Galaxy Z Flipの発売日・価格・スペックなど日本初の縦折りスマホを徹底解説

  • 2023年9月14日
  • by.araki

Galaxy Z Flip SCV47

このページでは「Galaxy Z Flip」の発売日や価格、スペックなどを徹底解説していきます。

2019年に、スマホにもタブレットにもなる折りたたみスマホ「Galaxy Fold」を出したGalaxyが、またまた挑戦的なスマホを発売します。

今度は「縦折り」の「Galaxy Z Flip」という機種で、どこかガラケーを彷彿とさせるシルエットのスマホです。

少し辛口に買うべきかどうかという観点からも見ていきたいと思います。

トップ画像引用元:Galaxy Z Flip | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト

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Galaxy Z Flipはau専売!予約は2月18日から

Galaxy Z Flip

画像引用元:Galaxy Z Flip | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト

日本では初めての折りたたみスマホGalaxy Foldはau専売で、今度のGalaxy Z Flipもau専売であることがわかっています。

Galaxy Z Flipの発売情報
  • 日本ではau専売
  • 2月18日予約受付開始
  • 2月28日発売予定
  • 価格は15万円前後?

ちなみにGalaxy Z Flipの存在が初めて発表されたのは、サンフランシスコで開催された「Galaxy UNPACKED 2020」で、日本時間2月12日でした。

そこから1週間で予約受付が開始されるという流れでした。

日本では2月18日にauオンラインショップやGalaxy Harajukuにて予約受付を開始し、2月28日に発売予定となっております。

価格は15万円前後と予想

Galaxy Z Flipのauでの価格は未定ですが、15万円前後になると予想されます。
根拠はアメリカでの価格です。

アメリカでは1,380ドル(約15万1,500円)で発売されることから、日本でも同等くらいになるだろうと考えています。

かなり高いですが、Galaxy Foldが245,520円(税込)であることを考えたら、むしろ安い……のでしょうか。

Galaxy Z Flipのスペック

Galaxy Z Flip

画像引用元:Galaxy Z Flip | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト

それではGalaxy Z Flipのスペックを見てみましょう。

Galaxy Z Flipスペック

機種名Galaxy Z Flip
OSAndroid 10
SoCSnapdragon 855
ディスプレイ
(有機EL)
メイン
約6.7インチ
2,636×1,080
カバー
約1.1インチ
サイズオープン時
約167×74×6.9mm
クローズ時
約87×74×15.5mm
重量約183g
アウトカメラ広角:約1,000万画素
超広角:約1,000万画素
インカメラ約1,000万画素
メモリ(RAM)8GB
ストレージ(ROM)256GB
バッテリー容量3,300mAh
生体認証顔認証
指紋認証
au販売価格(税込)179,360円
auオンラインショップ

スペック表に「オープン時」「クローズ時」なんて言葉が出てくるのは、ちょっと斬新ですね。


閉じればコンパクトな正方形ボティ

Galaxy Z Flip

画像引用元:Galaxy Z Flip | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト

Galaxy Z Flipは、開けば大型スマホ、閉じればコンパクトな正方形になる縦折りスマホです。

閉じた状態でも約1.1インチのディスプレイに現在時刻などが表示されます。

また、カメラも閉じたままで起動できます。

折りたためることを利用して、自由な角度で置いたり、写真撮影したりすることも可能です。

この縦折りできることこそが、Galaxy Z Flipの魅力のすべてと言っても過言ではありません。

Galaxy Foldとの違い

Galaxy Fold

画像引用元:Galaxy Fold | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト

すでに発売済みの折りたたみスマホ「Galaxy Fold」は横折りなので、形が全然違いますね。

Galaxy Foldはスマホとしてもタブレットとしても使えるというのがコンセプトでしたが、Galaxy Z Flipはあくまで「折りたためるスマホ」です。

ただGalaxy Foldでは気になった「折り目」ですが、Galaxy Z Flipにはありません。

確かな技術の進歩が見受けられますね。

なお、スペックは同等くらいです。

Galaxy Foldのスペック

項目Galaxy Fold
OSAndroid 9
SoC(≒SoC)Snapdragon 855
本体サイズ
クローズ時
約160.9×62.8×15.7mm
オープン時
約160.9×117.9×6.9mm
ディスプレイ(有機EL)クローズ時
4.6インチ
1,680×780ピクセル
オープン時
7.3インチ
2,152×1,536ピクセル
重量約276g
アウトカメラ広角:約1,200万画素
超広角:約1,600万画素
望遠:約1,200万画素
インカメラ通常:約1,000万画素
RGB深度:800万画素
メモリ(RAM)12GB
内部ストレージ(ROM)512GB
バッテリー容量4,380mAh
生体認証指紋認証
顔認証
防水・防塵非対応

スペックはGalaxy S10/S10+のほうが上

Galaxy S10 SC-03L | スマートフォン | 製品 | NTTドコモ

画像引用元:Galaxy S10 SC-03L | スマートフォン | 製品 | NTTドコモ

もし折りたためることにそこまでの魅力を感じないのであれば、Galaxy Z Flipは完全にスルーでいいと思います。

スペックだけを求めるなら、Galaxy S10/S10+のほうが優れている上に、価格も安いはずです。

Galaxy S10/S10+のスペック

機種名Galaxy S10Galaxy S10+
OSAndroid 9
SoCSnapdragon 855
サイズ高さ:約150mm
幅:70mm
厚さ:7.8mm
高さ:約158mm
幅:74mm
厚さ:7.8mm
ディスプレイ6.1インチ6.4インチ
メモリ(RAM)8GB
内蔵ストレージ
(ROM)
128GB
外部ストレージmicroSDXC対応
(最大512GB)
アウトカメラ広角:約1,200万画素
超広角:約1,600万画素
望遠:約1,200万画素
インカメラ標準:約1,000万画素
-RGB深度:
約800万画素
バッテリー容量3,300mAh4,000mAh
生体認証指紋認証
顔認証
防水・防塵IP68
おサイフケータイ対応
テレビワンセグ
フルセグ
ドコモ価格90,288円102,960円
ドコモ公式ショップ
au価格90,720円101,520円
au公式ショップ
楽天市場99,800円-
Galaxy S10/S10+のほうが優れている点
  • カメラ性能
  • microSDカード対応
  • 防水・防塵
  • おサイフケータイ

Galaxy Z Flipのほうが優れている点は、折りたためることに尽きます。

ここからはさらに、Galaxy Z Flip単体のスペックを深く見ていきましょう。

AnTuTuベンチマークスコアは約45万点(予想)

Galaxy Z FlipはSoCにSnapdragon 855を搭載し、RAMも8GBと、Galaxy S10/S10+に近いスペックを持っています。

このことから、端末の総合的な処理能力を示すAnTuTuベンチマークスコアも、同等の約45万点になる可能性が濃厚です。

45万点という数字は、スマホの中では文句なしにトップクラス。

重たいゲームなどを含め、あらゆる動作が快適に行えるでしょう。


カメラ性能はそこそこ…特筆するとこなし?

Galaxy Z Flipのカメラは、Galaxy S10/S10+より明らかに下です。

メインのアウトカメラは広角+超広角のデュアルレンズで、有効画素数はどちらも約1,000万画素。

ハイエンドモデルのカメラとしては、何とも言えないスペックですね。

Galaxy S10/S10+は広角+超広角+望遠のトリプルレンズで、有効画素数は順番に約1,200万・1,600万・1,200万画素数となっています。

Galaxy Z Flipのインカメラも約1,000万画素で、これはGalaxy S10/S10+と同じです。

カメラ性能が購入のきっかけになるような機種ではないですね。

防水・防塵なし

Galaxyといえば防水・防塵はもうお馴染み……と言いたいところでしたが、Galaxy Z Flipは非対応です。

Galaxy Foldもそうだったので、折りたたみスマホに防水・防塵を実装できるまでは技術が追いついていないということなのでしょう。

おサイフケータイ非対応

フェリカ

画像引用元:Sony Japan | FeliCa | FeliCaとは | FeliCaって何?

Galaxy Z Flipはおサイフケータイも非対応となっています。

そもそも、おサイフケータイはSONY製のFeliCaチップを使う日本独自の機能です。

現状、日本で広まるか未知数なGalaxy Z Flipに搭載するのは、コスト面で好ましくないなどの事情があるのでしょう。

でもせっかく折りたたんでコンパクトにできるのが売りのスマホなのですから、おサイフケータイには対応してほしかったですね。

胸ポケットからあの正方形をスッと取り出してピッと決済できたら、かなり格好良くないですかね?

外部ストレージ非対応

Galaxy Z Flipには、microSDカードを挿入することができません。

それでもストレージ(ROM)は256GBあるので、容量オーバーになる心配は少ないと思いますが……。

一方、Galaxy S10/S10+では、最大512GBのmicroSDカードを挿れることができます。


バッテリー容量は3,300mAh

Galaxy Z Flipはバッテリー容量も3,300mAhと、Galaxyシリーズにしてはこれまた特筆するところではありません。

Galaxy S10と同じで、Galaxy S10+なら4,000mAhです。

少なすぎるというわけでもありませんね。

顔認証にも指紋認証にも対応

生体認証はGalaxy S10/S10+と同じく、顔認証にも指紋認証にも対応しています。

また、指紋認証は本体側面で行うため、折りたたみ時にも利用可能です。

ただし、顔認証は開いた状態でないと使えません。

Galaxy Z Flipを折りたためるメリットは?

次は、折りたためることによる具体的なメリットを考えていきたいと思います。

格好いいとか、最先端というのは一旦置いておきましょう。

6.7インチの大型スマホが持ち運びやすくなる

Galaxy Z Flip

画像引用元:Galaxy Z Flip | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト

Galaxy Z Flipのオープン時のサイズは約6.7インチです。

最近のスマホの中でも大きめのサイズとなります。

持ち運びも不便な面が出てくることでしょう。

例えば、6.5インチのiPhone 11 Pro MAXを買ったユーザーからは、「iPhone 11 Pro(5.8インチ)にしておけばよかった」と後悔の声が聞こえてくることも珍しくありません。

その欠点を、Galaxy Z Flipは折りたたむことで解消しています。

言うほど解消されない?

「解消しています」と言っておいてなんですが、折りたためても大型スマホの不満点はほとんど解消されないという見方もできます。

大型スマホの不満点は、携帯性の問題だけではありません。

操作時の持ちづらさに不満を抱いているユーザーも少なくないのです。

Galaxy Z Flipも、開けば他の大型スマホと同様、持ちにくくて操作しにくいスマホになってしまいます。

よって、欠点が「100%解消された」とはちょっと言い難いですね。

自由な角度で机に置ける

Galaxy Z Flip

画像引用元:Galaxy Z Flip | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト

本体を折りたためることで、ノートパソコンのような角度で机に置いて使うことできます。

他の作業をしながら画面を見るのに向いていそうですね。

例えば、(マナーは悪いですが)食事中にSNSをチェックしたり、動画を見たりといったことが、折りたためないスマホよりずっとしやすいことでしょう。

自撮りやビデオ通話なんかにも応用できますね。


ローアングル・ハイアングルでのカメラ撮影ができる

画面の角度を自由に変えられるという長所は、写真撮影にも活かせます。

デジカメにも、ローアングルやハイアングルで撮影するために、液晶の角度をいじれるものが多いですが、それとまったく同じことがGalaxy Z Flipでも可能です。

Galaxy Z Flip

画像引用元:Galaxy Z Flip | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト

ハイアングルは、写真のように画面が見えなくなってしまうので現実的には厳しそうですが、ローアングルならいけそうですね。

Galaxy Z Flipは高額だけど面白い機種!

Galaxy Z Flip

画像引用元:Galaxy Z Flip | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト

以上、縦折りスマホGalaxy Z Flipについてでした。

Galaxy Z Flipまとめ
  • au専売で2月18日から予約開始
  • 発売日は2月28日
  • アメリカでは1,380ドルで発売(約15万1,500円)
  • スペックはGalaxy S10/S10+に劣る

確かに面白い機種ではあるのですが、日本では大売れとはならないと予想しております。

理由としては、スペック自体はGalaxy S10/S10+に劣ることと、価格がアメリカと同じなら約15万円と非常に高額であるということです。

ただ、一度は実機を触ってみたい機種ではありますので、実機を手に入れたらレビュー記事も出そうと思っておりますので、引き続きbitWaveをお楽しみいただけたら幸いです。

この記事を書いた人
ライター歴3年。クラウドワークスでは「TOPプロクラウドワーカー」に認定される。 常に最新のAndroidとiOSを使うのがモットーで、5GやWi-Fi 6にもすぐ飛びついた新しいもの好き。iPadやApple Watchも愛用中。ただしパソコンはWindowsがメイン。 暇さえあればYouTubeを見ている。