月額料金が安く、データ容量無制限が好評のどんなときもWiFi。
安さや通信制限がないことはメリットですが、速度が出ない、エリアが狭いWiFiは全くの無価値。
この記事では、今話題のどんなときもWiFiのルーターである「D1」の通信速度やスペックを中心に徹底解説します。
どんなときもWiFiを簡単におさらい
近年人気が急上昇している「どんなときもWiFi」をご存知でしょうか?
その登場は2019年と、まだ1年経っていません。
モバイルWiFiといえばWiMAXが有名ですが、どんなときもWiFiとどういった点に違いがあるのか特長をチェックしましょう。
どんなときもWiFiの大きなウリ!通信制限なしで使い放題
通信制限なし。
これ、何気に凄いことなんです。
モバイルWiFiは基本的に制限はないと謳っているものがほとんどですが、厳密には制限があります。
WiMAXなら3日で合計10GBを使うと次の日に制限がかかり低速になります。
10GBは大容量だし3日で使い切るなんてありえない!とお思いですが、外だけでなく家でもヘビーにスマホで動画なんかを見ると案外超えてしまうのです。
10GBを超えないように調整しながら利用する…なんて経験が筆者にもあります。
どんなときもWiFiならこの制限がなく、いくら使っても問題ありません!!使い放題!!
ただし、以下のような使い方はNGです。
制限はないが以下の使い方は注意!
公式サイトでは以下のような利用をするユーザーには制限があると記しています。
違法ダウンロード、不正利用、大容量通信によるネットワークの占有を行った場合、通信速度を制限する場合があります
こういった使い方は通常ではしないでしょうから、そこまで気にする必要はないでしょう。
どんなときもWiFiの大きなウリ! 料金プランがシンプル
WiMAXをはじめとしたモバイルWiFiは料金体系がとても複雑。
同じWiMAXでも選ぶプロバイダによって料金やキャッシュバックが変わります。
ところが、どんなときもWiFiの料金プランはとてもシンプル。
支払い方法によって多少変化しますが、クレジットカードで支払えば月額3,480円(税抜)です。
他にあれこれ考える必要はありません、2年間は月額3,480円(税抜)。
これ以上説明がないのですが、細かい点については後述します!
どんなときもWiFiの大きなウリ! トリプルキャリアのLTEが利用できる
トリプルキャリアってなに?って方のために簡単に説明。
トリプルキャリアとはドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアのことです。
どんなときもWiFiの通信はこの3キャリアの電波を利用できます。
しかも、場所によって最も入りの良い電波を自動で選んでくれるという優れもの。
これも何気に凄いです。
電波の範囲や通信速度もかなり期待できますね。
では、どんなときもWiFiの大きな特長をここで簡単にまとめておきましょう。
- データ容量無制限
- 料金プランがシンプル
- トリプルキャリアのLTEが利用可能
- 海外利用も可能
- 工事不要で最短即日発送
海外利用もとても気楽にできるのもウリです。
どんなときもWiFiの「D1」を徹底レビュー
どんなときもWiFiでは「D1」と呼ばれるモバイルWiFiルーターをレンタルできます。
どんなときもWiFiではこのD1しか扱っていないので、選択の余地はありません。
実際に入手して1週間ほど使ってみた感想になりますので、参考にしてください。
どんなときもWiFiのルーターD1のスペックを確認
ルーターのスペックは通信速度に影響してきますので、とっても重要です。
以下がD1のスペック表です。
項目 | スペック |
---|---|
サイズ | 127×65.7×14.2 mm |
重さ | 約151g |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11b/g/n |
最大速度 | 受信:最大150Mbps 送信:最大50Mbps |
バッテリー容量 | 3,500mAh |
連続使用時間 | 12時間 |
受信:最大150Mbps 送信:最大50Mbpsは近年のルーターでは控え目です。
ただ数値はあくまで理論値で、大きければそれだけ早いとも一概にはいえないところ。
このくらいの数字があれば快適にインターネットが利用できるでしょう。
D1のカラーバリエーションは2種類
ただのルーターとはいえ、常に持ち運ぶもの。
色でも個性を出したいですよね。
カラバリはグレーとゴールドの2種類で、指紋はつきにくい印象です。
色味も控え目で、ケバケバしさなどはなく飽きのこない上品な仕上がり。
D1のデザインはちょっと変わった形!?
D1の形は他のモバイルWiFiルーターに比べると個性的です。
上部にツノのような突起があります。
この突起がなんに影響しているのかは分かりませんが、シルエットはとても可愛いですね。
縦長であるD1は手に馴染みやすいデザインで、とても持ちやすいと感じました。
D1はサイズが大きい?
少しだけ気になったのが、D1のサイズ感。
多少、一般的なWiFiルーターに比べて大きく感じました。
D1はW127 x H65.7 x W14.2 mm。
このサイズはiPhone8に比べてひとまわり小さいくらいです。
重さも151gと近い数値ですね。
スマホを2台持ち運ぶイメージですが、モバイルWiFiルーターは常に手に持って操作するわけではないので、あまり大きさは問題ではないかもしれません。
D1はストラップを付けられる!
D1にはストラップホールがあるため、好みのストラップをつけることができます。
無機質になりがちなモバイルWiFiルーターに個性を持たせることができるのはとても好印象。
さらにストラップがあるとバックから取り出しやすかったりとメリットが多いのでこの形状はとても素敵です。
D1はディスプレイなし、ボタンも2個だけ!
D1の良さはこのボタンの少なさ。
そしてディスプレイもありません。
操作するボタンは2つで、側面にある電源ボタンとリセットボタンのみ。
電源ボタンは大きく突起していて押しやすく、リセットボタンは小さく凹んでいるので間違って押すことはないでしょう。
基本的に利用するのは電源ボタンのみで、長押しすると電源をオンオフできます。
ディスプレイはありませんが、本体で電波・バッテリーの状態は確認できます。
他のモバイルWiFiは操作が複雑で、何が何だか分からない情報が多いのが現実。
D1はそういった無駄な情報とボタンを排除して、とにかく操作がシンプルというメリットを生み出しています。
D1は電池持ち抜群!連続使用時間は12時間
D1の良さに電池持ちがあげられます。
ディスプレイを無くしたことで薄さを維持しながら、電池持ちも連続使用12時間と実用十分な長さを実現しました。
WiMAXで人気のSpeed Wi-Fi NEXT W06が9時間ですから、D1の方が電池持ちがいいですね。
Speed Wi-Fi NEXT W06は通信速度の出る最新機種ですが、やはりモバイルWiFiルーターは長時間使えてこそ。
そういった意味ではD1はとても優れています。
では、ここまでのD1の特長をまとめてみましょう。
- 受信:最大150Mbps 送信:最大50Mbpsとなかなかの通信速度
- カラーは2種類、グレーとシルバー
- サイズはやや大きめ? iPhone8くらい
- ストラップを付けられる
- ボタン1つでディスプレイなし
- 電池持ちは12時間
どんなときもWiFiの「D1」で通信速度を測ってみる前に
ここからは実際にD1を使って、実際の速度を計測する前に、D1の通信速度や繋がりやすさの予備知識をチェックしておきましょう。
D1のスペック上の通信速度をチェック!
D1の通信速度は下り最大:150Mbps、上り最大:50Mbpsです。
これはあくまで理論上の数値で最大値になります。
ですから、常にこの数値が出るという意味ではありません。
下り上り最大って何?
よく言われる「下り、上り」について少しだけ説明します。
通信速度には下りと上りがありますが、それぞれ違う動作を指します。
下りとはダウンロードのことをいいます。
ダウンロードをするときにどのくらいの速度がでるのかという意味です。
例えばホームページや画像、動画などの情報はダウンロードして閲覧しているわけですから、下りの速度が出ている方が快適に見ることができます。
逆に上りは送信という意味で、画像を上げたりメールやLINEを送ったりすることを指しています。
上りが早いとメールやLINEの送信が快適になります。
まあ、難しいことは考えずに、数値がでかいやつが早い!で良いでしょう。
D1はトリプルキャリアのLTEに対応している
前述した通り、D1はトリプルキャリアのLTEに対応しています。
ソフトバンクで繋がらない場所ではドコモなど、その場所で最も快適な回線に自動で接続してくれます。
D1はトリプルキャリア対応ですからエリア、速度ともにかなり期待できます。
どんなときもWiFiの「D1」で通信速度をシーン別に計測!
ここからが本番です。
D1をあらゆる場所に持っていき、実際に通信速度を計測してみました。
時間や環境によって通信速度は大きく変化しますので、参考値としてみていただけると幸いです。
- 計測に使用したスマホ:iPhone XR
- 計測に使用したサイト: FAST.com
計測に使用したスマホはiPhone XR、計測に利用したサイトはFAST.comです。
FAST.comはNetflixがリリースしたサイトです。
それではどのくらいの速度が出るのか、いってみましょう!(今回は下りのみ計測しました)
シーン1 都内奥まったマンションの一室
自宅でモバイルWiFiが使えるかはとても重要です。
というのも、外で使うだけでなく家でも利用することで、自宅にネットを引かずに済むからです。
自宅のネット料金がなくなればかなり家計の手助けになりますもんね。
今回計測したのは都内マンションです。
このマンション、とても電波が入りにくくドコモの電波はほとんど入りません。(ドコモさん、電波良くしてください…)
ドコモの電波が入りにくい原因はマンションがコの字型になっており、建物で周りが囲まれているせいです。
上の階では問題ないようですが、下の階では電波1本がデフォルトです。
こんな場所でどんなときもWiFiが繋がるのか不安ですが、計測しました。
18Mbpsとそこそこの通信速度がでました。
どんなときもWiFiはしっかり繋がり、一安心。
ちなみにWiMAXは圏外でした。
なぜどんなときもWiFiが繋がったかというと、トリプルキャリアの恩恵でしょう。
ソフトバンクはしっかり繋がるので、そちらを利用したと思われます。
18Mbpsならば、ネットをするのには十分快適です。
シーン2 都内奥まったカフェ
さて、次に計測したのは都内のカフェです。
ただのカフェではなく、雑居ビルに入っている奥まったカフェ。
計測結果は以下の通り。
多少通信速度は落ちましたが12Mbpsとこちらもなかなかです。
ちなみにここは、WiMAXが繋がらなかったカフェです。
やはりどんなときもWiFiは壁に囲まれた場所にはとても強いようです。
WiMAXは通信速度こそ早いのですが、どうもこういった奥まった場所ではとても弱い印象でした。
都内のカフェなどはこういった奥の席を利用することも多いため、どんなときもWiFiの範囲の広さは最高のメリットです。
このカフェはモバイルWiFiの電波は届くか不安、なんて心配は無用ですね。
シーン3 都内通常のカフェ
次に計測したのは都内の通常のカフェです。
今のところの最大数値がでました。
このカフェは基本的にどんなモバイルWiFiでも繋がる場所です。
やはり場所によって通信速度が変わってくるのがわかります。
シーン4 都内外
都内のただの道端でも計測しました。
何にも囲まれていない、ひらけた場所です。
速度は期待できますね!
結果は以下。
最大の数値を更新しました!
計測した時間帯は夜だったので、昼だとまた違った数値がでそうです。
これくらいの通信速度があれば、十分快適に利用できますね。
シーン5 地下鉄
最後にチェックしたのは地下鉄です。
WiMAXで試したところ、地下鉄の駅では繋がるのですがそれ以外は圏外という結果に。
ところがどんなときもWiFiは常に繋がっていました。
これは嬉しい誤算です。
通信速度は測りませんでしたが、やはり通常時よりは遅く感じました。
遅くは感じましたが、繋がり続けることが重要なので結果は満足です。
- 都内自宅マンションでは18Mbps
- 都内カフェ(奥まった席)では12Mbps
- 都内カフェでは20Mbps
- 都内道端では24Mbps
- 地下鉄でも常に繋がる
結果として、どんなときもWiFiは都内ならほとんどの場所で繋がり、そこそこの通信速度が出るという結界に。
私がWiMAXを解約したのは繋がらない箇所が多く、一本化できなかったところ。(今なら範囲が広がって繋がるかもしれませんが)
どんなときもWiFiならばそういった不満は払拭できそうです。
どんなときもWiFiのD1を使ってみて良かった点
ここからは私が実際にD1を使ってみて良かったってんを上げていきます。
- D1の操作がシンプル
- 繋がりやすい
- 通信速度もそこそこ出る
D1は操作が超簡単!
先ほども説明した通り、D1の操作はとてもシンプルです。
D1を使えるようにする手順
- 電源ボタンを長押し
- スマホ等のWiFi設定からD1を選ぶ
- D1の端末にあるIDとPASSを入力
以上で終了です。
はっきりいって何も考える必要がありません。
わかりやすいボタンが電源ボタンだけですから、迷うこともないです。
ディスプレイもないので、見るところもありません。
電波状況や電池残量は端末前面にランプ等があるのでそちらで確認できます。
はっきりいって無制限のWiFiルーターに液晶は不必要ですよね。
ネットに繋がりさえすれば良いので。
D1は広範囲で繋がる
D1を実際に使ってみて感じたことは圏外がほとんどないという印象。
どこでも繋がりました。
これはトリプルキャリアのLTEを利用できるためだと推測できます。
ただし、都内での計測ですので郊外や山ではどうなのかは今回わかりませんでした。
ドコモのLTEに対応していれば、山などでも強そうな気もしますが。
ネットでも地方で繋がるとの声も。
ひとまず都市部で利用するにはとにかく繋がるといって良いでしょう。
無制限ポケットWiFi「どんなときもWiFi」の評判と気になる速度を調べてみた次のページではどんなときもWiFiの価格を分かりやすく解説していきます。