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スマホの入力方法として主流なのが「フリック入力」です。
フリック入力はスマホが登場してから普及した比較的新しい入力方法ですが、現在では多くのスマホユーザーがフリック入力を使いこなしています。
ですがガラケー世代など一部のユーザーがフリック入力を避けていることも事実です。
この記事では、フリック入力を練習する方法を3ステップに分けて解説します。
初心者の方でも1ヶ月あればフリック入力は習得できるので、是非参考にしてみてください。
フリック入力とは
「フリック入力」とは、「テンキー表示」の画面を「タップ」または「フリック」することで文字を入力していく方法です。
ちなみに「フリック」とは「指先ではじく」という意味の言葉ですね。
スマホの場合、画面を「タップ(たたく)」したり「スワイプ(すべらせる)」したりして操作しますが、「フリック(はじく)」もその1種になります。
フリック入力とは、その「フリック」という操作を上手く活かした文字入力の方法といえるでしょう。
基本のフリック入力の方法
具体的なフリック入力の操作方法を見ていきましょう。
「フリックのみ」の設定になっていれば、メモパッドやGoogle日本語入力、Word…などで新規の文章を作成する際に、初めから「テンキー表示」のキーボードが出てきます。
例えば「な行」の文字が打ちたい場合、「な」の文字盤の上に軽く指を置くとその左・上・右・下の方向に「に」「ぬ」「ね」「の」の文字が現れます。
「ぬ」が打ちたいなら、そのまま指を上にフリック(はじくように移動)してください。
フリック入力の基本は以上です。意外と簡単ですね。
「や行」や「わ行」、その他の記号などの配列は若干イレギュラーになるので、後から覚えていけば良いでしょう。
フリック入力のメリット・デメリット
画像引用元:Apple公式サイト
フリック入力のメリットとデメリットを押さえておきましょう。
メリット、デメリットに分けて順番にご紹介していきます。
フリック入力のメリット
フリック入力の利用者が多いのは、他の入力方法にはない独自のメリットがあるからですね。
フリック入力の主なメリットは以下のようなところです。
- 入力スピードが早い
- 打ち間違いが少ない
入力スピードが早い
フリック入力が若い世代を中心に、なぜそんなに支持されているのかというと、入力スピードが格段に早いからです。
フリック入力は、小文字や濁点のある文字などを除いて、基本的には1回の操作(1タップまたは1フリック)で文字を打つことができます。
そのため、ガラケー用に開発されたトグル入力(同じ文字盤を1〜5回タップして文字を打つ方法)と比べると、素早く入力できるのがメリットです。
例えば「お」と打ちたい場合、トグル入力は「あ」の文字を5回タップしますが、フリック入力なら「あ」の上に軽く指を置いて下に1回フリックするだけです。
トグル入力の場合、行の後半の文字(「の」や「も」など)を打つのに意外と時間がかかります。
フリック入力は、そういったタイムロスがないので、文字入力がスムーズにこなせる訳です。
打ち間違いが少ない
PCに触れる時間が長い方は、キーボード入力が得意な場合もあるでしょう。キーボード入力も慣れればひじょうにスピーディーですよね。
しかし、PCやタブレットなら別ですが、スマホの場合は、画面が小さいので「フルキーボード」を表示して文字入力するのは少々困難です。
スマホでキーボード入力すると、文字盤が小さすぎて度々打ち間違えたり、テキストの表示部分が狭いから頻繁にスクロールしたり…何かとストレスを感じます。
その点、フリック入力なら、一つの文字盤が大きい「テンキー表示」を使用するので、打ち間違いが少なくて済むのがメリットです。
慣れれば、メールやSNSの文字入力がかなりストレスフリーになりますよ。
フリック入力は、画面の小さいスマホならではの画期的な文字入力の方法ということですね。
フリック入力のデメリット
支持者の多いフリック入力ですが、デメリットが全くない訳ではありません。
- 慣れるまでにそこそこ時間がかかる
慣れるまでにそこそこ時間がかかる
フリック入力のデメリットは、慣れるまでにそこそこ時間がかかるという点です。
特にガラケー時代からケータイを使っていて、トグル入力に慣れ親しんできた方にとって、フリック入力は扱いにくく感じることもあるでしょう。
しかし、コツや効果的な練習方法さえ知っていれば、すぐに便利に使いこなせます。フリック入力が気になる…という方は、この機会にぜひチャレンジしてみましょう!
フリック入力を練習する方法3ステップ
今までトグル入力やキーボード入力をメインに使用していた場合、フリック入力に切り替える際に少々違和感を感じる方もいるはずです。
しかし、1ヶ月ほど集中的に練習すれば慣れるのでご心配なく。
フリック入力を練習する際は、以下の3ステップを実行するのがおすすめです。
- キーボード設定を「フリックのみ」に設定する
- まずは「ひらがな」だけ覚える
- アプリで反復練習する
これらのステップを1つずつ見ていきましょう。
ステップ1:キーボード設定を「フリックのみ」に設定する
キーボード設定を「フリックのみ」にしておくと上達が早まるのでおすすめです。
「フリックのみ」に設定するメリットは他にもあります。
例えば、母音がAの文字(あ・か・さ・た・な)を連続で打つのが楽になったり、「かな」や「アルファベット」「数字・記号」の入力切り替えがスムーズになったりします。
フリック入力を極めたい方は、早速「フリックのみ」に設定しておきましょう。
以下ではiOS、Androidと分けてキーボード設定を「フリックのみ」にする方法を解説します。
【iOS】フリック入力の設定方法
iPhone(iOS)の場合は「フリック入力のみ」と「フリック+トグル入力」という2種類の入力方法があります。
iPhoneを購入した時には、通常は「フリック+トグル入力」の設定になっています。フリック入力もトグル入力も両方使用できる状態ですね。
2種類の入力方法を使い分けても良いのですが、フリック入力に慣れるためには「フリックのみ」に設定しておくのがおすすめです。
「フリックのみ」に設定する方法は以下の通りです。
- ホーム画面で「設定」を選ぶ
- 続いて「一般」の項目をタップ
- 次に「キーボード」の項目を選択
- 「フリックのみ」のボタンをOnにする
以上で設定完了です。
Androidの設定方法
Androidでは入力方法が「ケータイ打ち」「フリック入力」「ケータイ+フリック入力」の3種類から選べます。ケータイ打ちというのは、トグル入力のことですね。
Androidで「フリックのみ」に設定する方法は以下の通りです。
- ホーム画面からアプリ一覧を表示して「設定アプリ」を選ぶ
- 「言語と入力」→「Google日本語入力」をタップ
- 「ソフトウェアキーボードの詳細設定」→「入力スタイルの設定」をタップ
- 3種類の入力方法の中から「フリック入力」を選択
以上で完了です。
※Androidでは、一部機種でフリック入力が使用できない場合があるのでご注意ください。
ステップ2:まずは「ひらがな」だけ覚える
おすすめな練習方法は、まず「ひらがな」の入力をマスターすることです。
ひらがな(五十音)が素早く入力できるだけでも、文字入力のスピードは格段にアップします。
フリック入力初心者の方は、ひらがな入力を集中的に練習しましょう。
その際のコツは、母音が「A」の文字が中心で、左にフリックすると「I」、時計回りに上が「U」右が「E」下が「O」…この配置パターンを指で覚えてしまうことです。
ステップ3:アプリで反復練習する
上記のようなコツを押さえたら後は練習あるのみですが、何を入力したら良いか迷う方もいるでしょう。
そんな時に役立つ練習方法が、フリック入力のマスター用に開発された専用アプリを活用することです。
専用アプリを使って、効率よくフリック入力の練習をしてみましょう。
フリック入力の練習におすすめのアプリ4選
フリック入力の練習に効果的なアプリを4つ紹介します。
- フリックラーニング
- マイタイピング-タイピング・フリック入力練習
- 無料版-にゃんこフリック道場
- フリック ファン!
フリックラーニング
画像引用元:Google Playストア
フリックラーニングは、iOS・Android版ともに人気の高い無料アプリ。
日本語はもちろん、英語や数字のフリック入力も練習できます。
ネットランキングで入力スピードを競争することができたり、可愛いパンダのキャラクターが練習をサポートしてくれたりしますよ。
マイタイピング-タイピング・フリック入力練習
画像引用元:Google Playストア
マイタイピング…も、iOS・Android版ともに大人気。こちらも無料アプリです。
「歌詞」や「地名」「長文」など様々なジャンルの言葉をゲーム感覚で入力しながらフリック入力がマスターできる優れもの。
楽しく練習するのが上達への近道です。
無料版-にゃんこフリック道場
画像引用元:App Store
にゃんこフリック道場には、無料版と有料版がありますが、無料版では「ひらがな」のフリック入力が一通り練習できます。
記号や数字入力を練習したい場合は有料になりますが、初心者の方は無料版だけ活用して練習すると良いでしょう。
こちらのアプリもフリック入力の効果的な練習方法の一つです。
フリック ファン!
画像引用元:App Store
フリック ファン!は、フリック入力の練習に特化したアプリです。
様々なモードでの練習が可能で、テストなどで自身の能力を測ることもできます。
成績はグラフにより可視化されるので、自分の成長も一目で見ることができておすすめです。
フリック入力以外にはどんなものがある?
参考までに、フリック入力以外の文字入力方法についてもまとめておきましょう。
フリック入力以外で利用者の多い入力方法は以下の通りです。
- トグル入力
- キーボード入力
トグル入力
すでに簡単にご紹介しましたが、「トグル入力」とは、ガラケー時代に開発された入力方法のこと。
別名、ガラケー入力やケータイ打ちなどとも呼ばれています。
例えば「ぬ」と打ちたい時は「な」の文字盤を3回タップする…という入力方法ですね。
「テンキー表示」の画面で文字を打つ点はフリック入力と同じです。
トグル入力のほうが馴染み深いという方もいるはずですが、一度フリック入力を覚えてしまうとトグル入力は何かと不便に感じるでしょう。
キーボード入力
「キーボード入力」とは、PCの普及に伴って定着した入力方法のこと。
QWERTYキーボードを表示して「ローマ字打ち」するのが特徴ですね。
例えば「さ」の文字を打つ時は「sa」とタップする入力方法になります。
PCやタブレットで文字入力する際には、キーボード入力を使用している方も多いはずです。
ただし、画面の小さいスマホにはあまり向かない入力方法といえます。
スマホにはやはりフリック入力がおすすめですが、その他の入力方法にもメリットはあります。
PC、タブレット、スマホそれぞれに合った入力方法をその都度使い分けるのが最善策といえるでしょう。
フリック入力をマスターして快適なスマホライフを楽しもう!
今回は、スマホ時代に合った文字入力の方法として、フリック入力を詳しくご紹介してきました。
フリック入力のポイントをまとめると、以下のようなことになります。
- フリック入力はスマホ(iOS・Android)ならではの入力方法
- 慣れれば文字入力がスピーディーかつストレスフリー
- 「フリックのみ」に設定して「ひらがな」入力から覚えるのがコツ
- フリック入力専用アプリもおすすめな練習方法の一つ!
フリック入力の習得には少し時間がかかりますが、一度慣れてしまえばしめたもの。メールやSNSの文章も素早く入力できるから非常に便利ですね。
とはいえ、ガラケー時代からケータイを使っている方やPC入力がメインの方にとって、フリック入力は取っつきにくい印象があるのも事実です。
しかし、それも最初だけの話。効果的な練習方法やコツさえ知っていればすぐに慣れるでしょう。今回ご紹介したようなアプリを活用すれば楽しく練習できるはず。
この機会に、ぜひフリック入力をマスターして、より快適なスマホライフへの新たな一歩を踏み出しましょう!