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2019年夏モデル対決、今回はSamsungのGalaxy A30 VS LG ElectronicsのLG style2になります。
Galaxyシリーズ初の格安SIM販売モデルとなったGalaxy A30と、コスパの良いスマホとして好評だったLG styleの後継機であるLG style2。
果たして2019年夏のミドルレンジモデルとしてどっちが買いなのか、それぞれのデザイン・スペック・人気の機能の有無・価格など、徹底的に比較しました。
トップ画像引用元:LG style2 L-01L | スマートフォン/タブレット | LGエレクトロニクス・ジャパン
Galaxy A30とLG style2のどっちが買い?
最初に、Galaxy A30とLG style2で大きく違う点をまとめました。
- 取扱いキャリア
- ディスプレイサイズ
- SoCのスペック
- カメラのスペックと機能
- ワンセグ/顔認証機能の有無
- 価格
詳しいスペック・機能については、この後紹介していきます。
Galaxy A30とLG style2の取扱いキャリア
Galaxy A30とLG style2のスペックや機能を比較する前に、取扱いキャリアを確認しておきましょう。
項目 | Galaxy A30 | LG style2 |
---|---|---|
発売日 | 発売中 | 2019年7月予定 |
キャリア | J:COM MOBILE |
Galaxy A30は、シリーズ初のUQmobileとJ:COM MOBILEからも購入できるモデルになります。
一方、LG style2はドコモのみで購入可能です。
Galaxy A30とLG style2のデザイン
画像引用元:Galaxy A30 | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
まずは、Galaxy A30とLG style2のサイズ・カラーなどのデザインの違いを比較します。
デザイン・サイズ | Galaxy A30 | LG style2 |
---|---|---|
サイズ (W×H×D) | 約75×160×8.0mm | 約76×158×8.5mm |
重さ | 約176g | 約182g |
ディスプレイ | 約6.4インチ 有機EL (Super AMOLED) | 約6.0インチ TFT液晶 |
ディスプレイ解像度 | Full HD+ (2,340×1,080) | Full HD+ (2,160×1,080) |
カラー | ブルー レッド ブラック ホワイト ※取り扱い会社 による違いあり | ゴールド ブラック |
本体のサイズと重さについては、LG style2の方が若干厚みがあるぐらいでほぼ同じです。
本体サイズがほぼ同じなのに、ディスプレイサイズに差がある理由はこの後紹介します。
Galaxy A30のデザイン
画像引用元:Galaxy A30 | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
Galaxy A30のディスプレイサイズが大きい理由は「Infinity-U Display」にあります。
- ほぼベゼルレス
- 全面フルガラス
- エッジからエッジまでがスクリーン
- しずく型のノッチ
上の画像の通り、下側以外はベゼルがほとんどなく、表示領域が広くとられています。
裏側は光沢感がある3Dガラスになっており、プレミアム感が感じられるデザインです。
また、本体側面にはストラップホールもあり、鞄やポケットからの不意の落下にも備えられます。
なお、カラーは全4色ありますが、下記の通りキャリアごとに購入できるカラーが違います。
取り扱い | Galaxy A30 カラー |
---|---|
au | ブルー・レッド・ブラック・ホワイト |
UQmobile | ブルー・レッド・ブラック |
J:COM MOBILE | ブルー・ホワイト |
LG style2のデザイン
画像引用元:LG style2 L-01L | スマートフォン/タブレット | LGエレクトロニクス・ジャパン
LG style2の前面はノッチなしで、スピーカーとフロントカメラが備わったシンプルな仕様です。
大きさ以外は前モデルのLG styleを踏襲しつつ、次のような変更点があります。
- アウトカメラがシングル → デュアルに
- 本体側面に「AIキー」追加
カラーはブラックとゴールドの全2色になります。
Galaxy A30とLG style2の基本スペック
続いて、Galaxy A30とLG style2の基本スペックを比較します。
基本スペック | Galaxy A30 | LG style2 |
---|---|---|
OS | Android 9 | Android 9 |
SoC / CPU | Exynos7904 1.8GHz/2+1.6GHz/6 オクタコア | Snapdragon450 1.8GHz/4+1.8GHz/4 オクタコア |
RAM / ROM | 4GB / 64GB | 4GB / 64GB |
バッテリー | 3,900mAh | 3,900mAh |
連続待受時間 (LTE) | 約670時間 | 未公表 |
連続通話時間 | 約1,990分 | 未公表 |
外部 ストレージ | 最大512GB microSDXC | 最大512GB microSDXC |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver.5.0 | Ver.5.0 |
2つのモデルで1番違うのは、搭載しているSoCの種類です。
スマホの処理性能に大きく影響する部分なので、この後詳しく比較します。
その他に注目したいのが、どちらも3,900mAhの大容量バッテリーである点です。
LG style2の方は正確な持ち時間などは公表されていませんが、ドコモのスマホ最大クラスの大容量バッテリー(※)を謳うだけに、電池持ちの良さに期待したいところです。
※ドコモ LG style2 製品紹介ページ
SoCのスペック比較
Galaxy A30と、LG style2のSoCの比較をすると、
- Galaxy A30の「Exynos7904」はSamsung製のミドルレンジ向け
- LG style2に搭載されている「Snapdragon450」はQualcom製のエントリーモデル向け
という違いがあります。
ちなみに、LG style2の「Snapdragon450」は、2018年6月に発売された前モデル「LG style」でも採用されていました。
同じSoCが搭載されている既存のスマホのベンチマークスコアを比較すると、やはりミドルレンジ向けの「Exynos7904」の方が処理性能が高くなっています。
LG style2でも、インターネット・メール・SNSなどの普段使いには支障ないスペックですが、よりスペックが高いスマホが欲しい人には、Galaxy A30がおすすめです。
Galaxy A30とLG style2のカメラのスペック
続いて、Galaxy A30とLG style2のカメラのスペックを比較します。
カメラ | Galaxy A30 | LG style2 |
---|---|---|
アウト カメラ | (広角)約1,300万画素 /F1.9 (超広角)約500万画素 /F2.2 | (標準)約1,620万画素 /F2.2 (広角)約1,310万画素 /F1.9 |
イン カメラ | 約800万画素 /F2.0 | 約810万画素 /F1.9 |
両方ともアウトカメラはデュアル仕様となっています。
Galaxy A30のカメラ
画像引用元:Galaxy A30 | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
Galaxy A30のアウトカメラは、画素数約1,300万の広角と、約500万の超広角のデュアル仕様です。
超広角カメラは画角約123°で、風景写真や集合写真も楽々撮影可能です。
広角カメラの方はF値1.9の明るいレンズなので、暗い場所での撮影にも強いのが特徴です。
アウトカメラの機能として、
- 19種類のシーンから自動で最適なシーンも選ぶシーン判別機能
- 撮影後「被写体のまばたき」「ブレ」「逆光」を検出し警告する取り直しアラート
があります。
セルフィー撮影時に、自動で背景をぼかしてくれる「自分撮りフォーカス」機能もあり、手軽に綺麗な写真を撮りたい方におすすめです。
LG style2のカメラ
画像引用元:LG style2 L-01L | スマートフォン/タブレット | LGエレクトロニクス・ジャパン
LG style2のカメラも、画素数約1,620万の標準レンズと、1,310万の広角のデュアル仕様です。
Galaxy A30と比較すると、両方のアウトカメラの画素数が多い点が特徴です。
必ずしも「画素数が多い=画質が綺麗」というわけではありませんが、拡大したり大きな紙に印刷したりする時は、画素数が多い方が綺麗に見えます。
8種類のシーンの中からAIが自動で最適なモードを選んでくれる「AIカメラ」機能もあり、カメラに慣れていない人でもシャッターを押すだけで綺麗に撮れます。
ドコモのLG style2 L-01Lに機種変更|お得に購入する完全ガイド次の章では、Galaxy A30とLG style2の便利機能を比較します。
Galaxy A30とLG style2の便利機能
Galaxy A30とLG style2、それぞれに搭載されている便利機能を比較します。
防水・FeliCa・生体認証などの人気の機能
まずは、防水防塵などの日本で人気の機能の有無について見てみましょう。
機能 | Galaxy A30 | LG style2 |
---|---|---|
ワンセグ/フルセグ | × / × | 〇(※1) / × |
防水 防塵 | IPX5/IPX8 IP6X | IPX5 / IPX8 IP6X |
FeliCa(おサイフケータイ) | 〇 | 〇 |
生体認証 | 指紋 顔 | 指紋 |
ハイレゾ対応(※2) | 〇 | 〇 |
3.5φイヤホンジャック | 〇 | 〇 |
※1 同梱の「テレビアンテナケーブル L01」の接続が必要
※2 別売りのハイレゾ対応のヘッドセットやスピーカー接続時
どちらのモデルも、防水防塵・FeliCa(おサイフケータイ)・有線イヤホン接続可能と普段使いに便利な機能が装備されているのは嬉しいところです。
ただし、どちらもワイヤレス充電には対応していません。
- LG style2はワンセグ対応(要同梱テレビアンテナケーブル)
- Galaxy A30は顔認証可
上記のような相違点があるので、どちらかの機能を重視する人は、その機能を持ったスマホを選びましょう。
続いて、上記以外のGalaxy A30とLG style2それぞれの特徴と、便利な機能をピックアップして紹介します。
Galaxy A30の便利な機能
まずは、Galaxy A30の特徴と便利な機能をまとめました。
- USB PD対応
- ドルビーアトモス対応
- WiFiテザリング最大10台まで対応
- データ移行サービス「Smart Switch」
USB PD対応
大容量バッテリーを持つスマホで困るのが、容量が大きい分だけ充電時間も長くなるという点です。
その点、Galaxy A30は急速充電規格「USB PD」に対応しているため安心です。
USB PD対応ACアダプタを使えば、3,900mAhという大容量バッテリーも素早く充電可能です。
例えば、auで販売されている「TypeC 共通 ACアダプタ 02」(税込2,970円)なら、約110分で満充電になります。
たっぷり使えて、2時間弱で充電完了できるのはありがたいですね。
ドルビーアトモス対応
Galaxy A30は、映像と連動して様々な方向から音を流して立体感を出すオーディオ技術「ドルビーアトモス」に対応しています。
ドルビーアトモス対応スマホなら、人物の歩みに合わせて音が移動するなど、より没入感を高めてくれます。
効果を実感するには、音源の方もドルビーアトモスに対応している必要があります。
最近では、映画以外にアプリやゲームの間でもドルビーアトモスに対応している音源が増えており、スマホで活用できる機会が多くなってきました。
同じくドルビーアトモス対応のヘッドフォン・イヤホンに接続すれば、更に立体感・臨場感をアップさせてくれます。
WiFiテザリング最大10台まで対応
WiFi環境がない場所で、ノートPCやタブレット、ゲーム機をインターネットに接続したい時に重宝するのがテザリング機能です。
Galaxy A30は、WiFiテザリングで同時に10台まで接続可能です。
ただし、同時接続台数を増やすとそれだけ回線速度が遅くなったり、高速データ通信容量の消費量が多くなるので、使い過ぎには注意したいところです。
データ移行サービス「Smart Switch」
「Smart Switch」は、Galaxyシリーズでお馴染みのデータ移行サービスで、iPhone・Android問わず古いスマホから、
- 連絡先・メッセージなどのプライベートの情報
- 音楽・動画などのデータ
- アラームなどのアプリの設定
を簡単に転送できます。
データの転送はWiFiの他、同梱の「Micro USBケーブル」と「OTG対応USB変換アダプタ」を使って、有線またはPC経由で行うことも可能です。
LG style2の便利な機能
続いて、LG style2の特徴と便利な機能を見てみましょう。
- 米国国防総省制定MIL規格14項目クリア
- 片手で操作しやすくなる「ミニビュー」
- デジタル音源のゆがみを低減させる「Hi-Fi Quad DAC」
- Googleアシスタントを素早く呼び出す「AIキー」
米国国防総省制定MIL規格14項目クリア
米国国防総省制定MIL規格とは、米国国防総省が定めた、製品が様々な過酷な環境でも正常に動作するか、をチェックする試験の基準です。
LG style2は、この項目のうち、
- 衝撃
- 高温保管
- 低温保管
など14項目の試験に合格しています。
例えば、衝撃については「高さ1.22mから10方向への落下試験」をクリアしていることになり、スマホの落下による故障にも強いことになります。
片手で操作しやすくなる「ミニビュー」
ミニビューは使用しているアプリの画面を縮小し、片側に寄せて操作できる機能です。
本体サイズ約158×76×8.5mmと大きめのLG style2ですが、ミニビューを使えば片手でも操作しやすくなります。
デジタル音源のゆがみを低減させる「Hi-Fi Quad DAC」
DAC(Digital Analog Converter)とは、音楽再生時にデジタル信号をアナログ信号に変換する機構です。
LG style2は4つのDACを使用して、変換時に発生するノイズや歪みを低減し、より音源に近い透明感のある音を再生することができます。
LG style2の設定からオン/オフ可能なので、動画や音楽に合わせて変更できます。
また、Hi-Fi Quad DAC使用時は、75段階の音量調節も可能になるというメリットも。
Googleアシスタントを素早く呼び出す「AIキー」
LG style2には、プッシュするだけでGoogleアシスタントが呼び出せる「AIキー」が本体側面に付いています。
「OK,Google」と呼びかけたり、ホームボタン長押しするよりも手軽で、スマホ操作に慣れていない人でも使いやすくなっています。
また、AIキープッシュで表示される画面から、
- 今日の天気や予定のチェック
- リマインダーの設定
など、日常的に使う機能にも素早くアクセスできます。
auのGalaxy A30 SCV43に機種変更|お得に購入する完全ガイド次の章では、Galaxy A30とLG style2の価格を比較します。
Galaxy A30とLG style2の価格
最後に、Galaxy A30とLG style2のそれぞれの公式オンラインショップでの価格を見てみましょう。
価格 | Galaxy A30 | LG style2 | ||
---|---|---|---|---|
キャリア | J:COM MOBILE | |||
本体価格 | 43,200 円 | 31,644 円 | 33,600 円 | 38,880 円 |
分割払い | 900円 /月 (48回払い時) | 初回1,620円 2回目以降 :1,080円 (24回払い時) | 200円 /月 (48回払い) J:COM TV または J:COM NETに加入 (120Mコース以上) | 1,080円 /月 (36回払い時) |
Galaxy A30は、キャリアごとに本体価格が違います。
au以外の格安SIMで購入すると、本体価格はLG style2よりも安くなります。
auのGalaxy A30と比較した場合は、LG style2の方が4,320円だけ安くなります。
なお、auでアップグレードプログラムEXに加入し、24ヶ月後にGalaxy A30をauに返却した場合は、プログラム料込みで実質負担額30,960円になります。
適用されるには、下記の条件をクリアする必要がありますが、auで安くGalaxy A30を購入したい人は検討してみるのもアリです。
- 機種代金を48回払い選択
- Galaxy A30購入と同時にアップグレードプログラムEXに加入(利用料:390円/月×24回)
- 12ヶ月間利用後の機種変更時にGalaxy A30をauに返却
また、現在使用中のスマホを下取りに出すことで、本体価格から割引を受けられるauの「下取りプログラム(のりかえ)」や、ドコモの「下取りプログラム」もあるので、古いスマホを使う予定がない人はぜひ活用しましょう。
目的別Galaxy A30とLG style2の選び方
最後に、目的別にGalaxy A30とLG style2のどっちがおすすめかをまとめました。
- ゲームもそこそこしたい人
- 画面が大きいスマホが良い人
- 顔認証を使いたい人
- 短い時間で充電したい人
- 耐久性が高いスマホが良い人
- 撮影した写真をポスターサイズに印刷したい人
- ワンセグを使いたい人
- 本体価格が安いスマホが良い人
Galaxy A30とLG style2では、基本スペックや機能、購入できるキャリアなど、それなりに違いがあります。
インターネットや電話、メールなど、基本的な機能であればどちらでも快適に使用できますが、ゲームもそれなりにプレイしたい方は、よりSoCのスペックが高いGalaxy A30の方がおすすめです。
一方、耐久性が高く本体価格が安いLG style2は、スマホ初心者向けのモデルと言えます。
ただし、それぞれ人気の機能の中でも使える機能・使えない機能があるので、自分にとって重要度が高い機能が使えるかはしっかりチェックした上で選びましょう。
Galaxy A30は、au・UQmobile・J:COMから発売中、LG style2は2019年7月にドコモから発売予定です。
この夏、機種変更やスマホデビューをお考えの方は、ぜひこの2つを検討してみてはいかがでしょうか。
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