
ソフトバンク・au・ドコモの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
今回はドコモで今1番安い端末の価格と、購入後の利用料金について解説します。
以前はドコモを取り扱うお店でMNPや機種変更をすると、実質0円の機種や稀に一括0円の機種もありましたが、最近はこうした大幅値引きを行うお店は見かけませんよね。
機種代金が高くなったと感じて購入を迷う方もいるでしょうが、利用方法によってはこれまでより安く使える可能性も十分にある状況です。
ここで今最安値の端末とその利用料金をチェックして、MNPや機種変更を迷っている方はぜひ手続きに踏み切ってくださいね!
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一括0円・実質0円はもうないって本当?
ドコモでは、総務省のガイドラインに従う形で2019年6月1日から新プラン「ギガホ」「ギガライト」が始まりました。
この2つの新プランは分離プランとなり、プラン開始に伴い「月々サポート」や「端末購入サポート」といった端末購入補助の割引が廃止されています。
その結果、「一括0円や実質0円は事実上無くなった」という状況です。
分離プランってなに?
分離プランとは、スマホ本体の端末料金と通信の利用料金を完全に分けたものです。
ドコモの従来の料金プランでは、端末とプランをセットで販売することを前提のプラン構成になっていました。
この体系では、通信の利用料金を元手に端末の大幅値引きも可能となる反面、利用料金が複雑でわかりにくいデメリットがありました。
さらに、従来の料金体系は購入する端末や利用方法によって不平等になるという指摘もありましたね。
- 購入する端末によって割引額が異なること
- 端末料金込みの月額料金のため、月々サポート終了後は不利になる
新料金プランは、端末購入補助である月々サポートや端末購入サポートが使えなくなりますが、「端末価格」と「利用料金」を完全に分けることで、不平等となるポイントを無くしたプランと言えますね。
購入する端末によっては実質0円と同等になる!?
分離プランでは一括0円・実質0円は無くなったとお伝えしましたが、利用するデータ量や通話量、購入する端末によっては以前のプランで実質0円端末を購入するのと同等になる可能性があります。
これは、分離プランの料金体系が従来のプランより安くなる可能性が高いためですね。
例えば、通話はほぼ利用せずデータ量5GBで利用する場合の利用料金を比較すると次の通りです。
新旧プランの料金比較(5GB)
項目 | ギガライト | ベーシックパック |
---|---|---|
通話料金 | 4,980円 | 980円 |
spモード | 300円 | |
データ定額 | 5,000円 | |
みんなドコモ割 | -1,000円 | 0円 |
ドコモ光セット割 | -1,000円 | -800円 |
合計 | 2,980円 | 5,480円 |
差額 | 2,500円 |
家族3人以上がドコモであることを前提にして計算していますが、1人あたりの利用料金を比較すると新プランの方が月々2,500円安くなります。
つまり、新プランと分割の機種代金2,500円以下のモデルを組み合わせれば、旧プランで実質0円と同等以下の利用料金で運用できるということです。
同じようにデータ量別に新旧プランを比較すると次のようになります。
データ量別の新旧プランの料金比較
データ量 | ギガホ ギガライト ※1 | ベーシック パック ※2 | 差額 |
---|---|---|---|
0〜1GB | 1,980円 | 4,080円 | 2,100円 |
1〜3GB | 2,480円 | 5,080円 | 2,600円 |
3〜5GB | 2,980円 | 5,480円 | 2,500円 |
5〜7GB | 3,980円 | 5,880円 | 1,900円 |
20GB | 4,980円 | 5,880円 | 900円 |
30GB | 4,980円 | 7,680円 | 2,700円 |
※2:ドコモ光セット割適を適用した料金
新プランに該当データ量のない20GBを除いて、1,900円〜2,700円とかなりの料金差がありますね!
分離プランはdカード GOLDの恩恵がフル活用できる!
見落とされがちなポイントですが、ドコモの料金プランが分離プランになったことで、dカード GOLDのdポイント10%還元が今まで以上にお得になります。
従来プランで月々サポートを受けている場合、dポイントの還元対象は割引後の利用料金でした。
そのため、購入するスマホによっては月々サポートが高額になり、得られるポイントだけではお得にならないことも。
特にシェアパックを利用している方は、家族の利用料金が月々サポートで相殺され、全くdポイントが入らないこともありました。
一方、新プランではこうした割引がないため、利用料金丸ごとdポイント還元対象となります。
新プランのdポイント還元額
プラン | 利用料金※ | dポイント還元(10%) |
---|---|---|
ギガホ | 4,980円 | 400ポイント |
ギガライト(0〜1GB) | 1,980円 | 100ポイント |
ギガライト(1〜3GB) | 2,480円 | 200ポイント |
ギガライト(3〜5GB) | 2,980円 | 200ポイント |
ギガライト(5〜7GB) | 3,980円 | 300ポイント |
利用者の多い3〜5GBのデータ量の場合は、各種割引を適用した後でも月々200ポイント還元されます。
dカード GOLDは家族カードも3枚まで出せるので、全員同じプランで毎月800ポイント貯めていけます。
また、故障する機会が少ない方は、ケータイ補償サービスの代わりにdカード GOLDを利用することでオプション料金を節約できます。
dカード GOLEをうまく活用すれば、新料金プランがもっとお得になりますよ!
dカード GOLDのポイント還元率は?年間8万円お得にする裏ワザも- 新プランが開始された2019年6月で、一括0円・実質0円はなくなっている
- 新プランは分離プランで利用料金は従来プランより安め
- 分離プランの料金は丸ごとdポイント還元対象
- 利用料金が安くなった分+dポイント還元を加味すると、実質0円と同等にできるかも?
ドコモで1番安い端末はなに?
画像引用元:LG style L-03K | スマートフォン/タブレット | LGエレクトロニクス・ジャパン
続いてドコモの販売するスマホの機種代金をチェックして、どの端末が1番安いかを見ていきましょう。
新プラン「ギガホ」「ギガライト」の登場に合わせて、ドコモのスマホは基本的に36回払いになっています。
希望すれば24回払いも選べますが、今回は36回払いで機種代金を紹介します。
iPhoneの販売価格(2019年8月現在)
モデル | 一括払い | 分割払い 月額 | スマホ おかえし プログラム 総額 |
---|---|---|---|
iPhone XS Max 512GB | 167,184円 | 4,644円 | 111,456円 |
iPhone XS Max 256GB | 161,352円 | 4,482円 | 107,568円 |
iPhone XS Max 64GB | 141,912円 | 3,942円 | 94,608円 |
iPhone XS 512GB | 153,576円 | 4,266円 | 102,384円 |
iPhone XS 256GB | 147,744円 | 4,104円 | 98,496円 |
iPhone XS 64GB | 128,304円 | 3,564円 | 85,536円 |
iPhone XR 256GB | 116,640円 | 3,240円 | 77,760円 |
iPhone XR 128GB | 104,976円 | 2,916円 | 69,984円 |
iPhone XR 64GB | 99,144円 | 2,754円 | 66,096円 |
iPhone X 64GB | 116,640円 | 3,240円 | 77,760円 |
iPhone 8 64GB | 79,704円 | 2,214円 | 53,136円 |
iPhone 7 32GB | 42,768円 | 1,188円 | - |
iPhoneは最新モデルから少し前のモデルまで、総じて機種代金が高めに設定されています。
新料金プランで利用料金が安くなった分を考慮しても、旧プランの実質0円相当になるモデルはiPhone 7とiPhone 8の2モデルだけです。
どちらも型落ちになりますが、WebやSNSはもちろん一般的なゲームくらいならまだまだ現役で使えます。
最新モデルにこだわらずコスパ重視で行くなら、あえてiPhone 7やiPhone 8を選ぶのもいいかも知れませんね!
また、dカード GOLDでdポイントの還元率を10%にしておけば、iPhone XR 64GBなら旧プランの実質0円とほぼ同額にできるかもしれません。
Androidの販売価格(2019年8月現在)
モデル | 一括払い | 分割払い 月額 | スマホ おかえし プログラム 総額 |
---|---|---|---|
Xperia 1 SO-03L | 103,032円 | 2,862円 | 68,688円 |
Xperia Ace SO-02L | 48,600円 | 1,350円 | - |
Xperia XZ2 compact | 56,376円 | 1,566円 | 37,584円 |
Galaxy S10 SC-03L | 89,424円 | 2,484円 | 59,616円 |
Galaxy S10+ SC-04L | 101,088円 | 2,808円 | 67,392円 |
arrows Be3 F-02L | 33,048円 | 918円 | - |
AQUOS R3 SH-04L | 89,424円 | 2,484円 | 59,616円 |
AQUOS R2 SH-03K | 56,376円 | 1,566円 | 37,584円 |
AQUOS sense2 SH-01L | 31,104円 | 864円 | - |
LG Style2 L-01L | 38,880円 | 1,080円 | - |
LG Style L-03K | 27,216円 | 756円 | - |
Androidスマホの販売価格を見ると、モデルによって価格に差があります。
高性能なフラグシップモデルでも2,000円〜3,000円とiPhoneよりかなり安くなっていますね。
また、ローエンドモデルや1〜2つ前のフラグシップモデルなら、先にお伝えした実質0円相当の運用は余裕でしょう。
特に最安値モデルであるLG Style L-03Kなら月々756円と激安ですね!
ドコモの最安値スマホを買うと月額料金はいくら?
続いてドコモの最安値モデルとなっている「LG Style L-03K」を購入した場合の月額料金を見ていきましょう。
先ほどと同じ通話利用なしのデータ量5GBで計算すると次のようになります。
LG Style L-03Kの月額料金
項目 | ギガライト |
---|---|
通話料金 | 5,980円 |
spモード | |
データ定額 | |
機種代金 | 750円 |
みんなドコモ割 | -1,000円 |
ドコモ光セット割 | -1,000円 |
合計 | 4,730円 |
LG Style L-03Kなら、機種代金を合わせても毎月5,000円弱で利用できることがわかります。
ドコモと格安SIMのどちらがいいのか?
最後に、ドコモの新プランと格安SIMのどちらがいいのかを見ていきましょう。
一括0円や実質0円が無くなったことで、キャリアを離れて格安SIMを検討している方も増えています。
ただ、利用状況と選ぶ格安SIMによってはドコモと料金差がほとんどなくなってしまうこともあります。
今回は人気の高い格安SIM「mineo」を例にドコモと格安SIMを比較してみましょう。
最安値モデル対決はmineo圧勝!
画像引用元: ZenFone Live (L1) | スマートフォン
ドコモとmineoが販売しているAndroidスマホの最安値を購入するなら、mineoの方が大幅に安く使えます。
- ドコモ:LG Style L-03K(月額750円)
- mineo:ZenFone Line(L1)(月額700円)
この機種代金に加え、3〜5GBのデータ量を利用するプランを比較すると次の通りです。
ドコモとmineoの料金比較
項目 | ドコモ※1 | mineo※2 |
---|---|---|
利用料金 | 2,980円 | 2,280円 |
機種代金 | 750円 | 700円 |
合計 | 3,730円 | 2,980円 |
※2:Dプラン 6GBの場合の料金
ドコモの新旧プランでは新料金プランの方が安くなりますが、最安値モデルを購入するなら、格安SIMであるmineoの方が約750円安く使えますね!
iPhoneを買うならドコモがいい!
画像引用元:iPhone 8またはiPhone 8 Plusを購入する – Apple(日本)
最安値モデルを購入する場合にはmineoが大幅に安くなりましたが、iPhoneを購入する場合は料金差が小さくなります。
例えば、mineoでも取り扱っているiPhone 8 64GBの機種代金は次の通りです。
- ドコモ:2,214円
- mineo:2,825円
iPhone 8の機種代金は、mineoの方が高くなっていますね。
この機種代金に加え、先ほどと同じ条件の利用料金を合わせると次の通りです。
ドコモとmineoの料金比較
項目 | ドコモ※1 | mineo※2 |
---|---|---|
利用料金 | 2,980円 | 2,280円 |
機種代金 | 2,214円 | 2,825円 |
合計 | 5,194円 | 5,105円 |
※2:Dプラン 6GBの場合の料金
iPhone 8を購入する場合には、ドコモとmineoの料金差がほとんど無くなってしまいましたね。
格安SIMは本家のドコモより通信速度が遅くなる可能性や、故障等のトラブル時にショップに頼りにくいデメリットがあります。
今回のiPhone 8の場合のように、大幅に安くなるアドバンテージが失われるパターンではキャリアで契約した方がいいかも知れませんね。
ドコモの今1番安い端末の料金まとめ
今回は一括0円や実質0円が分離プランの登場で無くなったことと、今ドコモで最安値の端末の利用料金について開設しました。
ドコモでは、2019年6月1日から開始した分離プランに移行したため、一括0円や実質0円の従来方式の販売は無くなっています。
- 分離プランは「機種代金」と「利用料金」は別に考える
- 利用料金は新プランの方が安い
- 月々サポートや端末購入サポートが終了して一括・実質0円はできなくなった
- 割引が減ったためdポイント還元は多くなる
新料金プランは20GBプランがありませんが、その他のパターンは従来プランより大幅に安くなり、機種代金の割引が無くても実質0円と同等か安くなる可能性が十分にあるのでしたね!
現在ドコモが販売するモデルで安いモデルは次の通りです。
- iPhone 7 32GB:月額1,188円
- iPhone 8 64GB:月額2,214円
- LG Style L-03K:月額750円
- AQUOS sense2:月額864円
こうしたモデルを購入するなら、従来のベーシックパックで実質0円機種を狙うのと同等の利用料金が狙えます。
今回の解説を参考に、少しでもお得に新しいスマホをゲットしてくださいね!