Fitbitの使い方|よく使う機能とGPS接続してランニングルートを記録する方法

  • 更新日:2023年9月14日
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Fitbit

Googleが買収に動いたこともあり、2020年に人気が高まっている「Fitbit」。

Fitbitは健康データを自動で収集してくれるスマートウォッチです。豊富な機能を搭載しています。

しかし、その機能の豊富さに圧倒され、初心者にはちょっと敷居が高い存在になっていることも事実です。

しかも、モデル毎に性能も機能も違うことが、分かりにくさにより拍車をかけています。

そこで本記事では、Fitbitでよく使う機能とそれに対応したモデルを一覧でご紹介。

人気機能のひとつである、ランニングルートを記録する方法についても解説します。

Fitbitの使い方に悩んでいる方はぜひご覧ください。

Fitbitの使い方まとめ
  • Fitbitとスマホの連携は簡単!
  • Fitbitが収集する情報はモデルによって異なる
  • 音楽再生機能はCharge 4以上が対応
  • ランニングルートの記録ができるものも

トップ画像引用元:先進の健康管理スマートウォッチ | Fitbit Sense

この記事を書いた人
ライター歴3年の青森県出身。趣味で始めたFXが軌道に乗ったのを機に退職し、いろんなことにチャレンジ中。 最近では趣味のガンプラも仕事の1つに加えてやりたい放題の人生を満喫している。トレーダー兼モデラー兼ライターという日本に3人くらいしかいない肩書の人間。 iPhoneよりiPadが好き。

Fitbitの設定方法(本体/スマホ)

Fitbit

画像引用元:Fitbit Versa 3 | GPS搭載スマートウォッチ

Fitbitは健康管理に特化したスマートウォッチです。

もちろんFitbit単体でも使うことはできますが、スマホと連携させることで、さらに利便性が高まりますよ。

今回はiPhoneを使って連携方法を説明しますが、Androidと連携する場合も基本的な手順は同じです。

Fitbitアプリの設定方法

まずはFitbitアプリを入手しましょう。

iPhoneならApple Store、AndroidならGoogle Play Storeからダウンロード可能です。

アプリダウンロードはこちら
アップルストア グーグルプレイ

アプリを起動すると、Fitbitアカウントの作成を促されます。次の手順でアカウントを作成してください。

Fitbitアカウントの作成方法
  1. Fitbitアプリを起動し、「Fitbitに登録」をタップ
  2. 購入したFitbitモデルを選択
  3. 選択したモデルが表示されるので、確認後に「設定」をタップ
  4. 各種個人情報の入力画面に移行するので、必要な情報を入力
  5. 身体情報の入力画面に移行するので、情報を入力後、「次へ進む」をタップ
  6. 生年月日の入力画面が表示されたら、情報を入力
  7. 「利用規約とポリシー」の内容を確認後、「同意します」をタップ

この後、入力したメールアドレス宛てにメールが届きます。

メールの内容を確認し、記載されている「Verify Your Email」をタップしてください。

これでアカウント作成は終了です。

FitbitとiPhoneのペアリング

FitbitとiPhoneのペアリング設定は簡単です。

電源を入れた状態のFitbitをiPhoneに近づけるだけで、設定画面に移行します。

以後の具体的な手順は下記のとおりです。

FitbitとiPhoneのペアリング方法
  1. iPhoneに4ケタの番号を入力する画面が表示されるので、Fitbitに表示された4ケタの番号をiPhoneに入力する
  2. 5分程度待つ
  3. 画面が切り替わったら「ペアリング」をタップ
  4. Fitbitのアップデートに関する画面が表示された場合は、「アップデートを開始する」をタップ
  5. 画面が切り替わったら「続行」をタップ

以上でペアリング作業は終了です。

Fitbitに表示される4ケタの番号をiPhoneに入力するという簡単な作業ですが、途中で3~5分ほど待つ必要があります。気長に待ってくださいね。

なお、ペアリングが終了した後は、Fitbitの簡単な説明が表示されます。

Fitbitはモデルによって使える機能が違うため、しっかり確認しておきましょう。

ベルトの交換方法やお手入れの方法なども説明してくれますよ。

これらの説明が終われば、Fitbitに必要な設定はすべて終了となります。

Fitbitでよく使われる機能

Fitbit

画像引用元:Fitbit Charge 4 さらに進化した健康を旅するトラッカー 

Fitbitには健康管理に役立つ数々の機能が搭載されています。

その中でも人気のある利用頻度の高い機能についてご紹介します。

Fitbitの主な機能
  • データの確認機能
  • スマホの着信やSNSの通知機能
  • 音楽再生機能
  • 機能は機種によって異なる

データの確認機能

Fitbitアプリでは、データの確認を頻繁に行うことになります。

Fitbitの最も良い点は、1日の健康管理に関するデータを自動で記録してくれる点です。

ウォーキングで歩いた距離や心拍数、睡眠時間など、多くの情報を蓄積してくれます。ユーザーが特別なことをする必要はありません。

ユーザーすべき操作といえば、記録された情報を確認することくらいです。

ただし、収集できる情報の種類には気を付けてください。

上でも何回かお伝えしていますが、Fitbitはモデルによって収集できる情報が異なります。

各Fitbitが収集できる情報は以下のとおりです。

機種名Amazonでの価格蓄積できる
データ
Inspire8,164円1日のアクティビティ
エクササイズ自動認識機能
消費カロリー測定機能
食事データ記録
睡眠データ記録
Inspire 219,518円Inspireの機能
心拍数測定
アクティブな心拍ゾーン
Inspire HR10,980円Inspire 2の機能
心肺機能のレベル
睡眠ステージ
Charge 416,991円Inspire HRの機能
ワークアウトの強度マップ
アクティブ・ゾーン時間
Versa 327,264円Charge 4の機能
sense36,355円Versa 3の機能
皮膚科電気活動センサーによる高度なストレス測定
心拍数の通知機能
手首の皮膚温センサー

この表だけでは、各機種にどのような機能があるのかわかりづらいので、機種毎の特徴を以下にまとめました。

Inspireの特徴

最安モデルのInspireでは、次のデータを蓄積できます。

  • 1日のアクティビティ
  • エクササイズ自動認識機能
  • 消費カロリー測定機能
  • 食事データ記録
  • 睡眠データ記録

これだけでも十分ではあるのですが、健康管理の上で割と重要な心拍数が測定できません

また、基本機能では睡眠時間は記録できるものの、睡眠の質を測ることは不可能です。

基本機能だけを利用して睡眠の質を改善するのは難しいかもしれませんね。

Inspire 2の特徴

Inspireシリーズの最新モデルであるInspire 2では、Inspireの機能に加えて心拍数も測定できます

しかし、睡眠に関してはInspireと同じです。

睡眠の質を改善したい方には、あまり向いていません。

Inspire HRの特徴

Inspire 2の機能に加えて、睡眠ステージも記録できます。

睡眠ステージは「覚醒」「浅い睡眠」「深い睡眠」「レム睡眠」の4段階。それぞれの睡眠時間を測定することが可能です。

どれだけ深い睡眠を取れているのかが明確になるため、睡眠の質の向上に大いに役立つことでしょう。

また、屋外のエクササイズに便利なGPS機能も、このモデルから搭載されています。

Charge 4の特徴

ウォーキングやジョギングはコースによって負荷が違います。

ところが、その負荷を量的に測るのはとても困難です。「この道はちょっとキツイかな?」など、感覚的なことしか分かりません。

しかし、「ワークアウトの強度マップ」機能に対応しているCharge 4なら、それが可能になります。

ワークアウトの場所と心拍数がマップに蓄積されていくので、過去のデータを見れば各コースのワークアウトの強度を客観的に分析することが可能です。

より負荷の高いワークアウトを求める、中級者以上にぴったりな機能です。

また、Fitbitで音楽を楽しめるのも、このCharge 4の大きな特徴と言えます。

Versa 3の特徴

Versa 3は、数百種類の文字盤やアプリを利用できる、本格的なスマートウォッチです。

しかし、健康管理関連で蓄積できるデータは、Charge 4とそれほど変わりません。

senseの特徴

senseは最上級モデルです。いわゆる「全部入り」のモデルになります。

ストレス測定や手首の皮膚温まで測定できるので、心身共に管理したい方におすすめです。

最上級モデルではありますが、3万円台で購入できるのも魅力ですね。

蓄積できる情報まとめ
  • Inspire:基本的な項目のみ
  • Inspire 2:Inspireの機能に加えて、心拍数測定ができる
  • Inspire HR:Inspire 2の機能に加えて、睡眠ステージを測定できる
  • Charge 4:Inspire HRに加えて、ワークアウトの強度マップを作成可能
  • Versa 3:測定項目はCharge 4とほぼ同じ
  • sense:Versa 3の機能に加えて、ストレス測定や皮膚温度などを測定できる

スマホの着信やSNSの通知機能

Fitbitをスマホと連携させた場合、着信やSNSなどの通知をFitbitで受けることができます。

通知受信はすべてのモデルでできるのですが、これに返信できるのは一部のモデルのみです。

この通知と返信に関する機能の詳細は下表のとおりとなります。

機種名着信通知テキストへの
返信
通話機能
Inspire
Inspire 2
Inspire HR
Charge 4
Versa 3
sense

SNSなどのテキストへの返信が行えるのはCharge 4以上の上位モデルのみ。

通話着信通知からそのまま通話できるのは、最上級モデルであるsenseのみとなります。

音楽再生機能

エクササイズが健康に良いことはもはや誰でもわかっていますが、それでも続けるというのは非常に困難です。

そんなときの強い味方が音楽。好きな音楽をかけながらエクササイズを行えば、いつの間にか時間が経って終わっていた、なんてことも珍しくありません。

しかし、Fitbitではすべてのモデルで音楽を再生できるわけではなく、下表のとおり一部のモデルに限られています。

機種名Spotigyの
プレイリスト再生
Deezerでの
音楽再生・保存など
Inspire
Inspire 2
Inspire HR
Charge 4
Versa 3
sense

FitbitではSpotifyとDeezerに対応していますが、音楽を再生できるのはCharge 4以上のモデルのみとなります。

GPS接続してランニングルートを記録する方法

ランニング

上記で紹介した機能のほか、もう1つ頻繁に利用するのがGPS機能です。

GPS機能があれば、ウォーキングやランニングで使用したコースを記録できます。

加えてCharge 4以上のモデルであれば、「ワークアウトの強度マップ」を作成できます。

GPS機能の有無に注意

GPS機能はすべてのモデルで使えるわけではありません。

各機種の主な機能は下表のとおりです。

機種名Amazonでの価格GPS機能の有無
Inspire8,164円
Inspire 219,518円
Inspire HR10,980円
Charge 416,991円
Versa 327,264円
sense36,355円

GPS機能が搭載されているのは、Charge 4から上位の機種に限られます。

しかしスマホを持っていけばスマホのGPS機能で同じ事ができるので、スマホと共にエクササイズをするのが嫌でなければ下位モデルでもOKです。

ランニングルートを記録する方法

ランニングルートを記録する場合は、自動では記録されません。

下記の手順の設定が必要になります。

なお、下記の手順はGPSが搭載されているCharge 4以上のモデルでの操作です。

ランニングルートを記録する方法
  1. Fitbitの操作パネルから「エクササイズ」を選択する
  2. 行いたいワークアウト(ウォーキング、ランニング)を選択する
  3. GPS接続画面に移動するので、接続が完了するまで待つ
  4. 接続完了後、プレイアイコンが表示されるので、タップするとルートの記録が開始される

事前の設定が必要ではあるものの、上記のとおり非常に簡単です。

Fitbitアプリ側でランニングルートを記録する方法

こちらの方法は、GPSを搭載していないFitbitモデルでの記録方法です。

操作はFitbitではなく、スマホのFitbitアプリで行います。

ランニングルートを記録する方法
  1. Fitbitアプリの「今日」タブをタップ
  2. エクササイズタイルにあるグレイのプラスアイコンをタップ
  3. 「記録」をタップ
  4. ジョギング・ウォーキング・ハイキングのうち、最も近いものをタップ
  5. 「開始」をタップ

これで、ランニングルートの記録が開始されます。

GPSに搭載されているモデルとは違い、ワークアウトの種類が少ししかないのは残念ですね。

簡単操作で本格的な健康データを収集できるFitbit

本記事では、Fitbitでよく使う機能と、GPSでランニングルートを記録する方法を解説しました。

Fitbitの使い方まとめ
  • Fitbitとスマホの連携は簡単!
  • Fitbitが収集する情報はモデルによって異なる
  • 音楽再生機能はCharge 4以上が対応
  • ランニングルートの記録ができるものも

Fitbitは便利で価格も安いものの、モデル毎の機能の違いがネックとなっています。

GPSを使ったランニングルートの記録も、スマホと連携させればすべてのモデルで行うことはできますが、やはりGPS搭載型の方が機能も豊富です。

設定しなければならない項目はほとんどなく、特にデータの収集は多くのものが自動で行われるため、健康管理には非常に便利なスマートウォッチですよ。