変更を行いたい場合は、オンラインショップやオンライン手続きを積極的に活用しましょう。
オンラインを活用すればほとんどの手続きを自宅で行えるため、緊急事態宣言による営業時間短縮の影響を受けずに済みます。
どうしても来店が必要な手続きを行う場合は、来店予約などを活用して効率的に進めるのがおすすめです。
できるだけオンラインショップを利用して緊急事態宣言に伴うカスタマーサポート縮小に対処していきましょう!
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