Google「Stadia」とは?ゲームストリーミングって何?どう遊ぶの?

Google「Stadia」とは?ゲームストリーミングって何?どう遊ぶの?

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Googleが手掛ける「Stadia」が、ゲーム業界の歴史をがらりと変えるかもしれません!

自分の端末が次世代ハードウェア並みのゲーム環境になってしまう「ゲームストリーミング」とは一体何なのか?

日本へ上陸する前に、現時点で明らかにされている情報を確認しておきましょう。

画像引用元:Stadia公式サイト

1 Google「Stadia」の3大特徴

画像引用元:Stadia公式サイト

10数年前は、ゲームをプレイするために数万円の専用ハードウェアと、3,000~6,000円のゲームソフトを購入しなければなりませんでした。

そして、新しいハードウェアが登場したら、今度はそれを購入してまた新しいソフトを買って…というスパイラルの繰り返しで、かなりのコストがかかっていたものです。

しかし現在は、スマホやPCの性能が上がり、それぞれの端末で気軽にゲームを楽しめるようになっています。

アプリゲームで遊んでいる人や、Youtubeなどで人気の「ゲーム実況」カテゴリーファンも含めると、今日ではゲームに全く関わらない人の方が珍しいかもしれませんね。

クラウドゲームプラットフォーム Stadiaの登場

そんな中、Googleが3月19日に発表した「Stadia」というクラウドゲームプラットフォームが、ゲーム業界の流れを変えるかもしれないと話題になっています。

クラウドゲームプラットフォーム(クラウドゲームストリーミングサービス)は、専用のハードウェアを必要とせず、インターネットにつながったスマホやPCでゲームを楽しめるサービスです。

60fpsの4K解像度から始まり、将来的には120fps 8Kへと拡張、美しい最新のビジュアルへシフトしていくといいます。

まずは、サービスの仕組みとStadiaの特徴を整理してみましょう。

1-1 すでに持っている端末でプレイできる

Googleが提供するStadiaは、新しいハードウェアを購入する必要がなく、すでに持っている端末で快適にゲームをプレイできることが特徴です。

スマホでもタブレットでも高性能PCでも、互角のプレイができます。

Stadiaで快適に遊ぶために必要なもの

  • GoogleのChromeブラウザでWeb閲覧ができるスマホやPC
  • 高速かつ安定したインターネットの通信環境

ところで、どうしてスマホで高性能PCプレーヤーと遜色ないプレイができるのでしょうか?それは、ストリーミング配信という仕組みに関係しています。

1-2 ゲームはストリーミング配信の形で提供される

画像引用元:Stadia公式サイト

ストリーミング配信の基本は、

  1. ユーザーの操作やマイク音声などの情報を、インターネット経由でクラウドサーバーへ送信
  2. すべての処理をクラウドサーバー上で行う
  3. その処理結果を純粋な動画・音声として、ユーザーへ配信する

という流れになっています。

物理演算などの重たい処理はサーバー上で処理してくれるので、情報の送信・映像の受信が安定しているインターネット回線さえあればOK、というわけです。

また、ゲームソフトを店舗で購入したり、ダウンロードしたりする必要もありません。

「ストリーミング」と「ダウンロード」の違いは以下のとおりです。

項目端末の空き容量所要時間
ストリーミング必要なし必要なし
ダウンロード大量に必要大量に必要

現在、主流となっているダウンロードは、ゲームに必要なデータやプログラムを手元の端末へ転送しておく方式です。

これに対し、ストリーミングはクラウドサーバー上で処理を行うため、手元の端末へ大量のデータを転送させる必要がなく、容量を圧迫しません

ゲームを始めるまでの時間をグッと短縮でき、ストレスも軽減されることでしょう。

ストリーミング配信ゲームの特徴
  • 店舗でゲームソフトを購入する必要がない
  • ゲームソフトをダウンロードする必要がない

ただ、ストリーミング配信には、ストリーミングならではの懸念点が存在することも確かです。これについては、第3章で詳しく解説します。

1-3 Youtubeからゲーム起動ができる

画像引用元:Stadia公式サイト

Stadiaならではの特徴として、Youtubeとの連携が挙げられます。

Youtubeを閲覧していて「このゲームで遊んでみたい!」と思ったら、ゲームの動画をクリックすればすぐにプレイできるのです。

もちろんダウンロード時間も発生しません。

また、ストリーミング配信者がstate share(ステート共有)という機能を使えば、視聴者が同じセーブステートでゲームを立ち上げることができるとのことです。

state shareの流れ(現時点での情報)

  1. ストリーミング配信者がstate share機能でゲームの進行状態(位置やインベントリなど)をまとめてURL化する
  2. クリックしたユーザーは、クラウドサーバーから配信者のセーブデータを読み込みプレイできる

例えば、ゲーム実況者がシェアしたポイントでゲームを開始して、「あの時こっちへ進んだらどうなっていたのか」「あのスコアを抜かせるかな」といった遊び方ができます。

2 Google Stadiaにはゲーム好きに嬉しい要素も満載!

Stadiaはコンシュマーゲーマーが喜ぶ要素も取り入れられています。

2-1 専用コントローラならより快適に遊べる

Stadiaはインターネット端末があればプレイ可能ですが、別途Google製の専用コントローラも準備しているとのことです。

既に公開されているカラーは、ホワイト・ブラック・ペパーミントと思われる3色。

一般的なコントローラのようにも見えますが、通常のそれとは異なり、Wi-Fiで直接インターネットに接続できるそうです。

これにより、ユーザーサイドの端末による入力遅延を緩和し、データセンターとスピーディーに通信することができます。

チャットやマイク機能も備わっているそうなので、ゲームコントーローラ派の方はぜひ、続報をチェックしてみてくださいね。

2-2 隠し要素のコナミコマンドが…!?

コナミロゴ

画像引用元:コナミホールディングス株式会社 | KONAMI

コナミコマンドとは、ファミコン時代からコナミのゲームに度々登場する隠しコマンドです。

意味深なキーコマンドを入力すると、特別な装備が手に入ったり、ネタ系のエフェクトが出たり、デバッグモードのような特別難易度に変更されたり…。

裏技好きの方なら誰もが知っている、有名な隠し要素です。

コナミコマンドの一例

ゲーム名ハードウェアコナミコマンド結果
ネメシスゲームボーイ上上下下左右左右BA1回だけフル装備になる
グラディウスIIIスーパーファミコン上上下下左右左右BAフル装備になるがポーズ解除後に自爆する
コナミアーケードコレクション版グラディウスニンテンドーDSXXBBAYAY下左 左右反転のミラーモードになる

なんと、そんなコナミコマンドの最も代表的なキーコマンドがStadiaの発表会に登場しました。

Google製の専用コントローラの背面には、「上上下下左右左右BA」というコナミコマンドらしきものが!

Googleにこういった遊び心があるのは嬉しいですよね。

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次の章では、Stadiaの気になるポイント4つについて解説します。

3 Stadiaの気になるポイント4つ

最後に、Stadiaの気になるポイントを4つピックアップしました。

3-1 ゲームソフトのラインナップは揃うのか?

まず、サービス開始時に面白いゲームが揃うのかどうかが気になりますよね。

どんなに快適なゲーム環境が整っていても、遊びたいゲームがなければ興味は薄れてしまいます。

しかし、Stadiaの責任者はUbisoft(ユービーアイソフト)と提携して開発に力を入れた期待の人物ということで、注目を集めているようです。

GDC(Game Developers Conference)のデモプレイで登場したという「アサシンクリードオデッセイ」を始め、クオリティの高いゲームを提供してくれる可能性は十分高いでしょう。

3-2 高度なマルチプレイヤーゲームに対応できるか?

クラウドゲームストリーミングサービスは端末やOSにこそ縛られませんが、各々の環境でどの程度のクオリティを提供できるのかは、実装されない限り分かりません。

インターネットの通信状況やデータセンターとの距離によっては、わずかな遅延が発生するとも言われています。

発表会のホテルのWi-Fi環境下では、初期プレイ時にコマ送り並みの処理落ちや0.5秒程度の遅延が見られたという報道も。ちなみに再起動で改善したそうです。

Stadia担当のPhil Harrison氏が述べたポイント
  • 発生する遅延は、人が知覚してから反応するよりも短い→70ミリ秒から130ミリ秒程度
  • サポート国でも僻地に居るような場合は、サービス開始時にサインアップできるとは限らない→ユーザーとデータセンター間の物理的な距離も関係する

このばらつきと遅延は少々気になるところです。

例えば、Youtubeからのゲーム起動にばらつきがあったとしたらどうでしょうか。

「憧れのゲーム実況者との夢のマッチ!」のはずが、遅延でどうにもならなかった、なんてことになるかもしれません…。

また、コンマ数秒が命運を分けるFPSゲーム用にと、新しいスマホやPCを用意するコアユーザーも増えていますから、満足度の基準も非常に高くなっています。

しかし、Googleサイドはかなりポジティブに捉えているそうです。

PlaySation Nowが改善へ向かっているように、ユーザーが遅延を意識しないレベルへ進化させることもGoogleなら可能かもしれません。

ちなみに、PlayStation Nowは下り速度5Mbps以上の安定したネットワーク環境が必要です。快適にプレイするためには、12Mbps以上を要します。

3-3 価格次第でユーザー層が決まってしまうかも

Googleが提供する+専用ハードウェアが必要ない=インターネットに接続できれば無料で遊べる、と思っている方もいるのではないでしょうか。

しかし、Stadiaのシステムやクラウドサーバーを利用するためには、サービス料を支払う必要があります。

Stadiaの価格はまだ未公開で、今夏のGoogle I/Oでの続報が期待されている状況です。

もしかすると料金次第では、カジュアルユーザーが興味を失ってしまうかもしれません。この点は少し心配ですね。

参考までに、PlayStation Nowのサービスプランと料金は以下のとおりです。サービスは定額制で、好きなときに好きなだけゲームを楽しむことができます。

PlayStation Nowのサービスプラン(参考)

ゲームストリーミングサービスサービスプラン料金
PlayStation Now7日間無料体験無料
1ヶ月利用権2,315円+税
3ヶ月利用権5,463円+税

3-4 スマホでプレイするならデータ通信量に注意

ストリーミング配信は、常にクラウドサーバーと通信している必要があります。

ゲームプレイ中は、動画を見続けているのと同じ状態になるものと考えると、現時点で毎月のスマホのGBが圧迫されている方には、厳しいツールかもしれません。

時には高速Wi-Fiを利用したり、自宅ではPCに切り替えたり、GB使い放題プランに変更したりすれば、きっと快適にプレイできるでしょう。

スマホやタブレットでのプレイが念頭に置かれているStadia。続報を待ちましょう!

海外の情報を逃さずキャッチしよう!

画像引用元:Stadia公式サイト

Stadiaは今年中にアメリカ・カナダ・ヨーロッパでサービスを開始する予定ですが、日本への上陸はもう少し先になりそうです。

ちょっと残念ではありますが、きっと日本に来る頃には大方の調整が済み、満を持して登場するはず。

スムーズに遊べるようになっているといいですね。

ドコモのWi-Fiルーターを利用して家でデータ通信を無制限にする方法

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この記事を書いた人
ユキチ
ユキチ
モバイル市場でITサービスに携わって以降、気になるポイントを紹介しています。この時代にSNSや利便性をかなぐり捨てセキュリティー&プライバシー保護へ走る鎖国型人間。未だ相棒のiPhone6はカメラ兼ゲーム機として愛用中。

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