HUAWEI Mate 20 Xレビュー|トリプルカメラ搭載の高機能スマホ

  • 2018年11月23日
  • by.ユキチ

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中国の通信機器メーカーHUAWEIのスマホは、イギリスやフランスなどのヨーロッパ圏で広く使われている機種です。

2018年10月16日にフラグシップモデルMateシリーズの最新版「HUAWEI Mate 20シリーズ」が解禁され、新たに注目を集めています。

今回は、その中でも最大のディスプレイサイズを誇る「HUAWEI Mate 20 X」についてレビューします。

スマホで大迫力画面を堪能したい方、この機会にHUAWEIが気になった方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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トップ画像引用元:HUAWEI Mate 20 X, Large Screen, Kirin 980, Intelligent phone | HUAWEI Malaysia

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1 HUAWEI Mate 20 Xの長所3つ


画像引用元:HUAWEI公式サイト

HUAWEIのビジネスグループは、スマホ・タブレット・PC・デバイスクラウドサービスなどをカバーする、世界で3番目に大きなスマホメーカーです。

そんなHUAWEIによる最新Mateシリーズは計5機種。いずれも「最もパワフルでインテリジェントなスマホ」として、高性能スペック&最大級の画面サイズを備えています。

それでは、さっそくHUAWEI Mate 20 Xの特徴をチェックしてみましょう。

1-1 HUAWEI Mate 20 Xのスペック

まずは、HUAWEI Mate 20 Xの基本スペックです。

項目スペック詳細
本体サイズ高さ:174.6 mm
幅:85.4 mm
厚さ:8.15 mm
重さ232g
SoC(CPU)HUAWEI Kirin 980
OSAndroid 9(Pie)
ストレージ(ROM)128GB
メモリ(RAM)6GB
画面サイズ7.2インチ(OLED)
メインカメラ40MP(広角)
20MP(超広角)
8MP(テレフォト)
※トリプルレンズ
インカメラ24MP
バッテリー5,000mAh
生体認証顔認証、指紋認証

注目ポイントは、「画面サイズ」と「SoC(CPU)」、そしてトリプルレンズを備えた「メインカメラ」の3つです。


1-2 スマホ史上特大級の7.2インチ


画像引用元:HUAWEI公式サイト

HUAWEI Mate 20 Xのディスプレイサイズは7.2インチ本体サイズの画面占有率が87.83%を占める大型設計です。

薄さは8.15 mmで、5機種の中ではMate 20 liteの7.6に次ぐ2番目に薄いフォルム。ただし、「相対的に見ると1番薄く感じる」というコメントも見られました。

ちょうどスマホとタブレットの中間くらいのポジションですが、片手に収まるため親指での操作も楽です。

FHD+(2,244×1,080)のOLEDを採用し、色域はDCI-P3に対応。18.7:9の縦長HDRディスプレイは、動画閲覧や撮影、アプリゲームとの相性もよいでしょう。

人気のNintendo Switchと比較してみました。

機種ディスプレイサイズ解像度
HUAWEI Mate 20 X7.2インチ2,244 x 1,080
Nintendo Switch6.2インチ1,280 × 720(※)

※TVモード出力解像度は最大 1,920×1,080 60fps

Nintendo Switchと比べてもこれだけの違いがあるので、ゲームを楽しみたい方におすすめできる機種です。

1-3 システムオンチップ(SoC)にKirin 980を搭載


画像引用元:HUAWEI公式サイト

HUAWEI Mate 20 Xはプロセッサーも高性能です。

最新Mateシリーズで搭載されたKirin 980は、CPUとGPUマルチコアアーキテクチャを採用することにより、大幅な速度の向上が可能に。

また、電力の効率化により強靭なバッテリー性能を発揮しています。

動画の連続再生は23時間OK。負荷の高いゲームの連続プレイ可能時間も、iPhone Xs Maxを180分ほど上回るとされています。

さらに、充電性能も強化。4,200mAhバッテリーを、30分で70%まで充電することができます。

その上、他のスマホへワイヤレスで電力を供給できるという優れもの。かなりのパワー型スマホと言えるでしょう。

※2018年11月26日お詫び
表記に誤りがありました。大変申し訳ございません。他のスマホへ電力供給できる逆充電機能はMate 20 Xにはありません。Mate 20 Proで使える機能です。

強力バッテリー搭載ながらスマホが熱くならない

動画視聴やゲームが大好きな方のほとんどは、スマホの使用中に本体がどんどん熱くなっていくという経験をしたことがあると思います。

データに問題はなくとも、内心では「大丈夫かな……」なんて不安に思ってしまいますよね。

しかし、HUAWEI Mate 20 Xは、Vapor Chamber(VC)とGraphene Filmによる世界初の冷却システムを搭載することで、この問題を解決しています。

これまで以上に趣味に没頭できそうですね。

搭載機能メリット
GPU Turbo 2.0テクノロジスピードとパワーを加速し画期的なゲーム体験が可能に
メモリ(RAM)6G複数のアプリを同時に起動してもメモリ不足に陥りにくい
HUAWEI Supercoolスマホを涼しく保つ
デュアルシンメトリックスピーカー高音低音を鮮明に拾い奥行きを表現

1-4 美しく精巧なデザイン


画像引用元:HUAWEI公式サイト

いつも持ち歩くスマホだからこそ、やはり見た目にもこだわりたいもの。

HUAWEI Mate 20 Xは、角々しいイメージを取り除き、うっすら丸みを帯びながらもシャープさが感じられる美しい流線型のデザインを採用しました。

前面は果物をスパッとカットしたようなイメージで、少し面取りが入った背面は、片手で持ちやすいようグリップ調整されています。

カラーは「ミッドナイトブルー」と「ファントムシルバー」の2色。前者は爽やかながら深みのあるブルーで、後者は光の加減でパープルにもシルバーにも見える高級感のある色味です。

背面には、トリプルカメラとフラッシュの4つの円が正方形に配置されています。レンズはフラットなので、机の上に置いてもガタガタしません。

側面もほぼシンメトリー。機能性とデザイン性を兼ね備えた、スルリと手元に収まるスマホです。

HUAWEI Mate 20 X 見た目のポイント
  • ミッドナイトブルー or ファントムシルバーの2色
  • 背面に4つのレンズを配置
  • バックパネルはガラス製。光の中で輝く、美しいテクスチャを再現
  • 指紋が付かない加工あり

次の章では、HUAWEI Mate 20 XのトリプルカメラやM-Penなどの機能について詳しく解説します。

2 HUAWEI Mate 20 XのトリプルカメラやM-Penなどの機能


画像引用元:HUAWEI公式サイト

HUAWEI Mate 20 Xには、高度なパフォーマンスを活かせるツールがたくさんあります。

2-1 新しい20MP(Leica超広角レンズ)

HUAWEI Mate 20 Xは高画質の写真を撮りたい方にもおすすめの機種です。大きな特徴として、今回初めて導入されたライカトリプルカメラの存在があります。

20MP(Leica超広角レンズ)は、カメラの幅にとらわれないワイドな写真をドラマティックに撮ることが可能です。

これにより、山頂の景色や旅行先の風景、普段の街並みをプロ並みのショットで保存できます。

それぞれのレンズの特徴は以下の通りです。状況に合わせて使い分ければ、最高のフォト&ムービーが撮れそうですね!

レンズおすすめシチュエーション
40MP(広角レンズ)日常使いで鮮明な写真が撮れる
20MP(Leica超広角レンズ)風景撮影やマクロ撮影に最適
8MP(テレフォト)遠方の撮影に焦点を当てる

また、AIビデオエディタでそれぞれの人の顔を識別し、別々のビデオハイライトを作成することもできます。友だちと共有する際に、整理する時間や労力がかからないので便利です。


2-2 M-Penを使った手書きに対応

HUAWEI Mate 20 Xは、HUAWEIの M-Penを使った手書きにも対応しています。

ディスプレイに直に書き込みができるだけでなく、4,096の高レベルの圧力感度で繊細な操作が可能なため、イラストを描く際にも最適です。

家族や友だちの誕生日に手書きのメッセージをプレゼントするのもお洒落ですね。

また、ロック中の画面でも有効なので、メモだけをサッと取りたいときにも重宝します。

2-3 ほか4機種と比較した場合のHUAWEI Mate 20 Xの位置づけは?

今回リリースされたのは、

  • Mate 20
  • Mate 20 Pro
  • Mate 20 X
  • Mate 20 RS
  • Mate 20 lite

の計5機種です。

その中でHUAWEI Mate 20 Xはどういった位置づけなのか確認しておきましょう。

モデルMate 20Mate 20 ProMate 20 XMate 20 RSMate 20 lite
サイズ(mm)158.2x77.2x8.3157.8x72.3x8.6174.6x85.4x8.15157.8x72.3x9.7158.3x75.3x7.6
質量(g)188189232187172
OSバージョンAndroid 9(Pie)/EMUI 9.0Android 8.1(Oreo)/EMUI 8.2
SoCHUAWEI Kirin 980HUAWEI Kirin 710
RAM(メモリ)4GB/6GB6GB/8GB6GB8GB4GB
ROM(ストレージ)128GB128GB/256GB128GB256GB64GB
外部ストレージNM Cardに対応(256GBまで)Micro SDに対応(256GBまで)
バッテリー(mAh)4,0004,2005,0004,2003,750
ディスプレイサイズ6.53インチ(LCD)6.39インチ(OLED)7.2インチ(OLED)
6.39インチ(OLED)6.3インチ(LCD)
解像度2,244 x 1,0803,120 x 1,4402,244 x 1,0803,120 x 1,4402,340 x 1,080
メインカメラ12MP(広角)
16MP(超広角)
8MP(テレフォト)
※トリプルレンズ
40MP(広角)
20MP(超広角)
8MP(テレフォト)
※トリプルレンズ
20MP(メイン)
2MP(深度測定用)
※デュアルレンズ
インカメラ24MP24MP(メイン)
2MP(深度測定用)
※デュアルレンズ

スペック上では、HUAWEI Mate 20 XはMate 20の大型版と言えます。

Mate 20は「無印」と呼ばれる廉価版で、できる限りベゼルを狭くしたディスプレイが特徴です。

細身にするためにセンサーをカットしているので、顔認証やインディスプレイタイプの指紋センサーは使えません

そして、この点はHUAWEI Mate 20 Xも同様です。

最新機能をフルで利用したい方はMate 20 Pro、「とにかく大画面がいい!」という方にはHUAWEI Mate 20 Xをおすすめします。

※2018年11月26日お詫び
表記に誤りがありました。大変申し訳ございません。顔認証が使えないと表記しましたが、使えます。Mate 20 Proと違うのは3D顔認証か否かです。インカメラを利用した簡易的な顔認証はMate 20でもMate 20 Xでも使えます。

2-4 日本での価格と発売日は?

HUAWEI Mate 20 Xの価格は899ユーロ、日本円にして114,923円です。すでにイギリスやフランスで発売しているので、日本に来るのが待ち遠しいですね。

前モデルであるMate 10シリーズが日本市場に参入したのは、海外での発売開始からおよそ1ヶ月後でした。

ですから、そろそろ何かしらのアクションを期待してもよいかもしれません。

ディスプレイの大きさで決めるならHUAWEI Mate 20 X!

7インチ超えのディスプレイを搭載するHUAWEI Mate 20 X。

これまで「大画面スマホ」と呼ばれてきたXperia Z Ultra(6.4インチ)や、Honor Note 10(6.95インチ)よりも、さらに大きいスマホとなります。

大きいディスプレイが好きな人は必見ですよ!大きめサイズのスマホへの機種変更を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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この記事を書いた人
モバイル市場・IT企業に携わって以降、気になるポイントを伝わりやすい言葉でご紹介しています。私生活は利便性よりセキュリティ&プライバシー重視、石橋を叩いて渡るタイプです。現在はiPhone XRを愛用中。