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ビジネスの現場においてPCは必須アイテムといえますが、会社で割り当てられたものでなければ、購入するにあたって色々と悩ましい点があります。
例えば、デザインの現場においては使っているソフトの関係上どうしても容量が必要となってきますし、ある一定の画面の大きさが必要なためデスクトップ型に偏りがちです。
多くの現場においてPCは事務的作業をこなすことの方が多く、メールやオフィスソフトにネットができれば問題ないですが、これらはすべてメインPCのお話です。
そして、今の時代パソコンをメインとサブの2台持ちはもはや当たり前ですし、サブ機であれば携帯性に適したスペックに目が行くのではないでしょうか。
そこで、今回は軽量で携帯性抜群のコンパクトノートPCであるHUAWEI Matebook Xのレビューをしていきます。
画像引用元:HUAWEI Matebook X | HUAWEI Japan
1 HUAWEI Matebook Xのスペック
画像引用元:HUAWEI MateBook X | Tablet and PC | HUAWEI Japan
HUAWEIについてはPCメーカーというよりもスマホのメーカーとして認識している人の方が多いのではないでしょうか。
実際に、HUAWEIはこれまでスマホ事業に力を入れていて、タブレットなどは発売していましたが2017年の夏に発売となった本機 Matebook Xが実は初のノートPCでした。
このHUAWEI初のノートPCであるMatebook Xは発売から現在まで人気の高い軽量コンパクトの13インチのディスプレイで、スペックは以下の通りになります。
項目 | Matebook X |
---|---|
発売日 | 2017年7月7日 |
サイズ | 211mm×286mm×12.5mm(縦・横・厚み) |
重量 | 1.05kg |
ディスプレイ | 13インチIPS液晶 |
CPU | 第7世代Core i5 第7世代Core i7 |
メモリ | RAM: 8 GB ROM: 256 GB (i5モデル) / 512 GB (i7モデル) SSD |
カメラ | 約100万画素 |
駆動時間 | 10時間 |
カラー | スペースグレー(i5モデルのみ) ローズゴールド(i5モデルのみ) プレステージゴールド(i7モデルのみ) |
参考価格 ※発売時の価格 | Core i5 オフィス付き:172,800円 Core i5 オフィスなし:144,800円 Core i7 オフィス付き:201,800円 Core i7 オフィスなし:173,800円 |
発売日が1年以上前になるにも関わらず、上記の表を見ただけでもかなりの高スペックであるということがわかります。
次項からは中でも特徴的な部分をピックアップして紹介します。
1-1 ビジネスに最適の軽量13インチのノートPC
画像引用元:HUAWEI MateBook X | PC & タブレット | ファーウェイ・グローバル
メインとして使うPCはノートでも未だに15インチが主流となっていますが、サブ機であった場合、数年前から流行はコンパクトな13インチに移り変わってきています。
ある時期、10インチ前後のウルトラブックが台頭してきていましたが、今ではその座はタブレットが幅を利かせています。
メインPCよりもコンパクトで携帯性に優れ、タブレットよりも大きく、急な作業にも対応できるというのはやはりビジネスの現場においては魅力的です。
HUAWEI Matebook Xはそんなトレンドど真ん中ともいえる13インチのノートPCであり、CPUのスペックの高さやオフィスソフトなど、ビジネスの現場において高い価値があります。
また、ディスプレイは88%のスクリーン対ボディ比率で限界まで視認性を上げた性能は仕事の効率をますますあげてくれると考えられます。
1-2 2モデルから選べる
画像引用元:HUAWEI MateBook X | Tablet and PC | HUAWEI Japan
表を見ていただけるとわかるように、インテル第7世代Coreの
- i5プロセッサー搭載モデル
- i7プロセッサー搭載モデル
2モデルがあります。
基本的な設計は2モデルとも変わりません。しかし細かい点では違いがあり、カラーについてはこの2つは明確に分かれています。
また、メモリであればRAMはどちらも8GBですが、ROMはCore i5では256GBでCore i7では512GBと倍になっています。
こうした違いを考えるとカラーの好みを抜かせば数値が高く性能の良い方を選択することもあるかもしれませんが、値段も当然Core i7の方が高いです。
1-3 ファンレス設計と高い省電力性
モデルの違いにおいてCPUに触れましたが、CPUの性能が高まるとどうしても排熱の問題が出てきます。
ファミリーレストランなどの騒がしい環境での運用ならそれほど気にはならないのかもしれません。
しかし、PCの排熱におけるファンの音というのは集中すればするほど気になってきてしまいます。
ただ、HUAWEI Matebook Xは静音性の高いファンレス設計となっているため、静かなカフェなどの空間においても集中力を乱される心配はありません。
また、インテル第7世代CPUの中でもモバイル機に多く採用されている省エネ型のUシリーズを採用しているのもポイントが高いといえます。
高い処理能力を保持したままエネルギー消費を抑えたUシリーズプロセッサーによって、HUAWEI Matebook Xの駆動時間は10時間と長時間駆動となっています。
ファンレス設計のよる集中力で仕事を進めればそれだけ多くこなせますし、駆動時間も1日使い続けてあまりある10時間ですので、使い勝手がとても良いサブ機です。
1-4 Dolby ATMOS Sound Systemでプライベートも充実
画像引用元:HUAWEI MateBook X | Tablet and PC | HUAWEI Japan
メインPCの場合は、職場や自宅に置きっぱなしという人は多いと思います。
しかし、サブ機の場合、カバンなどに入れて携帯して共に移動するという使い方が殆どで、取り回しの良さからプライベートにおいてもタブレット的使い方をする人は多いでしょう。
そしてプライベートにおけるPC利用としてはやはり動画や音楽といったものが多く、HUAWEI Matebook XはDolby ATMOS Sound Systemで楽しむことができます。
ちなみに、Dolby ATMOS Sound Systemとは、ドルビーラボラトリーズが開発したサラウンド記録再生方式のことでリアルなオーバーヘッドサウンドを実現する技術です。
1-5 PCを安全で素早く立ち上げる2in1ボタン
HUAWEI Matebook Xの特徴的な機能として電源一体型指紋センサーがあります。
これは、多くのPCがセキュリティの為の指紋認証装置を別個にしてあるのに対して、指紋認証装置と電源を一緒にすることによってすばやくPCへのログインを可能となっています。
この電源一体型指紋センサーによって起動の煩わしい手順が1つ省かれているというのはとても便利です。
1-6 オプションでOfficeソフトがプリインストール可能
現在ではMicrosoftのOffice互換性ソフトは多くあり、それこそフリーソフトでも入手することができます。
しかし、ビジネス用のPCを選ぶときに、Officeソフトがプリインストールされているかどうかというのは未だに選択基準として重要なポイントとなっています。
その点、HUAWEI Matebook Xはオプションではありますが、『Office Home & Business Premium プラス Office 365サービス』をプリインストールの選択が可能です。
もちろん、オプションとしてのものなので、『Office Home & Business Premium プラス Office 365サービス』を入れればその分価格は高くなってしまいます。
差額にして3万ほどになりますが、選択肢の幅を持つことができるというのは高いポイントといえます。
- ビジネスに最適な軽量13型
- インテル第7世代Core i5とCore i7の2モデル
- ファンレス設計による高い静音性
- Dolby ATMOS Sound Systemでリアルなサウンドを実現
- オプションでOffice Home & Business Premium プラス Office 365サービスのプリインストールが可能
【HUAWEI Mate 20 VS HUAWEI nova 3】どっちが買いか?その理由
次の章では、Matebook XとHUAWEIスマホとの相性について紹介します。
2 Matebook XとHUAWEIスマホとの相性が抜群に良い
スマホで撮影した写真をPCで加工したり、説明を加えたりしてメールで送信したいということはありませんか。
ある程度の文字入力や画像加工はスマホでも可能ですが、PCで作業したい場合やデータを1つの場所にまとめたいという場合もあります。
スマホとPCをUSBケーブル接続してやりとりすることも可能ですが、ケーブルの抜き差しも面倒ですし、なによりケーブルがないと作業ができません。
また、データのファイルをメールでやりとりするのも地味に面倒ですね。
ノートパソコンとスマホがHUAWEIであれば、HUAWEI Shareという機能を使って一瞬でファイルのやりとりができます!
アプリもソフトウェアも必要なくて、HUAWEIスマホであればアプリギャラリーで近くにあるMatebook Xを指定するだけという簡単さです。
あとは受け手となるMatebook Xで「Huawei Share」をONにしておくと通知がくるので承諾すれば、写真データが一瞬で送られてきます。
もちろん、動画の送信も可能で1GB程度であれば約1分で共有が可能だそうです。
3 最新機種のMatebook X Pro
画像引用元:HUAWEI Matebook X Pro | HUAWEI Japan
HUAWEI Matebook Xは発売が2017年7月ですが、最新機種としてHUAWEI Matebook X Proも発売されています。
最新機種というだけあって多くのポイントでHUAWEI Matebook Xの性能を上回っており、正しく上位互換の正統後継機となっています。
しかし、正統後継機だからといってすべてが上というわけではありません。
中でもサブ機としてのモバイルノートとして重要なサイズがMatebook X ProではMatebook Xよりも一回り大きくなっています。
サイズが変わるということは当然重量も変わり、Matebook X ProではMatebook Xよりも300gほど重く、これは携帯性を考えた時には割と大きなマイナス点です。
また、価格については最新機種と1世代前の機種というだけあって大きな開きがあります。
項目 | 価格(Core i7:オフィスあり) | 価格(Core i7:オフィスなし) |
---|---|---|
Matebook X | 204,032円 | 157,325円 |
Matebook X Pro | なし | 205,953円 |
上記の表は価格比較サイトにおいての現最低価格となっていますが、オフィスなしの同条件においては5万円近い開きがあるのが現状です。
HUAWEI Matebook X Proレビュー|HUAWEIスマホと相性抜群の高機能PC
3-1 Matebook Xは今だからこそ買い時
Matebook X Proという上位互換期が登場しているというのは、ある意味で現在はMatebook Xの買い時であるといえます。
これが2世代分跨いでいれば大きな差となりますがが、1世代前というのは性能自体にはそれほど大きな差はありません。
むしろ、同条件下での価格面で考えればかなり安くなっています。
コスパという点においてはMatebook Xに軍配が上がります。
4 自分にとって最適な選択をしよう
HUAWEI Matebook Xについてレビューしてきましたが、少し振り返ってみましょう。
本機は発売が2017年7月で現行では最新機種である上位互換機が発売されていますが、スペックを見る限りそれほど劣った性能とは考えられません。
むしろ、スマホ業界において培ってきたHUAWEIの技術がふんだんに詰まっているHUAWEI Matebook Xは今のスマホ世代が購入するのに適しているといえます。
スマホやPCに限らず、何かを購入しようとしたときはやはり最新のものに目が行ってしまいますが、技術の劇的な革新でもない限り、1世代前であればスペックは大きく変わりません。
そうなってくると、購入の際に重要となってくるのはいかに自分にとって適している機種かということになってきます。
スペックやコスパ、サブ機に関わらずこれからPCを購入するのであれば、目的やどこで使用するかをよく考えることも重要です。
もちろん、生活に欠かせなくなったスマホとの連携も重要な検討事項でしょう。
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- スマホで有名なHUAWEIだからこそHUAWEIスマホユーザーとの相性・連携は抜群
- シリーズとしては1世代前だが、コスパ的には今が買い時
- 自分に適した機種を買うのが重要