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この記事では、ドコモが2021年9月10日に発売した最新型5G対応モバイルルーター「Wi-Fi STATION SH-52B」について解説します。
ドコモの5G対応モバイルルーターといえば、去年も「Wi-Fi STATION SH-52A」が出ています。
それと比較して何が違うのかも見ていきましょう。
- 前作よりスペックは低い
- サイズがコンパクトになって軽量化した
- 価格は前作の半額近い35,640円
- バッテリーの持ち時間が大幅アップ
- 料金プランは5Gギガホ プレミアか5Gギガライト
- 5Gデータプラスでシェアするのがおすすめ
トップ画像引用元:Wi-Fi STATION SH-52B | データ通信製品 | 製品 | NTTドコモ
ドコモ Wi-Fi STATION SH-52Bの価格・発売日
画像引用元:Wi-Fi STATION SH-52B | データ通信製品 | 製品 | NTTドコモ
ドコモのWi-Fi STATION SH-52Bの発売日、価格は以下の通りです。
- 価格:35,640円
- 発売日:2021年9月10日
価格は前作のSH-52Aの68,904円より大幅に安くなりました。
なお、Wi-Fi STATION SH-52BはSH-52Aに比べてスペックが抑えられている端末です。
Wi-Fi STATION SH-52Bのスペック・速度
画像引用元:Wi-Fi STATION SH-52B | データ通信製品 | 製品 | NTTドコモ
Wi-Fi STATION SH-52Bのサイズやスペックは以下の通りです。
端末名 | Wi-Fi STATION SH-52B |
---|---|
通信 | 受信時最大4.2Gbps/送信時最大218Mbps(5G) 受信時最大1.7Gbps/送信時最大131.3Mbps(4G) |
サイズ | 縦約74mm×横約108mm×厚み約15.7mm |
重量 | 約166g |
同時接続台数 | 17台(Wi-Fi16台/有線LAN1台 or USB1台) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
本体付属品 | SIM取り出しツール(試供品) |
連続通信時間 | 約440分(5G)/約430分(PREMIUM 4G)/約630分/(LTE) |
USBテザリング | 対応 |
Wi-Fi STATION SH-52Bは5G対応モバイルルーターですが、ミリ波には非対応です。
5Gでの通信速度は受信時最大4.2Gbps、送信時最大218Mbps。4Gでは受信時最大1.7Gbps、送信時最大131.3Mbpsです。有線LAN接続時の速度は最大1Gbps。
17台までの同時接続が可能(うち1台は有線LANかUSB)で、バッテリー容量は4,000mAhです。
Wi-Fi 6にも対応しています。
- 5G:受信時最大4.2Gbps/送信時最大218Mbps
- 4G:受信時最大1.7Gbps/送信時最大131.3Mbps
サイズはコンパクト化!でもバッテリー持ちは大幅に伸びた
前作のSH-52Aは、サイズが84×157×16mm、重量は268gでした。
一方、今作のSH-52Bはサイズが74×108×15.7mmで重量が166gと、全体的にコンパクトになっています。
厚さはほぼ同じですが、縦横のサイズはかなり小さくなっており、重さも100g以上軽くなりました。162gのiPhone 12とほぼ同じ重さです。
バッテリー容量は前作のSH-52Aと同じ4,000mAhですが、接続時間は大幅にのびています。
- 5G:約290分 → 440分
- PREMIUM 4G:約280分 → 430分
- LTE:約400分 → 約600分
使用していない時の待受時間は、前作の約200時間から約1,290時間と6倍以上の長さに。
- サイズがよりコンパクトに
- 軽量化し、iPhone 12と同程度になった
- バッテリーの持ち時間は2倍以上長くなった
Wi-Fi STATION SH-52BとSH-52Aを比較
画像引用元:Wi-Fi STATION SH-52A | データ通信製品 | 製品 | NTTドコモ
Wi-Fi STATION SH-52Bの通信速度は、前作のSH-52Aに比べると劣ってしまいます。
- ミリ波にも対応
- 5Gの送信時最大480Mbps
- 4Gの送信時最大131.3Mbps
- 有線LANで最大2.5Gbps
- 18台まで同時接続可能
このように、通信速度から同時接続可能台数まで、通信能力は前作のSH-52Aが全面的に勝っています。
ただ、SH-52Bはスペックを抑えた分、軽量で価格も手頃になったという点が大きな魅力です。
価格・サイズやバッテリー持ちといった持ち運びの便利さを重視するならWi-Fi STATION SH-52B、通信の速度や安定感を求めるなら前作のSH-52Aがおすすめです。
前作のSH-52Aは法人需要が大きく、個人への売上には苦戦していました。そこで個人向けの手頃な端末として、今回Wi-Fi STATION SH-52Bが投入されたという経緯があります。
ドコモでWi-Fi STATION SH-52Bを使う場合の料金プラン
画像引用元:料金・割引 | NTTドコモ
ドコモには、Wi-Fi STATION SH-52Bのようなモバイルルーター向けの専用プランが用意されていません。
5G対応スマホと同様、「5Gギガホ プレミア」か「5Gギガライト」を契約することになります。
また、スマホに使っているSIMのデータ容量をシェアできるオプション「5Gデータプラス」(月額1,100円)も利用可能です。
- 5Gギガホ プレミアか5Gギガライトを契約
- 5Gギガホ プレミアなら使い放題!
- 5Gデータプラスでスマホのプランとシェアもおすすめ
5Gギガホ プレミアの契約は必須級!
画像引用元:5Gギガホ プレミア | 料金・割引 | NTTドコモ
Wi-Fi STATION SH-52Bのようなモバイルルーターを買う目的は人それぞれだと思います。
なかには固定回線の代わりとして、がっつり使うことを想定している人も少なくないでしょう。
そうなると、5Gギガホ プレミアの契約は必須になってきます。
5Gギガホ プレミアは、月額7,315円で無制限に使えるプランです。テザリングの制限もありません。
これはauの使い放題MAX 5G(月額7,238円)やソフトバンクのメリハリ無制限(月額7,238円)にはない強みです。
楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VI(月額0円~3,278円)でも、1日10GBを超えるとその日は制限ががかります。
現状では、5Gギガホ プレミアは唯一本当の意味で固定回線の代わりになり得るものと言えるでしょう。
5Gデータプラスでシェアするのがおすすめ
画像引用元:5Gデータプラス | 料金・割引 | NTTドコモ
スマホに使うSIMの料金プランを5Gギガホ プレミアにして、5Gデータプラスにも加入し、Wi-Fi STATION SH-52Bとデータシェアするのが、一番無駄のない使い方です。
5Gギガホ プレミアを契約したSIMをWi-Fi STATION SH-52Bに直接入れても使ってもいいのですが、それは少しもったいないかもしれません。
なぜなら、5Gギガホ プレミアの月額7,315円の中には、音声通話とSMS機能(音声通話SIMとしての料金)も含まれているからです。
音声通話もSMSもできないWi-Fi STATION SH-52Bでは、その分のお金が無駄になってしまいます。
また、スマホはスマホでどうせ回線契約が必要なのですから、だったら1つの回線契約をシェアする形のほうが無駄がありません。
前作より価格を抑えた5G対応モバイルルーター
以上、ドコモが2021年9月10日に発売した最新型5G対応モバイルルーター「Wi-Fi STATION SH-52B」についてでした。
Wi-Fi STATION SH-52Bは前作のSH-52Aよりも低スペックです。しかし、その分軽量で低価格な機種になりました。
特に価格は魅力的です。SH-52Aの68,904円から大幅に値下がりしたので、より多くの方にとって購入しやすい5G対応Wi-Fiルーターになったのではないでしょうか。
- 前作よりスペックは低い
- サイズがコンパクトになって軽量化した
- 価格は前作の半額近い35,640円
- バッテリーの持ち時間が大幅アップ
- 料金プランは5Gギガホ プレミアか5Gギガライト
- 5Gデータプラスでシェアするのがおすすめ
ドコモにはモバイルルーター用の料金プランは用意されていませんが、5G対応スマホと同じ「5Gギガホ プレミア」や「5Gギガライト」が利用できます。
おすすめの使い方は、スマホに使うSIMの料金プランを5Gギガホ プレミアにして、5Gデータプラスにも加入し、Wi-Fi STATION SH-52Bとデータシェアする方法です。
前作のSH-52Aよりスペックが低いと言っても、一般的な用途であればそうそう困ることはありません。
コンパクトさやバッテリー持ちの良さを考えると、持ち歩いて利用したい方にとってはメリットが大きい機種と言えます。
ただ、やはり「通信速度は妥協したくない」という方には、前作のSH-52Aの方がおすすめです。