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ドコモから乗り換え(MNP)検討している方に向けて、違約金や解約の手順、そして更新月の確認方法などご紹介していきます。
今や、MNPなどで携帯電話の契約会社を乗り換えるのは一般的なこととなりましたが、その乗り換えにかかる費用をしっかり把握している方は、意外にも少ないようです。
たとえば、乗り換え時にドコモを解約したら「解約金」がかかってしまうことは容易に想像がつきますが、実はそれ以外にも費用が発生するのです。
しかし、ちょっとしたポイントさえ押さえておけば、これらの出費は大幅に減らすことができます。
本記事では、ドコモからのMNPにかかる費用を徹底解説していきますよ。
- (2019年9月30日以前に契約した方)
更新月以外の解約:違約金10,450円 - (2019年10月1日以降に契約した方)
更新月以外の解約:違約金1,100円 - ドコモからMNPする転出料は3,300円。
トップ画像引用元:ドコモ公式サイト
ドコモから転出するときにかかる費用
画像引用元:ドコモスマホ教室|お客様サポート|NTTドコモ
ドコモを転出する際は、以下3つの費用が発生します。
- 料金プランの解約金
- 解約した月の月額料金
- MNP転出料
① 料金プランの解約金
ドコモの解約金に関するルールは、2019年10月1日に大きく変更されています。
- ギガライト:10,450円
- ギガホ:10,450円
- ケータイプラン:10,450円
- データプラス:10,450円
- キッズケータイプラン:10,450円
2019年9月30日以前で契約できるプランは上の5つ。
解約金は全プラン共通で、税込10,450円となります。
この解約金を発生させないためには、「更新月」(契約から翌月までを1ヶ月目とした24・25・26ヶ月目)に解約しなければなりません。
つまり、ドコモを転出するタイミングは、更新月の3ヶ月間がベストということです。
なお、キッズケータイプランには契約期間の自動更新がないので、2年間の利用後は解約金がかかりません。
次に2019年10月1日以降に契約したユーザーの解約金を見てみましょう。
- ギガライト;1,100円
- ギガホ:1,100円
- ケータイプラン:1,100円
- データプラス:0円
- キッズケータイプラン:0円
2019年9月30日以前に比べると、解約金がはるかに安くなりましたね。
なお、プラン料金はこれ以前と変わっていません。
解約金だけが大幅に安くなっています。
更新月はこれまでと同じく3ヶ月間ですが、このくらいの出費であれば、たとえ更新月以外に解約してもそれほど痛くはないでしょう。
両方ともプラン名は一緒!
もうお気づきの方もいるかもしれませんが、2019年9月30日以前とそれ以降の料金プラン名はまったく同じです。
そのため、名前を見ただけでは、自分がどちらに該当するのか分かりません。
一番判断しやすいのが、請求書の表記です。
2019年10月1日以降の料金プランを契約している場合、プランの末尾に数字の2が付いています(「ギガライト2」「ギガホ2」など)。
料金プランの契約時期が曖昧になっている方は、転出手続きをする前に必ず請求書を確認してくださいね。
ギガホからギガホ2に変更して解約すれば万事OK?
プラン料金はそのままで、解約金だけが安くなった2019年10月1日以降のギガホ(以下、ギガホ2)。
ギガホ2の方がギガホよりもお得であることは明らかなので、「今すぐギガホからギガホ2にプラン変更したい」という方も多いと思います。
確かにギガホからギガホ2へのプラン変更は、解約金なしで手軽に行えるので(2年定期契約 → 2年定期契約への変更の場合)、できるだけ早めに移行した方が良いでしょう。
しかし、1つだけ気を付けるべきことがあります。
それは、たとえ新料金プランに移行したとしても、次回の更新月までギガホの解約金が保留されるということ。
つまり、「すぐにドコモを解約したいから、ギガホからギガホ2にプラン変更して、安い解約金で解約しよう」といったことはできないのです。
ギガホ2の解約金で解約したいのであれば、次の更新月を待つ必要があります。
ちょっとややこしいですが、要は「旧プランから新プランにプラン変更しても、次の更新月までは、旧プランの解約金が保留される」ということです。
更新月の確認方法
ドコモの更新月の確認方法は次の2種類です。
- 電話
- My docomoによるオンラインでの確認
電話での確認方法
電話番号は以下のとおりです。
- ドコモの携帯電話から:151
- その他の電話から:0120-800-000
- 午前9時~午後8時(年中無休)
電話がつながったら、オペレーターの方に「更新月を教えてほしい」と伝えてください。
ただし、電話は混雑がひどく、繋がらないことも多々あります。
時間に余裕のあるときに利用しましょう。
My docomoでの確認方法
次に、My docomoでの確認手順です。
- スマホまたはパソコンでMy docomoにアクセス
- 「dログイン」ボタンをタップし、自分のdアカウントでログイン
- 下にスクロールし、「ご契約内容の確認・変更」を選択
- 画面移動後、下にスクロールして「ご契約内容 1/3ページ」の下にある「2」を選択
- 料金プランの欄にある「契約満了月は20○○年○○月です。」を確認する
契約満了月=24ヶ月目です。
更新月は24・25・26ヶ月目なので、すでに契約満了月が来ている場合は、その後の手続きを急ぎましょう。
なお、My docomoには24時間いつでもアクセスできます。
待ち時間もゼロなので、非常に便利ですよ。
② ドコモを解約した月の月額料金
ついうっかり忘れがちですが、ドコモを解約した月にも月額料金は発生します。
しかも、満額。
何日に解約しようとも、1ヶ月分まるまる支払う必要があるのです。
また当然ながら、乗り換え先のキャリアでも月額料金が発生します。
乗り換え先での月額料金は日割りです。
ドコモの解約は月末がおすすめ
ドコモの解約手続きは、できるだけ月末に行うことをおすすめします。
なぜなら、月初の1日にドコモを解約した場合、かなり損してしまうからです。
- ドコモの月額料金:満額
- 乗り換え先のキャリアの月額料金:日割り分(約30日)
このように、月初にドコモを解約してしまうと、その月は両キャリアの月額料金をほぼ満額支払う羽目になります。
こうならないためにも、ドコモの転出はなるべく月末に近い時期に行いましょう。
MNPの解約日はいつ?
お得にMNPするためには、ドコモの解約日を上手く調整することが重要です。
しかし、MNPの手続きをした場合、解約日がいつになるのかは意外と知られていません。
多くの方が、「MNP予約番号を発行した日」と考えているようですが、これは間違いです。
結論から言えば、MNPにおける解約日は、「乗り換え先の携帯電話の電波が使えた日」になります。
「解約日=MNP予約番号の発行日」と思い込み、番号を月末に発行してしまうと、実際の解約日は月初に近い時期になってしまうので気を付けてください。
このようなトラブルを避けるためにも、MNP予約番号の発行は、MNPの手続きを実行したい日(月末)の1週間前くらいに行うのがベストです。
③ MNP転出料
ドコモのMNP転出料は税込3,300円です。
割引サービスなどは用意されていないので、絶対に避けられない費用として割り切りましょう。
- 料金プランの解約金:2019年9月30日以前にドコモと契約している方は、更新月での解約がおすすめ。それ以外の方は気にする必要なし。
- 月額料金:月初に解約すると、両キャリアの月額料金をほぼ満額支払う必要があるので、なるべく月末に近い時期に解約すること。
- MNP転出料:安くする方法はない。必要経費と割り切って払うこと。
MNPでドコモから転出する手順
画像引用元: 携帯電話・PHS番号ポータビリティ(MNP)を利用した解約お手続き方法 | お客様サポート | NTTドコモ
ドコモから他キャリアへ転出する流れは以下のとおりです。
- ドコモでMNP予約番号を発行してもらう
- 必要な場合は、ドコモでSIMロック解除を行う
- 乗り換え先のキャリアでMNPの手続きを行う
① ドコモでのMNP予約番号発行方法
ドコモでは、次の窓口でMNP予約番号の発行を受け付けています。
- 電話
- ドコモショップ
- My docomoからのオンライン手続き
電話での手続き
MNP予約番号が発行できる電話番号は以下のとおり。
- ドコモの携帯電話から:151
- その他の電話から:0120-800-000
- 午前9時~午後8時(年中無休)
音声ガイダンスの後、オペレーターに繋がったら、「MNP予約番号を発行したい」と伝えましょう。
ドコモショップでの手続き
ドコモショップでの手続きは非常に簡単。
店員さんに「MNP予約番号を発行してほしい」と伝えるだけです。
ただし、ショップの混み具合によっては、長時間待つ必要があるかもしれません。
My docomoからのオンライン手続き
24時間いつでも手続きでき、待ち時間もゼロです。
すべて自分で操作しなければなりませんが、それほど難しいことはありません。
- スマホやパソコンでMy docomoにアクセスし、自分のdアカウントでログイン
- 下にスクロールし、「その他のお手続きはこちらから」を選択
- 画面下部にある「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」を選択
- 下にスクロールし、「解約お手続き」を選択
- 注意事項などを読み、内容を確認してチェックボックスをチェック。「次へ」を選択
- 「携帯電話番号ポータビリティを予約する」と「受付確認メールの送信先」をチェックし、「次へ」を選択
- 確認画面で内容を確認し、問題がなければ「手続きを完了する」を選択
この操作の後、画面にMNP予約番号と有効期限が表示されます。
② ドコモでのSIMロック解除方法
ドコモで購入した端末をそのまま乗り換え先でも利用する場合は、SIMロック解除が必要な場合があります。
- 電話
- ドコモショップ
- My docomoによるオンライン手続き
電話での手続き
SIMロック解除を行うための電話番号は以下のとおり。
- ドコモの携帯電話から:151
- その他の電話から:0120-800-000
- 午前9時~午後8時(年中無休)
MNP予約番号の発行のときと同じ電話番号です。
オペレーターに繋がったら、「SIMロック解除をしたい」と伝えてください。
なお、以下の手数料がかかります。
- ドコモを契約している場合:3,300円
- ドコモを解約している場合:無料
契約状態によって手数料が異なるので、注意してください。
ドコモショップでの手続き
ドコモショップで、店員さんに「SIMロックを解除したい」と伝えるだけです。
手数料は、ドコモの契約状態によらず3,300円となります。
My docomoでのオンライン手続き
最後は、My docomoでの手続きです。
- スマホやパソコンでMy docomoにアクセスし、自分のdアカウントでログイン
- 下にスクロールし、「その他のお手続きはこちらから」を選択
- 画面下部にある「SIMロック解除」を選択
- 「次へ」を選択
- SIMロックを解除したい機種のIMEI番号を入力
- 下にスクロールし、「SIMロック解除を行う」と「SIMロック解除の注意事項に同意する」にチェック
- 下にスクロールして、受付確認メールの送信先を選択後、「次へ」を選択
- 確認画面に移行するので、内容を確認し、問題がなければ「手続きを完了する」をクリック
以上で、手続きは完了です。
【IMEI番号の調べ方】
携帯電話の電話番号の入力画面で「*#06#」と入力すると、IMEI番号が画面に表示されます。
なお、オンライン手続きの場合は、手数料は無料です。
③ 乗り換え先でのMNP手続き
乗り換え先での手続き方法は、キャリアによって異なります。
詳細は、各社の公式サイトなどで確認してください。
基本的には、以下のものがそろっていれば受付は可能です。
事前に準備しておきましょう。
- MNP予約受付番号
- 契約者の本人確認書類(運転免許証など)
- 毎月の支払いの手続きに必要なもの(クレジットカード、口座のキャッシュカードなど)
- 端末購入に必要な費用など
コツさえ知っていればMNPの乗り換え費用は大幅に削減できる
今回は、ドコモからMNPで乗り換える際にかかる費用について解説しました。
- (2019年9月30日以前に契約した方)
更新月以外の解約:違約金10,450円 - (2019年10月1日以降に契約した方)
更新月以外の解約:違約金1,100円 - ドコモからMNPする転出料は3,300円。
ドコモからの乗り換え手続きは非常に簡単です。
ただし、手続き時に発生する費用には注意しなければなりません。
特にドコモを解約する時期には注意してください。
更新月のチェックは忘れずに!