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「A16 Bionic」や「M1」チップといえば、iPhoneやMacなどに搭載されているApple社製のシリコンです。
では、「H2チップ」というものを聞いた事があるでしょうか。
このH2チップは、Appleの大人気イヤホンである「AirPods」に搭載されているシリコンになります。
本記事では、このH2チップについて詳しく解説。
チップに注目することで、H2チップが搭載されている「AirPods Pro(第2世代)」の特徴もよく知ることができますよ。
- トランジスタの数はH1チップの2倍にあたる約10億個
- 音質がより進化。iPhoneと連携して、ユーザーごとのチューニングも可能に
- アクティブノイズキャンセリング機能は従来の最大2倍
- 適応型環境音除去では、毎秒48,000回の処理で不快感な騒音を低減
- タッチコントロールは相変わらずの使い安さ
- 連続再生時間は従来よりも1.5時間長い最大6時間に
トップ画像引用元:Apple、次世代のAirPods Proを発表 – Apple (日本)
H2チップとは
画像引用元:Apple公式サイト
H2チップは、2022年9月23日に発売されたAirPods Pro(第2世代)に搭載されています。
サイズはかなり小さいものの、AirPods Proのすべてを制御する重要な部品の1つです。
AirPods Pro(第2世代)から聞こえるサウンドはもちろん、ノイズキャンセリングなどの機能も、すべてH2チップあってこそ。
では、そんなH2チップの性能についてより詳しく見ていきましょう。
AirPods最高の音質
H2チップは、旧チップであるH1チップに比べて、一段上のレベルの音質を提供してくれます。
特別に設計されたアンプやドライバと連携し、低音はより豊かに、高音はよりクリアで深みのある音を忠実に再現。
これらの音と共に、ユーザーを圧倒的な3Dサウンドで包み込んでくれます。
また、iOS16がインストールされたiPhoneがあれば、ベストな空間オーディオを作り出すためのパーソナルプロファイルも作成可能です。
人によって異なる耳から続く骨格を、iPhoneのTrueDepthカメラが忠実にスキャン。
この撮影データやAirPods Pro(第2世代)の装着状態から、H2チップがユーザーの耳に合わせた音をリアルタイムでチューニングするのです。
ユーザーの耳の形に最適な音を作り出すため、ユーザーそれぞれのベストな3Dサウンドを楽しむ事ができますよ。
アクティブノイズキャンセリング機能
インナーイヤー型のAirPods Pro(第2世代)は、カナル型に比べて周りの騒音が聞こえやすいというデメリットを持っています。
しかし、H2チップのアクティブノイズキャンセリング機能が、周りの騒音を綺麗にシャットアウト。
進化したH2チップによるノイズキャンセリングは、旧チップのH1チップに比べて最大2倍の効果を発揮するといわれています。
適応型環境音除去
アクティブノイズキャンセリングは、音楽の世界に没頭したいときには便利な機能です。
しかし、街中を歩きながらAirPods Pro(第2世代)を使用する場合は、外部の音が聞こえないと危険ですよね。
そんな時に役立つのが、H2チップの機能である適応型環境音除去機能です。
毎秒48,000回の処理により、サイレンや工事現場などのうるさい騒音を最小限に抑制。不快感なく聞こえるようになりますよ。
タッチコントロール
AirPods Pro(第2世代)で便利な機能といえば、タッチするだけで様々な操作ができるタッチコントロールでしょう。
この機能も、H2チップならではのものです。
音量調節は上下にスワイプ、再生や一時停止などは1回タップするだけ。
アクティブノイズキャンセリングと適応型環境音除去を切り替えるときは、長押しするだけでOKです。
この使いやすさも、AirPodsシリーズの人気を支える要因の1つと言えますね。
H2チップは何が進化した?H1チップと比較
H2チップはH1チップの後継モデルです。
H2チップの進化点を一覧表にまとめました。
項目 | H2チップ | H1チップ |
---|---|---|
トランジスタの数 | 10億個 | 5億個 |
連続再生時間 (ノイズキャンセリング有効時) | 最大6時間 | 最大4.5時間 |
ノイズキャンセリング機能 | H1チップに比べて最大2倍 | - |
「音」は感覚的なものであるため、万人が納得できる形で比較するのは難しいものです。
ここでは具体的な数字で示せるもののみ取り上げました。
H2チップのトランジスタ搭載数は、H1チップの約2倍です。
H1チップよりも処理性能は飛躍的にアップし、音質もより良質に。ノイズキャンセリング機能も実現しました。
また、トランジスタの数はH2チップの方が多いものの、省電力性能は向上しています。
アクティブノイズキャンセリングを有効にしている時でも、最大6時間の音楽再生が可能です。
H1チップはの音楽再生時間は最大4.5時間でした。H2チップでは、再生時間が約1時間半伸びていることになりますね。
さらに、Appleは公式サイトで、H2チップのアクティブノイズキャンセリング機能が、H1の機能の最大2倍であるとPRしています。
格段に進化したH2チップ!
本記事では、AirPods Pro(第2世代)に搭載されたH2チップについて解説しました。
- トランジスタの数はH1チップの2倍にあたる約10億個
- 音質がより進化。iPhoneと連携して、ユーザーごとのチューニングも可能に
- アクティブノイズキャンセリング機能は従来の最大2倍
- 適応型環境音除去では、毎秒48,000回の処理で不快感な騒音を低減
- タッチコントロールは相変わらずの使い安さ
- 連続再生時間は従来よりも1.5時間長い最大6時間に
H1チップよりも処理性能が向上したH2チップ。音質やノイズキャンセリング機能にも期待が持てますね。
AirPods Pro(第2世代)は39,800円で販売されています。
H2チップが気になった方は、ぜひAirPods Pro(第2世代)でその性能を確かめてみてくださいね。