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最近、ドコモのアハモの影響かソフトバンクやワイモバイル、それに格安SIMで20GBのプランが多数登場しています。
20GBが2,000円台で使えるということで変更を検討している人も多いと思いますが、一体どれくらいスマホを使ったら20GBに到達するのでしょうか?
通信量が多いプランの方が安心するという人も少なくありませんが、実際に毎月20GB使う人はかなり少ないようです。
そこで今回は、20GBあったらどのくらいスマホが使えるのか詳しく解説していきます。
併せて、20GBプランがおすすめの人の特徴についても触れていくので、是非参考にしてください。
- ニュースサイト閲覧:66,000ページ
- メール送受信:40,000通
- 地図アプリ(10分くらい):20,000回
- 標準画質の動画:40時間~60時間
- 標準音質の音楽:200時間
- ゲーム:320時間~2,000時間(アプリによって異なる)
トップ画像引用元:ahamo | アハモ
スマホの月20GBってどれくらい使える?
画像引用元:LINEMOの料金プラン|【公式】LINEMO – ラインモ|格安SIM
20GBというと、スマホプランのなかではかなり多めのデータ量です。
しかし、ただ20GBという数字を言われても、果たして何がどこまでできるのかはピンと来ません。
そこで、この章ではコンテンツごとに20GBあったらどれくらい使えるのか調べてみました。
- ニュースサイト閲覧:66,000ページ
- メール送受信:40,000通
- 地図アプリ(10分くらい):20,000回
- 標準画質の動画:40時間~60時間
- 標準音質の音楽:200時間
- ゲーム:320時間~2,000時間(アプリによって異なる)
ニュースサイト閲覧やメール、地図アプリについては、20GBあれば通信量を気にすることなく使うことができるでしょう。
通信量をたくさん消費する動画や音楽については、音質や視聴時間によって早い段階で通信量を使い切ってしまうので注意が必要です。
ゲームについてはかなり差がありますが、ゲームのジャンルやアプリ容量によって使う通信量が大きく異なります。
主要サービスの通信消費量まとめ
先程は、20GBでできる大体の目安を解説しました。
しかし、例えば動画視聴時は画質を選択できるように、アプリの設定によって消費するデータ量は大きく変わります。
そこで、ここからは下記の5つのエンタメアプリについて、より具体的な通信消費量を解説していきます。
ネットサーフィン
インターネット上には無数のWebサイトが存在し、今この瞬間にも増え続けています。
そのため、正確な平均値を出すのはほぼ不可能であることをご了承ください。
- Webサイトの1ページにつき約1.6MB
検索サイトのGoogleによると、Webサイトを1ページ閲覧するのにかかる通信量の目安は「約1.6MB」とのこと。
ひと昔前までは、1ページ閲覧しても数十KBほどしかかからなかったものです。ずいぶん容量が大きくなりましたよね。
必要な通信量が多くなった主な原因は、画像や動画、広告が増えたためです。
特に広告の量は、数年前に比べて飛躍的に増えました。ページ全体の40%以上を占めることもあります。
昔は通信制限がかかればWebページを見て暇をつぶしたものです。しかし現在は、それも難しくなってきていますね。
SNS
次は、数あるアプリジャンルのなかでも大人気のSNSです。
ここでは、特に人気のあるアプリの通信量を見ていきましょう。
- LINE:トーク1回で約2KB
- Twitter:閲覧1分で約6MB
- Facebook:閲覧1分で約1.5MB
- Instagram:閲覧1分で約6.7MB
これらはあくまで目安であり、場合によっては上記以上の通信量になることもあります。
TwitterやInstagramは画像や動画が多いため、通信消費量もけっこう多いですね。
逆に、文字やスタンプでのコミュニケーションが中心のLINEは、通信量が比較的少ない傾向にあります。
動画ストリーミング
通信消費量が特に多いのが動画ストリーミングです。
画質毎に、1時間の通信消費量を見ていきましょう。
- 360p:約324MB
- 480p(SD画質・YouTube標準):約612MB
- 720p(HD画質):約1GB
- 1080p(フルHD画質):約2GB
たった1時間の動画視聴でも、かなりのデータ量を消費していますよね。
YouTubeの標準画質でも、1時間で約612MBを消費します。
毎日1時間視聴した場合、月間の合計消費量は約18GBに。
動画をよく視聴する方は気をつけましょう。
音楽ストリーミング
音楽ストリーミングは、音質によって消費するデータ量が異なります。
ここでは、音楽アプリ「Spotify」が採用している4つの音質の通信量を見てみましょう。
- 低音質(24kbps):約10MB
- 標準音質(96kbps):約43MB
- 高音質(160kbps):約72MB
- 最高音質(320kbps):約144MB
上記のとおり、1時間ではそこまでの通信量にはなりません。
この結果だけを見ると、音楽ストリーミングにはあまり気をつける必要がないように思えてしまいますよね。
しかし、大抵の人は音楽アプリをかけっぱなしにしがちです。
気が付けば4~5時間も再生し続けていた、なんてことも多いのではないでしょうか。
ちなみに、標準音質で5時間音楽をかけた場合の通信量は約200MBです。
動画ほどではないにしろ、1つのアプリの通信量としてはそれなりに多い部類に入ります。
ゲーム
ゲームはアプリごとに消費するデータ量が全く異なります。
また、プレイ内容によっても条件が変わってくるため、平均値を出してもあまり意味がありません。
一方、ゲームアプリ自体の容量には注意が必要です。
特に下記のゲームアプリは容量が大きいので注意してください。
- デレステ:15GB以上
- プロセカ:8GB以上
- Fate/Grand Order:10GB以上
- 原神:10GB以上
- プリンセスコネクト!ReDive:10GB以上
アプリをダウンロードするだけで、これだけの通信量が発生します。
もちろん上記のアプリはごく一部に過ぎません。容量の大きいアプリは他にもたくさん存在します。
なかには最初から全データをダウンロードしなくても遊べるものもありますが、いずれはすべてをダウンロードしなければなりません。
また、もともとの容量が大きいアプリは、アップデート時にかかる通信量も大きくなりがちです。
このようなゲームアプリをたくさんプレイしたい方は、20GBでも足りない可能性があります。
月20GBはWi-Fiなしでも足りる?
ここまでサービス別に消費するデータ量を見てきました。
月20GBで足りるかどうかは、主にどのコンテンツを多く利用するのかによって判断することになります。
昔よりも必要な通信量が増えたとはいえ、ネットサーフィンを中心に楽しむ人には、20GBは十分すぎる量です。
同じく、SNSアプリを多用する方にとっても、20GBは十分な量と言えますね。
音楽ストリーミングも、よほど長時間音楽をかけなければ、20GBでも問題ないかと思われます。
動画コンテンツとゲームアプリには注意
YouTubeで標準画質の動画を毎日1時間視聴した場合、月間の通信量は約18GBになります。
動画をよく視聴する方はこの数字を目安に、自分にとって必要な通信量を計算してみてください。
また、ゲームアプリは2~3個程度であれば、月間20GBでも支障ないケースがほとんどでしょう。
しかし、上で取り上げたような容量の大きいゲームをプレイしたい場合は要注意です。20GBでは足りない可能性があります。
月20GB以上のプランを選んでいる人の割合
多くのスマホの料金プランは、月間のデータ通信量が決まっており、その通信量を使い切ってしまうと翌月まで通信制限がかかってしまいます。
通信速度がかなり遅くなってしまうため、ネットをたくさん使う人ほど、データ量に余裕のある料金プランを選ぶ傾向にあるようです。
この章では、20GB以上のプランを選ぶ理由と、実際にどれくらいの人が20GBプランを使っているのかについて解説していきます。
加入する料金プラン別のユーザーの割合と20GB以上のプランを選ぶ理由
画像引用元:総務省|携帯電話ポータルサイト
上の図を見ると、携帯電話ユーザー全体の約40%が20GB以上のプランを選んでいることがわかります。
最低でも20GBは使えるプランを選んでいる人の割合が、全体の約半数を占めていますね。筆者としても予想以上の結果でした。
では、何故こんなにもたくさんの人が20GB以上のプランを選ぶのでしょうか?
考えられる理由は下記の通りです。
- 通信制限にかかりたくないから
- 自宅にWi-Fi環境がないから
- 家でも外出先でもたくさんネットやアプリを使うから
- 家族で通信量をシェアするから
通信制限にかかりたくないというのは前述した通りです。
また、自宅に光回線などWi-Fiに接続できる環境がなく、スマホの通信のみでネットを使用している場合も大容量のプランを選ぶ人が多いです。
ネット回線があるにも拘らず、Wi-Fiが使えない場所でもたくさんアプリやネットを使う人は、自分が普段使う通信量を把握してプランを選ぶ傾向にあります。
さらに、自分1人で使うのではなく、家族全員で通信量をシェアするために多めのプランを契約し、毎月の料金を節約しているケースもあります。
この場合は、家族みんなで20GB以上をシェアするため、しっかりと余すことなく通信量を使っていることが多いです。
では、実際に月に20GB以上使う人はどのくらいいるのでしょうか。
実際に20GB以上使っている人はどのくらいいるの?
上記の画像のグラフ2を見る限り、20GB以上使っている人は全体の10%程度だということがわかりました。
全体の40%のユーザーが20GB以上を選んでいるにも拘らず、わずか10%の人だけ20GB以上を使っているということになります。
自分はたくさんネットを使うかもしれない・速度制限がかかるのが怖いという人も、実はそこまでネットをたくさん使っているわけではないかもしれません。
使わない大容量プランを契約しているのももったいないので、一度自分が普段どれだけネットを使っているのか調べてみることをおすすめします。
- 20GB以上のプランを選ぶのは全体の40%以上
- 実際に月に20GB使っている人は10%くらいしかいない
- 自分が普段使っている通信量を確認するべき
20GBプランはこんな人におすすめ
次に、どんな人に20GBプランがおすすめなのかまとめました。
- 自宅にWi-Fi環境がない
- 動画や音楽・ゲームなど通信量を多く使うアプリをよく使用する
- テザリングで別の機器にも接続したい
下記にて詳しく解説していきます。
自宅にWi-Fi環境がない
光回線のような使い放題のネット回線が自宅にない場合、必然的にスマホの通信だけでネットを使わなければいけません。
賃貸での一人暮らしなどに多いですが、引っ越しの頻度が多くてネット回線が引けない・工事の手間や費用がかかるのがネックということでスマホの通信量だけでやりくりしている人もたくさんいます。
このような人は、月20GB程度ないと、ネットの全てをスマホの通信量で補うのは厳しいかもしれません。
動画やゲーム、音楽のようなアプリをよく使うなら尚更です。
動画や音楽・ゲームなど通信量を多く使うアプリをよく使用する
自宅や外出先など場所に拘らず、動画や音楽・ゲームのような通信量を多く消費するアプリを使う機会が多い人も、場合によっては20GB以上必要になります。
空き時間にゲームや動画を楽しんだり、通勤や通学時にストリーミング再生で音楽を聴くなど、毎日の積み重ねによって20GB以上使っていることもあります。
自分が普段使うアプリのジャンルが、これらの通信量を多く使うものであるなら、ある程度たくさん通信量が使えるプランを選ぶべきでしょう。
テザリングで別の機器にも接続したい
スマホだけでなく、PCやタブレット、ゲーム機器など別のデバイスをネットに繋ぎたいという人もいると思います。
ネット回線がない場合は、スマホのテザリング機能を利用して、他の機器でスマホの通信を使うことになるでしょう。
スマホ1台であれば20GBも必要ない場合でも、複数の機器をテザリングで接続すればよりたくさんの通信量が必要となります。
20GB使っている人はかなり少ない!普段の利用量をチェックしてみよう!
最後に、20GBでどのくらいWEBサイトやアプリが使えるのかまとめます。
- ニュースサイト閲覧:66,000ページ
- メール送受信:40,000通
- 地図アプリ(10分くらい):20,000回
- 標準画質の動画:40時間~60時間
- 標準音質の音楽:200時間
- ゲーム:320時間~2,000時間(アプリによって異なる)
20GB以上の定額プランを契約している人はかなり多いですが、実際に20GB以上使っている人は全体の10%程度だということがわかりました。
自分はたくさん通信量を使うと思っていても、実際はあまり使っていない可能性が高いので、一度普段どれだけ自分が使っているのか確認してみることをおすすめします。
最近ではキャリアやサブブランド、格安SIMで20GB台の格安プランを発表しています。
スマホの料金を安くしたい人は現在の利用料金と比較し、お得になるのであれば変更すると良いでしょう。