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「うっかりiPhoneをなくしてしまった!」、そんな時でも慌てる必要はありません。
適切に対処することができれば、速やかにiPhoneを見つけることができたり、紛失や盗難による損害を最低限に抑えることができます。
今回は、万が一iPhoneを紛失してしまった場合に、するべきことや探す方法について紹介します。
- 「iPhoneを探す」を使ってiPhoneの現在地をチェック
- キャリアのサービスで位置情報を検索することも可能
- 見つからない場合は速やかに回線の停止を行う
iPhoneをなくしたらまず「iPhoneを探す」で確認
万が一iPhoneを紛失した場合、まずやるべきことは「iPhoneを探す」を使って、なくしたiPhoneがどこにあるのかを確認することです。
他の端末からiPhoneの位置情報を検索できる機能です。
これなら、紛失したiPhoneが今どこにあるのか知ることができるので、発見しやすくなります。
また、外出先で紛失したと思っていても、案外近くに置いてあったり、自宅や職場に置きっぱなしの場合も、すぐに気づくことができるので取り越し苦労をすることもなくなります。
「iPhoneを探す」は、2020年5月時点ではブラウザを使って行うのが主流です。
iOS 13より前はアプリでありましたが、iOS 13では「iPhoneを探す」アプリは使えなくなっています。
- 位置情報を追跡
- 音を鳴らす
- デバイスをロック(紛失モード)
- 画面にメッセージと電話番号を表示
- 遠隔でデータ消去
出来ることがわかったので、次に「iPhoneを探す」を使ってなくしたiPhoneを探す方法について解説をします。
ブラウザからiPhoneを探す方法
「iPhoneを探す」を利用するためには、他の端末から「iPhoneを探す」を起動しなくてはなりません。
安心してください。OSが違うAndroidでもパソコンでもOKです。友達から借りてもよし、ネットカフェを利用してもよしです。
ブラウザから探せるので、インターネットの環境さえあれば探せます。
まずはアップルのiCloud – 探す –というサイトに遷移し、「iCloud.comであなたのデバイスを探す」を押下します。
紛失したiPhoneに設定しているApple IDを入力します。このApple IDで端末を特定するわけです。
Apple IDに紐付けられている端末が一覧で表示されるので、紛失したiPhoneを選択します。
すると、選択したiPhoneの現在地がマップ上に表示されます。
位置情報が確認できたiPhoneについては、
- サウンド再生
- 紛失モード
- iPhoneを消去
からアクションを選択できるようになっています。
紛失したと思っていたiPhoneが近くにあれば、「サウンド再生」で音を鳴らすだけで見つけることができるでしょう。
離れたところにある場合には、他の2つのモードを使って悪用を防ぐことができます。
「紛失モード」を使って遠隔でもiPhoneにロックがかけられる
「iPhoneを探す」を使って紛失したiPhoneが身近なところから発見されれば良いですが、離れたところにある場合には第三者に悪用される可能性もあります。
そんな場合には、「紛失モード」を使って遠隔でロックをかけることができます。
拾った人から連絡をもらうための電話番号を入力することができます。
これは任意なので、必ず入力しなくてはならないというわけではありません。
そして、紛失したiPhoneのディスプレイにメッセージを表示することができます。
「○○に届けてください」や「連絡をくれた方に謝礼をお渡しします」といった文言を入れておくのが効果的なようです。
「紛失モード」の設定が完了すると、端末がロックされApple Payも利用できなくなるので、不正に利用されることはほとんどなくなります。
ロックされた画面はこんな感じです。モザイクをかけている所に電話番号が表示されています。
最終手段は「iPhoneを消去」で遠隔でオールリセット
「iPhoneを探す」では、サウンド再生と紛失モードの他に「iPhoneを消去」というアクションが用意されています。
「iPhoneを消去」では、遠隔で紛失したiPhoneのデータを消去することができます。
紛失したiPhoneを見つけ出すことが困難になってしまった場合や盗難にあった場合の最終手段として利用することができます。
個人情報にアクセスされ、不正に利用されることを防ぐ最終手段と言えるでしょう。
ただ、「iPhoneを消去」を選択した後、すぐに紛失したiPhoneがオールリセットされるというわけではなく、次にiPhoneがオンラインに復帰した時にオールリセットされます。
「iPhoneを消去」を選択したからといって即時でオールリセットが実施されるわけではないのと、ずっとオフライン状態だとオールリセットは実施されないので注意が必要です。
そして、「iPhoneを消去」によりデータを消去されたiPhoneは通常のオールリセット同様、Apple IDのサインイン情報を含めた全てのデータが消去されます。
チキってここまでしかいけませんでした…この後の画面についてはいつか新しいiPhoneを買った時に試します!
ビビリの私を許してくだせえm(_ _ )m
「iPhoneを消去」は最終手段
「iPhoneを探す」はApple IDを利用した機能であるため、「iPhoneを消去」することによって「iPhoneを探す」も使うことができなくなり、今後の捜索は不可能となります。
データ自体は、バックアップがあればすぐに戻すことができるので心配ありません。
ただ、「iPhoneを探す」によって紛失したiPhoneの位置情報を調べることができなくなるので、「iPhoneを消去」は本当に最終的な手段となります。
どうしても紛失したiPhoneが見つからない場合には、iPhoneを消去するしかありませんが慎重に判断した方が良いでしょう。
アプリの「iPhoneを探す」で探す方法は今は昔
「iPhoneを探す」と聞くと真っ先にアプリが浮かんだ方もいると思います。
しかしながらアップルストアで探しても、ホーム画面で探しても見つけられないのではないでしょうか。
WEBで探して見ても以下の画面が表示され、ダウンロードできません。
理由を調べて見たところ、iOS 13では「iPhone を探す」と「友達を探す」が1つになり、「探す」アプリとして生まれ変わったそうです。
ふんふん、なるほどこの「探す」アプリで紛失したiPhoneを探せるわけだ…「デバイスを探す」があるのでタップしてみると今触っているiPhoneの位置が表示されます。
んー紛失したiPhoneの位置を探すにはどうしたらよいか、ありました。「自分」タブの下の方です。
この「友達を助ける」をタップすると、ブラウザが立ち上がりiCloudへサインインが求められます。
つまり、ここからはブラウザで探すのと変わらない、ということです!
ただ、あくまでアプリで探すことに拘るなら、設定からサインアウト→サインイン(探すiPhoneに紐ついたApple IDで)するという方法があります。
iCloudのデータを削除したりするので色々面倒です。ブラウザで探せるのにわざわざアプリで探すメリットは特にありません。
「iPhoneを探す」を利用するには事前準備が必要
ここまで「iPhoneを探す」を使って紛失したiPhoneを探す方法や不正利用を防止する方法について紹介しました。
しかし、「iPhoneを探す」を使うには探される側のiPhoneで事前に設定がされていなければなりません。
設定自体は簡単なものなので、すでに「iPhoneを探す」が有効になっているという人も多いかもしれません。
ですが、今持っているiPhoneの設定を今一度確認しておくことをおすすめします。
「iPhoneを探す」がオンになっている
まず、「iPhoneを探す」の設定がオンになっているかどうか確認しましょう。
「iPhoneを探す」は設定の1番上にある名前をタップしたところにある、「探す」から確認ができます。
ここで「iPhoneを探す」がオンになっていれば、問題ありません。
もし、オフになっている場合は、iPhoneの紛失に備えてオンにしておくことを強くおすすめします。
「位置情報サービス」がオンになっている
「iPhoneを探す」がオンになっていても、位置情報がオフになっていたのではiPhoneの位置情報を調べることができません。
そこで位置情報サービスをオンにしておく必要があります。
位置情報サービスの状態は、設定から「プライバシー」>「位置情報サービス」で確認することができます。
iPhoneを利用するにあたっては、マップなど位置情報サービスを必要とするものが多くあるのでオンになっている人がほとんどでしょう。
ロックをかけておくことも重要
こちらは「iPhoneを探す」の設定とは直接の関係はありませんが、セキュリティ面からiPhoneのロックをかけておくことを強くおすすめします。
iPhoneを紛失してしまった時に、ロックがかかっていなければ不正に利用される可能性が高くなります。
- 個人情報
- クレジットカードの情報
など、多くの情報が詰まっているのでロックをかけずに誰でも使える状態にしておくのは非常に危険です。
また、第三者の手でiPhoneのオールリセットが実施されてしまえば、「iPhoneを探す」を使っても位置情報が検索できません。
そのまま端末自体を売られてしまったりすると、見つけ出すことは不可能でしょう。
紛失したiPhoneを第三者に利用されないためにも、必ずiPhoneにロックをかけるようにしましょう。
iPhoneはオフラインでも探せる?
結論からいうと探せます。ただしいくつか条件があります。
- iPhoneを探すがオン状態
- “オフラインのデバイスを探す”がオン状態
- バッテリーが切れていない
- Bluetoothがオン状態
- 位置情報サービスがオン状態
- Bluetoothの通信圏内に対応しているApple端末がある
上の3つの条件は一画面で確認できます。やばい…バッテリー切れそ…切れたらこの方法は使えません。
Bluetoothの状態はiOS 12以降ステータスバーでは確認できません。コントロールセンターもしくは設定から確認します。
位置情報サービスは設定 > プライバシー > 位置情報サービスから確認できます。
そして最後の条件の「Bluetoothの通信圏内(半径約10m程度)に対応しているApple端末がある」ですが、これは運次第といった所です。
なぜこれが必要かは、これから説明するオフライン時にiPhoneを探せる仕組みを理解すればわかります。
iPhoneがオフラインでも探せる理由
iPhoneがオフラインでも探せる理由は”他のApple端末の利用“です。
感の良い方は条件だけで何となく察しがついたでしょう。私は全くつきませんでしたが。
つまり仕組みは…
Bluetoothで(誰かの)Apple端末を見つけて、それを媒介にインターネットに接続しiPhoneの位置を送信する
こういうことです。運次第とはそういうことです。つまり樹海のような無人の場所で落とした場合にはアウトです。
反対に渋谷のような周りにApple製品だらけのような場所だったら、ほぼ確実にオフラインでも探せるでしょう。
バッテリー切れが起こった時の最後の砦
バッテリー切れの場合の対処法としては、「iPhoneを探す」の設定画面にある「最後の位置情報を送信」をオンにするくらいしかありません。
最後の位置情報を送信というのは、電源が切れたり、通信が途絶える前の最後の位置情報を自動的にAppleに送信するサービスのことです。
最後の位置情報は24時間以内にチェックしないと自動的に消えてしまう仕組みとなっているので、紛失したと気付いた時にすぐに確認するようにしましょう。
スマホを24時間全く触らないという人はほとんどいないと思うので、紛失したら長くても24時間以内に気付く人がほとんどだと思われます。
ただ、最後の位置情報を見逃さないためにも、バタバタしてしまった時や忙しく動いていた後にiPhoneがあるかどうかチェックする癖を付けるのも良いかもしれませんね。
「iPhoneを探す」が有効になっていない場合の対処方法
「iPhoneを探す」を使ってみたけれども、紛失した端末で「iPhoneを探す」が有効になっていないために位置情報の検索ができなかった場合、紛失したiPhoneを探すことはできるのでしょうか?
そんな時でも、キャリアのサービスを使って紛失したiPhoneの位置情報を調べられる場合があります。
位置情報の検索サービスを提供しているのは、
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
の3社のみで、格安SIMでは利用できません。
また、オプション加入が必要なサービスになるので、それぞれのキャリアのサービスについて解説をしていきます。
ドコモ「ケータイお探しサービス」
画像引用元:ケータイお探しサービス | サービス・機能 | NTTドコモ
ドコモでは「ケータイお探しサービス」を使って紛失したiPhoneの位置情報を調べることができます。
電話窓口に問い合わせるか、PCからMy docomoを使って紛失したiPhoneの位置情報を調べます。
月額料金は55円で、ケータイ補償サービスに加入している場合は無料で利用できます。
また、「ケータイお探しサービス」はスポット契約というものが可能で、スポット契約ではオプションの申し込みをしていなくても必要な時だけ契約をすることができます。
スポット契約は3,300円で、契約から翌日24時まで何度でも検索が可能です。
au「位置検索サポート」
画像引用元:位置検索サポート | サービス・機能 | au
auでは「位置検索サポート」を使って紛失したiPhoneの位置情報を調べることができます。
こちらも電話窓口かMy auのいずれかの方法で検索することができます。
単体での申し込みはなく、他のオプションの中に含まれるサービスとなっています。
- auスマートパス
- auスマートパスプレミアム
- auスマートサポート
- 故障紛失サポート with AppleCare Services
- 故障紛失サポート with AppleCare Services&iCloudストレージ
以上のオプションのうち、いずれかのオプションに加入してれば利用することができます。
ソフトバンク「紛失ケータイ捜索サービス」
画像引用元:紛失ケータイ捜索サービス | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
ソフトバンクでは「紛失ケータイ捜索サービス」を使って紛失したiPhoneの位置情報を調べることができます。
電話窓口から紛失したiPhoneの位置情報が確認できます。
利用には、iPhone基本パックという月額500円のオプションサービスに加入している必要があります。
すぐにiPhoneが見つからない時の対処方法
「iPhoneを探す」やキャリアの位置情報検索サービスを使っても、紛失したiPhoneが見つからない場合、次にとるべき対処方法はなんでしょうか。
ここからはiPhoneが見つからない場合に、とるべき対処方法を解説していきます。
警察に遺失届を提出する
財布などの貴重品をなくした時と同じように、iPhoneをなくした時も警察に行って遺失届を提出します。
特に場所や地域は問わず、警察署や交番に行けばどこでも提出することができます。
遺失届を提出する時には、併せて紛失したiPhoneのシリアル番号や製造番号(IMEI)を届け出ておくのが良いでしょう。
シリアル番号や製造番号は、その端末の固有の番号になるので変更ができません。
これらの番号を届け出ておけば、見つかった場合に自分のものだと確定する手段となります。
シリアル番号や製造番号は、購入したiPhoneの箱に記載されているので、本体が手元になくても確認することができます。
また箱がない場合でも、Apple IDの情報からサインインしている端末のシリアル番号や製造番号を見ることができます。
「iPhoneを探す」と同様に、他の端末からApple IDのログインができればWEBからでも確認が可能です。
サービスを停止する
iPhoneを紛失した場合には、不正利用を防止するために各種サービスの利用を停止しておく必要があります。
まず最初に回線の利用を停止させましょう。
ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアはWEBや電話から回線を停止させることができます。
回線を停止させることで、ネットも電話利用することができなくなるので、不正利用のリスクを一気に下げられます。
また「iPhoneを探す」の紛失モードにすることで、Apple Payも利用停止させることができるので、この2点は必ず実施しましょう。
パスワードの変更
紛失したiPhoneで利用してるサービスのパスワードを変更します。
Apple IDや各種SNSのパスワードを変更することで、紛失したiPhoneからの不正利用を防ぐことができます。
他のスマホやPCからそれぞれのサービスのWEBページにアクセスすれば変更が可能です。
面倒な作業ではありますが、第三者に不正利用されないためにもiPhoneを紛失した場合には、そのiPhoneで使っていたサービスのパスワードは全て変更しておきましょう。
新しい端末に買い替える
スマホは日常生活に欠かすことができないアイテムの1つとなっています。
すぐに見つかれば良いですが、いつ見つかるかわからないiPhoneを探し続けるのは流石に無理があるでしょう。
紛失したiPhoneが見つからな場合には、買い替えが必要になります。
ドコモ・au・ソフトバンクで機種変更する場合は、元々使っていたiPhoneをなくした事を伝えれば新しい端末の購入と同時にSIMカードの再発行も可能です。
また、保証サービスに加入している場合には一部の負担金で、利用していたものと同じiPhoneが手に入れることも可能です。
SIMフリーのiPhoneを格安SIMで利用しているような場合は、Apple Storeなどで新しいiPhoneを買って、契約している格安SIMの会社にSIMカードの再発行を依頼します。
SIMカードが届くまで、数日かかる場合もあるので早めにSIMカードの再発行の手続きをしておきましょう。
iPhoneをなくした時も慌てず冷静な行動を
iPhoneには個人情報が詰まっているだけでなく、日常生活に欠かすことのできない重要なアイテムなので、なくしたとなると一大事です。
ですが、「iPhoneを探す」を使ったり、キャリアの位置情報検索サービスを使ったりすることで、見つかるケースも多々あります。
- 「iPhoneを探す」を使ってiPhoneの現在地をチェック
- キャリアのサービスで位置情報を検索することも可能
- すぐに見つからない場合は速やかに回線の停止を行う
iPhoneをなくした事に気が付いたら、まずは「iPhoneを探す」を使ってロックをかけたり、回線を停止させるなど被害を最小限に抑える行動が必要となります。
万が一、iPhoneを紛失してしまっても慌てる必要はありません。
必要な行動をする事で被害を最小限に抑えることが可能です。