通信速度制限に掛からないための対策
通信速度制限は仮に掛かってしまっても期間内での自然解除や追加データ量買い増しによる即時解除などで対応することが可能です。
しかし、通信速度制限に掛からないことに越したことはありません。
制限が掛けられてしまう大多数の理由としてはデータ容量の使い過ぎにあるため、対策としては日頃からデータ容量の節約を心掛けることが大切です。
そのため、具体的な対策を講じる前に自分がどれだけのデータ容量を使用しているかの確認をする必要があります。
使用データ容量は各キャリアが用意している『ユーザーページ』で確認することができます。
また、使用している端末によってはキャリア側の計測とは別に使用データ容量を記憶しているものもあります。
それでは次項より通信速度制限に掛からないための具体的な対策を紹介していきます。
Wi-Fiの活用
画像引用元:D1|【公式】どんなときもWiFi
使用データ容量を節約するのにまず最初に考えられ、最も高い効果が期待できるのはWi-Fiの活用です。
これは使用しているスマホとは別にWi-Fiを提供している会社やサービスに申し込む必要がありますが、スマホでのデータ通信量がそのままWi-Fi側に移るので、劇的な節約が見込めます。
加えて、スマホとWi-Fiの2つを利用することにより互いの電波が届かない部分をカバーすることが出来るため、ネット環境の安定化という意味合いでも高いメリットがあります。
また、Wi-Fiを別途契約しての対策に不満がある場合は街にある「フリーWi-Fiスポット」の利用を積極的に行う事で同様の効果が得られます。
最近ではコンビニや外食店などにおいて「フリーWi-Fiスポット」を用意しているところも多く、自分の活動範囲の中でどこにフリーWi-Fiスポットがあるかを確認するだけでも有用といえます。
ただし、フリーWi-Fiスポットはプロバイダと別途契約してのWi-Fiと違い、セキュリティ面において若干の不安要素がありますので、利用の際には注意が必要です。
活用例:動画や音楽のストリーミングはWi-Fi接続時使用する
Wi-Fiを利用したデータ容量節約方法の中でも具体的かつ効果的なのものに、動画や音楽のストリーミング再生を視聴するのはWi-Fi接続時のみにするというのがあります。
スマホのデータ使用量の中でも多いのは動画再生というのが多いのではないでしょうか。
4GLTEの普及により一言で動画といっても以前とは比べ物にならないほど高い画質となっています。
当然、画質が上がればやりとりされるデータ量が増えるため、動画や音楽のストリーミング再生をWi-Fi接続時のみに限定するのは、節約という点において高い効果が得られます。
また、Wi-Fi端末を所持しているというユーザー以外でも家の固定回線を無線LANというユーザーは多く、動画を見る時には家の無線LANを利用するだけでも違ってきます。
知っておきたいフリーWi-Fi|安全な使い方とおすすめスポットとはバックグラウンド通信に制限を
代表的な大容量データ通信は前述の通り動画や音楽のストリーミング再生ですが、スマホが大容量テータ通信を行うのはなにもユーザーの任意で行う通信だけではありません。
代表的なのはスマホアプリの更新やダウンロードで、煩わしさから自動更新を設定しているユーザーも多く、バックグラウンドで行われている自動通信に制限を掛けるのも有効な方法です。
また、更新やダウンロードの他にもアプリによってはユーザーの知らないところで通信を行っているものもあるため、端末でバックグラウンド通信の確認をする事が先決といえます。
確認方法は下記になります。
- iPhone:設定→APPのバックグラウンド更新
- Android:設定→モバイルデータ通信
いずれもバックグラウンドで通信を行っているアプリを確認することが出来、同項目内で通信のオンオフ設定もできるため、必要なものを残してオフにすることをおすすめします。
SNSの動画自動再生機能をOFFに
動画や音楽のストリーミング再生などをWi-Fiで使用するなどして使用データ容量の節約を心掛けていても思いがけないところでデータを使用するケースがあります。
その中でも代表的なのがSNSの動画自動再生です。
TwitterやInstagramといったSNSは今やスマホユーザーにとって必須のコミュニケーションツールで、通常の投稿以外でも自分以外が投稿した動画を楽しむという事も往々にしてあります。
普段何気なく楽しんでいるSNS上の動画ですが、これは初期設定が自動再生となっている場合が多く、再生時には相応のデータ通信が行われています。
そのため、ここでも知らないうちにデータ容量を使用していることがあります。
データ容量の使いすぎを回避するためにも各アプリの設定で自動再生をオフにすることをおすすめします。
契約プランの見直し
画像引用元:請求・料金の仕組み(スマートフォンの場合) | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
Wi-Fiを利用したり、アプリや端末側の細やかな設定を行ったりと節約に励んでも、いまいち効果が見られないかもしれません。
この場合は、根本的に現在契約しているプランを見直すというのも有用です。
通信速度制限が掛かってしまう場合の多くは月に設定されたデータ使用量上限を超えてまうからですが、これはユーザーが月に使うデータ容量と契約したデータ容量のミスマッチなこともあると考えられます。
そのため、プランの見直しは根本的な使用データ容量上限を上げてしまおうという考え方で、これまで紹介した節約方法も合わせて実行すれば高い効果を期待できます。
また、最近ではスマホにおけるデータ使用量の比率で最も高い動画配信やSNSのデータ通信のみを無制限とするプランも登場しています。
これらは、ユーザー自身に合ったプランを選びやすい環境であるといえます。
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快適なネットライフを阻害するデータ通信速度制限の発生条件に制限解除、そして通信速度制限を受けないための対策を紹介してきましたが、如何でしたでしょうか。
前述のように、通信速度制限に掛かってしまった場合は普段よりも通信速度が10分の1にまで落ち込んでしまいます。
そのため快適なネットライフを過ごすためには、なぜ通信速度制限が掛かってしまうのかという原因を知り、制限が掛からないための対策を講じてこそが大切です。
- Wi-Fiの活用
- バックグラウンド通信に制限
- SNSの動画自動再生機能をOFFに
- 契約プランの見直し