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長年大手キャリアとして携帯電話回線を提供しているドコモとソフトバンク。
両者は料金プランもよく似ています。そのため、「大して違わないのでは?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、内容をよく見ると、絶対に無視できない細かい違いがいっぱいあるのです。
本記事では、そんなドコモとソフトバンクのプランや電波を比較し、どちらのキャリアが優れているかを徹底検証します。
- 大容量プランの選択は好みが分かれるところ
- 低容量プラン&スマホ初心者向けプランは、ドコモが若干優勢
- 5G回線エリアは、ソフトバンクの方が広い
- 5G通信時の速度は、ドコモの方が速い可能性も
トップ画像引用元:NTTドコモ ホーム
ドコモとソフトバンクの料金を比較
画像引用元:ソフトバンク
キャリア同士の比較となれば、まず注目したいのがプラン料金と内容の比較です。
まずはキャリアが最も強い大容量プランで比較してみましょう。
項目 | 5Gギガホ プレミア (ドコモ) | メリハリ無制限 (ソフトバンク) |
---|---|---|
月額料金 (3GB以下) | 7,315円 (5,665円) | 7,238円 (5,588円) |
割引込みの 月額料金 (3GB以下) | 4,928円 (3,278円) | 4,928円 (3,278円) |
使える容量 | 無制限 | 無制限 |
テザリング容量 | 無制限 | 30GB |
その他特典 | なし | YouTube Premium 6か月無料 7カ月以降25%OFF |
とにかく差がつきにくいキャリア同士の比較ですが、大容量プランでもぱっと見は差がよくわかりません。
月額料金はソフトバンクのメリハリ無制限がやや安いものの、料金差は数十円程度です。ほぼ同額といっていいでしょう。
月に使うデータ量が3GB以下なら1,650円割引される点も同じですし、使える割引をすべて適用した後の月額料金も同額。
さらに、使えるデータ量も無制限で同じです。ここまでは差がほぼ無い状態ですね。
ドコモはテザリング、ソフトバンクはYouTubeで有利に
しかし、テザリングできる容量の差は明白です。ソフトバンクは30GBまでですがドコモは無制限に使えます。
タブレットをスマホのテザリングで使っている方にとっては、ドコモのテザリング無制限はかなり魅力的なのではないでしょうか。
もちろん他のデバイスをスマホのテザリングで通信することもできます。端末が多い方ほど、ドコモはお得になりそうですね。
一方、ソフトバンクでは有料サービスのYouTube Premiumが6ヶ月間無料に。7ヶ月目以降も25%OFFで使えます。
YouTube Premiumに加入すれば、広告なしでYouTubeを視聴できるため、YouTubeが好きな方にはかなり嬉しい特典ですね。
このように、ドコモとソフトバンクは月額料金こそ大差ないものの、プランに付帯しているサービス内容には大きな違いがあるのです。
低容量帯ではドコモが強い
ドコモとソフトバンクは数GBの低容量帯プランも提供しています。
では、両者の料金プランを比べてみましょう。
データ量 | ドコモ | ソフトバンク |
---|---|---|
1GB未満 | 3,465円 | 3,278円 |
2GB未満 | 4,565円 | 4,378円 |
3GB未満 | 5,478円 | |
4GB未満 | 5,665円 | ‐ |
5GB未満 | ‐ | |
6GB未満 | 6,765円 | ‐ |
7GB未満 | ‐ |
ドコモの5Gギガライトは、使った分だけ料金を支払う従量課金制プラン。
7GB未満までデータを使うことができ、2GBごとに料金が加算されていきます。
対してソフトバンクのミニフィットプラン+も従量課金制プランですが、使えるデータ量は3GB未満まで。
上表を比較すると、料金も使い勝手もドコモの方が上だと言えるでしょう。
スマホ初心者向けプランにも注目
大手キャリアでは15歳以下の方を対象とした、スマホ初心者向けプランにも力を入れています。
では、初心者向けプランを比較してみましょう。
項目 | U15はじめて スマホプラン (ドコモ) | スマホデビュー プラン (ソフトバンク) |
---|---|---|
月額料金 | 1,980円 | 2,178円 |
割引込みの 月額料金 | 1,078円 | 990円 |
使える容量 | 5GB | 5GB(13ヶ月目まで) 3GB(14ヶ月目以降) |
その他 | 1回5分以内の 国内通話無料 | 1回5分以内の 国内通話無料 |
基本となる月額料金はソフトバンクの方が高いですね。しかし、割引込みの月額料金は、ドコモの方がちょっと高くなります。
使えるデータ量は両プラン共に5GBです。ただし、ソフトバンクは14ヶ月目以降に使える容量が減ってしまうため、気を付けてください。
これらのことを考慮すると、ドコモの方がお得だと言えるでしょう。
なお、どちらも1回5分以内の国内通話が無料になるオプションがはじめから付いています。
通話料金はほぼ同じ
ドコモとソフトバンクの通常の通話料は、どちらも22円/30秒です。
ただし、通話オプションは異なります。
通話オプション内容 | ドコモ | ソフトバンク |
---|---|---|
1回5分の 国内通話無料 | 770円 | 880円 |
国内通話 24時間無料 | 1,870円 | 1,980円 |
その他機能 | - | 留守番電話プラス 割込通話 グループ通話 一定額ストップサービス |
月額料金はドコモの方が安いものの、オプションのサービス内容はソフトバンクの方が充実していますね。
これらのサービスが必要な方には、ソフトバンクがおすすめです。しかし、もし不要であれば、ドコモの方を選択しましょう。
ドコモとソフトバンクの電波の比較
画像引用元:「5G」「ローカル5G」「キャリー5G™」。企業が知っておくべき5Gの活用法 | コラム | 法人のお客さま | ドコモビジネス | NTTドコモ
スマホは電波を使って通信するため、回線エリアはスマホの使い勝手に直結する重要な要素です。
しかし、ドコモもソフトバンクも現在主流の4G LTE回線エリアは全国に広がっており、使えない地域はごくわずか。
地域によっては電波の繋がりやすさなどに微妙な違いはあるかもしれませんが、基本的にはそこまでの差はないと言えるでしょう。
5G回線エリアも両者順調に拡大
4G LTE回線エリアで勝負がつかないとなれば、次に着目するのは5G回線エリアです。
まずはドコモですが、ドコモは2022年5月現在で5G回線エリアの人口カバー率を公表していません。
しかし、2024年までには人口カバー率90%を目指すと発表しています。
次にソフトバンクですが、自社の公式サイトによれば、2022年3月末時点で人口カバー率90%を達成したと発表。
ドコモの2024年の目標をすでに達成しているのですから、5G回線エリアではソフトバンクの方が優れていると言えますね。
5Gで使う電波には両者で大きな違いが
回線エリアではソフトバンクに軍配が上がりますが、これには理由があります。
なぜなら、ソフトバンクの5Gのほとんどの地域は、4G LTE設備を5Gに転用したものだからです。
元々設置されている設備を転用していくのですから、回線エリアの拡大もスピーディーというわけですね。
このように、4G LTEを転用した5Gは展開がスピーディーなのですが、問題は使う電波が4G LTEと同じであることです。
スマホの通信速度は電波でほぼ決まります。そのため、ソフトバンクの「5G」の通信速度は、4G LTEとさほど変わりません。
ネットでは「転用5Gも速い」という意見が散見されますが、それはまだ使っているユーザー数が少ないためでしょう。
あと数年もすれば5Gが主流となり、転用5Gの通信速度も落ち着いてきます。
逆に、2022年5月現在のドコモの5G回線エリアでは、転用5Gの地域はごくわずかです。
当初は転用5Gに否定的だったドコモですが、2022年春を目途に、転用5Gの利用を発表しました。
しかし、2022年5月現在のドコモ5G回線エリアはほぼすべてがSub6であるため、ほとんどの地域で5Gの高速通信が使えます。
ドコモがこれからどのように転用5Gを展開していくかはわかりませんが、現時点での5Gの通信速度は、ドコモの方が優れていると言えるでしょう。
ドコモ・ソフトバンクのそれぞれのメリット
ここからは、これまでの比較で判明したドコモとソフトバンクのメリットについて見ていきます。
まずは、ドコモのメリットです。
ドコモのメリット
- 大容量プランのテザリングが無制限
- 低容量プランではソフトバンクよりも使い勝手が良い
- スマホ初心者向けプランも優れている
- 5G回線エリアで高速通信が期待できる
キャリアの一番の強みである大容量プラン。ドコモならテザリングが無制限で使えます。
実は、ソフトバンクだけでなくauもテザリングは30GBまでなので、これはドコモだけの強みと言えるでしょう。
また、低容量プランやスマホ初心者向けプランも、全体的にソフトバンクよりドコモの方が使い勝手に優れていましたよね。
加えて、ドコモの5G回線はほとんどの地域で5G専用の「Sub6」を使っているため、高速通信が期待できます。
ソフトバンクのメリット
- 大容量プランはYouTubeに強い
- 通話オプションに便利機能が付いてくる
- 5G回線エリアが広い
ソフトバンクの大容量プランは、YouTube Premiumが6ヶ月間無料になります。
7ヶ月目以降も割引価格で利用できるため、YouTubeが好きな方には非常に嬉しい特典と言えるでしょう。
また、ソフトバンクの通話オプションには、様々な便利機能が付いています。
本来、有料のサービスがセットで付いてくるため、通話の頻度が高い方に向いていますね。
そして、ソフトバンクの5G回線エリアは2022年3月末に人口カバー率90%を達成しています。
ほとんどの地域が転用5Gであるものの、2022年5月現在はまだユーザー数も少ないためか、快適に通信できているようです。
ドコモ・ソフトバンクのそれぞれのデメリット
次に、ドコモとソフトバンクのデメリットについて見ていきましょう。
まずはドコモのデメリットです。
- 5G回線エリアが狭い
転用5Gを使い始めたばかりのドコモ。5G回線エリアはソフトバンクよりも狭いです。
ただし、ドコモの5GエリアはほぼSub6ですから、ソフトバンクよりも高速通信が期待できます。
- 低容量プランが3GB未満まで
- スマホ初心者向けプラン:14ヶ月目以降、5GB→3GBにダウン
- 5G回線エリアのほとんどが転用5G
ドコモは低容量プランでも7GBまで使えますが、ソフトバンクは3GBまでしか使えません。
また、スマホ初心者向けプランの容量も、最初のうちは5GBまで使えますが、14ヶ月目以降は3GBまでに減ってしまいます。
そして、ソフトバンクの5G回線エリアは人口カバー率90%を達成してはいるものの、そのほとんどが転用5Gです。
転用5Gの通信速度は4G LTEと同等ですから、Sub6並みの高速通信は難しいと言えるでしょう。
キャリアの選択は自分の好み次第!
本記事では、ドコモとソフトバンクの比較を行いました。
- 大容量プランの選択は好みが分かれるところ
- 低容量プラン&スマホ初心者向けプランは、ドコモが若干優勢
- 5G回線エリアは、ソフトバンクの方が広い
- 5G通信時の速度は、ドコモの方が速い可能性も
ドコモとソフトバンクのどちらの方が優れているかは、ユーザーの好みによって勝敗が分かれます。
今すぐ5Gを使いたい方には、ソフトバンクがおすすめです。ただ、そもそも100Mbpsを超える通信速度が不要な方も多いのではないでしょうか。
そのような方には、データ容量やテザリングの利便性がより優れている、ドコモの方が合っているはずです。
ちなみに、今のところ5G回線エリアはソフトバンクの方が優勢ですが、将来的にはドコモが逆転する可能性もあります。
本記事を参考に、自分の好みにあったキャリアを選んでくださいね。