
ソフトバンク・au・ドコモの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
ついうっかりデータ通信をしすぎてしまい、ドコモの通信制限がかかってしまった場合、どうすればよいのでしょうか。
今回はドコモで通信制限がかかったときの対処法と通信量の確認方法、データの追加方法について解説します。
- 1GB追加オプションを利用する
- Wi-Fiを利用する
- あきらめる
トップ画像引用元:ドコモ公式サイト
ドコモの通信制限ってなに?
画像引用元: データ量到達通知サービス | お客様サポート | NTTドコモ
「急にインターネットの速度が遅くなった!」「『速度がなんとか』ってメールが届いた!」なんて経験はありませんか?
これらはすべて、ドコモの通信制限が関係しています。
通信制限とは、ユーザーの1ヶ月あたりの通信量が、契約しているプランで決められているデータ通信量に到達した場合、通信速度に制限をかけて遅くするという制度です。
たとえば、「毎月3GBまで」のプランを契約した場合、1ヶ月あたりの通信量が3GBを超えた時点で通信制限がかかります。
なぜ通信制限をかけるのか
「そんな制限かけなくていいのに!」と思われた方が大半ではないでしょうか。
しかし、もし制限をかけなかった場合、インターネットの回線がパンクし、全ドコモユーザーの通信速度が遅くなってしまう恐れがあります。
だからこそ、ドコモはある程度のところで制限を設けているのです。
どのタイミングで制限がかかるかは、契約しているプランによって異なります。
まずは自分の契約プランをチェックしてみましょう。
データ通信量はプランによって上限がある
現在、ドコモのスマホで契約できる料金プランは「ギガホ」と「ギガライト」の2種類です。
- 定期契約あり…月額料金6,980円
- 利用可能データ量 30GB ※「ギガホ増量キャンペーン2」が適用されている場合は60GB
ギガホはたくさんデータ通信をする人向けのプランです。
利用可能データ量は30GBで、この容量を超えると通信制限がかかります。
- 従量課金制
- ~1GB・~3GB・~5GB・~7GBの4段階に分かれている
対するギガライトは段階性のプランです。
データ量が増えるにつれてステップが上がっていき、月額使用料も増えていきます。
ただ、あまりデータを使わない月は安く抑えることができるので、毎月の使用量に差がある人にはおすすめのプランです。
定期契約ありの場合の月額料金とステップを見てみましょう。
プラン名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ギガライト (使った分だけ請求) | ~1GB | 2,980円 |
~3GB | 3,980円 | |
~5GB | 4,980円 | |
~7GB | 5,980円 |
通信制限がかかるのは、ステップ4の7GBを超えた場合です。
ステップが変わるときには、通信制限はかかりません。
1GBってどれくらい?
データ量は目に見えないので、30GBや1GBと言われても、なかなかピンとこないですよね。
そこで、1GBで何をどのくらいできるのか、目安をリストアップしてみました。
- 動画を見る…120分程度
- LINEのビデオ通話をする…180分程度
- yahoo!のトップページを見る…5,000回程度
- Google MAPを見る…1,400回程度
「1GBって結構使えるんだ!」と感じた方も多いはず。しかし、これらはあくまで目安です。
特に動画は、画質によって容量が大きく変動します。画質の良い動画ほど容量も大きくなっていくので、注意して視聴してくださいね。
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通信制限がかかると激遅になる
では、実際に通信制限がかかるとどうなるのでしょうか?
通信制限がかかった場合、データ通信速度が最大128kbpsになります。
これは普段の通信速度の100分の1のスピードです。
例えば、yahoo!のトップページを開くのに、通常時で1秒かかっているとしましょう。
これが通信制限時は、100秒かかることになります。約2分です。とても長いですよね。
FOMAからスマホに時代が変わり、通信制限が設けられた当初、ドコモショップには「インターネットが開かない!故障だ!」という来店が相次ぎました。
しかし、ふたを開けてみれば、通信制限がかかっていただけだった…なんてことも。
ちなみに、128kbpsはあくまで「最大」速度です。通信環境によってはさらに遅くなる可能性もあります。
そうなると、インターネットはほぼ使い物になりません。ストレスが溜まって仕方ないでしょう。
通信制限がかかった時の対処法
画像引用元:お問い合わせ | お客様サポート | NTTドコモ
通信制限がかかってしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
対処法を3つご紹介します。
- 1GB追加オプションを利用する
- Wi-Fiを利用する
- あきらめる
1GB追加オプションを利用する
画像引用元: 1GB追加オプション | お客様サポート | NTTドコモ
ドコモのサービスに、1GB追加オプションというものがあります。
このサービスを利用すれば、契約プランの元々のデータ通信量の利用上限に、もう1GBプラスすることが可能です。
たとえば、毎月30GBまで使えるギガホを契約している場合、1GB追加オプションを利用すると、31GBまで使えるようになります。
データ量1GBあたり…1,000円
データの追加は何度でも行えます。
1GB追加オプションはdポイントが使える!
1GB追加オプションの追加料金は、翌月の電話代と合算して請求がきます。
しかし、申込時にdポイントを選択すれば、所有しているdポイントを充当することが可能です。
ただし、期間・用途限定ポイントは使えないので注意しましょう。
My docomoから1GB追加オプションを利用する手順
1GB追加オプションを使いたい時は、My docomoからの手続きが便利です。
ドコモインフォメーションセンターやドコモショップでも手続き可能ですが、お店へ行く手間や営業時間の制限などがあるので、My docomoの利用をおすすめします。
1My docomoを開く
すでに速度制限がかかっている場合、My docomoを開くといきなりデータ量追加の案内が出てくるかもしれません。
その場合は、画面の指示にしたがってください。
2「データ量」をタップ
3「1GB追加」をタップ
4「申し込み」をタップ
5内容に間違いなければ「申込」をタップ。dポイントを使う場合は「申込(dポイントを使う)」を選択
6完了画面がでたら終了
Wi-Fiを利用する
Wi-Fi環境がある人は、速度制限がかかったらWi-Fiを使いましょう。
Wi-Fiを使っている間は、料金プランのデータ通信量は関係ありません。
自宅にWi-Fi環境がない人は、カフェやコンビニなどのフリーWi-Fiを使うのも手です。
しかしながら、日本でフリーWi-Fiが使える場所は限られています。
ちょっと田舎になると、使える場所がまったくないなんてことも……。
月初など、早い段階で速度制限がかかってしまった場合は、1GB追加オプションを使った方が賢明です。
あきらめる
タイミングによっては、あきらめるのも悪くありません。
あと数日、数時間で日付が変わって通信制限が解除されるのであれば、1GB追加オプションの1,000円を払うのはもったいないですよね。
また、そもそも128kbpsになったとしても、あまり気にならない人も少なくないと思います。
どうしても不便を感じるときだけ、1GB追加オプションなどを使って制限を解除しましょう。
通信制限が解除されるタイミングは?
通信制限がいつ解除されるのかは、厳密には決まっていません。
「1GB追加して○分後に解除される」「月が変わったらすぐに元通りになる」といった、具体的なルールはないのです。
しかしながら、基本的には数分で使えるようになるケースが多いと言われています。
そのため、10分経っても速度が変わらない場合は、うまく追加登録ができていないか、何らかかのシステム障害が起きている可能性を疑ってください。
待っていても解除されない場合は?
もし10分経っても通信制限が解除されない場合は、一度スマホを再起動してみてください。
起動時にスマホが電波を取り直すので、ちょっとしたエラーであれば、そこで改善する可能性があります。
それでもまだ通信制限が解除されない場合は、My docomoやドコモインフォメーションセンター、ドコモショップなどに問い合わせてみましょう。
通信制限がきちんと解除されているか、確認することをおすすめします。
毎月ひやひやするのは嫌!あらかじめできる対処法は?
画像引用元:ギガライト | 料金・割引 | NTTドコモ
毎月通信制限に脅えて過ごすのは嫌ですよね。
そこで、あらかじめできる対策をいくつかご紹介します。
- 光回線やWi-Fiを使う
- 料金プランを変更する
- スピードモードを契約する
- データ通信量を把握しておく
- 事前に来るメールを見落とさない
以下、順を追って紹介していきます。
光回線やWi-Fiを使う
一番賢い使い方は、光回線やWi-Fiを積極的に使うことです。
Wi-Fiを使っている間の通信は、利用可能データ量には換算されません。どれだけ使っても大丈夫です。
自宅にWi-Fiがなく、毎回1GB追加オプションを利用している方で、料金プランの変更を検討している場合は、一度Wi-Fiの設置を考えてみてください。
ドコモには「ドコモ光」というインターネットサービスがあります。
このサービスを契約してWi-Fiルーターを設置すれば、自宅で気兼ねなくスマホを使えますよ。
しかも、ドコモのスマホを持っている人なら、「ドコモ光セット割」が適用され、スマホの月額料金が500円~1,000円割引されます。
家族も含めてトータルの出費を考えたとき、料金プラン変更するよりも、家庭にWi-Fiを設置した方が安くなるかもしれません。
毎月通信制限にひやひやしている人は、ぜひ検討してみてくださいね!
プランを変更する
あまりにも頻繁に通信制限がかる場合は、料金プランを変更した方が良いかもしれません。
例えば、現在ギガライトを契約しており、以下のような状況になっているとします。
- 定期契約ありで月額5,980円(7GBまで)
- 毎月1GB追加オプションを2回利用(2GB追加)
- トータル利用データ使用量9GB(7GB+2GB追加)
1GB追加オプションは1GBあたり1,000円ですから、月額料金に2,000円追加されることになります。
すると、毎月の料金は「9GBで5,980円+2,000円=7,980円」に。
このような場合は、なんと大容量プランのギガホを契約した方がお得になるのです。
- 定期契約ありで月額6,980円(30GB)
- トータル利用データ使用量9GB
ギガホは6,980円固定なので、ギガライトで9GB使うのであれば、ギガホの方が安くなります。
「自分は30GBも使わないから……」と、なんとなくギガライトを選択している人も少なくないのですが、ギガライトの最高額とギガホの月額料金は1,000円しか変わりません。
ギガライトで毎月のように1GB追加オプションを使っている人は、思い切ってギガホに変更しましょう。
スピードモードを契約する
スピードモードとは、契約している料金プランの利用可能データ量を超えても、通信制限をかけることなく、自動で1GBを追加するサービスです。
データ量は1GBごと追加されていきます。
データ量1GBあたり…1,000円
申し込み時に、あらかじめ追加上限を決めることも可能です。
上限設定は10GBまで1GB単位で指定できるほか、無制限という選択肢もあります。
なお、スピードモードの上限を超えた場合は、通信制限がかかるので注意してください。
通信制限を解除したい場合は、1GB追加オプションを申し込む必要があります。
- ドコモショップ
- ドコモインフォメーションセンター(jdocomoの携帯から局番なし151無料)
- My docomo
データ通信量を把握しておく
My docomoでは、リアルタイムのデータ通信量を見ることができます。
ただ、リアルタイムとはいえ、限度はあります。
My docomoに表示されるのは、利用確認が取れているデータだけなので、数秒前の通信などは反映されていない可能性も。
あくまで目安として見てくださいね。
My docomoでのデータ通信量を確認する手順
- My docomoを開く
- 「データ量」をタップ
- 「利用済み」の容量をチェックする
「利用済み」の隣には、契約している料金プランの利用可能データ量が表示されています。
上の画像はギガライトなので、ステップ1の1GBまでの上限が表示されています。
事前に来るメールを見落とさない
通信制限がかかる前に、ドコモから通知メールが届きます。
「データ量に関するお知らせ」というタイトルです。
残り1GBを切ったときと、通信制限がかかったときにメールが来ます。
特に前者のメールは見落とさないよう注意してください。
最近はSNSでメッセージのやり取りをする人が増え、ドコモメールは未読のままになっていたり、後で読もうと放置してしまったりする人が多いです。
ドコモからの通知メールには、特殊な着信設定をしておくことをおすすめします。
ドコモの通信制限がかかる前にできることを
画像引用元:NTTドコモ
最後に、ドコモの通信制限がかかる前にできることをおさらいしましょう。
- 光回線やWi-Fiを使う
- 料金プランを変更する
- スピードモードを契約する
- データ通信量を把握しておく
- 事前に来るメールを見落とさない
ドコモで通信制限がかかったとしても、解除する方法はきちんと用意されているので、制限を過度に恐れる必要はありません。
しかし、1GB追加オプションなどを利用して制限を解除すると、その都度お金がかかってしまいます。
日ごろから通信量には注意しておくようにしましょう。
あまりにも頻繁に通信制限に引っかかっている人は、Wi-Fiの設置や料金プランの変更などを検討してみてくださいね。