
格安SIMなら月々のスマホ代が圧倒的にお得
2021年9月28日、auは月額基本料金0円の格安SIM「povo2.0」を提供開始しました。
そんな新しいpovoに興味を持っているドコモユーザーの方も多いのではないでしょうか。
そして同時に、乗り換え手続きにはつきものである「解約金」に頭を悩ませている方も少なくないはずです。
でも安心してください。今はかつての乗り換えとは違い、環境が劇的に改善しているのです。
本記事では、ドコモからpovo2.0への乗り換え方法と、乗り換えにかかる費用について徹底解説していきます。
画像引用元:povo2.0始動!! 基本料ゼロから始めるオールトッピングプラン|povo2.0
手順1:ドコモでMNP予約番号を取得する
画像引用元:インフォメーションセンターへのコール事前予約 | お客様サポート | NTTドコモ
ドコモに限らず、他社への乗り換えで必要なのが「MNP予約番号」です。
この番号は乗り換え先ではなく、乗り換え元で取得しなければいけません。今回のケースではドコモで取得することになります。
ドコモのMNP予約番号の取得手続き方法は、以下の3つです。
- My docomo(オンライン)
- 電話手続き(151)
- ドコモショップ
このうち最も簡単なのは電話手続きです。
ドコモへの問い合わせ電話は混雑していることで有名ですが、MNP予約番号の取得に関しては、専用の窓口が別に用意されています。
MNP予約番号を取得したいユーザーはそれほど多くないため、待ち時間も比較的短めです。
電話がオペレーターにつながったら、後はMNP予約番号を取得したい旨を伝えるだけ。手続き自体は非常に簡単です。
ただし、ファミリー割引の主回線・一括請求代表の回線は、代表回線の切り替えが必要になるので注意してください。
契約状態によってはエラーになってしまい、手続きを完了できないかもしれません。
自力での解決が難しい場合は、ドコモショップでMNP予約番号を取得しましょう。
手順2:povo2.0に申し込む
MNP予約番号を取得したら、後はドコモですべき手続きは何もありません。
povoの申し込みに必要なものをそろえましょう。
- 本人確認書類
- クレジットカード
- 対応端末
本人確認書類として、「運転免許証」「マイナンバーカード(個人番号カード)」「在留カード」を使うことができます。
対応端末は以下のとおりです(一部のみ掲載)。povoでは、povoのサービスに対応している端末しか使用できません。
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 11シリーズ
- iPhone XS・XRシリーズ
- iPhone Xシリーズ
- iPhone SE(第2世代)
- Google Pixel 6
- Google Pixel 5
- OPPO Find X3 Pro
- Galaxy S21/S21+ 5G
- Galaxy Z Fold3 5G
- Galaxy Z Flip3 5G
- AQUOS sense6
- AQUOS zero6
- AQUOS sense5G
- Xperia 5 III
- Xperia 10 Ⅲ
- Xperia 1 Ⅲ
上記以外にも対応端末は存在します。こちらのサイトで確認できるため、povoへ乗り換える前に必ずチェックしておきましょう。
povo2.0への申込み手順
申し込みに必要なものを用意し、対応端末も確認したら、povo2.0に申し込みましょう。
povo公式サイトにアクセス
- 「お申し込みはこちら」をタップ
- 「UQ mobile/他社からpovo2.0へ変更」をタップ
- 下にスクロールし、「他社/UQ mobileからの変更手続き(アプリ)」をタップ
- iPhoneの場合はApp Store、Androidスマホの場合はGoogle Playストアに移動(自動)
- povo2.0アプリの画面が表示されたら「入手」をタップし、アプリをダウンロードする
- povo2.0アプリを起動
- 利用規約を確認し、「続ける」をタップ
- プライバシーポリシーを確認し、「続ける」をタップ
- トップ画面が表示されたら、「povo2.0を申し込む」をタップ
- 下にスクロールし、「次へ」をタップ
- アカウントを登録する。メールアドレス欄にメールアドレスを入力し、「次へ」をタップ
- 登録したメールアドレス宛にメールが届く
- 受信したメールに書かれている6桁の認証コードを画面に入力し、「次へ」をタップ
- 申し込むSIMタイプ(基本的にはSIMカードを選べばOK)と契約タイプ(「他社からのお乗り換え」を選ぶ)を選択し、「次へ」をタップ
- 重要事項の確認後、各項目にチェックを入れ、「この内容で申し込む」を選択
【eSIMを選択する場合】
契約当日からauの電波を使えるようになりますが、手続きは少々複雑です。
また、eSIMを使える機種は限られています。注意してください。
以降は画面の案内に従い、個人情報や支払い情報を入力していけば、povo2.0への申込みは完了です。
手順3:SIMカードが届いたらスマホの初期設定をする
申込時に、eSIMではなくSIMカードを選択した場合、povo2.0への申し込みから数日後に、SIMカードが自宅に届きます。
povo2.0アプリにログインして、以下の手順で初期設定を行ってください。
- 「SIMカードを有効化する」をタップ
- 「バーコードをスキャンする」をタップ
- スマホのカメラが起動したら、SIMカード台紙のバーコードを読み取る
- アプリに表示された「SIMカードを有効化する」をタップ
- 「おめでとうございます!SIMが有効化されました」と表示されたら、SIMの有効化完了
- SIMカードの台紙からSIMカードを切り取り、端末に挿入する
端末の初期設定を行う
お使いの端末がiPhoneかAndroidかによって、SIMカード挿入後の設定方法が異なります。
iPhoneの場合、設定は必要ありません。
ただし、iOSが最新版であることが条件です。後述のテストがうまくいかない場合は、アップデートをチェックしてみましょう。
Androidスマホを使っている場合は、初期設定が必要です。
- 「設定」をタップ
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「詳細設定」をタップ
- 「アクセスポイント名」をタップ
- 画面上部に表示された「+」をタップ
- 「名前」をタップし、「povo2.0」と入力する
- 「APN」をタップし、「povo.jp」と入力する
- 「APNプロトコル」をタップ
- 「IPv4/IPv6」をタップ
- 画面右上に表示されている3つの点をタップ
- 「保存」をタップ
- 「povo2.0」のボタンをタップ
以上で終了ですが、すべきことが多いため、ゆっくり落ち着いて設定しましょう。
接続テストをしてみよう
端末の初期設定が終わったら、その端末で通話の発信やネット接続ができるかを確認してみましょう。
まずは、電話の発信テストの手順です。
- 電話アプリで発信テスト用番号111に電話をかける
- ガイダンスを最後まで聞き、電話を切る
特に問題がなければ発信テストは終了です。
次は、ネット接続を確かめてみましょう。
- スマホがWi-Fiに接続されている場合は、Wi-Fiを切る
- スマホのブラウザを起動し、いつも接続しているWebサイトにアクセス
- Webサイトの内容がいつもどおり表示されているか確認する
特に問題がない場合、ネット接続のテストも終わりです。
以上で、povo2.0の設定はすべて完了しました。
ドコモからpovo2.0に乗り換えでかかる費用
画像引用元:povo2.0始動!! 基本料ゼロから始めるオールトッピングプラン|povo2.0
ドコモからpovo2.0への乗り換えでは、一体いくらかかるのでしょうか。
違約金やMNP転出手数料、povo2.0の初期費用などについて解説します。
結論から書きますと、ドコモからpovo2.0に乗り換えでかかる費用は0円です。
ドコモの解約金(違約金)
ドコモから他社へ乗り換えるときに、最も気になるのがドコモの解約金だと思います。
かつて解約金は1万円を超えるケースもありましたが、ドコモとの契約を解除しても解約金はかかりません。
現行プランはもちろん、旧プランを使っている方も同様です。
ドコモは2021年10月に解約金を全面廃止しました。そのため、他社へ乗り換えるときに解約金のことを心配する必要がなくなったのです。
また、ドコモは「解約金留保」の制度も同様に廃止しました。
今までこれらの請求が嫌で乗り換えをためらっていた方は、これを機にpovo 2.0への乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
ドコモのMNP転出手数料
ドコモのMNP転出手数料は、2021年4月に全面廃止されました。
つまり、ドコモから他社へ乗り換えてもMNP転出手数料はかからないということです。
povoの初期費用は無料!
povoは契約事務手数料がかかりません。
同じauグループであるauやUQモバイルからの乗り換えに限らず、ドコモからの乗り換えでも契約事務手数料は無料です。
つまり、povoの初期費用は0円ということですね。
ドコモからpovo2.0に乗り換えで注意すべき点
ここからは、ドコモからpovoへ乗り換える際に注意すべき点をまとめました。
余計なトラブルを起こさないためにも、乗り換え手続きをする前にしっかりチェックしておきましょう。
- 動作確認端末を確認しよう
- 機種変更は事前に済ませておこう
- スマホのSIMロックに注意
動作確認端末を確認しよう
上でも解説しましたが、povoではどんなスマホでも利用できるわけではありません。
使えるスマホは、povoの公式サイトでチェックできる動作確認端末一覧に記載されているものだけです。
一覧にないスマホをpovoへ持ち込んで使うことは、不可能ではありません。
しかし、何か不具合が起きたとしても、それは完全に自己責任となります。povoは何もしてくれません。
povoへの乗り換え前に、動作確認端末一覧はしっかりと確認してください。
機種変更は事前に済ませておこう
povoの公式サイトではスマホの購入ができません。
つまり、乗り換えと同時に新しいスマホを購入するということが、今のpovoではできないのです。
新しいスマホが欲しい方は、機種変更をしてから乗り換え手続きをした方がスムーズですよ。
機種選びの際は、povoの動作確認端末一覧を必ずチェックしてくださいね。povoで使えるスマホを購入しましょう。
スマホのSIMロックに注意
ドコモで購入したスマホであっても、2021年10月以降に発売されたものには、SIMロックがかかっていません。
しかし、2021年9月以前に購入したスマホには、SIMロックがかかっている可能性があります。
乗り換え前に、必ずドコモでSIMロックを解除しておきましょう。オンラインで手続きすれば、手数料は0円です。
povoへ乗り換えた後でもSIMロックの解除は可能ですが、3,300円の手数料がかかってしまいます。気を付けてくださいね。
ドコモからpovo2.0への乗り換えは簡単
本記事では、ドコモからpovo2.0への乗り換えについて解説しました。
- povo2.0への乗り換えは専用アプリから
- ドコモの解約金は0円、MNP転出手数料も無料
- povo2.0は初期費用0円
- povo2.0は動作確認端末のみ使用可能
- povo公式サイトではスマホの購入ができない。新端末を使うなら事前に機種変更を
- SIMロックがかかっている場合は、乗り換え前にドコモで解除すること
とにかく複雑でわかりにくかったドコモの解約金と解約金留保の制度。
2021年にこれらが廃止されたことにより、ドコモから他社への乗り換えは、以前よりも気軽に行えるようになりました。
今のドコモは解約金0円、MNP転出手数料0円、解約金留保なしです。
さらにpovoも初期費用0円で契約できます。
つまり、ドコモからpovo2.0への乗り換えは完全無料で行えるということですね。
今はもう、更新月を待ってから乗り換え手続きをする必要はありません。ユーザーにとって非常に良い環境になりましたね。