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HDDが故障してしまうと、内部の大切なデータが取り出せなくなってしまいます。
HDDの故障の原因は論理障害と物理障害に分けられますが、この2つが併発する場合もあります。
また、自力で解決できる場合もありますが、原因や症状によってはご自身では解決できないケースもあります。
今回はHDDに発生する障害の見極め方や、自力でデータ修復する方法、ご自身では対処しきれなかった場合のデータ復旧業者の選ぶポイントについてご紹介します。

HDDやPCなどのデータが消えてしまったとき、データ復旧業者に依頼しようと思ってネットで検索すると、たくさんのデータ復旧業者が出て...
- 基本的な対処法を復元ソフトの使用か業者に依頼する
- HDD故障の原因は「論理障害」か「物理障害」
- データが大切な場合は無理に通電・操作しない
- HDD本体ではなくコードやPCに問題がある場合は、すぐに改善できるケースもある
- データ復旧業者を選ぶ際は「技術力」「信頼」「サポート体制」で決める
HDDのデータを復旧する2つの方法
HDDのデータを復旧するには基本的に以下の方法が挙げられます。
- データ復元ソフトを使用する
- 専門業者に依頼する
どちらの手段も「メリット」「デメリット」が存在します。
それぞれの特徴を見比べ、ご自身のHDDの状態やデータの重要度に合わせて選択することをおすすめします。
データ復元ソフトを使用する
データ復元ソフトを使用してデータ復旧作業をするメリットとしては、以下の点が挙げられます。
- 自宅で手軽にデータ復旧作業ができる
- 安価で済ませられる
一方でデメリットも存在します。
- 不必要なデータの上書きが行われてしまい、データを失ってしまう
- データを復旧できる確率が、データ復旧業者に比べ低い
後ほど説明しますが基本的にデータ復元ソフトで復旧できるのはHDDに発生した障害が「軽度の論理障害」の場合のみです。
HDDの状態が悪い場合や、3年以上使用して経年劣化が疑われる場合は、ソフトの使用は控えましょう。
状態が悪化する恐れがあります。
専門業者に依頼する
データ復旧業者を利用するメリットは以下の点が挙げられます。
- 安全に確実にデータを取り出すことができる
- 状態が悪く自力で復旧できなくても、業者だと対応できる場合がある
一方でデメリットも存在します。
- 料金が高い
- ソフトに比べると時間がかかる
データ復旧業者にはこのような特徴があります。技術力の高い業者であれば、状態が悪くてもデータ復旧できる可能性があります。
大事なデータが入っていたり大事な思い出があるなど、データを最優先にしたい方は業者に依頼することをおすすめします。

HDDやPCなどのデータが消えてしまったとき、データ復旧業者に依頼しようと思ってネットで検索すると、たくさんのデータ復旧業者が出て...
HDD故障の原因
HDDの故障の原因として、大きく「論理障害」と「物理障害」の2つに分けることができます。
どちらに当てはまるかで対処法が変わるため、ご自身のHDDはどの障害かを障害から確認してみましょう。
HDDのデータ復旧業者が必要な症状
後述で「論理障害」と「物理障害」の特徴的な症状をあげていますが2つの障害は併発している可能性もあります。
安易に障害を決めつけるのは危険です。
もし誤った対処法を実行してしまうと、HDDの状態が悪化しデータを完全に失う可能性があります。
また、今回ご紹介する対処法やソフトを使用してデータ復旧できるケースは「軽度の論理障害」のみとなっています。
症状が判断つかない方は、なるべく自己判断せずに、データ復旧業者に相談しましょう。
論理障害の症状
論理障害は以下のような症状が挙げられます。これはほんの一部にすぎず、論理障害に値する症状は多数あります。
論理障害は、物理障害のHDDの復旧と比較すると簡単と認識されていますが、論理障害の場合も、完全に上書きしてしまったデータは元に戻せません。
また、気づかないうちに論理障害が発生しており、業者が判断しないと故障が分からないケースも存在します。
- パソコン、OSが起動しない
- データを削除してしまった
- フォーマットをしてしまった
物理障害の症状
物理障害は外部からの強い衝撃や経年劣化など、HDDが物理的に故障していることをいいます。
HDDの構造的にいったん物理障害が発生してしまうと、修理はほぼ不可能です。
HDD内のデータを最優先したい場合はデータ復旧業者に依頼しましょう。
- HDDが認識しない
- カチカチ、カタカタと異音がする
- 焦げ臭いにおいがする
- 水没、高温多湿などの環境で故障した
論理障害と物理障害が併発している可能性がある症状
論理障害と物理障害どちらも起きている可能性が疑われるケースです。
- 黒または青の画面に白い文字が表示されて進まない
- Windowsのロゴが表示されて進まない
- 再起動する、チェックディスクが勝手に始まる
- ファイルの読み書きに時間がかかる
- フォルダやファイルのコピー・保存ができない
- フォルダやファイルが開けない
- フォルダやファイルが消えている
- 外付けHDDが認識されない
- エラーメッセージが表示される
このように、論理障害と物理障害どちらかを見極めるのが難しい症状が多数存在します。
どの症状なのか誤った判断をしてしまうと後々の復旧作業に大きく影響してきます。
自己判断が難しい場合は、まず業者の無料診断を利用するといいでしょう。
HDDのデータ復旧時の注意点
HDDが故障したとみられる場合に注意すべき点は5つです。
この5つの注意点を抑えておくことでデータ復旧をする際にデータ復旧できる可能性が高くなります。
- 通電、再起動を繰り返さない
- HDDのフォーマットをしない
- OSの再インストールをしない
- 過度な強制終了を控える
- ご自身でのHDDの分解や開封をしない
通電、再起動を繰り返さない
通電、再起動はつい試しがちですが、HDDに大きな負担がかかってしまいます。もっともHDDに負荷が掛かるのが電源のオンオフの切り替えです。
特に物理障害が疑われるなら、むやみに電源を入れない方が良いでしょう。起動させることにより状況の悪化や、データが完全に無くなるリスクがあります。
大切なデータであるほど、機器の使用は中止して、そのままの状態で保管するほうがいいでしょう。
HDDのフォーマット
「フォーマットしますか?」とエラーメッセージが表示されるケースがあります。
このとき、エラーメッセージに従ってHDDをフォーマットするとデータが消失してしまいます。
フォーマット要求が発生するのは、HDDのデータを管理するシステムが破損しており、データの場所が分からなくなっている状態です。
フォーマットを実行すると、データは見かけ上削除されてしまうさめ、通常の操作方法ではHDD内部のデータにアクセスできなくなります。
HDDから閲覧できなくなったデータは、操作を重ねるたびに上書きされたり、消失してしまうケースがあります。
誤ってフォーマットした際は、それ以上の操作は控えてください。
OSの再インストール
OSの再インストール(リカバリー)を行うと既存のデータは上書きされて消失してしまいます。
データが上書きされてしまうと復旧は難しくなってしまうため、OSの再インストールには注意が必要です。
過度な強制終了
過度な強制終了はデータを失う危険性があり、故障寸前のHDDで電源のオンオフを繰り返すと状態が悪化します。
また、HDDは常にデータの読み書きを行っており、その最中で強制終了してしまうと、データの破損や消失につながります。
個人でのHDDの分解や解体
HDDは精密機器のため、自力で分解や解体を試すと内部の状態が悪化し、復旧不可能になる可能性が高いです。
HDDではデータが記録される「プラッタ」と呼ばれる部分に、微細なほこりや指紋が付着するだけで、正常な動きができなくなります。
HDDの解体を専門業者で行う場合も、手術室と同レベルの洗浄度の高い環境(クリーンルーム)が必要です。
復旧したいデータがある場合は自力での分解や解体を行わないようにしましょう。
HDDデータ復旧業者の選び方
データ復旧業者は100社以上存在しますが、データ復旧業者を選ぶ際に見るべきポイントは3つあります。
まずはこの3つを抑えていれば、失敗することはないでしょう。
- データ復旧の技術力が高い
- 実績やセキュリティ対策などの信頼性がある
- サポート体制が充実している
データ復旧の技術力が高い
機器によって復旧作業は千差万別です。
重度の物理障害にはそもそも対応していない業者もあるため、高い技術力かどうかをまずは確認しましょう。
設備規模が大きく、過去の相談件数の実績が多い業者の方が、高い技術力を持っていることが多いので、会社のホームページなどを参考に確認してみてください。
実績やセキュリティ対策などの信頼性がある
その業者が信頼できるかどうか確認するには、過去の実績やセキュリティ対策の有無を確認しましょう。
特に、官公庁や警察、大手法人からの依頼を受けているような業者は、実績面でもセキュリティ対策の面でも信頼できると考えていいと思います。
セキュリティ対策のレベルは、ISO27001やPマークなどの規格認証を取得しているところであれば、間違いありません。
預けるデータには個人情報が詰まっているため、信頼できない業者には依頼しないよう注意しましょう。
サポート体制が充実している
相談窓口が24時間体制であったり、初期診断を無料で行ってくれる等のサポート体制が充実しているかどうかも重要なチェックポイントです。
依頼から復旧までの時間は会社によって大きく違いがあり、調達だけでも1週間かかる業者も存在します。
また、初期診断が有料の業者では、データ復旧できないと分かった場合でも診断費用を取られてしまうケースもあります。
サポート体制が充実している業者であれば、相談・初期診断・見積りまで全て無料で行っているところもたくさんあるので、無料の範囲を事前に確認するようにしてください。

HDDやPCなどのデータが消えてしまったとき、データ復旧業者に依頼しようと思ってネットで検索すると、たくさんのデータ復旧業者が出て...
おすすめのデータ復旧業者
ここで、編集部おすすめのデータ復旧業者の特徴やサービス内容について解説していきます。
データ復旧の依頼を検討している人は是非チェックしてみてください。
デジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、国内売上11年連続No.1のデータ復旧業者です。(第三者機関調べ/2007年~2017年)
技術力は国内トップクラスで、データ復旧率の最高値は95.2%(※2018年2月)と高い実績を持っています。さらに、ハードディスク、PC、スマホ、USB、sdカード、ビデオカメラ等の幅広い機器に対応しています。
官公庁・法人からの依頼実績も多数あり信頼できるだけでなく、相談窓口は年中無休の24時間365日受け付けているので、急なデータトラブルが発生しても安心のサポート体制が整っています。
- 11年連続データ復旧シェアNo.1
- データ復旧実績は95.2%!
- 初期診断無料で安心して相談できる
- 365日営業・最短即日でデータ復旧対応可能
- 国際水準のセキュリティ対策で信頼できる
デジタルデータリカバリーのサービス特徴
項目 | デジタルデータリカバリー(DDR) |
---|---|
営業時間・相談窓口 | 年中無休 9:00~21:00 夜間の電話相談あり |
持込・宅配・出張 への対応 | 持込:◎ 宅配:◎ 出張:◎ ラボ見学も可能 |
初期診断 | 費用:無料 最短5分で診断完了 |
配送料 | 無料 (キャンセル時の返送料金のみお客様負担) |
実績 | ✓復旧率最高値95.2% ✓ご相談件数29万件超 ✓ご依頼の約8割を48時間以内に復旧 |
設備 | クリーンルーム クラス100 ドナーHDD 7,000台以上 |
セキュリティ承認 | ISO27001/ISMS Pマーク |
従業員数 | 164名 (エンジニア40名以上在籍) |
拠点 | 5ヶ所 本社:東京 |
運営会社 | デジタルデータソリューション株式会社 |
詳細 | 公式サイトを見る |
自力でできるHDDデータ復旧方法
ここからはご自身でできるHDDの復旧作業を紹介します。
ですが、自力で復旧できるのは「軽度の論理障害」のみとなっています。
症状が重症な方が以下の手順を行ってしまうと、悪化する恐れがあるので、むやみに作業しないようにしてください。
- アダプタやコードの接続を見直す
- データを外付け機器に移行する
- データを他のパソコンで移行する
- エラーチェックを行う
- chkdsk(チェックディスク)で不良セクタを修復する
- スタートアップ修復を行う
- デバイスドライバで修復する
- ソフトを使用してデータ復旧する
アダプタやコードの接続を見直す
まずは、HDDに接続されている電源タップ、アダプタ、コードの接続を確認しましょう。
これらに経年劣化や断線が起きていると、適切な電源供給が行われず、HDDが正常に作動しないことがあります。
性格に接続できているか確認してください。
データを外付け機器に移行する
まだパソコンが作動している状態であれば、外付けHDDやUSBなどの機器にデータをコピーしてバックアップを取りましょう。
HDD は動作時間が長いほど状態が悪くなるので、作業が短時間で済むようにこころがけましょう。
日頃からバックアップを取るようにしていると、作業時間は短く済みます。
データを他のパソコンで移行する
パソコンが動かない状態でもネットワーク上からアクセスできる場合は、他のパソコンからデータを移行しましょう。
ウイルス感染が疑われる場合、移行に使用するパソコンにウイルス感染する場合があるので、外付けHDDを用意してそこに移行するようにしましょう。
移行が完了したら以下の復旧作業を実行しましょう。
エラーチェックを行う
HDDが認識されているのに、データにアクセスできない場合は、データが破損していることが考えられます。
この場合はWindows10の修復機能「エラーチェック」を実行することによって解決できる可能性があります。
- エクスプローラーでHDDを表示
- 右クリックで「プロパティ」を選択
- 「ツール」タブを開きエラーチェックの「チェック」ボタンを押す
- ドライブのスキャンと修復をクリック
chkdsk(チェックディスク)で不良セクタを修復する
chkdsk(チェックディスク)はWindowsに搭載されている修復ツールです。
- Win+Rキーを同時に押しファイル名を指定して実行のウィンドウを開く
- cmdと入力しコマンドプロンプトを起動
- 「chkdsk d/f」を入力し、Enterで実行
ただ、chkdskが終わらない場合、「重度の物理障害」の可能性があります。
この場合、個人での作業は控え、データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談しましょう。
スタートアップ修復を行う
HDDを搭載したパソコンでブルースクリーンやフリーズが頻繁に起こる場合、「スタートアップ修復」を行うことで問題を解決できる場合があります。
しかしスタートアップ修復に失敗すると、次の画面が表示されます。
このように、スタートアップ修復が何度も繰り返したり、失敗してしまう場合にはハードウェアが破損しているか「物理障害」が疑われるので、業者依頼を検討しましょう。
デバイスドライバで修復する
デバイスドライバはパソコンに接続された周辺機器をコントロールするソフトウェアです。
古いデバイスドライバのままだと、ブルースクリーンになることがあるため、デバイスドライバは更新しておきましょう。
- セーフモードで起動後「デバイスマネージャー」と検索欄に入力
- デバイス一覧から、更新するデバイスをダブルクリック
ソフトを使用してデータ復旧する
データ復元ソフトを使用して修復するという手段もあります。
データ復元ソフトとはアクセス出来なくなったデータを検知し、元の状態に復元させるソフトウェアです。
ですが、自力でのソフト使用はリテラシーが求められ、適切な操作を行わないとデータ復元に失敗することがあります。
復旧ソフトを使用したことにより、データに上書きなどが行われてしまうと、復旧業者でも復元が難しくなってしまいます。
復元ソフトは機器に負担をかけやすく完全に自己責任の作業になるため、データを確実に取り出したい方は、復旧業者への依頼をおすすめします。
HDDデータ復旧ソフトを選ぶポイント
データ復元ソフトは様々な種類が存在し、ソフトによって対応OSやバージョンが違います。
また、品質もピンキリのため、データ復元ソフトを選ぶ際は以下のポイントを参考にしてみてください。
有料ソフトと無料ソフトの違い
データ復元ソフトには「無料ソフト」と「有料ソフト」の2種類があります。
無料ソフトの場合、広く使われていることから、操作手順は比較的難しくありませんが、機能が少ないものが多く、データ復元率は高くはありません。
また、復元対象OSかWindowsのみというパターンも多く、Macでは使えないこともあります。
一方で有料ソフトでは、対応範囲が広く、とくに容量制限もありません。
ただし、全てのデータを確実に復元できるとは限らず、有料の復元ソフトを使用してもデータ復元できないケースは非常に多いです。
復元ソフトは、HDDに高い負荷をかけるため、知識のないまま使用すると、症状の悪化・データ破損させる可能性があります。
症状が悪化すると、専門の業者であっても復旧難易度が高くなるケースが多いため、大切なデータが保存されている場合は、データ復旧サービスの利用を検討するとよいでしょう。
HDD復旧方法まとめ
今回はHDDが故障する原因、注意点、自力で復元する方法を紹介しました。
- HDDのデータを復旧するのは基本的にソフト使用か業者に依頼するかの2択
- 物理障害と論理障害を見極めるのは難しく、わからない場合は業者に相談する
- データ復旧ソフトでのデータ復旧は知識が必要
基本的にデータ復旧できる方法は「ソフト」か「業者」の2択となります。
ですが、ご自身でデータ復旧するのには限界があり、悪化しデータを完全に失ってしまうことも少なくありません。
やはり一番確実にデータを取り出せる方法は復旧業者に依頼するのが安全で一番確実です。
まずは無料相談してみることをおすすめします。