
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
auから他社に乗り換える際には解約・MNP転出手続きが必要ですよね。
今回はauの携帯を解約する手順・解約金・解約の注意点をご紹介します。
解約月の月額料金は日割り換算されない?代理人が解約する場合の委任状の書き方は?など、気になる疑問点を全て解決していきます。
- 解約には単純に電話番号を解約する方法とMNP転出による方法がある
- 解約はショップのみ、MNPはショップ・電話・WEBで対応可能
- 2年契約に加入している場合、更新月以外の解約で高額の違約金がかかる
- MNP転出手数料は3,000円
AUからMNP手数料3300円、解約手数料3300円の請求来てた
— あせやん(z_- ) (@aseyan) February 15, 2021
auを解約する手続きの流れ
画像引用元:auショップ・コンビニでのチャージ(入金)方法 | プリペイドカードへのチャージ(入金)方法 | au WALLET
「auの携帯を解約する」といっても、解約には2種類の手続きがあります。
- 単純解約:auを解約して使っていた電話番号も一切使えなくする
- MNP転出に伴う解約:auで使っていた電話番号を他社で使う
それぞれの方法で、手続きの流れや発生する手数料が異なるので、詳しく解説をしていきます。
auを単純に解約する時の流れ
auを単純に解約する場合は、契約者本人がauショップに来店した上で、手続きを行う必要があります。
単純な解約の場合は、電話やWEBから解約をすることはできないので注意しましょう。
では、auの携帯を単純に解約する場合の手続きの流れについて見ていきましょう。
- 必要なものを揃える
- auショップで解約手続きをする
- 解約完了したかのチェック
解約に必要なものを持参してauショップに行く
解約時に必要なものは次の3点です。
- 印鑑(サインでも可)
- 本人確認書類(原本)(コピー不可)
- 携帯電話本体(なくても解約可)
印鑑や携帯電話本体はなくても解約手続き自体はできるので、最低限、本人確認書類さえあれば問題ありません。
また、auショップでの手続きをする場合には、待ち時間が長くなることが多いので来店予約をしておくのがおすすめです。
auの無料会員サービス「au STAR」の会員特典である、来店予約をしておけば待ち時間を短くすることができます。
もちろん混雑状況によっては予約をしても待ち時間があることもあるので、待ち時間が完全になくなるというわけではありません。
それでも、来店予約をしてauショップに行くのと来店予約をせずに行くのとでは、待ち時間に大きな差ができてしまいます。
解約する旨を伝える
auショップに行ったら、解約をする旨を伝えましょう。
冒頭で解説したように、解約には単純に解約をする場合とMNP転出をする場合の2種類があるので、どちらの手続きをするのかきちんと伝えましょう。
違う手続きをされてしまうと、非常に面倒なことになってしまいます。
本人確認書類など持参物の確認をされるので、提示して手続きを進めてもらいます。
ショップスタッフから、解約によって発生する料金(利用料や違約金など)の説明や、解約によって使えなくなるサービスについて説明があるのでこの時にきちんと確認をしておきましょう。
単純にauの携帯を解約する場合には、これだけで手続きは完了となります。
解約完了
解約手続きが完了すると、その日から今まで使っていたau回線やそれに紐づく一部サービスが使えなくなります。
また、解約当月の料金は1ヶ月分の料金がまるまる発生し、翌月が最終請求となります。
解約時に違約金などの費用が別途発生する場合には、この最終請求分に加算されます。
解約をした後も、料金確認はMy auからできるので、料金がauショップで案内されたものと間違っていないか念の為、確認しておきましょう。
auから他社へMNP転出をする時の流れ
MNP転出をする場合は、auでMNP予約番号を発行してもらいます。
このMNP予約番号は発行しただけでは、解約にならず、他社へのMNP転入が完了した時点での解約となります。
ここではMNP予約番号の発行までの流れについて見ていきましょう。
単純に解約をする場合には、auショップでしか手続きができませんでしたが、MNP転出の場合は電話やWEBからでも手続きが可能です。
auショップでのMNP手続きは、単純に解約をする場合とあまり変わりません。
なので、ここからは電話で手続きをする場合とWEBで手続きをする場合の流れについて解説をしていきます。
- ショップでMNP転出
- 電話でMNP転出
- WEBでMNP転出
電話でMNP転出をする場合の流れ
電話での手続きはとても簡単です。
- お客様センター(0077-75470)に電話をする
- ガイダンスに従って番号を入力する
- MNP予約番号の発行を依頼する
お客様センターに電話をして本人確認が終わったら、ガイダンスが流れるので、MNPしたい該当の番号を入力します。
最後に暗証番号の入力が完了すると、オペレーターに繋がります。
オペレーターから、auを解約することによってかかる費用や使えなくなるサービスについての説明があるので、しっかりと確認をしておきましょう。
発行されたMNP予約番号は通話終了後5分程度でSMSに送られてきます。
また、電話でそのまま聞くことも可能です。
あとは乗り換え先の通信会社でMNP転入の手続きが終われば、auは自動的に解約となります。
WEBでMNP転出をする場合の流れ
auショップや電話の他にWEBでも「My au」からMNP予約番号の発行が可能です。
この場合、WEB版のMy auから手続きを行います。
手順は以下の通りです。
- My au TOPにアクセス
- 画面上部「スマートフォン・携帯電話」をタップ
- 「ご契約内容/手続き」のタブを開く
- 「お問い合わせ/お手続き」をタップ
- 「MNPご予約」をタップ
- 該当の電話番号を選択して「次へ」をタップ
- メールアドレスを入力し、MNP予約番号の記載されたメールが届いたら完了
WEBならauショップや電話のように待ち時間がなく、短時間でMNP予約番号の発行ができるのでおすすめです。
ただし、契約内容によってはできない場合があり、その場合はauショップか電話で手続きをしなくてはなりません。
代理人が解約する時の流れ
契約者本人が来店できない場合、auでは代理人による解約が可能です。
まず、代理人として解約できるのは、契約者の家族や親権者、施設関係者など一部の人に限られます。
友人や知人では、代理人として認められません。
そして、代理人での解約の場合には、委任状などの書類が必要となります。
- 契約者の本人確認書類(コピー可)
- 契約者の委任状
- 代理人の本人確認書類(原本のみ、コピー不可)
委任状はauの正式なフォーマットを使用する必要があるので
- auの公式サイトからダウンロードして印刷をする
- auショップで事前に貰う
のどちらかで、準備をしておきましょう。
委任状にある「委任する手続き」の項目には「その他」にチェックを入れ、記載欄には「解約」と書いておきます。
委任状手続きの場合、1箇所でも記載漏れや誤りがあると手続きができないので、記入例を見ながら正確に記入しておきましょう。
また、委任状が用意できない場合も代理人による解約はできます。
- 契約者の本人確認書類(コピー可)
- 解約するauの携帯電話
- 代理人の本人確認書類(原本のみ、コピー不可)
- 代理人の誓約書(auショップで記入)
この場合には、必ず端末の持参が必要になるので、注意しましょう。
契約者が死亡した場合の解約方法
契約者の死亡による解約の場合も、auショップでの解約となります。
この場合、解約するには次の4点の持参が必要になります。
- 解約するauの携帯電話本体
- 来店者の認印(ゴム印以外)
- 来店者の本人確認書類(原本)
- 契約者本人が亡くなったことを証明する書類
(原本)(コピー可)
2022年6月13日修正:お詫び
上記の「契約者本人が亡くなったことを証明する書類」につきまして、原本が必要な旨を表記しておりましたが、正しくは『コピー可』となっております。
間違った情報をお伝えし、大変申し訳ございませんでした。
契約者本人が亡くなったことを証明する書類については、戸籍謄本や除籍謄本などの公的書類や死亡診断書、斎場使用料の領収書などが含まれます。
詳細はau公式サイトをご確認ください。

かつて解約の手続きは、契約者本人しか手続きできないのが当たり前でした。 しかし、やむを得ない理由があって契約者が解約の手続きができ...
auの携帯を解約するときの注意点
auの携帯を解約する時には、主に料金面で注意しなくてはならない点があります。
単純に解約をする場合とMNP転出をする場合で、共通の注意点について解説をしていきます。
- 違約金や手数料がかかる
- 本体代金の支払いが残っている可能性がある
- 家族のスマホ料金の割引がなくなる可能性がある
違約金や手数料がかかる
auの携帯を解約する時に、1番注意しなくてはならないのは、解約によって費用が発生してしまうことです。
特に契約期間による違約金は思わぬ高額の請求が発生する場合があるので注意が必要です。
解約時に発生する違約金は、契約内容やタイミングによって異なります。
auの契約期間には3種類あり、それぞれでかかる違約金は以下の表の通りです。
項目 | 2年契約 | 2年契約N | 定期契約なし |
---|---|---|---|
契約期間 | 2年自動更新 | なし | |
更新期間 | 3ヶ月間 | なし | |
違約金 | 9,500円 | 1,000円 | 0円 |
契約期間の縛りがない契約パターンもありますが、基本的には2年契約か2年契約Nのどちらかに加入しているはずです。
2年契約/2年契約Nのどちらも、2年ごとに設定されている3ヶ月間の契約更新月での解約なら違約金はかかりません。
それ以外のタイミングで解約をすると、9,500円または1,000円の違約金がかかります。
2019年10月以降、2年契約の違約金が1,000円になる「2年契約N」の提供がスタートしましたが、従来の2年契約に加入している人はプラン変更をしなければ適用されません。
2年契約の違約金が1,000円になったと思って解約をしようとしたら9,500円の違約金がかかってしまった、なんてことにならないように、どのプランで契約しているか事前に確認をしておきましょう。
- MNP転出手数料:3,000円
- 解約月の月額料金
MNP転出手数料は一律3,000円
MNP転出の場合は、違約金とは別に3,000円の転出手数料がかかります。
契約期間内で違約金がかかる場合はもちろん、更新月で違約金がかからない場合にも、転出手数料は必ずかかるので注意しましょう。
解約月は1ヶ月分の料金がかかる
auを解約した月は、必ず1ヶ月分の料金がかかってしまいます。
auの月額料金は月末締めですが、月初に解約しようと月末に解約しようと1ヶ月分の料金が満額で請求されます。
MNP転出で他社に乗り換える場合には、月初にしてしまうとauで1ヶ月分、乗り換え先で1ヶ月分と完全に二重の料金がかかってしまうので、なるべく月末に乗り換えるのがおすすめです。
分割購入の場合は本体代金の支払いが残っている場合も
auを解約する時にかかる費用は、違約金や手数料だけではありません。
携帯電話本体を分割購入をしていた場合には、端末代の残債を支払う必要があります。
auでは2年ほど前から48回分割での購入が始まっており、購入時に長期間の分割を組んでいることも少なくありません。
その場合には、解約時にそこそこの額の残債が残っていることもあり、解約や乗り換えを躊躇してしまいがちです。
ですが、本体代金の支払いは、解約時に一括清算をするか分割支払いを継続するか選ぶことができるので、自分にとって負担の少ない方を選ぶと良いでしょう。
ただし、アップグレードプログラムを利用している方は、auにスマホを返却することで残りの端末代を払わなくても良い場合があります。
他の回線の割引がなくなる場合も
auの新料金プランでは「家族割プラス」といって家族でau携帯を利用していることで、回線数に応じて適用される割引があります。
家族割プラス | 1回線 | 2回線 | 3回線以上 |
---|---|---|---|
割引額 | - | 500円/台 | 1,000円/台 |
家族でそれぞれが対象プランに加入している場合に割引が適用されるのですが、解約によって家族の回線数が減ることで、他の家族のスマホ料金で割引が受けられなくなってしまう場合があります。
例えば、家族で元々3回線契約していたところ1回線だけauを解約した場合、家族割プラスの割引額が1,000円から500円になります。
1回線あたり500円料金が上がるので、2回線で1,000円料金が上がってしまいます。
このように1回線を解約することで、他の回線の料金が上がってしまうことがあるので、解約をする場合には家族回線のプランまで事前に確認をしておくことをおすすめします。
auからMNP転出で他社へ乗り換える場合の注意点
MNP転出をする場合は、auで使っていた電話番号を引き継いで、他の通信会社の回線契約をします。
特にSIMカードをauから格安SIMに変えるだけで、スマホ本体はそのまま使う人も多く、auを解約しても今まで変わらず使えるようにも思えます。
しかしながら、通信会社が変わることで使えなくなる機能があったり、解約前にでしかできない手続きがあったりします。
このような、MNP転出をする場合に、注意すべきポイントについて解説をしていきます。
- auかんたん決済が使えなくなる
- auのメールアドレスが使えなくなる
- SIMロックを解除しないとスマホを継続して使えない
auかんたん決済を利用していないか?
auかんたん決済とは、auの通信費合算でショッピングや月額料金の支払いができるサービスです。
クレジットカードを使わなくても支払いができるので、非常に便利なサービスなのですが、MNPでauを解約してしまうと使えなくなってしまいます。
auかんたん決済を使って月額料金の支払いをしているサービスがあれば、au解約後、決済ができずにサービスが使えなくなってしまう可能性があります。
もし月額料金が発生するサービスの支払いにauかんたん決済を使っているなら、早めに支払い方法を変更しておいたほうが良いでしょう。
auのメールアドレスで登録しているものがないか
auのメールアドレス(〜@ezweb.ne.jp/〜@au.com)も、auかんたん決済と同じように解約後は使えなくなってしまいます。
auのメールアドレスで登録しているサービスがあれば、重要なメールが受け取れなくなる可能性があるので、フリーメールなど乗り換え後も使えるアドレスに事前に変更しておいたほうが良いでしょう。
あるいは、MNPで他社に移った後、速やかに変更するようにしましょう。
SIMロック解除ができているか
auで購入したスマホをそのまま使って格安SIMに乗り換える場合には、事前にSIMロックを解除しておいた方が良いです。
通常auで購入した全てのスマホにはSIMロックがかかっており、他社のSIMカードを入れても通信をすることができません。
au契約中であればMy auから手数料0円でSIMロック解除が可能です。
それが、解約後になるとauショップでSIMロック解除しなくてはならなくなり、手数料も3,000円かかってしまいます。
au携帯の解約の流れを知ってスムーズに乗り換えを
契約をする時に比べて解約は手続きがわかりにくかったり、手数料や違約金といった思わぬ料金がかかってしまったりして、解約をためらってしまうことも少なくありません。
- 解約には単純に電話番号を解約する方法とMNP転出による方法がある
- 解約はショップのみ、MNPはショップ・電話・WEBで対応可能
- 2年契約に加入している場合、更新月以外の解約で高額の違約金がかかる
- MNP転出手数料は3,000円
事前に解約の手続きの流れを知って、自身の契約内容などを確認しておけば、スムーズに解約をすることができるでしょう。
auの解約を検討している人は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください!