
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
この記事では、おすすめスマホのGoogle Pixelシリーズを紹介していきます。
Pixelシリーズは、Android OSを開発するGoogleが手掛けるスマホです。
国内では2018年11月から発売が開始され、シリーズを追うごとに人気が高まっています。
特にカメラ性能が非常に高く、高画質で美しい写真が簡単に撮影できるのが特徴です。
本記事では、Pixelシリーズの特徴や価格について詳しく解説しています。
購入を迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【2023年最新】Pixelシリーズのおすすめ人気ランキング
画像引用元:Google
2018年のシリーズ創設以来、たくさんの機種を世に送り出してきたPixelシリーズ。
その中で一番のおすすめは一体どの機種なのでしょうか?
ランキング形式にして、最新版Pixelおすすめ機種を発表します!
- Google Pixel 7 Pro
- Google Pixel 7
- Google Pixel 6a
2023年2月現在、キャリアやGoogleストアで購入可能な機種は、すべて5G対応です。
Pixel 6以降のモデルでは機種名に(5G)という表記がありませんが、問題なく5Gに対応しているので安心して購入しましょう。
どの機種にも共通しているのは、Titan M2やTitan MといったセキュリティチップがOSやプライベート情報を守るということです。
また、高性能のレンズに加え、GoogleのAIによる画像処理のおかげでプロに匹敵できる撮影が可能なのも特徴です。
ディスプレイはすべて有機EL。さらに日本で販売しているPixelシリーズは、FeliCa(≒おサイフケータイ)に対応しています。
ランキングの順位にそって、それぞれの機種を紹介していきます。
第1位:Google Pixel 7 Pro
画像引用元:Google Pixel 7 Pro | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
Google Pixel 7 Proは、2022年10月13日に発売されたPixel 7シリーズの上位モデル。
Googleが独自に開発したプロセッサ「Google Tensor2」を搭載しています。
前モデルより性能がアップしており、より快適に操作できるようになりました。
Google Pixel 7 Proのスペック
Google Pixel 7 Pro | |
---|---|
画面サイズ | 6.7インチ |
本体サイズ | 高さ:162.9mm 幅:76.6mm 厚さ:8.9mm |
重さ | 212g |
アウトカメラ | 広角:5,000万画素 超広角:1,200万画素 望遠:4,800万画素 |
インカメラ | 1,080万画素 |
ストレージ | 128GB/256GB |
CPU | Google Tensor G2 |
認証 | 指紋・顔 |
防水 | IP68等級 |
5G対応 | 〇 |
カラー | オブシディアン スノー ヘーゼル |
基本的なスペックはPixel 6 Proとほぼ同じですが、カメラ性能が向上しています。
ウルトラワイドカメラにオートフォーカス機能を搭載。
望遠カメラの超解像ズームは、最大30倍まで強化されています。
カメラ性能を重視する人に最適なスマホといえるでしょう。
また、認証機能は顔認証が追加されています。
指紋と顔の両方の認証機能を使用できるため、シーンに応じて使い分けができて便利ですよ。
- 2022年10月13日発売の最新モデル
- 次世代のGoogle Tensor G2搭載
- 超解像ズームが最大30倍に強化
- 5,000mAhの大容量バッテリー搭載
- 5Gミリ波対応
Pixel 7 ProのAnTuTuベンチマークスコア
Google Pixel 7 Proのスコアは約81万。
多くのAndroidスマホで搭載されている高性能プロセッサ「Snapdragon 888」に近い性能です。
最新の「Snapdragon 8+ Gen 1」と比べると性能は劣りますが、十分高性能なことには違いありません。
普段使いなら全く問題なく使えます。
Pixel 7 Pro Antutu pic.twitter.com/6nC09ocNO4
— False vice (@Roundbeet) October 19, 2022
カメラ性能が優秀
Google Pixel 7 Proは、カメラ性能が非常に高いです。
画素数やF値はPixel 6 Proと同じですが、最新のプロセッサを搭載したことで画像処理技術が向上しています。
また、超広角カメラはオートフォーカス機能を新たに搭載。
被写体に接近して接写ができるマクロフォーカスでの撮影が可能になりました。
背景をボカしたシネマティックぼかしにも対応しています。
被写体を際立たせた美しい写真に仕上げることができますよ。
望遠カメラも進化し、5倍の光学ズームに対応。
超解像ズーム機能を利用すれば最大30倍まで拡大することが可能で、遠くの被写体も鮮明に撮影できます。
他にも、写真に写った不要なものを除去する消しゴムマジックなどの便利機能を搭載。
カメラ性能はiPhone以上と評価されることが多いので、カメラ性能を重視する人はぜひ購入を検討してみましょう。
5Gミリ波対応で高速・大容量通信が可能
Google Pixel 7 Proは、5Gミリ波に対応しています。
広い帯域をカバーしているため、超高速通信でインターネットを利用できます。
また、多接続での通信も低遅延で行えるため、オンラインゲームはリアルタイムでプレイが可能です。
通信速度にこだわりがある人にもマッチしたスマホです。
Google Pixel 7 Proの価格
キャリア | 価格 | 割引適用時※ | 詳細 |
---|---|---|---|
公式ストア | 128GB:124,300円 256GB:139,700円 | - | - |
au | 128GB:134,900円 | 128GB:52,060円~ | |
ソフトバンク | 128GB:131,760円 256GB:146,160円 | 128GB:65,880円 256GB:73,080円 |
Google Pixel 7 Proは、Googleストアの他、ソフトバンクとauからも発売されています。
Googleストアでの販売価格は124,300円~。
ソフトバンクやauの方がやや割高ですが、キャリアの場合は購入プログラムが活用できます。
2年後に返却する必要がありますが、実質半額程度で手にすることができますよ。
2年ごとに買い替えるならキャリアでの購入がおすすめです。
第2位:Google Pixel 7
画像引用元:Google Pixel 7 | スマートフォン(Android スマホ)| au
Google Pixel 7も、2022年10月13日に発売されたPixelシリーズの最新モデルです。
プロセッサはPixel 7 Proと同じGoogle Tensor G2を搭載しており、高負荷なデータも高速で処理できます。
Google Pixel 7のスペック
Google Pixel 7のスペック | |
---|---|
ディスプレイ | 6.3インチ |
本体サイズ | 高さ:154.9 mm 幅:74.8 mm 厚さ:8.7 mm |
重さ | 197 g |
アウトカメラ | 広角:5,000万画素 超広角:1,200万画素 |
インカメラ | 1,080万画素 |
バッテリー | 4,355 mAh(標準) |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB/256GB |
CPU | Google Tensor G2 |
OS | Android 13 |
認証 | 指紋 顔 |
カラー | Lemongrass・Snow・Obsidian |
詳細 | Google Pixel 7の評価レビュー |
Pixel 7 ProとはカメラやRAMの容量などに違いがあるため、全体的にスペックは劣ります。
とはいえ、価格が82,500円~と手ごろで、コスパが良いスマホです。
スペックも十分高いため、カメラにこだわらなければPixel 7の購入もおすすめです。
- 2022年10月13日発売の最新モデル
- Pixel 7 Proと比べて性能はやや劣る
- プロセッサはPixel 7 Proと同じGoogle Tensor G2
- 価格が安くコスパが良い
Pixel 7のAnTuTuベンチマークスコア
Pixel 7 Proと同じプロセッサが搭載されていますが、RAMの容量が8GBと少ないため処理性能はやや劣ります。
とはいえ、日常生活で使用するなら全く問題ないスペックです。
複数のアプリを同時に起動しても、サクサク快適に操作することができますよ。
Pixel7のAntutu回してみた
Spigenのクリアケース付けたまま回したけど、発熱は個人的に全然許容範囲! pic.twitter.com/S4id6EhBpW— 零‗すら (@zero_sura) October 15, 2022
Pixel 7 Proとの違い
Pixel 7 ProとPixel 7は、性能についてはほぼ同じです。
大きく異なるのは、RAMの容量やカメラ性能、本体サイズ、5Gの対応周波数など。
RAMの容量はPixel 7 Proが12GBを搭載しているのに対し、Pixel 7は8GBとなっています。
一度に処理できるデータ量がPixel 7 Proより少ないため、処理性能がやや劣ります。
ただし、スマホの場合8GBあれば十分な容量なので、複数のアプリを同時に起動しても動作が遅くなることはありません。
SNSやメッセージアプリ、動画再生、カメラ撮影などの使用がメインなら、問題なく操作できますよ。
カメラ性能は大きく異なります。
Pixel 7は広角・超広角のデュアルカメラを搭載しており、望遠カメラは非搭載。
したがって、ズーム撮影に優れているのはProです。
また、超広角カメラにはオートフォーカス機能が搭載されていないといった違いもあります。
ただし、価格はPixel 7 Proより安いので、コスパ重視の人やカメラ性能などにこだわりがない人にはPixel 7がおすすめです。
24時間以上のバッテリー持ち
Pixel 7は、4,355mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
Pixel 7 Proよりも容量は少ないですがバッテリー持ちが良く、24時間以上使うことができます。
また、スーパーバッテリーセーバーを有効にした場合は、最大72時間の使用が可能です。
高速充電に対応しているので、充電は短時間で行えます。
他のデバイスの充電が可能なバッテリーシェアにも対応しているので、ワイヤレスイヤホンなどの充電もできて便利ですよ。
Google Pixel 7の価格
Pixel 7の価格 | 割引適用時※ | 詳細 | |
---|---|---|---|
Googleストア | 128GB:82,500円 256GB:97,900円 | - | 公式サイトを見る |
au | 128GB:87,310円 | 23,310円~ | |
ソフトバンク | 128GB:88,560円 256GB:102,960円 | 128GB:44,280円 256GB:51,480円 |
Pixel 7も、Googleストアの他、auとソフトバンクで購入できます。
Googleストアでの販売価格は82,500円~。
キャリアの方がやや割高ですが、購入プログラムを利用できるため実質半額で購入可能です。
第3位:Pixel 6a
画像引用元:“ソフトバンク”、「Google Pixel 6a」を7月28日に発売~「Google Pixel Buds Pro」も同時に取り扱い開始~ | 企業・IR | ソフトバンク
Google Pixel 6aは、2022年7月28日発売の廉価版Pixel 6です。
主要な機能はPixel 6を引き継ぎつつ、部分的に性能を抑えることで安い価格を実現しています。
Google Pixel 6aのスペック
Google Pixel 6aのスペック | |
---|---|
画面サイズ | 約6.1インチ FHD+(1,080 x 2,400) OLED 429ppi |
本体サイズ | 高さ:152.2mm 幅:71.8mm 厚さ:8.9mm |
重さ | 178g |
アウトカメラ | 広角:約1,220万画素 超広角:約1,220万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 4,410mAh |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
CPU | Google Tensor |
認証 | 指紋 |
防水・防塵 | IP67 |
カラー | Chalk Charcoal Sage |
詳細 | Google Pixel 6a 評価レビュー |
Pixel 6やPixel 6 Proと同様に「Google Tensor」を搭載していますが、RAM容量が6GBと少なくなっています。
また、ストレージ容量が128GBのみで、micro SDカードも利用できません。
そのため、アプリを多くインストールしたい方や写真や動画をたっぷり撮影する方は、クラウドサービスを活用して上手にやりくりする必要があるでしょう。
また、カメラ性能もPixel 6の5,000万画素から1,220万画素に抑えられています。
ディスプレイサイズも6.1インチとGoogle Pixel 6シリーズの中では1番小さいディスプレイサイズです。
以上のポイントが問題なければ、安くて高コスパなGoogle Pixel 6aを選びましょう!
- 2022年7月28日発売の廉価版Pixel6
- 他2モデルと同様にGoogle Tensor搭載
- ディスプレイサイズ6.1インチでPixel 6シリーズ最小
- ワイヤレス充電には非対応
Pixel 6aのAnTuTuベンチマークスコア
Pixel 6aのAnTuTuベンチマークスコアは、70万点前後です。
しかし、SoCはPixel 6/6 Proと同じGoogle Tensorで、RAM容量が少ないだけのスペック差です。
廉価版と言っても十分な処理能力があるので、コスパ重視でGoogle Pixelを使いたい方にぴったりな1台と言えます。
Google Pixel 6との違い
Pixel 6aとPixel 6の違いをまとめると次の通りです。
Pixel 6との違い
項目 | Pixel 6a | Pixel 6 |
---|---|---|
RAM容量 | 6GB | 8GB |
ディスプレイ | 6.1インチ | 6.4インチ |
メインカメラ | 1,220万画素 | 5,000万画素 |
オートフォーカス | 位相差検出式 | レーザー検出式 (こちらの方が高性能) |
バッテリー容量 | 4,410mAh | 4,614mAh |
防水・防塵 | IP67等級 | IP68等級 |
ワイヤレス充電・給電 | 非対応 | 対応 |
Pixel 6の方が全体的に優秀ですが、Pixel 6aも決して低いスペックではありません。
ただし、防水性能が1段階低いので、長時間水に浸かると故障のリスクがあります。
お風呂や水回りでスマホをよく利用する方は、水に浸けないように注意した方がいいでしょう。
Pixel 6aの価格
項目 | 価格 |
---|---|
一括払い | 67,680円 |
分割払い | 917円× 24回(1〜24回) 1,903円× 24回(25〜48回) |
新トクするサポート適用時 | 22,008円(917円× 24回) |
詳細 |
Pixel 6aはauとソフトバンク、Googleストアが取り扱います。
スマホの価格はキャリア販売モデルの方が割高になる傾向にありますが、Pixel 6aに限ってはGoogleストアよりauの方が安く販売されます。
さらに、auはスマホトクするプログラムで約半額になり、約3万円と激安で購入できます。
Google Pixel 6aが欲しい方は、auからの購入をぜひ検討してください。
歴代のGoogle Pixelシリーズを一覧比較
画像引用元:Google Pixel 6a – Google ストア
現行のPixelシリーズが日本で発売されたのは2018年11月からです。
しかし、2012年~2015年にはNexusシリーズというものも発売されていました。
歴代のGoogleスマホ
発売年 | 発売日 | モデル |
---|---|---|
2013年 | 8月30日 | Nexus 4 |
11月15日 | Nexus 5 | |
2014年 | 12月11日 | Nexus 6 |
2015年 | 10月22日 | Nexus 5X |
2016年 | 12月30日 | Nexus 6P |
2018年 | 11月1日 | Pixel 3 |
2019年 | 6月7日 | Pixel 3a |
10月24日 | Pixel 4 | |
2020年 | 8月20日 | Pixel 4a |
10月15日 | Pixel 4a (5G) | |
Pixel 5 | ||
2021年 | 8月26日 | Pixel 5a(5G) |
10月28日 | Pixel 6 | |
Pixel 6 Pro | ||
2022年 | 7月28日 | Pixel 6a |
10月13日 | Pixel 7 | |
Pixel 7 Pro |
Nexusシリーズは、GoogleとLGが共同開発していたシリーズです。
まずは、そんなNexusシリーズを振り返って見てみましょう。
2013年:Nexus 4
画像引用元:Nexus 4 – Wikipedia
Nexus 4は、日本初のGoogleスマホとなります。
しかし当時はGoogleストアでは買えず、量販店のみでの取り扱いでした。
その後、イオンと提携して「イオンのスマートフォン」として販売されます。
正直、ガジェットオタクくらいにしか知られていない地味な機種でした。
「日本初のGoogleスマホ」なら、一気に人気に火が付きそうなものですが、当時は違ったのですね。
2013年:Nexus 5
画像引用元:Nexus 5|過去の製品|製品|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバイルで
Nexus 5は、かつて存在した「イー・モバイル(後のワイモバイル)」で取り扱っていた機種です。
イー・モバイルで販売されたことにより、少しずつですが、日本でもNexusシリーズが認知されるようになっていきました。
実は、筆者が初めて購入したGoogleスマホも、このNexus 5です。
メーカーにカスタマイズされていない素のAndroidというのは珍しい存在でした。
特に、キャリアの余計なアプリが一切入っていないため、当時のスマホユーザーに強烈な印象を与えました。
当時としては大きい部類に入る、約5インチのディスプレイも特長の1つです。
しかし、残念ながらNexus 5はキャリアメールに非対応でした。
当時はまだガラケーユーザーが多く、ガラケーはキャリアメール以外だと受信できないことが多かった時代。
キャリアメール非対応だといろいろと不便だったのです。
今となってはGmailやYahoo!メールがあれば十分なんですけどね。
2014年:Nexus 6
画像引用元:Nexus 6|過去の製品|製品|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバイルで
Nexus 6は、ワイモバイル(旧イー・モバイル)から販売された、当時としては珍しい6インチの大画面スマホです。
Nexus 5を気に入った筆者は、Nexus 6も買っています。
Nexus 6はあらゆる点において革新的なスマホでした。
大画面であることはもちろん、当時のスマホとしては貴重な有機ELディスプレイを搭載。
その上、ステレオスピーカーも備えており、動画視聴などが極めて快適だったのを覚えています。
スペックも当時のハイエンドモデルとして申し分ありませんでした。
ただ防水・防塵ではなく、おサイフケータイにも非対応だったので、今となっては時代を感じてしまいます。
2015年:Nexus 5X
画像引用元:Nexus 5X|過去の製品|製品|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバイルで
Nexus 5Xは、Nexus 5の後継機という位置づけです。これもワイモバイルで販売されました。
Nexus 6の後継機ではないので、ディスプレイは液晶、スピーカーもモノラル。Nexus 6を持っていた人にとっては、必要のない機種でした。
しかし一方で、Nexusシリーズ初の指紋認証機能を搭載した機種でもありました。
2015年:Nexus 6P
画像引用元:Nexus 6P|過去の製品|製品|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバイルで
Nexus 6Pは、Nexus 5Xと同じ年に発売されたNexus 6の後継機です。
LGではなくHUAWEIが開発したことは、界隈では密かに話題になっていました。
今ほどHUAWEIの存在が大きくなかった時代です。
ワイモバイルだけでなくソフトバンクも販売したため、大手ブランドで販売された初めてのGoogleスマホということになります。
Nexus 6Pは、有機ELディスプレイやステレオスピーカーといった、Nexus 6の良さを引き継いだ大画面スマホでした。
しかし、それでもまだ防水・防塵ではなく、おサイフケータイにも非対応でした。
特におサイフケータイには、ソニーが開発した独自のFeliCaチップが必要です。FeliCaは海外では需要がありません。
そのため「わざわざ日本用にFeliCaなんか付けるのは無駄」と海外メーカーは判断していました。
iPhoneも2016年3月に発売したiPhone SEまで同じ状態でした。
流れが変わったのは、iPhone 7(2016年9月発売)でFeliCaが搭載されてからです。
ところが残念ながら、Nexus 6Pを最後に、Googleスマホはしばらく日本市場から姿を消します。
戻ってきたのは3年後の2018年、Pixel 3/Pixel 3XLの登場時です。
今度は防水・防塵とFeliCaを携えて。
グーグルピクセルとアンドロイドの違いは?
画像引用元:Google Pixel 6a – Google ストア
ここで、Google Pixelと他のAndroidスマホの違いについて触れておきましょう。
どちらもAndroidスマホを搭載しているという点においては同じですが、Google Pixelを選ぶポイントは次の通りです。
- 素のAndroidが使える
- OSのアップデート保証が3年&すぐ対応
- Googleの新サービスがいち早く対応
素のAndroidが使える
Android OSを搭載するスマホは、一般的に端末のメーカーが独自にカスタマイズして提供しています。
基本的な機能はOS依存なので変わりなく利用できますが、アイコンの形や大きさ、設定などの項目など、さまざまな部分がメーカー独自仕様になっています。
また、各メーカー独自のアプリもたくさんプリインストールされています。
そのため、XperiaからAQUOSに買い換える場合はど、利用するメーカーが変わると「使い勝手が全然違う」と感じる方も多いようです。
特に中華系メーカーは、カスタムAndroidに独自のOS名を付けるほど大きな変更を加える傾向にあります。
一方で、PixelシリーズはOSも端末もGoogleが手がけているだけあり、素のAndroidのまま搭載されています。
カスタマイズがない分、Google Pixelに搭載されているAndroidの方が若干動作が軽快です。
また、プリインストールアプリもGoogle謹製アプリだけなので、メーカー製スマホより初期ホーム画面もすっきりしています。
OSのアップデート保証が3年&すぐ対応
Google PixelはOSメーカーが直接保証しているだけあり、発売から3年間はOSのアップデート保証があります。
他のスマホメーカーは2年保証が多いので、+1年保証があるのは安心できるポイントでしょう。
さらに、他メーカーのようなカスタマイズがないため、OSリリース日にすぐアップデートできるのも特徴です。
他のAndroisスマホではGoogleが最新Androidをリリースしても、各メーカーが端末に合わせてカスタマイズするのを待たなければいけません。
もし端末メーカーがアップデート不要と判断したら、GoogleがAndroidを更新してもアップデートできません。
「安心して使うためにアップデートはすぐ適用したい。」
そんな方は、Google Pixelを選ぶようにしましょう。
Googleの新サービスがいち早く対応
Google Pixelでは、Googleがスマホ向け新サービスを開始する際に、真っ先に利用できるようになります。
例えば、「消しゴムマジック」はPixel 6シリーズに対応し、原則他の端末では利用できません。
今後はPixel 6以外でも利用できるようになるでしょうが、真っ先にGoogle新サービスを利用するなら、Pixelシリーズを使っておいた方がいいでしょう。
Google Pixelシリーズの価格を比較
画像引用元:スマートフォン – SIM フリー Google Pixel – Google ストア
現在Googleストアで販売中のPixelシリーズは、以下の機種です。
Googleストア | 64GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|
Pixel 7 Pro | - | 124,300円 | 139,700円 |
Pixel 7 | - | 82,500円 | 97,900円 |
Pixel 6a | - | 53,900円 | - |
Pixel 6 Pro | - | 販売終了 | 販売終了 |
Pixel 6 | - | 販売終了 | 販売終了 |
Pixel 5a(5G) | - | 販売終了 | - |
他にはauとソフトバンクが販売しています。
キャリアでもドコモや楽天モバイルでは販売していませんし、格安SIMでも基本的に取り扱っていません。
Pixelシリーズの機種変更におすすめな携帯会社
画像引用元:Google Pixel 6a | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
Pixelシリーズは、現在はauとソフトバンクが取り扱っています。
かつてはドコモも取り扱っていましたが、現在はラインナップから無くなっています。(修理は現在も受け付け中)
auのPixelシリーズ
au | 128GB |
---|---|
Pixel 7 Pro | 134,900円 |
Pixel 7 | 87,310円 |
Pixel 6a | 53,270円 |
ソフトバンクのPixelシリーズ
ソフトバンク | 128GB | 258GB |
---|---|---|
Pixel 7 Pro | 131,760円 | 146,160円 |
Pixel 7 | 88,560円 | 102,960円 |
Pixel 6a | 67,680円 | - |
PixelシリーズはGoogleストアでSIMフリーモデルを購入できて、通常価格はGoogleストアの方が安くなっています。
しかし、キャリアは端末のみ購入可能になり、キャンペーンや端末購入プログラムを利用すれば、Googleストアよりお得になる可能性があります。
Gooleストアとキャリアで迷ったら、開催中キャンペーンをチェックしてお得になる方から購入するようにしましょう。
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
格安SIMで使うならどこがおすすめ?
画像引用元:【公式】UQ mobile・UQ WiMAX|KDDI・UQコミュニケーションズ
PixelをGoogleストアで購入して、回線は格安SIMにすれば、毎月の通信量を節約できます。
初めて格安SIMに乗り換えるなら、無難なのはUQモバイルかワイモバイルです。
UQモバイルはKDDI株式会社が、ワイモバイルはソフトバンク株式会社が運営している格安SIMです。
他の格安SIMと違って自社回線を使っているため混雑しにくく、通信速度が安定しているのが特徴です。
UQモバイルの料金プラン
項目 | くりこしプランS +5G | くりこしプランM +5G | くりこしプランL +5G |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
通信量 | 3GB | 15GB | 25GB |
データ容量超過時 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
ワイモバイルの料金プラン
シンプルプラン | シンプルS | シンプルM | シンプルL |
---|---|---|---|
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
国内通話 | 30秒22円 |
特におすすめなのはUQモバイルです。
ワイモバイルは割引があればUQモバイルよりも安いのですが、家族での契約や光回線セットなど、割引条件を満たす必要があります。
一方で、UQモバイルは条件なしで上表の価格となり、誰でも安いという特徴があります。
通信速度や余ったデータ量の繰り越しなど、その他のサービス内容は非常に似通っています。
そのため、一人暮らしならUQモバイル、家族まとめて利用するならワイモバイルがおすすめ格安SIMとなります。
Pixelは楽天モバイルでも動作確認済み
画像引用元:楽天モバイル
楽天モバイル回線でも、以下の機種は公式で動作確認済みとなっています。
- Pixel 7/7 Pro
- Pixel 6a
- Pixel 6/6 Pro
- Pixel 5a (5G)
- Pixel 5
- Pixel 4a/4a (5G)
- Pixel 4/4 XL
楽天モバイルではPixelシリーズは発売されていませんが、上記機種は楽天モバイルの主要バンドに対応しているため、問題なく利用可能です。
楽天モバイルは5Gも追加料金なく利用可能で、さらに専用アプリで通話料も無料と、スマホをしっかり使う方ほどお得なプランです。
楽天モバイルの料金プラン
Rakuten UN-LIMIT Ⅶ | ||
---|---|---|
プラン月額料金 | 0〜3GB | 1,078円 |
3〜20GB | 2,178円 | |
20GB〜 | 3,278円 | |
最低契約期間 | なし | |
違約金 | なし | |
通信容量 | 楽天回線(4G/5G) | 使い放題 |
auローミング | 5GB | |
通話 | Rakuten Link | 0円 |
通常の電話 | 22円/30秒 |
2022年7月1日に新プランになり、1GB未満0円はできなくなりました。
そのためWi-Fi中心の使い方には不向きになりましたが、毎月ある程度のデータ量を使う・電話も使いたいという方は楽天モバイルがピッタリでしょう。
PixelシリーズのSIMフリー端末を購入する方法
画像引用元:Google Pixel 6a – Google ストア
Pixelシリーズは、GoogleストアからSIMフリーで購入できます。
すべてGoogleストアの画面に従って手続きを進めれば完了します。所要時間は5分もかかりません。
以下、購入までの手順です。
-
STEP.Googleストアにアクセスしてメニューをタップ
-
STEP.「スマートフォン」をタップ
-
STEP.端末を選択して「購入」をタップ
-
STEP.カラーや容量を選ぶ
-
STEP.「カートに追加」をタップ
-
STEP.画面に従って購入を完了するこの後はGoolgeアカウントでログインしたり配送先を設定したりと、画面の表示に従って購入を進めましょう。
-
終了
Androidスマホを買うならGoogle Pixelシリーズがおすすめ!
画像引用元:Google Pixel 7 Pro
2023年2月最新のおすすめPixelシリーズを紹介してきました。
Google純正スマホの魅力は、Android OSアップデートや最新セキュリティパッチにいち早く対応してくれることです。
2021年に発売されたGoogle Pixel 6シリーズからは、独自開発したプロセッサを搭載しています。
OSも端末もGoogleが手がけることで、Googleが提供する最新機能を余すことなく使えるようになりました。
画像処理技術も優れているため、カメラも非常に高性能です。
国内ではiPhoneの人気が高いですが、Pixelシリーズは年々人気が高まり、iPhoneに匹敵するブランドへと成長しつつあります。
そろそろスマホの買い替えを検討している人は、ぜひPixelシリーズの購入を検討してみましょう。