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2019年夏モデルスマホの発表も終わり、機種変更や乗り換えなど、夏に向けて新モデルにしようと考えている人は多いのではないでしょうか?
しかし、いざ購入しようと思ってもどれが良いか分からない、という人もいます。
そこで今回は、「arrows U VS LG K50」としまして、夏モデルの2機種を徹底比較して紹介します。
1 arrows UとLG K50のスペック比較
画像引用元:LGK50 | スマートフォン/タブレット | LGエレクトロニクス・ジャパン
今回紹介するarrows UとLG K50は、ソフトバンクの2019年夏モデルとして発表された機種で、富士通のarrows Uの発売は6月下旬、LGエレクトロニクスのLG K50は7月となっています。
いずれも未発売のスマホではあるのですが、スペック等は既に発表されているので、比較するためにもまずは両機種のスペックを下記の表にまとめました。
項目 | arrows U | LG K50 |
---|---|---|
サイズ 縦・横・厚み | 149×72×8.7mm | 161×77×8.7mm |
重量 | 165 g | 172 g |
ディスプレイ | 5.8 インチ/FHD+ | 6.26 インチ/HD+ |
CPU | Snapdragon 450 オクタコア 1.8GHz | MT6762 オクタコア 2.0GHz |
メモリ | RAM:3GB ROM:32GB | RAM:3GB ROM:32GB |
外部ストレージ | 最大400GB | 最大512GB |
バッテリー | 2,880mAh | 3,500mAh |
カメラ | アウト:1,310万画素/500万画素 イン:800万画素 | アウト:1,300万画素/200万画素 イン:1,300万画素 |
対応機能 | 防水防塵 おサイフケータイ | 生体認証 |
カラー | ブラック ホワイト ブルー | プラチナシルバー スペースブルー |
販売 |
上記の表を見るだけでも、かなりの違いがあるということがわかりますが、違いがそのままスペックの差ではないというのは、最早スマホにおいては当たり前といえます。
また、ユーザーのライフスタイルも重要です。
近年ではスマホは暮らしの一部と化していて、プライベートのみならず仕事にも大いに活用されるため、ユーザーのライフスタイルとスペックの親和性は無視できません。
そこで次項より、詳細なスペック比較を紹介していきます。
2 外観の比較
画像引用元:arrows U デザイン – スマートフォン – FMWORLD.NET(個人) : 富士通
arrows UとLG K50の外観的比較を一言で言うと、arrows Uはコンパクトで高画質、LG K50は大画面ディスプレイです。
サイズでいえば、arrows Uは5.8インチディスプレイにフルHD+となっていて、LG K50は6.26インチディスプレイにHDプラス、という分かりやすい差ですが、厚みに関しては同じとなっているのが特徴的です。
とはいえ、厚みが同じだとしても、全体の大きさでいえばLG K50の方が大きいので、重量に関しても当然LG K50の方が重い仕様となっています。
また、スマホの外観について忘れてはいけないのがイヤホンジャックの有無ですが、最近ではイヤホンジャックが廃止されるスマホも多い中で、arrows UとLG K50はどちらも対応してます。
加えて、外観面といえばカラーですが、
- arrows Uがブラック、ホワイト、ブルーの3色
- LG K50はプラチナシルバーとスペースブルーの2色
です。
基本的なカラーを抑えてあるarrows Uに対して、LG K50のカラーには若干の物足りなさを感じてしまいます。
2-1 外観で選ぶ時のポイント
arrows UとLG K50を外観的に選ぶのなら、やはり大小どちらが好みかという点に収束します。
スマホのサイズというのはそのまま取り回しやすさに直結する項目で、普段からポケットなどに入れて持ち歩く人はコンパクトスマホ、大き目なサイズのスマホを利用する人はバック、という傾向もあります。
とはいえ、それほど大きな差というわけではないので、イヤホンジャックも同様に採用されているarrows UとLG K50の場合、外観で選ぶのなら他の要因も絞っていくのが賢明です。
また、サイズとカラーにおいて違いのあるarrows UとLG K50ですが、デザイン的に見た場合、arrows Uが全体的に丸みを帯びたフォルムで、LG K50は全体的にシャープな仕上がりとなっています。
3 処理速度などの基本スペックの比較
画像引用元:LGK50 | スマートフォン/タブレット | LGエレクトロニクス・ジャパン
スマホにおいて根幹ともいえる基本スペックに、arrows UとLG K50においてはそれほど大きな違いはありません。
スマホの処理能力を決めるCPUですが、
- arrows UがSnapdragon 450 オクタコア 1.8GHz
- LG K50はMT6762 オクタコア 2.0GHz
を採用しています。
一見すると違いがあるような2つのCPUですが、スペック的な差は殆どないものと言えます。
また、メモリについてもarrows UとLG K50は、どちらもRAM3GBにROM32GBと同様のスペックです。
外部ストレージに関しては、arrows U最大400GBと、LG K50最大512GBと、多少の違いがありますが、どちらもAndroid端末である以上は、足りなくなった場合でも付け替えることが可能なので、誤差と言えます。
唯一、スペック面で大きな違いがあるのがバッテリー面で、arrows Uは2,880mAhで、LG K50は3,500mAhと、大きな開きがあります。
3-1 LG K50はインドアユーザー向け?
画像引用元:LGK50 | スマートフォン/タブレット | LGエレクトロニクス・ジャパン
arrows UとLG K50の基本スペックに関しては、バッテリー容量以外で大きな差というものはありませんが、バッテリー容量は、ユーザーの使用スタイルによって大きく変わってきます。
バッテリーを多く使うユーザーというのはアウトドアユーザーと考えがちですが、スマホにおけるバッテリー消費は、動画視聴やゲームといったインドア使用の方が高くなっています。
その点を踏まえて、arrows UとLG K50を比較すると、LG K50の方がインドア向けの機種であるといえます。
LG K50の場合は、arrows Uと比較した場合、ディスプレイの大きさからも動画視聴やゲームといったインドア使用に向いています。
また、LG K50はディスプレイの解像度が低い関係か、バッテリー消費に関しても優れていますし、高い容量に高いバッテリー維持性能と、インドア使用を抜きにしても、バッテリー面においてはLG K50が優秀です。
しかしバッテリー面においては優秀なLG K50ですが、充電コネクタで考えると、microUSBを採用しているLG K50よりも、次世代充電コネクタであるUSB Type-Cを採用しているarrows Uの方が優秀といえます。
また、他のハイエンド機種と比較した場合、arrows UとLG K50のどちらもCPU的に高いわけではないので、3Dゲームなどをするのには向いていないので注意が必要です。
【2021年2月最新】ソフトバンクのスマホおすすめ機種ランキング次の章では、arrows UとLG K50をカメラなどの機能面で比較します。
4 カメラなどの機能面の比較
画像引用元:arrows U 製品特長(使いやすい) – スマートフォン – FMWORLD.NET(個人) : 富士通
外観、スペックとくれば、気になってくるのは機能的な面で、arrows UとLG K50を機能的な面で比較すると大きく違うということがよく分かります。
arrows Uの機能面で特徴的なのは、防水防塵に対応しているという点と、おサイフケータイに対応しているという点です。
arrows Uの防水性能はIPX5/IPX8で、防塵に関してはIP6Xとなっており、そこに加えてMIL規格に準拠の落下試験もクリアし、耐衝撃性能も兼ね備えたタフネスモデルとなっています。
対してLG K50はセキュリティ面に強く、指紋を使った生体認証に対応することによって、ユーザーのプライバシーなどを強く保護してくれます。
どちらも優れた機能面といえますが、その使用感ははっきりと分かれ、arrows Uはそのタフネスさや、外出時に嬉しいおサイフケータイなど、アクティブなアウトドア使用がおすすめです。
また、LG K50の機能面においてarrows Uほどの強い特徴はありませんが、個人情報の塊ともいえるスマホの、安全を守る高いセキュリティはとても魅力的といえます。
4-1 カメラ性能ではインカメラに違いあり
スマホにおいて重要な機能の1つにカメラ性能がありますが、arrows UとLG K50はどちらも、背面アウトカメラに二つのレンズを搭載したデュアルカメラを採用しています。
画素数は、arrows Uが1,310万画素と500万画素、LG K50が1300万画素に200万画素となり、片方のレンズでは性能に開きがありますが、メインとなるレンズにおいてはほぼ同性能といえます。
しかし、arrows UとLG K50のカメラを比較した場合、明確な差は表面のインカメラです。
インカメラは、arrows Uが800万画素でLG K50が1,300万画素となるため、自撮り性能に関してはLG K50の方が有利となっています。
今や多くの人が利用しているSNSなどに、自撮りを上げるというのは決して珍しいことではないため、自撮りが多い人はLG K50がおすすめです。
とはいえ、arrows Uの800万画素も、インカメラのスペックとしては低いわけではありませんので、画質にこだわるという点を抜かした場合、arrows UとLG K50ではそれほど大きな違いがないといえます。
5 どんなユーザーなら買いか
画像引用元:arrows U 製品特長(見やすい) – スマートフォン – FMWORLD.NET(個人) : 富士通
これまで、arrows UとLG K50のスペックを詳細に比較してきましたが、両機種の特徴をまとめると下記になります。
- arrows U…丸みを帯びたデザインのコンパクトスマホ・防水防塵、耐衝撃性能と高い堅牢性
- LG K50…シャープなデザインの大画面スマホ・高いバッテリー性能と高画質のインカメラ
やはり上記の特徴から考えると、arrows Uはアウトドアフィールドがメインのユーザーで、LG K50はインドアフィールドがメインのユーザーに適しているといえます。
また、現状価格は発表されていませんが、スペック的にはどちらの機種も、ハイエンドモデルではなくミドルクラスのスペックとなっているため、価格的には差がつかないものと考えられます。
そのため、どちらも優秀なスマホではありますが、使用するユーザー次第で、買いかどうかは大きく分かれるところとなります。
加えてarrows Uはコンパクトではありますが、聞き取りやすさを考慮した機能を搭載していますし、LG K50は大画面ならではの見やすさがあるため大きな違いはありません。
アウトドア派かインドア派か、arrows UとLG K50、どちらを購入するかの大きなポイントはユーザーのライフスタイルにあるともいえます。
6 内と外で明確に分かれた方向性
ソフトバンクにおける2019年夏モデルの中でも、arrows UとLG K50に焦点を当てて、比較検証しつつ紹介してきましたが如何でしたでしょうか。
スペック的にもそれほど大きな違いのない両機種ではありますが、適したユーザーはアウトドアかインドアかではっきりと分かれました。
もちろん、適したユーザーはここまで紹介した両機種のスペックに基づいたものですので、arrows Uの高画質をインドアで使用するのも、LG K50のバッテリー容量の多さでアウトドアに出るのも問題はありません。
しかし、せっかく両機種とも特色あるスマホとなっているので、そのスペックを存分に活かす環境に持っていきたいというのは、誰もが思う所です。
アウトドアに向いたタフネスなスマホarrows Uと、インドアに向いている大画面LG K50は、どちらもおすすめのスマホとなりますので、ぜひこの夏に購入を検討してみては如何でしょうか?
- コンパクト高画質を選ぶならarrows U、大画面高バッテリー性能を選ぶならLG K50
- 基本スペック面においてはバッテリー容量以外で大きな違いはない
- 堅牢性に優れたarrows Uに、セキュリティ面で強いLG K50
- アウトドアユーザーならarrows U、インドアユーザーならLG K50がおすすめ