
ソフトバンク・au・ドコモの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
現在ではキレイな写真を撮るのに重くて大きな一眼レフは必要ありません。
200g程度のスマホが1台あればデジタル一眼レフに匹敵する程の高画質な写真を撮ることが可能になりました。
デジカメの中にはスマホのように軽くてポケットに入れて持ち歩ける機種もあり、カメラ性能に特化している分、画質や細かい設定に関してはデジカメの方がやはり優秀です。
しかし、スマホの利点は撮った写真などをその場でSNS等を通して世界へ発信できる点にあります。
30年以上前に誕生した使い捨てカメラのアナログな「写ルンです」がここ数年、SNS利用者の中で注目されてきています。
これは、高画質に均一化されたスマホやデジカメによるハッキリとした画像に若い世代の中で飽きがきているためと考えられます。
今回は「写ルンです」で撮影した写真をiPhoneに転送する為にデータ化できる場所や費用について紹介していきます。
トップ画像引用元:富士フィルム公式サイト「写ルンです シンプルエース」
写ルンですの写真がデータ化できる場所と値段
画像引用元:写ルンですの紹介 | 写ルンです Life | 富士フイルム
「写ルンです」からiPhoneへ転送する方法でデータ化できる場所と値段のポイントを最初にお伝えしておきます。
手順や料金の詳細は後述しますが、
- 対応店舗に「写ルンです」を持っていく
- カメラのキタムラは700店舗以上、データ転送サービスでフィルム1本(27枚撮り)で1,512円
- ビックカメラは40店舗、iPhoneへの転送サービスがあり楽、フィルム1本(27枚撮り)1,080円
- 転送サービスがなければ写真からデータ化をしてパソコンで読み込んでiPhoneに転送する
となります。ただ、カメラのキタムラやビックカメラが近くにない場合もありますので、その時の対応も詳しく説明しますね。
※この記事内の価格については、税込の表示となっています。
1 使い捨てカメラの「写ルンです」
画像引用元:富士フィルム公式サイト「写ルンですの使い方」
「写ルンです」は1986年に富士フィルムから発売された使い捨てカメラです。
撮影した写真を現像及びプリントするためにカメラ屋さんへ持って行くのですが、カメラ本体は現像が終わった時に処分され戻ってこないため、使い捨てカメラと呼ばれていました。
一般的な普通のデジカメとは異なり、
- プラスチック製の本体はとても軽く
- バッテリー不要
- 操作も絞りやフォーカスを気にする必要はなく
フィルムを巻き上げたら後はシャッターを押すだけ、とても簡単なつくりとなっています。
もし被写体の周りが暗ければフラッシュを点灯させることも可能です。
現在、初代「写ルンです」の復刻版である標準的なタイプと、海の中でも撮影可能な防水タイプの2種類が販売されています。(2018年11月現在)
ちなみに現在「写ルンですシンプルエース」がAmazonで864円で販売されています。
1-1 初代モデルデザイン シンプルエース
画像引用元:富士フィルム公式サイト「フォトギャラリー SIMPLE ACE」
現在、10代や20代の方は初代の「写ルンです」は記憶にないと思いますが、30代後半以降の世代にとって懐かしさを感じられるデザインです。
27枚撮りでフラッシュ機能が備わっています。
1-2 水に強い ニューウォータープルーフ
画像引用元:富士フィルム公式サイト「フォトギャラリー New Waterproof」
防水カバー付きで水深10mまでの水中撮影に使用できる「写ルンです」。海やプールでの写真が雰囲気のある仕上がりになります。
防水カバーがほこりや雪からもカメラを守りますので、過酷な状況下でも防水タイプの「写ルンです」があれば問題なく写真を撮ることができます。
こちらも27枚撮りですがフラッシュ機能は付いていません。
「写ルンです」で撮影したらどうやって写真をみるの?
「写ルンです」で撮影した後は基本的に写真屋さんで以下の流れでプリントしてもらうことになります。
- 「写ルン」ですをそのまま写真屋さんに持っていく
- 現像とプリントをお願いする(ネガフィルムの現像)
- プリントの紙の大きさと仕上がりで1枚あたりの価格が違う
- プリントができたら、ネガフィルムとプリントを受け取る
- 「写ルンです」本体は手元に戻ってこない
1-3 デジカメと比べて不便な点
手軽で、カメラについての知識や技術が無くても簡単に雰囲気のある写真が撮れる「写ルンです」は27枚撮りで1,000円未満で購入できます。
そのため、遊び感覚で楽しめるツールといえますが、やはりアナログによる不便さもあります。
失敗したと思ってもデジカメやスマホカメラのように撮り直すことが出来ず、その1枚は無駄になってしまいます。
デジタルカメラやスマホと違いその場で撮影した写真が確認できないため、思い通りの写真が撮れているのかも分かりません。
「写ルンです」1台で27枚しか撮れませんので、全てが真剣勝負です。
2019年亥年はスマホで年賀状作成!人気の無料おすすめアプリ次の章では、「写ルンです」で撮った写真をデータ化してiPhoneへ転送する方法を詳しく説明します。
2 「写ルンです」で撮った写真をデータ化してiPhoneへ転送する方法
デジカメの中にはネットワーク通信機能が搭載されているものもあり、撮影したその場で好みの写真をiPhoneなどのスマホへ送信することができるものもあります。
一方の「写ルンです」ではフィルムの現像を受け付けているカメラ屋さんや電気店へ行き、写真のデータ化を依頼する必要があり、手間と費用がかかってしまいます。
どのようなところで「写ルンです」で撮った写真のデータ化ができるのかを紹介していきます。
2-1 カメラのキタムラでデータ転送をする方法
画像引用元:写ルンです × カメラのキタムラ|写真プリントはカメラのキタムラ
全国に700店舗を超えて展開している「カメラのキタムラ」では、「写ルンです」の現像・プリントはもちろん、
- CDへのデータ化
- PCを持っていない方にとって便利なデータ転送サービス
も有料で行なっているので、以下に詳しく紹介します。
現像から写真のデータ化及びiPhoneへの転送
項目 | 金額 |
---|---|
ネガフィルム現像 | 648円 |
CDに保存及びデータ転送 | 864円 |
合計 | 1,512円 |
iPhoneへのデータ転送までの流れとしては、店舗に「写ルンです」を持ち込み、ネガフィルムの現像を依頼します。現像の値段は「写ルンです」1本につき648円です。
ついでに写真プリントも依頼する場合はサイズや種類により値段が変わりますが、1枚につき39円(税込)からプリントの注文ができます。
ただし、iPhoneに取り込むための写真データだけ欲しい方はプリントを依頼する必要はありません。
iPhoneに「写ルンです」のデータだけをダウンロードする場合は以下の手順でOKです。
- カメラのキタムラに「写ルンです」を持ち込みネガフィルムの現像を依頼
- プリントは頼まずに「スマホデータ転送」を依頼する
- SMSで通知されたURLをクリックして、iPhoneにダウンロード
PCを持っていない方でも「スマホ転送サービス」ではSMSメッセージが届き、記載されたURLへ飛ぶ事で転送ができます。
URLへ飛び、料金支払い後に渡される仕上げ明細書に書かれたプリント明細番号を入力するとサーバーに保存された写真データを閲覧できます。
ここで、iPhoneへダウンロードすることも可能となります。
「スマホ転送サービス」を利用する場合、1週間でサーバーに置かれたデータが消去され、ダウンロードできなくなりますので注意が必要です。
ただ、CDは手元に残るのでCDが読み込めるPCがあればいつでもiPhoneへ写真データを送ることが可能です。
費用については、現像代648円と「スマホ転送サービス」864円で合わせて1,512円となります。
現在「写ルンですシンプルエース」がAmazonで864円で販売されています。
この場合、「写ルンです」購入からデータ転送までの費用は2,376円ですので、iPhoneに保存された「写ルンです」の写真1枚あたりにかかる費用は88円(税込)となります。
2-2 ビックカメラでデータ転送をする方法
画像引用元:ビックカメラ公式サイト「ビックカメラ池袋本店」
「ビックカメラ」は誰もが知る家電の大型量販店です。全国に直営店が40店舗展開しています。
現像からiPhoneへの転送まで
項目 | 金額 |
---|---|
ネガフィルム現像 + iPhoneへの転送 | 1,080円 |
合計 | 1,080円 |
「ビックカメラ」ではiPhoneへの転送サービス「選べるデータ化サービス」を新たに開始しています。
専用の機器を使用し、Lightningケーブルを使用してiPhoneへ転送する方法なので操作が楽です。
「カメラのキタムラ」とは違い、写真データが保存されたCDはもらえませんが、フィルム現像からiPhoneへの転送までがセットになって1,080円と値段の安さが目を引きます。
さらに10%のポイント還元が適用されるため、お手軽でコスパの良いサービスといえます。
こちらもAmazonで「写ルンですシンプルエース」を864円で購入した場合、合計1,944円となり、写真1枚あたり72円となります。
CDが無いのは残念ですが、10%のポイント還元はとても魅力的です。
2-3 ヨドバシカメラ
画像引用元:ヨドバシ.com – 新宿西口本店
全国に23店舗と「ビックカメラ」に比べると店舗数では少ないですが、会社設立は1960年で1980年設立の「ビックカメラ」に比べ20年長い歴史があります。
現像から写真のデータ化
項目 | 金額 |
---|---|
ネガフィルム現像 | 648円 |
CDに保存 | 540円 |
合計 | 1,188円 |
「カメラのキタムラ」や「ビックカメラ」とは異なり、iPhoneへの転送サービスはありませんので、PCを使用してCDから自分で転送作業をする必要があります。
ネガフィルム現像代が648円で写真データが保存されたCDは540円です。
ヨドバシゴールドポイントカードアプリがあれば「ヨドバシカメラ」で商品を購入した時にもらえる10%のポイントが「写ルンです」の現像とデータ化にも適応されるのでお得です。
こちらもAmazonで「写ルンです」を864円で購入した場合、写真1枚あたり76円となります。
CDからiPhoneへ転送する手間がかかり、ビックカメラに比べ高い費用がかかります。
iPhoneXRをヨドバシカメラで予約・購入|ポイント還元で他よりお得?次の章では、「写ルンですからiPhoneへ転送する方法」を選ぶポイントを紹介します。
2-4 富士フィルム ネットプリントサービス
画像引用元:富士フィルム公式サイト「研究開発・技術」
「写ルンです」の製造メーカーである「富士フィルム」でもネガフィルムの現像からプリント及びデータ化まで対応しています。
ネットで申し込みをし、配送での対応となります。近くに「写ルンです」の現像を受け付けてくれる店舗がない方にとってはネットプリントサービスは有効な方法です。
現像から写真のデータ化
項目 | 金額 |
---|---|
スキャン費用 | 1,008円 |
フィルム現像オプション代 | 918円 |
送料 | 540円 |
代引き手数料 | 324円 |
合計 | 2,790円 |
- ネットで見積を依頼
- 見積内容を確認したら申し込み
- 申込み後に富士フィルムから「サービスパック」が送られる
- サービスパックに「写ルンです」をいれて返送
- 現像完了後にネガフィルムとデータDVDが送られてくる
- 代引きで引取と支払いが完了
ネットでの申し込みからDVDが届くまでの日数は10日から2週間ほどかかりますので、現像設備のある家電量販店などに比べると相当の時間が必要となります。
こちらも「写ルンです」1本を864円とした場合、写真1枚あたりの値段は116円となります。
iPhoneへデータ転送するサービスが無く、PCを利用してiPhoneへ転送する必要があるにも関わらず、
- 写真の単価は最も高く
- かかる日数も最長
となります。
ただし、メリットとしては、データ化された写真は200万画素程度の画質である場合が普通ですが、「富士フィルム」の場合は300万画素と高画質になります。
そのため、iPhone内で拡大しても細部までキレイに閲覧が可能です。
さらに別途費用で1,000万画素の超高画質でのデータ化もOKなので、画像編集ソフトなどを利用して写真に手を加えたい方にとっては嬉しいサービスとなります。
編集後に劣化してしまう写真データを高画質で仕上げるために他にはないオススメなサービスといえます。
3 ポイントはお手軽かこだわりかでデータ化する方法と場所を選ぶのがオススメ
スマホやデジカメとは一味違う写真をSNSに載せたいと考えた場合、「写ルンです」は初心者でも無理のない費用で楽しめるカメラとして今でも人気が続いています。
発売当時はカメラ本体が非常に高価であったため、写真を楽しみたい人にとってカメラの代替品のような存在でした。
しかし、時代は変わり誰もがポケットにカメラを内蔵したスマホを入れて生活している今では「写ルンです」はカメラの代替品では無く、独自の存在意義を持っています。
現在では「写ルンです」を使用して撮影した写真だけを集めた写真展がいくつも開催されており、「写ルンです」の独自の価値が見出されています。
「写ルンです」デビューをする方や「写ルンです」の写真をSNSに手軽に載せたいとい方には「カメラのキタムラ」や「ビックカメラ」の店舗がオススメです。
データ転送サービスにより、PC等を利用することなく、iPhoneに写真をダウンロードすることが可能です。
「写ルンです」で撮るだけでなく、仕上がりをこだわりたいという方には「富士フィルム」のネットプリントサービスがオススメです。
値段は高くなりますが、高画質のデータを受け取ることができ、画像編集をするのに向いています。
カメラの性能は向上していく一方ですが、アナログの楽しさを伝えるこうしたカメラもこの先残っていってほしいものです。
【画像付き】AndroidからiPhoneに写真データを移行する2つの方法- 手軽にアナログ写真を楽しみたいなら「カメラのキタムラ」
- 写真編集などにこだわるなら「富士フィルム」
- 安さなら店舗は少ないが、「ビックカメラ」か「ヨドバシカメラ