
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
この記事では、HTCの最新モデル「HTC Desire 22 pro」のスペックや価格を評価レビューします。
HTC Desire 22 proは約4年ぶりとなるHTC製スマホで、同社の小型軽量VRグラス「VIVE Flow」に最適化されています。
そのため、スマホでVR動画やメタバースサービスを楽しみたい方にぴったりな1台と言えるでしょう。
また、優秀なカメラやおサイフケータイ搭載、全キャリアの周波数に対応と、機能面も充実しています。
HTC Desire 22 proが気になっている方は、この記事で発売日や価格、メリット・デメリットをチェックしてください。
一緒にその他のおすすめスマホも確認してみてくださいね。
- 2022年10月発売の最新SIMフリーモデル
- Snapdragon 695 5GとRAM 8GBで安定したスペック
- 国内キャリアの周波数にバッチリ対応
- 120Hzの高駆動ディスプレイとVRグラスセットでVR動画を見たい方におすすめ
- ワイヤレス充電対応の大容量バッテリーで1日余裕の電池持ち
- APN設定の不具合で格安SIMユーザーの方はまだ買わない方がいい
トップ画像引用元:HTC Desire 22 pro | HTC 日本
HTC Desire 22 proの発売日
画像引用元:HTC Desire 22 pro | HTC 日本
HTC Desire 22 proは、2022年6月に海外モデルが発表されました。
国内版はおサイフケータイを搭載し、2022年9月1日に発表、10月1日から発売されました。
ただ、カラーによって発売日が異なり、本記事執筆時点では未発売のカラーもあります。
HTC Desire 22 proの発売日
カラー | 発売日 | 詳細 |
---|---|---|
ダークオーク | 10月1日 | 公式ショップを見る |
チェリーブロッサム | 10月12日 | |
サルサ・レッド | 10月末発売予定 |
なお、10月19日時点で発売前のサルサ・レッドも、HTC公式ショップや家電量販店のオンラインショップで予約購入可能です。
HTC Desire 22 proの価格
画像引用元:HTC Desire 22 pro | HTC 日本
HTC Desire 22 proは、端末のみとVRグラスのセット販売がありますが、HTC公式ショップでも家電量販店でも基本的に同じ価格です。
HTC Desire 22 proの価格
販売店 | 端末のみ | 端末+VIVE Flow | 詳細 |
---|---|---|---|
HTC公式ショップ | 64,900円 | 114,900円 | ショップを見る |
ヨドバシドットコム | 64,900円 | 114,900円 | ショップを見る |
ビックカメラ.com | 64,900円 | 114,900円 | ショップを見る |
Joshin Webショップ | 64,900円 | 114,900円 | ショップを見る |
上記以外に取り扱うショップもありますが、どのお店も価格に大きな差はなく、むしろ中小規模のショップでは公式ショップより高いところも多々ありました。
そのため、HTC Desire 22 proはよく利用する大手家電量販店のネットショップで購入し、ポイントを貯めるのがお得な購入方法となるでしょう。
HTC Desire 22 proのスペック
画像引用元:HTC Desire 22 pro | HTC 日本
HTC Desire 22 pro | |
---|---|
画面サイズ | 6.6インチ |
本体サイズ | 高さ:166.3mm 幅:76.9mm 厚さ:9.4mm |
重さ | 205.5g |
アウトカメラ | 広角:5,000万画素 超広角:1,300万画素 深度センサーカメラ:500万画素 |
インカメラ | 3,200万画素 |
ストレージ | 128GB |
CPU | Snapdragon 695 5G |
RAM | 8GB |
認証 | 指紋・顔 |
防水 | IP67等級 |
5G対応 | ○ |
カラー | チェリーブロッサム ダークオーク サルサ・レッド(10月末発売予定) |
詳細 | HTC Desire 22 pro 評価レビュー |
本体サイズ・デザイン
HTC Desire 22 proは、画面と側面の境界にも丸みを持たせていることで、全体的に丸みを帯びた印象の本体デザインです。
具体的な本体サイズは高さ166.3mm×幅76.9mm×厚さ9.4mmと、同等の画面サイズのスマホの中でも大ぶりです。
画面サイズは6.6インチと大きいため、動画やゲームを楽しみたい方にぴったりな1台となっています。
また、インカメラのパンチホールが画面の隅に配置されていることで、映像の邪魔をしないのは嬉しいポイントではないでしょうか。
CPU・メモリは比較的高性能で快適
HTC Desire 22 proはSnapdragon 695 5GとRAM 8GBを搭載し、2022年のミドルレンジスマホの中でもなかなかに優秀なスペックです。
まだベンチマークスコアの情報は出回っていませんが、同スペックのスマホはAnTuTuベンチマーク総合で約39万点をマークしています。
ハイエンドモデルと比較してしまうと全く敵いませんが、普段使いから多少重いゲームまで快適に使える性能と捉えていいでしょう。
1日余裕の大容量バッテリーが高機能
HTC Desire 22 proには、4,520mAhの大容量バッテリーが搭載されていて1日余裕で持ちます。
急速充電はQuick Charge 3.0に対応し、もちろんワイヤレス充電もOKです。
また、リバースワイヤレス充電機能で、他デバイスにバッテリー残量を分けることもできます。
国内キャリアの4G・5Gにバッチリ対応
HTC Desire 22 proはキャリアや格安SIMでの取り扱いはありませんが、国内の主要な周波数に対応し、契約回線に関わらず利用可能です。
- 5G:n3、n28、n77、n78、n79
- 4G: B1、B3、B4、B5、B7、B8、B11、B12、B17、B18、B19、
B21、B26、B28、B38、B39、B41、B42
今後利用する回線を乗り換えることがあっても、端末の対応周波数を気にしなくていいのは大きなメリットとなるでしょう。
防水・防塵性能は若干低め
HTC Desire 22 proの防水・防塵性能はIP67等級です。
最近のスマホはIP68等級の防水・防塵性能をもったモデルが多く、比較してしまうと少し見劣りしてしまいます。
普段使いには問題ない防水性能ですが、IP68等級の防水性能でも故障の可能性があるお風呂への持ち込みは避けた方がいいかもしれません。
HTC Desire 22 proのカメラ
画像引用元:HTC Desire 22 pro | HTC 日本
HTC Desire 22 Proには、広角+超広角+深度センサーのトリプルカメラが搭載されています。
メインの広角カメラは6,400万画素、超広角カメラは1,300万画素とハイエンドモデル並みの解像度で、撮影機能も充実しています。
- 手ぶれ補正
- 夜景モード
- 120fpsのスローモーション撮影
- AIシーン検出
- オートHDR
- ポートレートモード
また、インカメラは3,200万画素と高画質な撮影が可能なので、自撮りが多い方も安心です。
XperiaやGalaxyのようなカメラに特化したモデルではありませんが、普段の写真・動画撮影に困ることはないでしょう。
HTC Desire 22 proのディスプレイ
画像引用元:HTC Desire 22 pro | HTC 日本
HTC Desire 22 proは、6.6インチのフルHD+ディスプレイが搭載されています。
この価格帯のミドルレンジスマホでは珍しい120Hzのリフレッシュレートで、動画もゲームプレイも非常になめらかです。
また、セット購入できるVRグラス「VIVE Flow」を利用すれば、動画もゲームも圧倒的な没入感で楽しめます。
VR動画をたっぷり楽しみたい方は、ぜひHTC Desire 22 proとVRグラスをセット購入してください。
HTC Desire 22 proのメリット4つ
続いてHTC Desire 22 proのメリットを見ていきましょう。
- 利用回線を気にせず購入できる
- 高性能かつバッテリー持ちがよく長く使える
- おサイフケータイにもバッチリ対応
- VRグラスセット購入でメタバースも体験できる
利用回線を気にせず購入できる
HTC Desire 22 proは国内キャリアの主要周波数に対応しています。
そのため、現在利用している回線に関わらず、気軽に購入できるメリットがあります。
他の回線に乗り換えも簡単にできるので、使い方に1番合ったプランに頻繁に乗り換える方も安心です。
格安SIMやキャリアの格安プランを駆使して最安値運用をしたい方にとって、対応周波数が多いことは最強のメリットになるかもしれません。
高性能かつバッテリー持ちがよく長く使える
HTC Desire 22 proは比較的高性能なスマホで、かつバッテリーも大容量です。
そのため、1台のスマホを長く利用したい方でも安心して選べます。
今までは「長期間利用するからハイエンドモデルを選ぶ」という方も結構多かったのですが、最近のハイエンドモデルは20万円近くします。
HTC Desire 22 proなら割と高性能なのに6万円台のお手頃価格なので、コスパ良く長く使えるスマホが欲しい方におすすめです。
おサイフケータイにもバッチリ対応
HTC Desire 22 proは海外版が2022年6月に発表されましたが、海外版はおサイフケータイに非対応でした。
国内版の発表が2022年9月と海外版より3ヶ月遅れましたが、こちらはおサイフケータイにバッチリ対応しています。
低価格なSIMフリーモデルはおサイフケータイ非対応モデルも多い中、しっかり日本仕様にしてくれたのは嬉しいメリットと言えるでしょう。
VRグラスセット購入でメタバースも体験できる
HTC Desire 22 proとVRグラス「VIVE Flow」をセット購入すると、キャンペーンでHTCのメタバースサービス「VIVERSE」のマイルームがもらえます。
※引き換え期間は各色の発売日から1ヶ月間
VRで動画やゲームを楽しむのはもちろん、メタバースも体験してみたい方は、ぜひHTC Desire 22 proとVIVE Flowをセット購入してみてください。
HTC Desire 22 proのデメリット2つ
続いてHTC Desire 22 proのデメリットも見ていきましょう。
- APNプリセットの編集とAPNの追加不可
- お風呂での利用はNG
APNプリセットの編集とAPNの追加不可
HTC Desire 22 proは国内の主要な周波数に対応している優秀なモデルですが、2022年10月現在「APNプリセットの追加も編集ができない」という声があがっています。
今後ファームウェア更新またはOSアップデートで改善する見込みですが、現時点でアップデートがいつリリースされるのかは不明です。
格安SIMはAPNプリセットに未登録の事業者が多いため、現時点では購入を控えてアップデートを待った方がいいかもしれません。
お風呂での利用はNG
HTC Desire 22 proはIP67等級の防水・防塵性能があり、メーカー公式でも防水性能に自信のあるイメージ画像を掲載しています。
しかし、お風呂での利用は原則NGと思っておいた方がいいでしょう。
IP67等級の防水性能試験では、常温の真水の中に30分間沈め、浸水していないかをテストします。
この試験では、お風呂での利用に耐えられるかは全くわかりません。
- 流水に対する防水性能(IPX3〜5への対応)は未検証
- 温水や石鹸等の水溶液に対する防水性能・耐腐食性は未検証
- 水蒸気に対する防水性能は未検証
以上のことから、HTC Desire 22 proをお風呂に持ち込むと、水没故障する可能性があると言えます。
著者個人もIP67等級のサブ端末をお風呂に持ち込んでいましたが、直接濡らすことはなくてもSIMトレイ部分の水没シールが反応していた経験があります。
水没での故障はメーカー保証対象外となり、万が一の故障時には買い換えるしか選択肢が残りません。
IP67の防水性能があるとはいえ、HTC Desire 22 proのお風呂への持ち込みはNGと思って利用した方がいいでしょう。
HTC Desire 22 proの評判・口コミ
画像引用元:HTC Desire 22 pro | HTC 日本
最後に、HTC Desire 22 proのネット上の評判・口コミを見ていきましょう。
- 「まだ利用者の声が少なく購入の判断が付かない」という口コミが多い
- APNプリセット編集・追加不可で対応待ち
「まだ利用者の声が少なく購入の判断が付かない」という口コミが多い
HTC Desire 22 proは2022年10月1日に発売したばかりのモデルのため、まだまだ口コミが少ない状況です。
Twitterでユーザーの声を探しても、「有益な情報やレビューが全然見つからない」という声ばかりです。
HTC Desire 22 pro安くなったらほしいけど面白いくらいレビュー出ないな🤣
まあ今の状況では中々買えないよねぇ…
Nothing phoneもほしいんだよな🤔
Pixel7は下取りスマホないから普通に買うのはすごい癪💧— aldila (@aldila224) October 8, 2022
HTC Desire 22 proって発売してるよね?個人的にはPixel7対抗馬なんだが何も話題にあがらない
— 窓際族の希望 (@madogiwac1st) October 12, 2022
HTC Desire 22 proを割とガチで検討しているのだが誰も何も言っていないので材料がなさすぎて難しい
— Pok💉1️⃣2️⃣3️⃣⬛ (@nobuhusababa) October 12, 2022
まだ全色発売されていない段階で、かつサルサ・レッド待ちの人もいるようです。
評判・口コミをチェックした上で購入したい方は、11月に入ってから検討した方がいいかもしれません。
APNプリセット編集・追加不可で対応待ち
HTC Desire 22 proの口コミはまだ少ないとお伝えしましたが、APN設定が追加・変更できないことへの不満の声を度々目にします。
HTC Desire 22 pro、この際dual SIMでRAKUTEN mobile。SIM指すだけで使えた。プリセットAPNで編集はロックされてるのね。SIM1側使えてないmineo au網、SIM2側RAKUTEN 4G網。 pic.twitter.com/ucMw5yuVTh
— ukin074 (@yuking74) October 18, 2022
htc desire 22 pro、プリセット以外のAPN設定が保存できないしプリセットAPNの情報を書き換えできないからmineoとかで使えない件、メーカーがファームウエア更新で対応と不具合を認めたみたいな。
SIMカード/eSIM「APNが保存できない→htc desire 22 pro 」 https://t.co/kNaCfhojbE— honyoka (@honyoka) October 14, 2022
HTC Desire 22 ProはSIMカードのAPN設定がプリセットデータのリストからしか選択できず、手動で細かく設定できない仕様です。
このプリセットリストにOCNモバイルONEの新コースのAPN(https://t.co/a8UpmLuvv7またはhttps://t.co/xtK5qnROEp)は登録されていません。
OCNユーザーは気をつけてください。 https://t.co/rkENPeFroC— HIDE3HOKUTOSEI@ワクチン3回接種済み (@HIDE3HOKUTOSEI) October 18, 2022
海外版は問題なくAPN設定が追加できるようですが、国内版はAPNプリセットの編集やAPN設定の新規追加ができません。
そのため、プリセットに未登録の格安SIMは現状利用できないようです。
今後のアップデートで改善される見込みですが、時期が不明なため格安SIMユーザーの方は注意してください。
HTC Desire 22 proは格安SIMユーザーは様子見した方がいい
画像引用元:HTC Desire 22 pro | HTC 日本
今回は、HTCの最新モデル「HTC Desire 22 pro」のスペックや価格を評価レビューしました。
- 2022年10月発売の最新SIMフリーモデル
- Snapdragon 695 5GとRAM 8GBで安定したスペック
- 国内キャリアの周波数にバッチリ対応
- 120Hzの高駆動ディスプレイとVRグラスセットでVR動画を見たい方におすすめ
- ワイヤレス充電対応の大容量バッテリーで1日余裕の電池持ち
- APN設定の不具合で格安SIMユーザーの方はまだ買わない方がいい
HTC Desire 22 proは、価格に見合ったスペックでバランスのいいミドルレンジスマホです。
6.6インチのディスプレイはリフレッシュレートが120Hzで、動画もゲームも滑らかです。
さらにセット販売されるVRグラスを利用すれば、動画やゲームにどっぷり没入できるでしょう。
ただ、すでに購入した人の口コミを見る限り、現時点ではAPN設定の編集・追加ができない致命的な不具合が生じています。
今後この不具合が改善されれば、どのキャリア・格安SIMでも利用できる非常に優秀な1台となります。
しかし、現時点ではキャリアユーザー、またはWi-Fi環境下での利用のみという方以外は購入しない方がいいでしょう。