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「iPhone 11 Pro」は、現行のiPhoneシリーズで最もスペックの高い機種です。
同日にiPhone 11 Pro Maxも発売されましたが、サイズ以外のスペックは11 Proと変わりなく、なかなかインパクトのある結果となりました。
一方、Androidスマホの中で最もスペックの高い機種といえば、やはりGalaxyシリーズのGalaxy S10+でしょう。
ドコモオンラインショップ限定発売だった「Galaxy S10+ Olympic Games Edition SC-05L」は、11月から販路を拡大して店舗で発売するなど、注目されております。
もっともAndroidの場合は、ハイスペックスマホの候補を挙げていけばキリがないのですが、その中でもGalaxy S10+が上位にランクインすることは間違いありません。
このページでは、Galaxy S10+とiPhone 11 Proを徹底的に比較し、その違いを分析しながら、どちらが買いかについて迫っていきます。
トップ画像引用元:iPhone 11 Pro – Apple(日本)
iPhone VS Androidの頂上決戦!?
iPhone対Androidの論争は、もはや宿命と言えるでしょう。
両者が登場した当初から幾度となく議論され、今後も決着しないまま延々と続いていくものと思われます。
また、一口に「iPhone」「Android」と言っても、様々なグレードの機種が存在していることも、議論の難しさに拍車をかけているのでしょう。
特にAndroidスマホは、ローエンドモデルからハイエンドモデルまでピンきりです。
一括りに語れるものではありません。
そこで今回は、現時点で最も優れている機種同士に絞って、性能を比較してみます。
iPhone 11 ProとGalaxy S10+は、それぞれiPhone・Androidを代表するハイエンドモデルです。
iPhone対Androidの頂上決戦と言ってもあながち間違いではないでしょう。
両機種の発売日と価格
比較の前に、両機種の発売日と価格を整理しておきましょう。(価格表示は税込です)
- 発売日:2019年5月23日
- ドコモ価格:101,088円
- au価格:114,960円
※発売日は「国内最速」だったauでの発売日
- 発売日:2019年9月20日
- Apple Store価格:117,480円
- ドコモ価格:126,720 円
- au価格:127,440円
※価格は最安値である「64GBモデル」の価格
iPhone 11 Proのほうが約4ヶ月遅れて登場しており、価格も10,000円以上高いことがわかります。
一般的に、スマホは「後から出た」「より高額な機種」のほうが高スペックであることが一般的です。
よって、今回の勝負は、Galaxy S10+には少し不利とも言えます。
とはいえ、Galaxy S10+もかなり高額な機種です。
金額差はそこまで考慮する必要はないでしょう。
Galaxy S10+とiPhone 11 Proのスペック
画像引用元:パフォーマンス | Galaxy S10 and S10+ | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
それではiPhone 11 ProとGalaxy S10+のスペックを並べて見てみましょう。
iPhone 11 ProとGalaxy S10+のスペック比較
機種名 | iPhone 11 Pro | Galaxy S10+ |
---|---|---|
OS | iOS 13 | Android 9 |
SoC | A13 Bionic | Snapdragon 855 |
本体サイズ (約) | 144.0×71.4×8.1mm | 158×74×7.8mm |
重量 | 約188g | 約175g |
ディスプレイ | 5.8インチ 有機EL 2,436×1,125ピクセル | 約6.4インチ 有機EL 3,040×1,440 |
アウトカメラ | 広角:約1,200万画素 (F値1.8) 超広角:約1,200万画素 (F値2.4) 望遠:約1,200万 (F値2.0) | 広角:約1,200万画素 (F値1.5) 超広角:約1,600万画素 (F値2.4) 望遠:約1,200万画素 (F値2.2) |
インカメラ | 約1,200万画素 (F値2.2) | 標準:約1,000万画素 (F値1.9) RGB深度:約800万画素 (F値2.2) |
バッテリー 容量 | 3,046mAh | 4,000mAh |
RAM | 4GB | 8GB |
ROM | 64 or 256 or 512GB | 128GB |
外部 ストレージ | 非対応 | microSDXC (最大512GB) |
防水・防塵 | IP68 | IP68 |
生体認証 | 顔認証 | 指紋認証 顔認証 |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
テレビ | 非対応 | ワンセグ フルセグ |
Apple Store価格 | 117,480円 (64GB) | なし |
ドコモ価格 | 126,720 円 (64GB) | 101,088円 |
au価格 | 127,440円 (64GB) | 114,960円 |
ソフトバンク 価格 | 127,200円 (64GB) | なし |
OSが異なるため、単純比較は難しいものの、スペック表からすでに名勝負のニオイが漂ってきます。
【Xperia 1 VS Galaxy S10】徹底比較|2019年夏の王者はどっち!?次の章から、iPhone 11 ProとGalaxy S10+のスペックを項目ごとに比較していきます。
どっちがヌルサク?処理能力対決
画像引用元:Galaxy S10 and S10+ | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
スマホのスペックを判断するのに最も重要なのが処理能力です。
これが高ければ高いほど、あらゆる動作が軽くて快適になります。
早速、スマホの処理能力の総合力を測るAnTuTuベンチマークスコアを見てみましょう。
- iPhone 11 Pro:約45万点
- Galaxy S10+:約42万点
どちらも化け物のような数字を叩き出していますね。
現状では22万点もあれば、普通に使っていてスペック不足を実感する機会はないと言われていますから、40万超えとは恐れ入ります。
とはいえ、勝負としてはiPhone 11 Proの勝ちです。
どちらの機種でも、重たい3Dゲームを快適にプレイできますが、より安心してプレイしたい方はiPhone 11 Proを買ったほうがいいでしょう。
Galaxy S10+のほうが大画面かつ軽量
画像引用元:インテリジェンス | Galaxy S10 and S10+ | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
次はディスプレイサイズや重量に注目です。
使用中に最も気になる部分とも言えるでしょう。
iPhone 11 ProとGalaxy S10+のサイズなど比較
機種名 | iPhone 11 Pro | Galaxy S10+ |
---|---|---|
本体サイズ (約) | 144.0×71.4×8.1 mm | 158×74×7.8 mm |
重量 | 約188g | 約175g |
ディスプレイ | 5.8インチ 有機EL 2,436×1,125 ピクセル | 約6.4インチ 有機EL 3,040×1,440 ピクセル |
なかなかインパクトのある結果となりました。
Galaxy S10+は、6.4インチディスプレイというかなりの大画面ながら、重量は約175g。
iPhone 11 Proより0.6インチ大きいにもかかわらず、10g以上も軽いのです。
より大画面なディスプレイを求めるのであれば、Galaxy S10+を選んだほうがいいでしょう。
トリプルレンズカメラ対決!
画像引用元:iPhone 11 Pro – Apple(日本)
iPhone 11 ProもGalaxy S10+も、
- 標準(広角)
- 超広角
- 望遠
のトリプルレンズカメラを搭載しています。
iPhone 11 ProとGalaxy S10+のカメラ比較
機種名 | iPhone 11 Pro | Galaxy S10+ |
---|---|---|
アウトカメラ | 広角 約1,200万画素 (F値1.8) 超広角 約1,200万画素 (F値2.4) 望遠 約1,200万 (F値2.0) | 広角 約1,200万画素 (F値1.5) 超広角 約1,600万画素 (F値2.4) 望遠 約1,200万画素 (F値2.2) |
インカメラ | 約1,200万画素 (F値2.2) | 標準 約1,000万画素 (F値1.9) RGB深度 約800万画素 (F値2.2) |
こうして見ると、Galaxy S10+のほうが上回っていると言えそうです。
特にF値の違いに注目。
【F値】
この値が小さいものほど多くの光を取り込むことができ、より明るいキレイな撮影ができます。
Galaxy S10+のF値1.5というのは、一眼カメラでもなかなか見られない数字です。
ただ、カメラの実際の写りはスペックだけではわからないことも少なくありません。
機種ごとの癖もそれぞれ異なります。
レビューサイトなどの書き込みによると、下記それぞれ、
- 「見たままに写る」
- 「見た目よりも鮮やかな印象で写る」
と感じているユーザーが多いようです。
このくらいのスペック差であれば、最終判断は好み次第と言えます。
インカメラの比較
自撮りに使うインカメラは、Galaxy S10+のほうが上と言えるでしょう。
Galaxy S10+はRGB深度カメラも加わったデュアルレンズカメラを搭載しており、自撮りでの背景ぼかしも可能です。
また、美肌効果などの「盛る」機能があったり、動画撮影時もオートフォーカスが働いたりするなど、スマホ離れしたスペックを有しています。
バッテリー容量はGalaxy S10+
それぞれのバッテリー容量は、
- 3,046mAh
- 4,000mAh
となっており、よりバッテリー容量の多いGalaxy S10+のほうが、バッテリー保ちも優れていると言えるでしょう。
ただ、ヘビーに使えばその分だけバッテリー容量の減りも早くなりますから、油断は禁物です。
【Xperia 5 VS Galaxy 10+】徹底比較|どっちが買いか?その理由次の章でも引き続き比較を行っていきます。
かゆいところに手が届くのもGalaxy S10+
細かな機能を見ていくと、Galaxy S10+のほうが便利に思える部分が多数あります。
- microSDカードを差し込める
- 顔認証だけでなく指紋認証にも対応
- ワンセグ・フルセグに対応
特にmicroSDカードと指紋認証に対応している点は大きいです。
iPhoneユーザーもできたら欲しいと思っているところでしょう。
ワンセグ・フルセグの有無に関しては、人によって好みや必要性が分かれるところです。
Galaxy S10+が優勢か?
画像引用元:Galaxy S10 and S10+ | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
ここまでの情報で判断すると、どちらかと言えばGalaxy S10+のほうが優勢に思えてきます。
処理能力を除けば、「iPhone 11 Proのほうが上」と断言できる項目が見当たりません。
価格もGalaxy S10+のほうが安いことを考えると、「Galaxy S10+のほうが買い」と言ってしまってもいいのではないでしょうか。
OSの違いは最重要
ただ、最初に述べたようにiPhone 11 ProとGalaxy S10+はOSが違います。
- iPhone 11 Pro:iOS 13
- Galaxy S10+:Android 9
もっと大雑把に言えば、iPhone 11 ProがiOS、Galaxy S10+がAndroidです。
iOSが好きで使い慣れている方が、無理にAndroidのGalaxy S10+を選ぶ必要はまったくありません。
使い勝手が大きく変わりますし、アプリによってはデータの移行ができない可能性もあります。
それでも「Androidを使ってみたい」という場合は、Galaxy S10+は本当におすすめの機種です。
恐るべきGalaxy S10+
画像引用元:Galaxy S10+ SC-04L | スマートフォン | 製品 | NTTドコモ
以上、iPhone 11 Pro VS Galaxy S10+でした。
- 処理能力はiPhone 11 Pro
- それ以外のスペックはGalaxy S10+のほうが優勢
- 価格もGalaxy S10+のほうが安い
- とはいえ、無理にOSを乗り変えることはない
iPhone対Androidの頂上決戦とも言える今回の比較でしたが、細かく見ていくと、Galaxy S10+が優勢な項目が多い結果となりました。
それでいて、価格もGalaxy S10+のほうが安いというのは「ダメ押し」に近いものがありますね。
ただ、処理能力ではiPhone 11 Proが上回っています。
重たい3Dゲームなどを頻繁にする方にとっては、iPhone 11 Proのほうが適しているでしょう。
【AQUOS zero2 VS iPhone 11 Pro】徹底比較|どっちが買いか?その理由