
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
本記事では、無料で使えるおすすめの音声翻訳アプリを紹介します。
音声翻訳アプリを選ぶポイントも解説。自分に合っているアプリを見つけてくださいね。
特に海外旅行を控えている方や外国の人と接する機会の多い人は、ぜひ参考にしてください。
- 多機能なのはSayHi翻訳・はなして翻訳・Microsoft翻訳・Google翻訳
- シンプルなのは「音声翻訳&音声通訳」・VoiceTra・ミラクル音声翻訳機
音声翻訳アプリとは
音声翻訳アプリとは、音声で入力された文章を他の言語に置き換えるアプリです。
特徴は次の3つです。
- キーボード入力よりも手軽
- 外国語話者とアプリを介して会話できる
- オンラインで使用する
キーボード入力よりも手軽
音声入力を利用すれば、キーボード入力よりも手軽でスピーディーに入力できます。
短い文を翻訳したい場合は、キーボード入力よりも音声入力で翻訳したほうが効率がよいかもしれません。
外国語話者とアプリを介して会話できる
音声翻訳アプリを使えば、外国語話者と各々の言語を使って会話できます。
たとえば、次のようなケースのときに役立つでしょう。
- 日本在住の外国人と話すとき
- 海外旅行で現地の人と話すとき
音声翻訳アプリを利用すれば、自分の言いたいことを相手に伝えられるだけでなく、相手の言っている言葉も理解できるようになります。
オンラインで使用する
音声翻訳アプリは、基本的にオンラインで使用します。
音声認識のデータベースが入ったサーバーで音声が解析され、テキストを返答するしくみになっているためです。
そのため、音声翻訳アプリはオフラインに対応していません。
オフライン状態では音声をサーバーに送信できないため、そもそも音声認識が行えず、翻訳もできないからです。
テキスト入力であれば、スマートフォン内に辞書データをダウンロードすることでオフライン翻訳が可能なのですが……。
もし海外で音声翻訳アプリを使いたい場合は、スマートフォンをネットに接続する必要があります。
- 国際ローミングを使用する
- 海外SIM(または海外eSIM)を契約する
- モバイルルーターを契約する
- 公衆Wi-Fiを使う
海外で音声翻訳アプリを使おうと考えている方は、上記の方法を検討してくださいね。
音声翻訳アプリの選び方
音声翻訳アプリの選び方について解説します。
- 自分の使いたい言語に対応しているか
- 翻訳の精度や翻訳スピード
- 双方向の翻訳に対応しているか
この3点について詳しく説明していきます。
自分の使いたい言語に対応しているかどうか
使いたいアプリが、ご自身の利用したい言語に対応していることを確認しましょう。
サポートする音声翻訳言語数の数が少なくても、利用する言語がサポートされていれば問題ありません。
ただ、海外へ行く頻度が比較的高い人は、なるべく取り扱い言語の多い翻訳アプリをインストールしておいた方が便利でしょう。
翻訳の精度や翻訳スピード
翻訳の精度は翻訳アプリによって異なります。
自然な会話文に訳してくれる翻訳アプリもありますが、不自然な文章になるものもあります。
基本的にどのアプリも比較的自然な会話文に訳してくれるものの、円滑なコミュニケーションを目指すためにも、できるだけ翻訳精度の高いアプリを選ぶようにしましょう。
また、翻訳するまでにかかる時間も最低限である方が良いですね。
双方向の翻訳に対応しているか
外国語話者とアプリを使って対話する場合、しゃべったことを外国語に置き換える機能だけでなく、双方向に翻訳できる機能が必要です。
会話する相手が使うシーンを想像し、相手が使いやすいものを選ぶとよいでしょう。
音声翻訳アプリの多くは、双方向の翻訳に対応しています。
ダウンロードして、実際に試してみるとよいでしょう。
【2023年最新】無料で使える音声翻訳アプリおすすめ7選
ここでは、おすすめの無料音声翻訳アプリを紹介します。
筆者が実際に使用してみた中で、翻訳の精度がよかったものをピックアップしました。
- 多機能なのはSayHi翻訳・はなして翻訳・Microsoft翻訳・Google翻訳
- シンプルなのは「音声翻訳&音声通訳」・VoiceTra・ミラクル音声翻訳機
- 翻訳文の表示形式はアプリによって異なる
それぞれのアプリの機能の比較は次の表のとおりです。
アプリ名 | 開発企業(国籍) | 言語数 | iOS/Android | 言語の自動検出 | 翻訳方向の切り替え | その他機能 |
---|---|---|---|---|---|---|
SayHi翻訳 | Amazon (アメリカ) | 101 | ○/○ | ○ | 不要 | 画像翻訳 |
はなして翻訳 | NTTドコモ (日本) | 19 | ○/○ | ○ | 不要 | 画像翻訳、電話翻訳 (ドコモ回線契約者のみ) |
Microsoft翻訳 | マイクロソフト (アメリカ) | 48 | ○/○ | ○ | 不要 | 画像翻訳、オンライン上の複数人との翻訳付きチャット |
Google翻訳 | Google (アメリカ) | 132 | ○/○ | ○ | 不要 | 画像翻訳、手書き文字入力 |
音声翻訳&音声通訳 | Apalon Apps (ベラルーシ) | 15 | ○/- | - | 必要 | - |
VoiceTra(ボイストラ) | NICT(情報通信研究機構) (日本) | 19 | ○/○ | - | 必要 | - |
ミラクル音声翻訳機 | Erudite (不明) | 52 | ○/○ | - | 必要 | - |
それぞれの翻訳アプリの特徴について詳しく説明していきます。
SayHi 翻訳
画像引用元:「SayHi 翻訳」をApp Storeで
SayHi 翻訳はAmazonが開発する翻訳アプリです。
特徴は下記の通りです。
- LINEのようなチャット形式
- 自然な会話をサポート
- 画像翻訳がある
LINEのようなチャット形式
画像引用元:「SayHi 翻訳」をApp Storeで
SayHi翻訳の一番の特徴は、LINEのような吹き出し形式のチャット画面で表示されることです。
ログが一目瞭然で、会話を振り返られる点がメリットといえるでしょう。
自然な会話をサポート
SayHi翻訳の会話モードは言語を自動判別できるため、自然な会話ができるようになっています。
ボタンを押せばずっと途切れず会話し続けられるため、実用的です。
画像翻訳がある
SayHi翻訳では画像翻訳機能があります。
音声翻訳以外に画像翻訳機能も利用したいのであれば、SayHi翻訳がおすすめです。
はなして翻訳
画像引用元:はなして翻訳-AppStore
はなして翻訳は、NTTドコモが開発する翻訳アプリです。
2019年にリニューアルされ、ドコモ以外のユーザーも使えるようになりました。
はなして翻訳の特徴は、次の3つです。
- チャット形式で表示
- 2言語での自然な会話をサポート
- 画像翻訳と電話翻訳がある
チャット形式で表示
はなして翻訳の対話モードは、LINEのチャットのような画面で表示されます。
会話のログが残るので、あとからたどることができます。
2言語での自然な会話をサポート
はなして翻訳は、2言語での自然な会話をサポートします。
対面モード内にある、言語を自動判別する「Auto」ボタンを押せば、アプリが言語を自動的に判別。
会話の流れをいちいち止める必要がありません。自然なテンポで会話を楽しめるでしょう。
画像翻訳と電話翻訳がある
はなして翻訳には、画像翻訳機能と電話翻訳機能があります。
画像翻訳機能は制限なくだれでも使えますが、電話翻訳機能はドコモ回線ユーザーのみが利用できます。
電話翻訳機能を利用すれば、外国語話者と電話するときに、音声で翻訳文を聞くことができます。
Microsoft 翻訳
画像引用元:「Microsoft 翻訳」をApp Storeで
Microsoft 翻訳の特徴は下記の通りです。
- 画面が見やすい
- 翻訳文を全画面表示できる
- 画像翻訳・複数人との翻訳チャットに対応
画面が見やすい
Microsoft翻訳の特徴は、UIが非常に優れており見やすいことです。
他の翻訳アプリに比べて文字が表示されるエリアが広くなっており、ストレスなく翻訳文を見れます。
全画面表示できる
Microsoft翻訳では、翻訳文を全画面表示できます。
人混みの中ではなかなか翻訳された音声を相手に聞かせることは難しいもの。
ですがMicrosoft翻訳であれば、全画面表示で相手に翻訳文を見せられるので、スムーズにやり取りできるでしょう。
また他のアプリは表示される文字が小さいため、自身のスマートフォンを相手に渡さなければ、相手は文字が読めません。
一方、Microsoft翻訳は全画面表示でフォントサイズも大きいので、自分の手にスマートフォンを持ったまま、相手に文字を読んでもらえます。
スマートフォンが盗まれる心配もなく、安心して会話を続けられるでしょう。
画像翻訳・複数人との翻訳チャットに対応
Microsoft翻訳は、画像翻訳と、オンライン上の複数人との翻訳チャットに対応しています。
参加者の言語が異なっていても、チャットの文章が各々のネイティブの言語に翻訳されて表示されます。
日本語の不自由な外国人と友だちになったときに、使えるかもしれません。
Google 翻訳
画像引用元:「Google 翻訳」をApp Storeで
Google 翻訳の特徴は下記の通りです。
- 10億回以上ダウンロードされた定番翻訳アプリ
- 自然な会話をサポート
- 手書きの文字の翻訳も可能
定番翻訳アプリ
Google翻訳はこれまで10億回以上ダウンロードされた、翻訳アプリの定番中の定番です。
ほとんどの方はGoogle翻訳を使ったことがあるのではないでしょうか。
多くの人が使っているので辛口のレビューもありますが、機能は非常に優れており、利用するデメリットはありません。
自然な会話をサポート
Google翻訳は、会話モードで言語を自動検出する機能があります。
会話の流れを止めず、スムーズな会話をサポートします。
手書き文字の翻訳も可能
Google翻訳独自の機能は、手書き文字をテキストに変換し、翻訳してくれる機能です。
手書きモードにしてスマホ画面上に指で文字を書けば、その文字をテキストに変換してくれ、翻訳を行ってくれます。
実際は音声入力やキーボード入力したほうが速いので、手書きを利用するシーンはないかもしれません。
ただし読み方がわからない漢字があったときに、手書き文字からの翻訳が役に立つでしょう。
音声翻訳&音声通訳
画像引用元:音声翻訳 & 音声通訳-AppStore
音声翻訳&音声通訳の特徴は次の3つです。
- タイムライン形式での表示
- 1ステップで音声翻訳できる
タイムライン形式での表示
「音声翻訳&音声通訳」での翻訳文は、最新の翻訳文が一番上に表示され、過去の翻訳が下に流れていきます。
スクロールすると過去の翻訳を見られるので、便利です。
1ステップで音声翻訳できる
「音声翻訳&音声通訳」はその名前のとおり、音声翻訳に特化したアプリです。
アプリを立ち上げるとマイクボタンが表示されます。
- アプリ立ち上げ
- マイクボタンをタップ
- 音声入力
以上のステップですぐに音声翻訳をはじめられ、翻訳までに手間がかかりません。
VoiceTra
画像引用元:「VoiceTra」をApp Storeで
VoiceTraの特徴は下記の通りです。
- オールジャパンで開発した音声翻訳技術
- 逆翻訳できちんと翻訳されているかチェックできる
オールジャパンで開発した音声翻訳技術
VoiceTraは、オールジャパンで開発した音声翻訳技術です。
VoiceTraを開発するのは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)。
NICTは、情報通信分野の研究を行う唯一の国の機関であり、サイバーセキュリティやBeyond 5Gなどの最先端技術を研究する組織です。
NICTによって開発されたVoiceTraは、いわば国家プロジェクトのひとつといえるでしょう。
逆翻訳できちんと翻訳されているかチェックできる
VoiceTraの画面には、以下の3つの項目が表示されます。
- 元の文
- 翻訳された文
- 翻訳された文を再度翻訳した文(逆翻訳)
VoiceTraの特徴は、逆翻訳文が表示されることです。
きちんと翻訳されているかどうかをチェックできます。
逆翻訳の文章が元の文と一致またはそれに近いものであれば、翻訳がうまくいっていると判断できるでしょう。
反対に2つの文章に相違があれば、翻訳がうまくいっておらず、言い直すなどの対応が必要になります。
逆翻訳があることで、間違って伝わることを防げるでしょう。
ミラクル音声翻訳機
画像引用元:ミラクル音声翻訳機-AppStore
ミラクル音声翻訳機の特徴をまとめると、次のとおりです。
- フォントサイズが大きくて見やすい
- 音声翻訳に特化したシンプルなアプリ
フォントサイズが大きくて見やすい
余計な機能がない分、画面はとてもシンプルです。
文字がとても大きく表示されるので非常に見やすく、相手にも読んでもらいやすいでしょう。
音声翻訳に特化したシンプルなアプリ
「ミラクル音声翻訳機」の名前のとおり、音声翻訳に特化したアプリです。
他のアプリのような画像翻訳やカメラ翻訳といった機能はありません。
画面を開けばマイクボタンが表示されるので、すぐに音声翻訳できます。
音声翻訳アプリを活用しよう
音声翻訳アプリについてまとめると、次のとおりです。
- 多機能なのはSayHi翻訳・はなして翻訳・Microsoft翻訳・Google翻訳
- シンプルなのは「音声翻訳&音声通訳」・VoiceTra・ミラクル音声翻訳機
音声翻訳アプリを使えば、外国語話者とリアルタイムで会話できるようになります。
テキスト翻訳と比べて翻訳までにかかる時間も短いので、急いでいる時やなるべく手短に用件を済ませたいときにもおすすめです。
海外旅行で使うのはもちろんですが、日本に来る外国の人に突然声を掛けられた時にも重宝するでしょう。
今回紹介した音声機能対応の翻訳アプリはすべて完全無料で使えるので、気になったアプリをぜひ試してみてはいかがでしょうか。