
ソフトバンク・au・ドコモの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
このページでは、ドコモでタブレットやiPadを使う場合の、その機種代金や料金プランについてまとめています。
よく聞く一括0円と実質0円の違いや、今もそういったキャンペーンは行っているのかなどにも触れながら、わかりやすく解説します。
2020年2月時点での最新の情報ですので、これまでのイメージと違うということも多いかもしれませんが、ドコモでタブレットやiPadの購入を考えている人は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
トップ画像引用元:iPad(第7世代) | iPad | NTTドコモ
ドコモで取り扱いのあるタブレット・iPad
画像引用元:dtab d-01K | タブレット | 製品 | NTTドコモ
現在ドコモで発売中のタブレット・iPadは、合計9機種です。
機種名 | 容量 | 値段 |
---|---|---|
12.9インチ iPad Pro (第3世代) | 64GB | 142,560円 |
256GB | 160,776円 | |
512GB | 184,536円 | |
1TB | 233,640円 | |
11インチ iPad Pro | 64GB | 117,216円 |
256GB | 137,016円 | |
512GB | 160,776円 | |
1TB | 208,296円 | |
iPad Air | 64GB | 77,616円 |
256GB | 95,040円 | |
iPad (第7世代) | 32GB | 55,440円 |
iPad (第6世代) | 128GB | 67,320円 |
iPad mini (第5世代) | 64GB | 67,320円 |
256GB | 85,536円 | |
dtab Compact d-02K | 32GB +microSD | 45,936円 |
dtab d-01K | 32GB +microSD | 55,440円 |
arrows Tab F-02K | 32GB +microSD | 85,536円 |
Androidタブレットは新機種が出ず
画像引用元:機種をさがす | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ
iPadシリーズ以外だと、最新のdtab Compactでも2018年8月発売と、ラインナップの更新がしばらくされていません。
正直、今から購入するのはおすすめしかねます。
dtab Compact d-02Kのスペック
項目/機種 | dtab Compact d-02K |
---|---|
発売日 | 2018年8月10日 |
SoC | Kirin 659 |
OS(発売時点) | Android 8.0(Oreo) |
RAM容量 | 3GB |
ストレージ(ROM) | 32GB ※256GBまでのmicro SDに対応 |
ディスプレイ解像度 | 1,920 x 1,200 |
ディスプレイサイズ | 8 インチ |
バッテリー容量 | 4,980 mAh |
アウトカメラ | 13MP 2MP デュアルレンズ |
インカメラ | 8MP |
dtab d-01Kのスペック
項目/機種 | dtab d-01K |
---|---|
発売日 | 2018年2月23日 |
SoC | Hisilicon Kirin 659 |
OS(発売時点) | Android 7.0(Nougat) |
RAM容量 | 3GB |
ストレージ(ROM) | 32GB ※256GBまでのmicro SDに対応 |
ディスプレイ解像度 | 1,920 x 1,200 |
ディスプレイサイズ | 10.1 インチ |
バッテリー容量 | 6,500 mAh |
アウトカメラ | 8MP |
インカメラ | 8MP |
arrows Tab F-02K
項目/機種 | arrows Tab F-02K |
---|---|
発売日 | 2018年2月23日 |
SoC | Snapdragon 660 |
OS(発売時点) | Android 7.1(Nougat) |
RAM容量 | 4GB |
ストレージ(ROM) | 32GB ※256GBまでのmicro SDに対応 |
ディスプレイ解像度 | 2,560 x 1,600 |
ディスプレイサイズ | 10.1 インチ |
バッテリー容量 | 6,000 mAh |
アウトカメラ | 8MP |
インカメラ | 5MP |
ドコモのタブレット・iPadを無料で入手する方法はある?
2020年2月現在、ドコモでタブレットやiPadを無料で入手できる方法は残念ながらありません。
これには法律的な問題が多きく起因していますので、詳しく解説していきます。
一括0円および実質0円を取り巻く環境
かつては、「一括0円」や「実質0円」などという売り文句も盛んでしたが、現在はすっかり影を潜めています。
そういった投げ売りのようなやり方ができていた背景には、月々の利用料金を高く設定することで利益を出すというビジネスモデルが根付いていたからです。
しかし、2019年10月に改正通信事業者法が施行されたことにより、機種代金と利用料金を分ける「完全分離プラン」が義務付けられるようになりました。
これにより、「通信契約してくれたら安くするよ」という売り方ができなくなり、同時に「一括0円」も「実質0円」なくなりました。
今は機種代金ではなく、月々の利用料金が値下がり傾向にあります。
一括0円と実質0円の違い
どちらもすでに存在はしていませんが、この機会に整理しておきましょう。
一括0円
一括0円は、「端末の一括購入価格が0円に設定されているもの」のことで、キャンペーンなどによく設定されていました。
告知はドコモの公式サイト上などで行われていたため、これを狙いたい場合は、サイトを頻繁にチェックする必要があったものです。
一括0円キャンペーンは、その時に発売されている古めのタブレットによく適用されていました。
とてもお得なキャンペーンではありましたが、対象となるタブレットには、月々サポートが適用されない場合も。
そのため、人によってはあまりお得にならないケースも見られました。
実質0円
実質0円は一括0円とは異なり、「一括購入価格 – 月々サポート合計額 = 0」になるもののことです。
こちらは一括0円に比べると設定範囲が広く、常時用意されていました。
特に古いタブレットほど、実質0円になっている傾向があったものです。
ただし、実質0円にはさまざまな契約条件がついていることが多く、ランニングコストも考慮した上で購入しないと、後で大変なことになってしまうケースも見られました。
契約条件が多かった!
どちらの説明でも「契約条件」による制約について触れていますが、一括0円や実質0円で購入するために、あまりにも多くの条件を満たさなければいけない点については、当時から疑問視されていました。
特に多い条件は、契約プランや契約期間に関するものです。
たとえば、「指定のプランに加入すること」や「1年以上指定プランの契約を継続すること」などが、適用条件として設定されていました。
プランに加入すれば、当然ながらそのプランの料金が毎月発生します。
そのため結局のところ、トータルでの支払い額は、キャンペーンを利用してもしなくても変わらない、なんてことも……。
どちらも非常に魅力的なキャンペーンではありましたが、「タダより高い物はない」のです。
一括0円や実質0円に限った話ではありませんが、お得なキャンペーンほど購入前によーく検討して、賢く利用する必要がありますね。
一括0円と実質0円
まとめると以下ということになります。
- 一括0円は、「機種代金そのものが0円のこと」
- 実質0円は、「月々サポートによって機種代金の値段分が、利用料金から割引されること」
なお、今はすでにどちらも存在していませんし、月々サポートの新規受付も終了しています。
ドコモのタブレット・iPadのランニングコストをチェック
それでは、ドコモでタブレットやiPadを使う場合、月々の利用料金はいくらになるのでしょうか。
タブレット・iPad用に個別契約をして使うか、スマホ契約との延長で使うかによって、料金は異なります。
タブレット・iPad用に個別契約して使う場合
画像引用元:これからはシンプル2択。ギガホ、ギガライト | 料金・割引 | NTTドコモ
ドコモのタブレット・iPad用のプランには、「ギガホ」と「ギガライト」があります。
ギガホとギガライトの月額料金とデータ容量
プラン名 | 月に使える データ量 | 月額料金 (かっこ内は2年定期契約なし) | 内容 |
---|---|---|---|
ギガホ | 60GB (ギガホ増量キャンペーン中) | 6,980円 (7,150円) | 【定額制】 データを60GBまで使用できる ギガホ増量キャンペーン終了がしたら30GBになる ギガホ増量キャンペーン終了日は未定 |
ギガライト | ~7GB | 5,980円 (6,150円) | 【従量課金制】 データを使った分だけ料金が加算される |
~5GB | 4,980円 (5,150円) |
||
~3GB | 3,980円 (4,150円) |
||
~1GB | 2,980円 (3,150円) |
「2年定期契約あり」の場合、更新月以外に解約すると、解約金1,000円がかかります。
これらのプランは、スマホでドコモを使っている方ならもうお馴染みだと思います。
ドコモでは、スマホもタブレットもiPadも共用プランでして、違いは一切ありません。
この利用料金が、シンプルにランニングコストとなります。
スマホ契約との延長で使う場合
画像引用元:データプラス | 料金・割引 | NTTドコモ
すでにスマホで「ギガホ」か「ギガライト」の契約している場合、タブレットやiPadを月額1,000円で使うこともできます。
この場合、「データプラス」というプランを利用することになります。
データプラスの月額料金とデータ容量
項目 | データプラス |
---|---|
月額料金 | 1,000円 |
データ容量 | スマホの契約プランによる |
スマホのデータ量をシェアできる
データプラスは、スマホで使える「ギガホ」「ギガライト」のデータ量を、タブレット・iPadにもシェアできるようになるプランです。
例えばギガホなら、月60GB(ギガホ増量キャンペーン中)のデータ量を「スマホで10GB、タブレット・iPadで50GB」などのように配分して使えるようになります。
注意点としては、使えるデータの総量は増えないことです。
機種代金を分割払いにすれば、それもランニングコストになる
ドコモでは、タブレット・iPad購入の際に4つの支払方法を選ぶことができます。
- 一括払い
- 12回払い
- 24回払い
- 36回払い
一括払いをdカードで行った場合はポイント2倍になりますが、支払総額はどれも変わりません。
「スマホおかえしプログラム」もタブレット・iPadは適用外です。
分割払いにした場合、その分も毎月払うことになるので、利用料金+機種代金がランニングコストになります。
dカードを持っている方なら、一括払いがお得なのでおすすめです。
スマホとタブレット・iPadの使い分け
画像引用元:モバイルWi-Fiルーター|タブレットライフ|NTTドコモ
タブレットやiPadをこれまで使ったことがない方だと、スマホとの違いや、使い分ける場面がわからないことも多いでしょう。
たまにタブレットやiPadが「スマホとパソコンの中間」なんて表現されることもありますが、本当なのでしょうか?
ここからはそれについて説明します。
なお現在発売しているiPadシリーズの比較も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
スマホとタブレット・iPadの違い
スマホとタブレット・iPadの違いは、実はものすごくシンプルです。
- スマホ:音声通話機能がある
- タブレット・iPad:音声通話機能がない
基本的にはこれだけです。
Androidタブレットなら機種にもよりますが、ドコモで発売中の3機種には、音声通話機能がありません。
そもそもiPadはどこで売っているものであっても音声通話機能はありません。
もしどうしても必要な場合はLINEやSkypeなどの音声通話アプリで代用することになります。
タブレット・iPadは「画面が大きいけど通話できないスマホ」
タブレットやiPadは正直、「スマホとパソコンの中間」なんかではありません。
「画面が大きいけど通話できないスマホ」というイメージです。
このように表現すると、スマホのほうが高性能に聞こえるかもしれませんが、割合それが当てはまるかと思います。
タブレットやiPadだからと言って、スマホよりスペックが高いかどうかは、完全にその機種によります。
iPhone 11のほうが高スペック!?
画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
例えば、iPhone 11よりスペックの高いタブレット・iPadは、ドコモで発売しているものの中では2機種しかありません。
- 12.9インチ iPad Pro
(第3世代) - 11インチ iPad Pro
端末の総合的な処理能力を示すAnTuTuベンチマークスコアでは次のようになっています。
- 12.9インチ iPad Pro(第3世代):約72万点
- 11インチ iPad Pro:約72万点
- iPhone 11:約52万点
- iPad Air:約49 万点
- iPad mini:約49 万点
- iPad(第7世代):約26 万点
- iPad(第6世代):約26 万点
なお、これは処理能力に限定したスペックです。
iPadは防水でなかったり、FeliCa(≒おサイフケータイ)非対応だったり、iPhoneより不便な点はいくつもあります。
カメラ性能もiPhone 11の方が優れています。
iPadはApple Pencilに対応
画像引用元:Apple Pencil – Apple(日本)
一方、iPad Pro・iPad Air・iPad mini・iPad(第6・7世代)は、Apple Pencil(別売)に対応しています。
ただし、Apple Pencilはドコモでは取り扱っていません。
iPadはSmart Keyboardに対応
画像引用元:Smart Keyboard – Apple(日本)
iPad Pro・iPad Air・iPad(第7世代)であれば、Smart Keyboard(別売)を使って、パソコン感覚で文字入力することもできます。
なお、Smart Keyboardはドコモでは取り扱っていません。
大きい画面で見たいときにタブレット・iPadを使う
タブレットやiPadは必ずしもスマホより上の存在とは言えないわけですが、やはり画面が大きいことでスマホより快適に使える場面は多いです。
- 動画を見る
- 電子書籍を読む
- 絵や図を書く
- ゲームで遊ぶ
筆者はiPad Proもminiも使っていますが、iPadだとウェブサイト閲覧時にPC用のデザインで表示されることも地味に嬉しいことが多いですね。
また、メールアプリなどの通知をiPadでは切っているので、作業に集中しやすいという面もあります。
そして、バッテリー持ちもスマホより長いのでとても良いですね。
又、iPadを使う時間伸びてスマホを使う時間が減る分、スマホのバッテリー消費を抑えることができるという副産物もありました。
スマホとタブレット・iPadのメリット・デメリット
最後に、スマホのメリット・デメリット、そしてタブレット・iPadのメリット・デメリットをまとめました。
スマホと比較することでタブレットがどういったものかの理解が深まります。
タブレットのメリットに魅力を感じた方は、ぜひ購入を検討してみてください。
スマホの場合
タブレットと比較した際のスマホのメリットは以下の通りです。
- 音声通話ができる
- 持ち運びしやすい
- FeliCa対応機種ならモバイルSuicaなども使える
- 防水・防塵対応の機種も多い
ポケットに入れられる持ち運びやすさや決済に使いやすいのが大きなメリットでしょう。
反対に、デメリットを見ていきましょう。
- 画面が小さい
- 電池の消耗が早い
タブレットと比較した際、スマホはバッテリーサイズが異なるので電池の消耗が早いです。
家でじっくり動画を見る、電力消費の激しい重たい作業をする、といったことはスマホには向いていません。
タブレット・iPadの場合
次にタブレットのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
- 画面が大きい
- バッテリー持ちがいい機種が多い
- Apple PencilやSmart Keyboardのような専用アイテムがある場合も
タブレットはなんといっても画面サイズが大きく、調べものや動画視聴にはうってつけです。
さらに、アクセサリでより細かく・快適に操作できるようになるため、長時間の作業にも向いています。
一方デメリットを見ていきます。
- 音声通話ができない
- 持ち運びしにくい
スマホと比較すると持ち運びやすさという面では圧倒的に劣っています。
街中で使うというよりは自宅やオフィス、カフェで開くといった使い方になりそうです。
ドコモのタブレット・iPadが無料で使える?まとめ
以上ドコモのタブレットやiPadが無料で使えるかについて解説してきましたが、下記に今回の内容をまとめます。
- 全部で9機種が発売中
- 一括0円や実質0円はもうない
- プランは「ギガホ」か「ギガライト」
- スマホとデータを分け合える「データプラス」プラスも
法改正もあり、すでに一括0円や実質0円はなくなっています。
よって、かかる費用はシンプルに機種代金+月額の利用料金です。
- 一括0円は、一括購入価格が0円であるもの(いわゆる無料)
- 実質0円は、一括購入価格-月々サポート合計額が0円であるもの
ドコモのタブレット・iPad向けプランは、スマホと同じギガホとギガライトです。
すでにスマホでギガホかギガライトで契約している方は、月額1,000円のデータプラスで、スマホのデータ量をタブレットやiPadと共有することができます。
ドコモでタブレットやiPadの購入等を検討している方はぜひドコモ公式ショップをチェックしてみてください。