
今月おすすめのポケット型WiFiはこちら!
どんなときもWiFiの通信が遅い時にはどういった原因が考えられるのでしょうか。
実際にどんなときもWiFiを契約している筆者が体験した症状と対処法をまとめてみました。
原因・解決策をしっかり理解して適切な対応をしていきましょう。
- 「回線の混雑」「ルーターの熱暴走」「電波を上手く掴めていない」の3種類が大きな原因
- ユーザー側ができる対処方法は電源再起動や工場出荷状態に戻す2種類
- 熱暴走が原因と思われる場合は、利用を停止して電源を落とし放熱を
- 2020年6月時点で大規模通信障害は起きていないが、一時的につながりにくい時はある
- トリプルキャリア対応を売りにしているが、ソフトバンクやドコモの4G回線が主な接続先に
- 2年以上の長期利用のメリットは薄いので、契約更新月には積極的に乗り換えがおすすめ
本記事では大容量の2023年おすすめポケット型WiFiを中心に、月額料金や特徴などを比較・紹介します。 現在、容量無制限で使えるポケット型WiFiは少なくなり、100GB〜300GBの大容量ポケット型WiFiが中心となりました。 […]
※本記事中の価格は税込み表示
トップ画像引用元:D1|【公式】どんなときもWiFi
どんなときもWiFiが遅い原因は3つ
画像引用元:D1|【公式】どんなときもWiFi
どんなときもWiFiに接続した時に急に遅くなってしまう原因は以下の3つが考えられます。
- 回線の混雑
- ルーターの熱暴走
- 電波を掴んでいない
どんなときもWiFiは2020年2~3月にかけて大規模な通信障害が起きていましたが、2020年6月時点は比較的安定しています。
回線の通信量増加による混雑
どんなときもWi-Fiは、通信量や接続ユーザー数に余裕がある場合は問題ありません。
しかし接続ユーザー数が増加し過ぎると通信速度が遅くなります。
これは2020年2月~3月末に起きた大規模通信障害の原因でもあり、改善には接続ユーザー数が減るのを待つことになります。
後述する電源再起動や工場出荷直後の状態に戻して改善することもありますが、1回2回では改善しないこともよくあります。
モバイルルーターの熱暴走
どんなときもWiFiは公式サイトで「端末本体が熱を持つのは正常な現象となりますので故障ではありません」と記載しています。
しかし、高温になり異常が起きる(熱暴走)ことは精密機器では多々あります。
熱暴走を起こすと動作が遅くなり、結果的に通信能力が低下することもあります。
使っているモバイルルーターが熱を持っていないか確かめましょう。
かなり熱いと感じたら電源を落とし、風通しの良い日陰に放置して放熱し、再度電源を入れ直せばOKです。
電波を掴んでいない(電波ランプが点滅を繰り返す)
どんなときもWiFiのモバイルルーターD51の電波ランプが点滅を繰り返して、通信が出来なくなることがあります。
この現象が発生した時に起きているのは、モバイルルーターが電波を掴んでいない状態です。
症状自体は放置していても改善されるのがほとんどですが、早く改善したければ電源再起動を試すのが有効です。
どんなときもWiFiが遅い時の対処法は2つ
画像引用元:D1|【公式】どんなときもWiFi
どんなときもWiFiはモバイルルーターが接続先を自動で選択する仕様なので、ユーザー側で実行できる対処法はあまりありません。
電源を再起動するか、工場出荷直後の状態に戻して電波を掴み直す、所謂「接続ガチャ」しか出来る事しかないのが現状です。
ただ電源再起動でも改善できるケースも多々あるので、まずはそちらを試してみましょう。
- モバイルルーターの電源再起動
- 工場出荷状態に戻す
モバイルルーターの電源再起動
どんなときもWiFi提供のモバイルルーターD1本体左側側面に、電源ボタンがあるので長押しして電源の再起動を試みましょう。
一時的な接続の不具合や電波が掴めない現象が発生していると、電源の再起動で改善されることが多々あります。
再起動だけでもルーターのリフレッシュにもなるので、熱暴走の簡易対策としても有効です。
工場出荷状態に戻す
電源再起動でも改善されない場合は、電源ボタンの上部にある小さい丸型ボタン(リセットボタン)を長押しして工場出荷状態に戻しましょう。
リセットボタン自体はかなり小さく、凹んでいるので長押しするには爪楊枝など先端が尖った物で押し続ける必要があります。
工場出荷状態に戻しても改善されない場合、残されたユーザー側の打てる手段は場所を移動か、改善されるまで待つことになります。
どんなときもWiFiは本当にトリプルキャリア回線なのか?疑惑を検証
画像引用元:どんなときもWiFiの秘密|【公式】どんなときもWiFi
どんなときもWiFiはクラウドSIMを利用したドコモ・au・ソフトバンクのトリプルキャリア回線対応のルーターです。
これにより、「日本国内で幅広い通信が可能!」というセールスポイントで売り出されました。
しかし、実際に使用してみると「ここではauの電波の方が強いのに、何故他社の電波を?」という現象が多々起きています。
本当にどんなときもWiFiはトリプルキャリア回線が使えるのか、今回はこの疑惑を調査してみましょう。
どんなときもWiFiの主な使用回線はau以外なのが実情
どんなときもWiFiはドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアのLTE回線を自動で選択して使用しています。
では、「エリアが変われば最も高速な回線を3つのキャリアから自動で選ぶのか」と、言うと実はすべてがそうではありません。
その理由はキャリアが高速通信可能なプラチナバンドとモバイルルーターの対応バンドで比較するとわかってきます。
キャリア | プラチナバンド帯 |
---|---|
ドコモ | 19または28 |
ソフトバンク | 8または28 |
au | 18または28 |
D1対応の周波数帯 | 1/2/3/4/5/7/8/9/ 17/19/20/38/39/40/41 |
auのプラチナバンドはLTE 18ですが、どんなときもWiFi提供のD51はauのプラチナバンド LTE 18に対応していません。
その為、どんなときもWiFiで利用される回線は、主にソフトバンクやドコモとなり、2つのキャリア回線を使うのが実状です。
これだけ聞くと「どんなときもWiFiは、3つのキャリア回線が使えると聞いたのに話が違う!」と思うかもしれません。
ただし、3つのキャリアの主要周波数帯LTEバンド1には対応しています。
つまり「auのプラチナバンドは使えないが、遅くてもauのLTEバンドは使える」ということですね。
場合によってはauのスマホの回線速度未満になることも
D51はauのプラチナバンドに未対応のため、場所によってはauスマホの回線速度未満になることもあります。
現に筆者はどんなときもWiFiとauを利用していますが、自宅で通信速度を計測すると下記のように下り平均速度に約3倍の差が出る事も珍しくありません。
どんなときもWiFiとauの通信速度
項目 | どんなときもWiFi | au |
---|---|---|
下り平均速度 | 21.72Mbps | 56.74Mbps |
上り平均速度 | 13.24Mbps | 7.26Mbps |
※同一環境・時刻で5回計測して下り上りの平均速度を算出
モバイルルーターがauのプラチナバンドに対応していない以上、au並の速度が出ないのは仕方ありません。
例えば高画質な動画を見るのが、時間帯によっては厳しいこともあります。
さらにオンラインゲームを遊ぶと両者の通信速度の違いはハッキリ体感できるほどきびしいです。
どんなときもWiFiの実態は2キャリア回線
どんなときもWiFiはソフトバンク・ドコモの回線がメインで、au回線はほぼ使われないのが実情です。
「場所によって3つのキャリアの中から最も電波の強いキャリアに頻繁に切り替わり、常時高速通信が出来る」というイメージは、半分正解で半分不正解になります。
トリプルキャリア対応の文言に過度な期待は持たない方が良いでしょう。
買い換えるならおすすめはこれ
画像引用元:【公式】ギガWi-Fi クラウドで世界中無制限ポケットWiFi
どんなときもWiFiのモバイルルーターは、時間帯によって遅くなってしまったり電波を掴まなくなる現象で遅くなることがあります。
その為、常時安定した通信を望みたい人は、これから紹介する別のモバイルルーター業者を選ぶのも良いでしょう。
- AiR-WiFi
- Mugen WiFi
- ギガWi-Fi
- どこよりもWiFi
AiR-WiFi
画像引用元:【公式】 AiR-WiFi (エアワイファイ) 契約期間なしでも業界最安級のモバイルWiFi!
最初に紹介するAiR-WiFiは、30日間お試しできるサービスがあり、料金も安く、さらに中途解約をしても違約金も低水準と、ユーザーに優しいサービスです。
またオプション料金を払うことで、契約期間の縛りなしにできるため、数か月といった短期間だけ使いたい方にもおすすめできます。
AiR-WiFiの概要は下記の通りです。
項目 | AiR-WiFi |
---|---|
通信量 | 100GB |
帯域制限 | データ量超過で最大128kbps |
初期費用 | 3,300円 |
契約期間 | 1年自動更新 契約期間なしオプションあり |
違約金 | 初月:0円 2〜12ヶ月目:7,700円 13ヶ月毎:0円 14ヶ月目以降:5,500円 |
端末代金 | 無料 |
端末の通信速度 | 下り最大:150Mbps 上り最大:50Mbps |
詳細 | AIR-WiFi 公式サイトへ |
AiR-WiFiには下記の通り3つの料金プランがあります。
プラン | 端末 | 月額料金 | 2年間の総額 |
---|---|---|---|
サクッとプラン | U2s | 3,278円 | 78,672円 |
まるっとプラン | G4 | 3,608円 | 86,592円 |
らくらくプラン | U3 | 3,377円 | 81,048円 |
料金プランの違いは、使えるルーターの違いです。
よってこだわりがなければ一番安いサクッとプランで十分。
ポケットWiFiの機能だけあれば良い方なら、サクッとプランで提供されるU2sで事足りるはずです。
タッチパネルやスマホと充電をシェアするなど、こだわった使い方をしたい方はまるっとプランなど他のプランを選ぶと良いでしょう。
またAiR-WiFiは、最短即日発送のため、すぐに使える点も魅力です。
詳細は下のボタンをクリックして、公式サイトをご覧下さい。
Mugen WiFi
画像引用元:【公式】MUGEN WiFi – 30日間全額返金
わかりやすい料金プランと業界最安級の価格、さらに30日間全額返金保証のあるMugen WiFiはイチオシのおすすめポケットWi-Fiです。
さっそくMugen WiFiの概要を見てみましょう。
契約期間 | 内容 |
---|---|
通信制限 | 100GB |
月額料金 | 3,718円 |
契約期間 | 2年以内だと違約金あり オプション(月額660円)加入で契約期間縛りなし |
違約金 | 1年未満:9,900円 1〜2年未満:5,500円 契約更新月以降:0円 |
初期費用 | 事務手数料:3,300円 端末料金:無料 |
通信速度 | 下り:最大150Mbps 上り:最大50Mbps |
海外利用 | 1日1,200円〜(容量・地域による) |
同時接続 | 5台 |
支払い方法 | クレジットカードのみ |
詳細 | Mugen WiFi(公式)を見る |
Mugen WiFiのMUGEN格安プランは月額3,465円(税込)で提供されており、業界最安級の価格です。
さらに違約金は更新月(2年後)を超えると0円になるため、ポケットWi-Fiの中でもかなり良心的です。
また30日間お試しで使えるため、電波の入り具合や使い勝手を確認したい方にも、Mugen WiFiはおすすめできます。
契約のハードルがとても低く、解約しやすいMugen WiFiは強くおすすめします。
ギガWi-Fi
画像引用元:【公式】ギガWi-Fi クラウドで世界中無制限ポケットWiFi
月額料金を安く抑えたい方や、豊富なラインナップからルーターを選びたい方にはギガWi-Fiがおすすめです。
項目 | ギガWi-Fi |
---|---|
使用回線 | 4G LTE |
月額料金 | 3,718円(U3利用時) 4,158円(G4Max利用時) |
契約期間 | 2年 |
特徴 | 月額料金がずっと変わらない。 |
詳細 | ギガWi-Fi 公式サイトへ![]() |
ギガWi-Fiの月額料金は3,575円~で、どんなときもWiFiより安いという最安級月額料金が特徴です。
ルーターは最安級のU2s・U3の他、翻訳機能やマップ機能のついたG4Maxがあります。
どこよりもWiFi
画像引用元:【公式】どこよりもWiFi|大容量のWiFiルータ
使うデータ量が少なめで、料金も安く抑えたい方にはどこよりもWiFiがおすすめです。
項目 | どこよりもWiFi |
---|---|
使用回線 | 4G LTE |
月額料金 | 900円〜 段階制料金。5GBまで最安500円 |
契約期間 | 無し (契約期間ありのプランも有) |
特徴 | 段階制料金のため使わない月は安い。最大200GBまで使えて、契約期間の縛りがないプランもある。 |
詳細 | どこよりもWiFi 公式サイトへ![]() |
どこよりもWiFiの料金は段階制料金で、使ったデータ量に応じて金額が決まります。
使わない月がある方や毎月データ量をたくさん消費しない方は、他社より安くポケットWiFiを運用できるかも知れません。
長期利用を考えている人は、契約期間のあるプランで契約すると、かなりコスパ良く使えるでしょう。
どんなときもWiFiは契約更新月に他社への乗り換えがおすすめ
画像引用元:料金プラン|【公式】どんなときもWiFi
現在、どんなときもWiFiを契約しているユーザーは、2年の契約期間満了時に他社に乗り換えるのがおすすめです。
何故継続して利用せず乗り換えした方がお得なのでしょうか。
- 2年後の月額料金は割引が終了するので高くなる
- 新規契約を受付中止しているので一旦解約→再契約の裏技が使えない
詳しくみていきましょう。
2年後の月額料金は割引が終了するので高くなる
どんなときもWiFiは初回契約時の24ヶ月間は2年割と呼ばれる割引が適用されますが、24ヶ月目以降は割引が終了します。
その結果、24ヶ月目以降は月額料金が高くなってしまうのです。
どんなときもWiFiの決済方法 | 月額料金 (1~24ヶ月目) | 月額料金 (25ヶ月目以降) |
---|---|---|
クレジットカード | 3,828円 | 4,378円 |
口座振替 | 4,378円 | 4,851円 |
どんなときもWiFiは2年以上利用してもポイントが付いたり、何らかの形で還元される仕組みは無いので2年以上契約し続けるメリットはありません。
更に契約更新月に解約しなかった場合、2年契約が自動更新されてしまいます。
そのため、解約時に最大10,450円の契約解除料がかかってしまいます。
今回紹介したおすすめのモバイルルーター業者の中には、どんなときもWiFiより月額料金が安い業者も多数存在します。
お得に契約したいなら2年割が終了するタイミングで、どんなときもWiFiから乗り換えましょう。
新規契約を受付中止しているので一旦解約→再契約の裏技が使えない
どんなときもWiFiは2年割が終了する契約更新月に解約→再度新規契約で割引を継続させる裏技が使えましたが、現在は使えません。
2020年4月3日以降、新規申込みの受付を中止しており、2020年6月時点でも受付再開の目途が立っていないのが理由です。
過去にはどんなときもWiFiの月額料金が他社よりも安い時期もあったので、契約更新月に解約→再度新規契約の裏技は有効でした。
しかし、2020年6月時点では、2年割を適用させた月額料金より、同じ2年契約のギガWi-Fiのほうが月額料金が安いです。
そのため、どんなときもWiFiにこだわる必要性はありません。
どんなときもWiFiの速度が遅い時の原因について、よくある質問
どんなときもWiFiの速度が遅い時の原因について、よくある質問に回答しました。
どんなときもWiFiの速度が遅い時の原因は何か
回線の混雑、ルーターの熱暴走、電波をつかんでいないことが原因だと考えられます。
どんなときもWiFiの速度が遅い時の対処法
モバイルルーターの再起動や工場出荷状態に戻すことで改善することがあります。
モバイルルーターの再起動方法
WiFi提供のモバイルルーターD1本体左側側面に、電源ボタンがあるので長押ししてください。
電源ボタンの上部にある小さい丸型ボタン(リセットボタン)を長押ししてください。
電源ボタンの上部にある小さい丸型ボタン(リセットボタン)を長押ししてください。
どんなときもWiFiが遅い時は電源再起動を、契約更新月には乗り換えがおすすめ
画像引用元:海外利用|【公式】どんなときもWiFi
どんなときもWiFiは無線のモバイルルーターなので、一時的に接続が上手く行かない時はどうしても起こります。
現在は大規模通信障害も起きていないので、電源再起動で改善することも多いので、何かトラブルが起きた時は再起動で試しましょう。
また2年以上の長期利用のメリットも薄いので、契約更新月には積極的に他社に乗り換えるのがおすすめです。
- 「回線の混雑」「ルーターの熱暴走」「電波を上手く掴めていない」の3種類が大きな原因
- ユーザー側ができる対処方法は電源再起動や工場出荷状態に戻す2種類
- 熱暴走が原因と思われる場合は、利用を停止して電源を落とし放熱を
- 2020年6月時点で大規模通信障害は起きていないが、一時的につながりにくい時はある
- トリプルキャリア対応を売りにしているが、ソフトバンクやドコモの4G回線が主な接続先に
- 2年以上の長期利用のメリットは薄いので、契約更新月には積極的に乗り換えがおすすめ