
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
ELECOM製品はHDDだけでなく、USBメモリやNASなど様々なストレージ機器が発売されています。
ですが、経年劣化などが原因で「データが取り出せない」といったトラブルが発生することがあります。
故障した機器内に重要なデータが入っており、安全で確実に取り出したい場合はデータ復旧業者への依頼が必要になります。
この記事ではELECOM製品の機器が故障する原因と故障した際の注意点、業者を選びに失敗しない選び方について紹介しています。

HDDやPCなどのデータが消えてしまったとき、どの業者であれば安心して任せられるのでしょうか。 データ復旧業者は日本国内に100社...
- 故障の原因の大半は物理障害と論理障害
- 故障した場合は通電を避け、無理な復旧作業をしない
- 機器の動作を優先する場合はメーカー修理
- データ復元をしたい場合はデータ復旧業者
- 業者を選ぶ際は技術力に注目する
ELECOM製品の機器例
ELECOM製品は以下の種類が挙げられます。
種類 | 参考機種 |
---|---|
外付けHDD | ELDシリーズ他 |
内蔵HDD | LHDシリーズ他 |
NAS・サーバ | NetStore(ネットストア) |
USB | MF-CCUシリーズ他 |
SSD | ESDシリーズ他 |
ELECOM製品のデータ復旧は、同じ症状であってもデータ復旧の仕方が異なる場合があります。
どの危機にどの対処をするのが効果的かは難しいので、データ復旧業者に相談することが重要になります。
ELECOM製品の機器が故障する原因
ELECOM製品の機器が故障する原因はいくつか考えられますが、最も多い故障の原因を紹介します。
NetStoreに多い故障原因
ELECOM製品のNASストレージである「NetStore」が故障している場合、以下の症状が多くみられます。
- 電源が入らず起動しない
- ネットワークにアクセスできない
- エラーメッセージが表示される
- 認識しない
- 液晶パネルが点滅している
- カタカタやカチカチなどの異音がする
異音がする場合は、本体が物理的に故障している可能性が高く、その場合は個人で修復することはほとんど不可能です。
また、NetStoreに電源が入らず、本体のLEDランプが赤色の点灯や無点灯の場合、異常が発生している恐れがあります。
記録装置の故障
ELECOM製品の記録装置(USBメモリ・SDカード・HDD)に問題が生じている場合、大きく分けて「物理障害」と「論理障害」の2つに分けることができます。
物理障害
物理障害は、記録装置が物理的に破損している状態のことを指します。
落下などの強い衝撃や水没や落雷によるショート、経年劣化が原因として挙げられます。
物理障害が発生している場合は、以下のような症状が多くみられます。
- 処理速度が低下し、動作が遅くなる
- 異音・異臭がする
- 機器が記録装置を認識しない
- 電源が付かず、起動しない
- エラーメッセージが表示される
USBメモリやSDカードであれば、本体が折れているなどの状態も物理障害に含まれます。
記録装置に物理障害が発生している状態で、個人での修復を行うと状態の悪化につながるため、業者に相談することをおすすめします。
また、SSDに関しては内部の構造上、復旧難易度が高く対応している業者も少ないため、高い技術力を備えている業者を選ぶようにしましょう。
論理障害
論理障害は、誤操作による初期化やフォーマットによって、データが破損している状態を指します。
- 機器が記録装置を認識しない
- エラーメッセージが表示される
- データ移行の途中で止まってしまう
- データの読み書きができない
以上のような症状が見受けられます。
論理障害は物理障害の症状とかぶる部分も多く、個人で発見することが難しい障害です。
そのため、知らず知らずのうちに障害が進行しており「重度論理障害」になっていることも少なくありません。
軽度の論理障害であれば、データ復元ソフトを使用して解決できる場合もありますが、全てのデータを復元することは容易ではありません。
障害の程度が分からない場合や、完全にデータを取り出したい場合は、データ復旧業者に依頼することをおすすめします。
ELECOM製品の機器が故障した場合の注意点
ELECOM製品の機器が故障した場合は、以下の点に注意しましょう。
これらの点に注意することで、データを復旧できる可能性を上げることができます。
- 個人で無理に修復しようとしない
- フォーマットしない
- 電源のON・OFFや再起動を繰り返さない
- 記録装置を取り出してPCに接続しない
個人で無理に修復しようとしない
機器が故障した際は、個人で分解や開封をしないようにしましょう。
専門業者であれば、分解や開封を行う際にクリーンルームなどの専用設備で、専門的な知識と技術を用いて行います。
個人での無理な修復は状態の悪化に繋がるだけでなく障害が拡大する恐れや、最悪の場合、全てのデータを失うことになります。
技術力の高い業者であれば、データを取り出せる可能性があるため、個人での分解や開封は避け、専門業者に相談・依頼するようにしましょう。
フォーマットしない
ELECOM製品の機器でデータが読み込めない場合に「フォーマットしてください」とエラーメッセージが表示されることがあります。
フォーマットは「初期化」を意味するので、データが削除されてしまうため、画面の指示に従ってフォーマットしないようにしましょう。
また、一度フォーマットしたデータを個人で復元することは、ほぼ不可能と言われています。
ですが、データ復旧業者であれば復元できる可能性があるので、フォーマットした場合は直ちに使用を中止し、データ復旧業者に相談しましょう。
電源のON・OFFや再起動を繰り返さない
記録装置の種類を問わず、故障が疑われる場合は電源のON・OFFや再起動は極力しないようにしましょう。
記録装置にとって最も負荷のかかる動作になるので、軽度であった障害が深刻化する恐れがあります。
重要なデータを確実に取り出すためにも、電源のON・OFFと再起動は控えるようにしましょう。
記録装置を取り出してPCに接続しない
ELECOM製品のNASはRAID構成を組んでいることがほとんどですが、この状態で記録装置の取り出しなどを行うと、データの上書きが起こります。
データが上書きされると、専門業者であっても復旧できなくなる可能性があります。
リスクが高い動作となるので、実行しないようにしましょう。
ELECOM製品の機器が故障した場合のデータ復元方法
ELECOM製品の機器が故障した場合のデータ復元方法を紹介します。
- データ復元ソフトを使用する
- メーカーへ依頼する
- データ復旧業者に依頼する
データ復元ソフトを使用する
軽度の論理障害であればデータ復元ソフトを使用して、データの取り出しを行うことができます。
データ復元ソフトの使用には、メリットとデメリットが存在します。
- 比較的安価に済ますことができる
- 個人で手軽に実行できる
デメリットとしては以下のことが挙げられます。
- データが上書きされたり、消える可能性がある
- 完全に全てのデータを復元できるとは限らない
データの重要度に合わせて使用を検討するようにしましょう。
また、「物理障害」と「重度論理障害」には対応しておらず、ソフトで復元することはできません。
使用することでかえって状態を悪化させる可能性があるため、利用を控えるようにしましょう。
復旧可能性を高めたい方は、専門業者に依頼することをおすすめします。
メーカーへ依頼する
メーカーに依頼する場合は基本的に「機器の正常な動作」を優先する場合に依頼するようにしましょう。
メーカーはデータ復元の専門業者ではないため、修理を依頼すると機器本体の動作は可能になりますが、保存していたデータは原則すべて初期化されてしまいます。
データを取り出したい場合は以下の手順に進んでください。
データ復旧業者に依頼する
「データの復元」を優先する場合は、データ復旧業者に依頼しましょう。
最も安全に早く、データを復元する方法になります。
データ復旧業者であれば、専門的な技術と知識で正しい原因と障害の判断を行います。
原因に沿った対処法を行うため、個人では取り出せなかったデータや、障害の種類を問わず復旧することができます。
重要なデータを保存している場合は、データ復旧業者に依頼しましょう。
データ復旧業者に依頼する場合に抑えるべき4つのポイント
いざ、データ復旧業者に依頼しようとなっても、業者は国内だけで100社以上存在しており、復旧の技術力にも大きな差があります。
データ復旧は一発勝負と言われており、一度復旧に失敗すると他社で断られる可能性があります。
業者を選定する際に、失敗しないポイントについて4つ説明します。
- 高い技術力を備えているか
- 復旧実績が豊富で信頼できる
- セキュリティ対策をしている
- スピード対応が可能
高い技術力を備えているか
データ復旧業者を選ぶ際、技術力が高いかどうかが一番大切です。
技術力が高い業者は、自社の復旧率や復旧件数を明示しており、復旧の様子や社内の復旧設備も公開していることが多いです。
- 技術の実績(復旧率・復旧件数)を公開している
- 他社で復旧できなかった障害の復旧実績が多い
- 精密な作業ができる復旧設備(クラス100クリーンルームなど)を設置している
- 自社内に復旧専門エンジニアが数十名在籍している
反対に数字を非公開にしている業者は実績が低い可能性があります。
ホームページなどで、必ず確認するようにしましょう。
復旧実績が豊富で信頼できる
データ復旧業者が信頼できるかどうか確認するには、過去の実績を確認しましょう。
- 相談実績・対応実績数が他の業者と比較して多い
- 官公庁・捜査機関、大手法人からの依頼実績がある
- 他社で復旧に失敗した機器の復旧事例がある
これらの実績や事例がある業者であれば、セキュリティ面においても安心できます。
セキュリティ対策をしている
データには個人情報が詰まっているので、セキュリティ対策をしている業者を選ぶようにしましょう。
- SO27001、ISMS 認証、Pマークといった外部から認められた規格認証がある
- セキュリティゲートを設置し、外部に情報が漏れない環境である
- 自社で復旧を行っていることが明確である
セキュリティ対策のレベルとして、「ISO27001」や「Pマーク」などの規格認証を取得しているところを選ぶと間違いありません。
スピード対応が可能
技術力が高い業者であれば復旧時間が短く、依頼から作業終了まで時間がかからない傾向にあります。
また、24時間電話対応している、直接業者への持ち込みが可能な業者であれば、スムーズに復旧作業を行うことができるため、スピード対応が可能です。
今すぐ復旧したい、〇日までにデータを取り出したいといった急ぎの場合も対応できます。
おすすめのデータ復旧業者
ここで、編集部おすすめのデータ復旧業者の特徴やサービス内容について解説していきます。
データ復旧の依頼を検討している人はぜひチェックしてみてください。
デジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧専門業者において14年連続国内売上No.1のデータ復旧業者です。(第三者機関調べ/2007年~2020年)
技術力は国内トップクラスで、データ復旧率の最高値は95.2%(※2018年2月)と信頼できる実績があります。
さらに、ハードディスク、PC、スマホ、USB、sdカード、ビデオカメラ等の幅広い機器に対応できる、官公庁・法人からの依頼実績も多数など、技術力の高さは間違いありません。
また相談窓口は年中無休の24時間365日受け付けているので、急なデータトラブルが発生しても安心のサポート体制が整っています。
- 14年連続データ復旧シェアNo.1
- データ復旧実績は95.2%!
- 初期診断無料で安心して相談できる
- 365日営業・最短即日でデータ復旧対応可能
- 国際水準のセキュリティ対策で信頼できる
デジタルデータリカバリーのサービス特徴
項目 | デジタルデータリカバリー(DDR) |
---|---|
営業時間・相談窓口 | 年中無休 24時間受付 夜間の電話相談あり |
持込・宅配・出張 への対応 | 持込:◎ 宅配:◎ 出張:◎ ラボ見学も可能 |
初期診断 | 費用:無料 最短5分で診断完了 |
配送料 | 無料 (キャンセル時の返送料金のみお客様負担) |
実績 | ✓復旧率最高値95.2% ✓ご相談件数36万件超 ✓ご依頼の約8割を48時間以内に復旧 |
設備 | クリーンルーム クラス100 ドナーHDD 7,000台以上 |
セキュリティ認証 | ISO27001/ISMS Pマーク |
従業員数 | 164名 (エンジニア40名以上在籍) |
拠点 | 5ヶ所 本社:東京 |
運営会社 | デジタルデータソリューション株式会社 |
詳細 | 公式サイトを見る |
ELECOM製品の機器が故障した場合のデータ復元方法まとめ
ELECOM製品の機器が故障した場合のデータ復元方法について解説してきました。
機器が故障した際、まずはデータ復元ソフトかメーカーに相談となりがちですが、この方法ではデータを復元できないため、確実に復元したい場合はデータ復旧業者への依頼しましょう。
また、データを復元するには緻密な作業になるため、業者を選ぶ際は技術力の高い業者を選ぶようにしましょう。
- 故障の原因の大半は物理障害と論理障害
- 故障した場合は通電を避け、無理な復旧作業をしない
- 機器の動作を優先する場合はメーカー修理
- データ復元をしたい場合はデータ復旧業者
- 業者を選ぶ際は技術力に注目する