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Galaxy S9+は、ドコモ、auから2018年夏スマホとして発売されているSamsung製のスマホです。
Samsungは世界のスマホ市場でシェア率1位を誇っているだけあり、日本でもGalaxyはすでにお馴染みのブランドですね。
対するiPhone 8のほうは、言わずもがなでしょう。世界ではシェア率2位、日本では驚異の7割というApple製のスマホです。
このページでは、Galaxy S9+とiPhone 8について、スペックやデザイン、価格などから比較を行なっていきます。そして、利用シーン別にどちらがオススメかも解説していきます。
あなたに合っているスマホはどちらなのか、きっと参考になるはずです。
トップ画像引用元:Apple | iphone 8
1 Galaxy S9+とiPhone 8のスペックを徹底比較!
Galaxy S9+ | iPhone 8 | |
---|---|---|
OS | Android 8.0 | iOS11 |
CPU | Snapdragon 845 | A11 Bionic |
RAM | 6GB | 2GB |
ROM | 64GB | 64GB/256GB |
microSD | 400GBまで挿入可能 | 挿入不可 |
サイズ | 約74×158×8.5mm | 約67.3×138.4×7.3mm |
重量 | 187g | 148g |
ディスプレイ | 約6.2インチ(2,960 × 1,440) | 約4.7インチ(1,334 × 750) |
ppi | 529ppi | 326ppi |
背面カメラ | 約1,220万画素(望遠レンズ) +約1,220万画素(広角レンズ) | 1,200万画素 |
正面カメラ | 約800万画素 | 約700万画素 |
バッテリー容量 | 3,500mAh | 1,821mAh |
防塵・防水 | IP68 | IP67 |
機種代金 | 約11万円 | 約9万円 |
1-1 Galaxy S9+ と iPhone 8のOS・CPUの違い
両スマホは、搭載しているOS・CPUが根本的に異なっています。
Galaxy S9+のOSは、Google製のAndroid 8.0です。CPUはクアルコム製のSnapdragon 845が搭載されています。
iPhone 8のOSは、Apple製のiOS11です。CPUもまたApple製のA11 Bionicを搭載しています。
OSやCPUのメーカーの名前まで出すのは、両スマホに採用されているものが根本的に違うことを知ってもらいたいからです。
基本スペックは大まかに比較することはできても、細かいところまではどうしてもできません。
そのため、「Android vs iOS」は何年も前から世界中で議論されていますが、未だに決着がつかないでいます。今回の両スマホについても同じことが言えるのです。
ちなみに、いずれのOS、CPUも現時点で各社の最高級のものとなっています。
Antutuベンチマークスコアでの比較
Antutuベンチマークスコアを見ると、Galaxy S9+は約26万、iPhone 8は約20万という結果が出てきます。この数字が大きいほど、スマホの処理能力が高いことを示しています。
これだけならもちろん、Galaxy S9+のほうが処理能力が高いとするのが素直な見方です。しかしそれでも、実際は一概には言えないと言う他ありません。
AndroidはAndroid用のアプリを、iOSはiOS用のアプリを動かします。そして動作の快適さなどはアプリ側にも依存します。
- Galaxy S9+:約26万スコア
- iPhone 8:約20万スコア
- (参考)Xperia XZ1 Premium:約20万スコア
iPhoneのほうがゲームに向いている?
ゲームプレイヤーの間では、iOSのほうがゲームに向いているともっぱら言われています。
実際に全国上位に入るようなトッププレーヤーの使用機種を見ると、大半がiPhoneかiPadを使用しています。
気になる方は、自分の好きなゲームでいいので、YouTubeなどからそのゲームのトップクラスの成績を収めているプレイヤーを探してみてください。十中八九iPhoneかiPadを使っているはずです。
なぜ、iOSのほうがゲームに向いているのか、客観的な根拠は実は誰にもわかりません。しかしゲームで生計を立てているようなプロゲーマーたちが、揃ってiOSを使っていることは事実です。
OS、CPU、アプリ、様々な要因が絡み合っているのだと思います。Antutuベンチマークスコアだけですべてがわかるわけでない一例として認識しておいてください。
1-2 RAMに大きな差がある
次にRAMですが、これはGalaxy S9+が6GBに対して、iPhone 8は2GBとなっています。つまりGalaxy S9+のほうが優れています。
RAMはよく作業机に例えられるものです。作業机は大きいほど、たくさんの物が置けるなどして人間の作業効率に貢献してくれますよね。
RAMも同じで、ここの数字が大きいほど、スマホの作業効率に貢献してくれます。
RAMの大きさで処理能力自体が変わるわけではないのですが、iPhone 8の2GBというのは、現在のスマホの基準ですとギリギリです。
「Galaxy S9」と「Galaxy S9+」を徹底比較|どちらが買いか?
次の章でも引き続き、Galaxy S9+ と iPhone 8のスペックを比較していきます。
1-3 Galaxy S9+はmicroSDを挿入できる
ROMについては、Galaxy S9+は64GBです。iPhone 8は64GBか256GBか選べます(値段が変わります)。ROMは、どれだけのデータをスマホに保存できるか決めるものです。
数字が大きいほど、より多くの写真や動画、その他のあらゆるデータを保存できます。ちなみに64GBというのは、今の基準で言うと標準レベルです。
しかしGalaxy S9+のほうは400GBのmicroSDまで挿入することができます。対してiPhone 8はmicroSDを挿入すること自体できません。
よって、より多くのデータを保存できるのはGalaxy S9+です。
1-4 Galaxy S9+は大型スマホ
画像引用元:Galaxy S9 and S9+ | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
両スマホの本体サイズですが、Galaxy S9+は約74(縦)×158(横)×8.5(厚さ)mmです。iPhone 8は約67.3(縦)×138.4(横)×7.3(厚さ)mmです。
重さはGalaxy S9+が187g、iPhone 8が148gです。ディスプレイサイズはGalaxy S9+が約6.2インチ、iPhone 8が約4.7インチです。
それぞれにここまで差があるのは、そもそものコンセプトの違いと言えます。
Galaxy S9+は大型であることを売りに、iPhone 8はコンパクトであることを売りにしています。
これについては好みで選べば良いです。
1-5 Galaxy S9+は有機ELディスプレイ
画像引用元:Galaxy S9 and S9+ | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
Galaxy S9+のディスプレイは有機ELディスプレイです。対してiPhone 8は液晶ディスプレイとなっています。
一般的に、液晶よりも有機ELディスプレイのほうが優れているとされています。
有機ELのほうが自然な本来の色合いを表現できる上に、省電力だからです。
ディスプレイの解像度は、Galaxy S9+は2,960 × 1,440、iPhone 8は1,334 × 750となっており、ppiはそれぞれ529と326となっています。
ppiは、ディスプレイの表示がどれだけきめ細かいかを示しています。この数字が大きいほどきめ細かいということです。
一説にはppi326以上は肉眼では差がわからないとも言われますが、きめ細かいに越したことはありません。有機ELであることと合わせて、ディスプレイはGalaxy S9+のほうが優れています。
有機ELディスプレイが最新スマホの主流!そのメリットとデメリット
1-6 Galaxy S9+のカメラはデュアルレンズ
画像引用元:Galaxy S9 and S9+ | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
Galaxy S9+の背面カメラは1,220万画素の広角レンズ+1,220画素の望遠レンズのデュアルレンズカメラです。
2つのレンズで撮影することで、被写体の位置や距離を正確に把握することができます。そのおかげで一眼レフのような背景ぼかしが可能となりました。
また、広角レンズによって、より広範囲を1枚の写真におさめることができ、望遠レンズのおかげで2倍まで画質劣化のない光学ズーム撮影ができます。
一方のiPhone 8の背面カメラは1,200万画素のシングルレンズカメラです。
よって背面カメラについてもディスプレイと同様、Galaxy S9+のほうが優れています。勝負になっていないと言っても過言ではありません。
ちなみにiPhone 8より高額な「iPhone 8 plus」や「iPhone X」ではデュアルレンズカメラが搭載されており、Appleとしてもデュアルレンズのほうが優れているという認識であることは間違いありません。
正面カメラについては、Galaxy S9+が800万画素で、iPhone 8は700万画素です。
最新スマホが採用するデュアルカメラ・トリプルカメラのメリット
1-7 Galaxy S9+ と iPhone 8の機種代金を比較
両スマホの機種代金ですが、携帯電話会社によっても変わってきます。表示は税込です。
Galaxy S9+ | ドコモ | au |
---|---|---|
本体代金 | 11,456円 | 112,320円 |
毎月の割引 | 1,944円×24ヵ月 | 2,340円×24ヵ月 |
実質負担額 | 64,800円 | 56,160円 |
購入 |
iPhone 8(64GB) | ドコモ | au | ソフトバンク |
---|---|---|---|
本体代金 | 88,776円 | 91,440円 | 106,080円 |
毎月の割引 | 2,403円×24ヶ月 | 2,670円×24ヶ月 | 2,810円×24ヶ月 |
実質負担額 | 31,104円 | 27,360円 | 38,640円 |
「実質負担額」については参考程度に留めて下さい。各携帯電話で機種変更で購入した時にもっとも安くなる場合の価格を表示しています。
それを踏まえたとしてもiPhone 8のほうが安いのは確実ですね。
- OS・CPUの違いにより単純比較は難しい
- ハードウェア面ではGalaxy S9+の圧勝
- その代わりGalaxyS9+は値段も高い
次の章では、Galaxy S9+ と iPhone 8のどちらがあなたに向いているのかご紹介します。
2 あなたにピッタリなのはどっち?利用シーン別に比較
ここからは数字上のスペックだけでなく、実際の利用シーンから両スマホを比較していきます。実生活を想定しての比較になるので、スマホに詳しくない方でもわかりやすいと思います。
ここでは、以下の利用シーンを想定します。
- スマホデビューの10代学生
- カメラが趣味の20~30代
- 格安SIMに乗り換えたい社会人
- 最先端に触れたい機械マニア
2-1 スマホデビューの10代学生
初めてスマホを持つ学生らにとって、スマホはドキドキワクワクのコミュニケーションツールである一方、常に外部とつながっている危険で怖いものでもあります。
となると気をつけなくてはならないのはセキュリティです。
セキュリティに関するリテラシーに自信がなく不安な方には、iPhone 8をオススメします。
理由はOSがiOSだからです。iOSは一般的にセキュリティに強いと言われています。
ネット上には様々なアプリやソフトが存在します。その中にはマルウェア(ウイルスなど悪意あるソフト)も多く、そうと知らずにダウンロードして被害にあってしまう事件が度々話題になっています。
しかし、iPhoneならそのリスクを大幅に下げることができます。
なぜかと言うと、iPhoneがダウンロードできるアプリは、Appleが厳しく審査して安全だと判断されているものに限られているからです。
つまり、知らずにウイルスをダウンロードしてしまった、という事故を未然に防いでくれているわけです。
対してAndroidは自由度とカスタマイズ性が高い反面、セキュリティ意識の低いユーザーが安易に使うと、マルウェアの侵入を許す可能性がiOSよりも明らかに高くなっています。
その理由は、Googleの審査基準がAppleよりも緩いからです。そのため、10代学生など知識に乏しいユーザーには、特段のこだわりがないならiPhone Xのほうをオススメします。
「よくわからないけど」「とりあえず」で使っても何とかなるのがiPhoneの特徴です。
今 iPhone 8 へ乗り換え・機種変更すると2年後一番得してる契約方法は?
- iOSだからセキュリティが高い
- Androidはやや上級者向け
2-2 カメラが趣味の20~30代
近年はデジタルカメラや一眼レフの売上が上り調子だと言われています。カメラを趣味とする若年層が増えているためです。
自分もカメラを趣味にしたい、しかしいきなり高額のカメラは躊躇する、そんな方にはGalaxy S9+をオススメします。
Galaxy S9+の1,220万画素の広角カメラ+望遠カメラのデュアルレンズカメラは、本格的な一眼レフに近い撮影を可能にしてくれます。
一方のiPhone 8のカメラはというと、ただスマホとして標準的なものを搭載しているだけで、強いこだわりが見られません。
- Galaxy S9+のデュアルレンズカメラはスマホとしては超一流
- iPhone 8のカメラは一般的なレベル
2-3 格安SIMに乗り換えたい社会人
近年は格安SIM会社(MVNO)への関心が高まってきています。
特に社会人になってお金のやりくりを自分でするようになった若いサラリーマンなどは、ドコモ、au、ソフトバンクのような大手キャリアの料金に疑問を抱くようになる人が少なくありません。
格安SIMに乗り換えたい、もしくはすでに格安SIMを使っている方には、iPhone 8をオススメします。
iPhone 8はApple StoreからSIMフリースマホとしても発売されているからです。
Apple Storeからの購入では難しい契約はありませんし、購入後の何らかの縛りもありません。誰でも公式ホームページから気軽に購入できます。
銀座や表参道のApple Storeでももちろん発売しています。一方、Galaxy S9+はSIMフリースマホとして日本で発売する予定はなく、ドコモ、auからしか発売されません。
- 格安SIMを使いたいならiPhone 8
- iPhone 8はApple Storeからも購入できる
- Galaxy S9+はSIMフリーではない
2-4 最先端に触れたい機械マニア
実際の用途以上に、最先端の技術に興味を示す機械マニアの方も世の中にはたくさんいます。そのような方を興奮させてくれるのはGalaxy S9+でしょう。
Galaxy S9+には、最先端の有機ELディスプレイや、デュアルレンズカメラなど、現在のスマホの技術がこれでもかと詰め込まれています。全スマホの中でも最高級のスペックと言えるでしょう。
特に有機ELディスプレイに関しては、現状Samsungの上を行くメーカーはないと言えます。Appleも「iPhone X」では有機ELディスプレイを採用しているのですが、実はそれもSamsung製です。
今はまだ一部の高級スマホでしか見られない有機ELディスプレイですが、研究・開発が進むことで量産されることになればコストが下がり、さらに普及していくことでしょう。
Galaxy S9+を持てば、今のスマホの限界と、これからのスマホが見えくる――とまで言うと大げさかもしれませんが、あながち間違いでもないと思います。
また、機械マニアの方であれば、Androidの自由度もメリットになるでしょう。
iPhone 8のほうはというと、そもそもAppleからしてもこれを最高級のものとしては発売していません。
Appleの本命は「iPhone X」であって、iPhone 8はそれよりも性能も値段も抑えた商品という位置づけです。
Galaxy S9 / S9+レビュー|最高のデザインにフラッグシップのスペック
- Galaxy S9+は全スマホの中でもトップクラスの技術力
- 特に有機ELディスプレイはAppleもSamsung製を採用するほど
- iPhone 8はiPhoneの中でも妥協されている商品
3 ゲームにこだわらないならGalaxy S9+
OSとCPUが根本的に違うため、ソフトウェア面ではどうしても一概には言えないのですが、ハードウェア面ではGalaxy S9+のほうが明らかに上です。
その分値段も高いのがGalaxy S9+ですが、出費を惜しまないのであれば、それに見合った満足を得られることでしょう。
ただ、それでもゲームに関してはiPhone 8をオススメします。どんなに機械としての性能が高くても、Androidというだけでトッププレーヤーから敬遠されるのが今の現実です。
もちろんGalaxy S9+でも快適に遊べますが、勝ち負けやスコアなど成績にとことんこだわる方には向いていません。素直にトッププレーヤーたちと同じiOSを使いましょう。