HUAWEIのスマホ「Mate」「P」「nova」って何が違うの?比較してみた

  • 更新日:2023年8月24日
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HUAWEIスマホはモデル毎に「Mate」「P」「nova」と名前が付いています。

更に「Pro」「lite」と表記されており、他のスマホと比べると分かりにくいと感じる方も少なくありません。

どのモデルを選んだら良いかのか、モデル毎の特徴、価格やスペックでの傾向について今回の記事でまとめました。

今後、HUAWEIスマホの購入を考えている方は是非参考にしてみてください。

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HUAWEIのスマホ「Mate」「P」「nova」の違い
  • 「nova」はロースペックで低価格帯のモデル
  • 「nova」は2~3万円台
  • 「Mate」は「Mate 20」まで低価格・低機能 or 高価格・高機能の極端なモデル
  • 「Mate30」からは「Mate」が高機能・高価格のフラッグシップモデルを担当
  • 「P」は「lite」モデルが3万円台で低価格・低機能を担当
  • 「P」標準の「P」モデルと「Pro」モデルがハイエンド担当

トップ画像引用元:HUAWEI P30 lite, 超広角レンズ搭載 24MP AI トリプルカメラ※1 高精細フルHD+ディスプレイ | HUAWEI Japan

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この記事を書いた人
あと少しで平成生まれだった、昭和61年誕生のライター。 幼い頃からアーケードゲームにどっぷりハマり、攻略サイトやWikiの編集に手を出した結果、いつの間にやらライターとして活動することになった男。 高校時代に契約したauを長年利用していたが、料金の安さに目がくらみ格安SIMにあっさり乗り換え。 自分で開発環境を組む程のAndroid派…だったが、仕事で触れたiPhoneの使いやすさで鞍替えするなど、割とこだわりがない人間。 現在もお得なサービスがあれば即利用してやろうと息巻く日々。

HUAWEIスマホは「Mate」「P」「nova」の3種が主流

ファーウエイPサーティライト

画像引用元:HUAWEI P30 lite, 超広角レンズ搭載 24MP AI トリプルカメラ※1 高精細フルHD+ディスプレイ | HUAWEI Japan

2019年11月時点で、日本で発売されているHUAWEIのスマホは「Mate」「P」「nova」の3つのモデルが主流です。

主な取扱いキャリアは格安SIM業者でしたが、2019年以降はドコモ、au、ソフトバンクの大手でも取り扱いが始まっています。

ちなみに過去には「Honor 9」というモデルもありましたが、2017年に一度販売された後は後継モデルが発表されていないので、今回は割愛させていただきます。

HUAWEIのスマホ「Mate」「P」「nova」の特徴を簡単に紹介

HUAWEIのスマホ「Mate」「P」「nova」のそれぞれの特徴をざっくりと紹介すると以下のようになります。

モデルPMatenova
価格3~8万円台8万円台以上2~3万円
スペックミドル~ハイスペックモデルフラッグシップモデルエントリーモデル
ディスプレイサイズ6インチ前後約6.5インチ6インチ前後
メインターゲット層幅広いユーザー向け高いスペックを求めるユーザー向け安いスマホが欲しい人向け

後述しますが「Mate」は2019年9月発表の新モデル「Mate 30」と「Mate 20」以前で大きく立ち位置が変わっています。

結果的に「nova」が最も安くてスペックも抑えられたモデル、「Mate」が最も高くて画面も大きいフラッグシップモデル、「P」は「nova」と「Mate」の中間と見て差し支えありません。

更にモデルごとに「Pro」「lite」「無印」に分類される

「Mate」「P」「nova」という分類は大分類で、更にここから「Pro」「lite」「無印」の3つのモデルに分類されます。

  • Pro…「P30 Pro」等と表記:Proと名が付くだけあって高性能・高価格のモデル
  • lite…「nova3 lite」等と表記:スペックと価格が抑えられた格安モデル
  • 無印…「Mate 30」「P30」等と表記:各モデルの中で標準的な価格とスペック

「P・Mate・nova」という大分類と「Pro・lite・無印」の分類で組み合わされる、HUAWEI独特な名前付けとなっています。

国内スマホメーカーでは、ブランドは違っても型番を連番で更新していくのがほとんどでした。(例:京セラのスマホKYV40は「TORQUE G03」ブランドだが、次期型番KYV41は「rafre」ブランド)

従来の方法と一緒に考えて混乱してしまうのが、HUAWEIスマホのモデルごとの違いが分かりにくい原因と言えるでしょう。

スペックを抑えた低価格モデル「nova」

huawei nova3 lite

画像引用元:HUAWEI nova lite 3、しずく型ノッチ搭載フルビューディスプレイ、 ダブルレンズAIカメラ、| HUAWEI Japan

HUAWEIスマホの「nova」は最も価格が安いモデルとなっており、最新モデルの「nova 3」でも37,800円と非常にお手頃価格になっています。

液晶のサイズも6インチオーバーと大画面なので、低価格帯スマホで大画面のスマホが欲しい人にはおすすめのモデルです。

反面、価格が安くなった分スペックは抑えられており、内蔵メモリも3~4GB程度なのでハイスペックを要求する3Dゲームには向いていません。

カメラの画素数とカメラ機能も少なめなので、高画質な写真や動画撮影は期待できないモデルです。

novaモデルは「nova」と更に安い「nova lite」の2種類に分類される

「nova」には無印の「nova」と「nova lite」の2種類に分類され、「nova lite」は無印「nova」よりも更にスペックと価格を抑えたモデルです。

最新のnovaモデル「nova 3」と「nova 3 lite」をスペックや価格で比較すると、下記表のようになります。

型番nova 3nova 3 lite
CPUKirin 970Kirin 710
内蔵RAM/ストレージ4GB/128GB3GB/32GB
バッテリー容量3,750mAh3,400mAh

novaブランドは価格の安さから格安SIM業者で取り扱われることが多いモデルで、特に月額料金を抑えたい節約志向派の人に好評です。

尚、novaモデルは低価格帯を突き詰める方針なので、高スペック・高価格化の「Pro」は存在しません。

解像度はやや粗いがディスプレイサイズは大きい

novaブランドはディスプレイサイズも大きく「nova 3」で6.3インチ、「nova 3 lite」で6.21インチと大きめです。

低価格帯スマホの中では大画面なので「大画面のスマホを低価格で入手したい!」というユーザーのニーズに合致しています。

さすがに画面解像度は上位モデルの「P」「Mate」には一歩劣るものの、他社の低価格帯スマホでは5インチ後半モデルも多いので大画面と言えるでしょう。

novaの総評:HUAWEIスマホの中でも低価格帯で入手しやすいスマホ

HUAWEIスマホ「nova」を総評すると、下記のようになります。

「nova」シリーズのポイント
  • novaモデルはHUAWEIスマホの中でも2~3万円台の格安モデル
  • 徹底的に価格を抑えた「lite」か、使いやすさを重視した「無印」の2種類
  • 低価格帯だがディスプレイサイズは6インチ以上と大きめ

格安SIM業者でセット購入したり、ECサイトでも購入できたりと入手しやすいので初めてHUAWEIスマホを利用する人、格安でスマホを購入したい人に「nova」はおすすめです。

ヘヴィーユーザーのセカンドスマホとして、活用するのも良いでしょう。

次の章では、PとMateのモデルについて詳しく解説していきます。

幅広いユーザー向けモデル「P」

huawei p30

画像引用元:HUAWEI P30, Leicaトリプルカメラ,ローライト撮影,スーパーズーム|ファーウェイジャパン

HUAWEIスマホの中でも「P」モデルは、ハイスペックを求めるユーザーから低価格で扱いやすいスマホを求める人まで幅広く対応しているのが特徴です。

事実上、HUAWEIスマホの中で「P」モデルが標準モデルと言っても差し支えなく、

  • 価格が安い方が良いなら「nova」
  • より高スペックを求めるなら「Mate」

となります。

「P」はハイスペックの「Pro」と「無印」低価格帯の「lite」の3種類に分類

「P」モデルは幅広いユーザーに対応しているので、「低価格帯のlite」「ハイスペックなPro」「ややハイスペック寄りの無印」に更に分類されます。

「P30」を比較すると下記表のようになります。

型番P30P30 ProP30 lite
CPUKirin 980Kirin 980Kirin 710
内蔵RAM/ストレージ6GB/128GB6GB/128GB4GB/64GB
ディスプレイサイズ6.1インチ6.5インチ6.15インチ
バッテリー容量3,650mAh4,100mAh3,340mAh

P30とP30 liteの間にはスペックと価格面で大きく差が空いており、価格は5万円近く違うので実質的には別モデルと言っても良いかもしれません。

逆にP30とP30 Proは5,000円ほどしか差は付いておらず、スペックも少々P30 Proの方が上なのでハイスペックはP30とP30 Pro、低価格帯はP30 liteが担当するようになっています。

同じモデルでも価格や性能が異なる3つのスマホを用意するのは、HUAWEIが意識しているiPhoneシリーズの対抗馬なのかもしれません。

「P」の「lite」は3万円台で「nova」級に価格が安い

「P」モデルの中でも「lite」は価格が安いのが特徴で、「P30 lite」の価格と「nova 3」の価格差は約2,000円「nova 3」の方が高くなっています。

今後のモデルではどのようになるかは不明ですが、現状では低価格帯のHUAWEIスマホが欲しいなら「P」のliteか「nova」を選ぶと良いでしょう。

「P」と「Pro」からはハイスペックモデルで8万円台になる

「P」の無印と「Pro」はハイスペックモデルで価格も8万円台になり、3万円台の「P lite」モデルから大きく価格が上昇します。

HUAWEIのスマホは3万円台の低価格帯と、8万円台以上の高価格帯に極端に分かれており、中間の4~7万円台のスマホはありません。

「P」シリーズのポイント
  • 幅広いユーザーにおすすめの標準モデル
  • 「Pro」「無印」「lite」の3種類に細分化される
  • 「P」の中でも「lite」は価格が安い

HUAWEIスマホのフラッグシップモデル「Mate」

huawei mate30

画像引用元:HUAWEI Mate 30, Kirin 990, 4200mAh Battery, 40MP SuperSensing Camera | HUAWEI Global

HUAWEIスマホの中でフラッグシップモデルの「Mate」は、「P」「nova」と比較して高価格・高スペックを突き詰めたモデルです。

「Mate 20」までのモデルでは高価格な「Pro」、廉価版の「lite」と極端に分かれていましたが、2019年9月に発表された次期モデル「Mate 30」から大幅に立ち位置が変わりました。

「lite」を廃止し「Pro」「無印」のみとなり「P」を上回るハイスペック・高価格モデルを突き進む方針に変わっています。

次期モデル「Mate 30」と「Mate 30 Pro」の比較

2019年9月に発表された「Mate 30」と「Mate 30 Pro」のスペックや価格を比較すると、下記表のようになります。

型番Mate 30Mate 30 Pro
CPUKirin 990Kirin 990
内蔵RAM/ストレージ8GB/128GB8GB/256GB
ディスプレイサイズ6.62インチ6.53インチ
バッテリー容量4,200mAh4,500mAh

フラッグシップの最新モデルなので当然ですが、最新のCPUと内蔵RAMを大量に搭載し、バッテリー容量も4,000mAhオーバーと非常にハイスペックです。

今後のHUAWEIスマホの高級路線は「Mate」シリーズになるでしょう。

液晶画面のサイズは「Mate」が最も大きくなった

液晶画面のサイズと画面解像度も「Mate」シリーズが最も高性能になり、Mate 30ではOLEDの6.62インチの大画面ディスプレイになります。

Mate 30 Proでも6.53インチと若干小さくなりますが、それでもP 30 Proよりわずかに大きいのでディスプレイの大きさとスペック重視の人には「Mate」ブランドを選ぶようになるでしょう。

総評:「Mate」の30以降は全くの別物でハイスペック高級モデルへ

HUAWEIスマホの「Mate」ブランドは、「Mate 20」と「Mate 30」以降で大幅に立ち位置が変わっており日本でも発売されている「Mate 20」では以下のようになります。

「Mate」シリーズのポイント
  • 高スペック・高価格な「Pro」と低スペック・低価格な「lite」の2種類
  • 「Mate Pro」モデルは「P Mate」モデルを上回るフラッグシップモデル
  • 「lite」は「nova」モデルに匹敵する低価格帯スマホ

2019年9月発表の「Mate 30」からは「Mate」の立ち位置は大きく変わります。

  • 高スペック・高価格の「無印」、「無印」から更に高機能化を突き進んだ「Pro」の2種類に変更
  • 「lite」モデルは廃止され、HUAWEIスマホの中でも最高クラスの機能モデル担当

「Mate 20」以前では低価格モデルと高価格帯モデルと両極端でしたが、「Mate 30」以降では高価格・高機能路線一本に絞っていくようです。

HUAWEIのスマホは価格とスペックで型番の傾向は大きく変わる

HUAWEI P30 lite Premium

画像引用元:HUAWEI P30 lite Premium(ファーウェイ ピーサーティー ライト プレミアム) HWV33 | スマートフォン(Android スマホ) | au

HUAWEIのスマホ「Mate」は、最新モデルで高機能化一本となったので、今後の「Mate」「P」「nova」の違いをまとめると下記のようになります。

  • Mate…高機能・高価格化を追求したモデル。ディスプレイサイズも最も大きい
  • nova…2~3万円台で購入できる低価格・ロースペックモデル
  • P…8万円台のハイスペックモデル、3万円台の低価格モデルがあり選択肢が多い

HUAWIのスマホの「Mate」「nova」「P」、一見するとどんな意味を持つのか不明ですが、実は価格やスペック面で大きく違います。

HUAWEIのスマホ「Mate」「P」「nova」の違い
  • 「nova」はロースペックで低価格帯のモデル
  • 「nova」は2~3万円台
  • 「Mate」は「Mate 20」まで低価格・低機能 or 高価格・高機能の極端なモデル
  • 「Mate30」からは「Mate」が高機能・高価格のフラッグシップモデルを担当
  • 「P」は「lite」モデルが3万円台で低価格・低機能を担当
  • 「P」標準の「P」モデルと「Pro」モデルがハイエンド担当

今後HUAWEIのスマホを購入する時は、低価格モデルなら「nova」か「P」の「lite」を、ハイスペックを求めるなら財布と相談しつつ「P」以上のモデルを検討すると良いでしょう。