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2019年夏商戦が盛り上がる中、下記ニュースが入ってきました。
- auが突如HUAWEI P30 lite Premiumの発売を開始
- ソフトバンクもHUAWEI P30 liteを発売する
元々2019年夏モデルでしたが米中貿易戦争の影響で販売休止となった経緯があり、購入を見送っていたユーザーからは喜びと戸惑いの声が出ています。
今回はHUAWEI P30 lite Premium(他社ではHUAWEI P30 lite)の、
- スペック
- セールスポイント
- 先代のP20 liteとの違いや進化点
を紹介していきます。
- 価格は3万円台の低価格帯スマホ
- HUAWEI P30 lite Premiumは8月8日からauで発売
- HUAWEI P30 lite はUQ mobileとY!mobileと楽天モバイルから発売
- トリプルレンズカメラとAIカメラを搭載しているのが特徴
- 画面サイズの拡大と画素数向上がP20 liteとの違い
トップ画像引用元:HUAWEI P30 lite Premium HWV33 通販 | au オンラインショップ | 価格・在庫情報
2019年8月8日からHUAWEI P30 lite Premiumの発売開始
画像引用元:HUAWEI P30 lite Premium HWV33 通販 | au オンラインショップ | 価格・在庫情報
HUAWEI P30 lite Premiumは、販売休止が決定後、一部の格安MVNO業者のHUAWEI P30 liteやECサイトで購入して利用するようになっていました。
しかし、2019年8月8日からauではHUAWEI P30 lite Premiumを取扱います。
また、『UQ mobile』と、ソフトバンク傘下の格安MVNO業者の『Y!mobile』も8月8日から、更に楽天モバイルもHUAWEI P30 liteを8月5日から取り扱っています。
HUAWEI P30 liteシリーズを取り扱う予定の業者と価格一覧
既にHUAWEI P30 liteシリーズを取り扱っている格安MVNO業者を除いた、キャリアや格安SIMの価格をまとめると下記のようになります。
業者名 | 機種代金 | 分割支払い時 |
---|---|---|
au | 32,400円 | 675円×48回 |
UQ mobile | 31,644円 | 1,080円×24回 |
Y!mobile | 39,420円 | 540円~1,620円×24回 ※契約内容や 料金プランにより変動 |
楽天モバイル | 通話SIM 新規契約時: 29,980円 | 新規契約時: 初回1,349円で 以降1,351円×24回 |
機種変更 一括時: 23,592円 | 機種変更時: 初回1,061円で 以降1,076円/24回 |
一部の格安MVNO業者はHUAWEI P30 liteシリーズを取り扱っていましたが、遂に大手キャリアでも販売開始というのは中々のビッグニュースと言えるのではないでしょうか。
HUAWEI P30 lite Premiumは低価格帯スマホ
先の価格表を見ていただくと分かるように、HUAWEI P30 lite Premiumは機種代金が3万円台で購入の負担が少ないスマホになっています。
低価格帯ながらも様々な機能を詰め込み、更に処理能力を高めることに定評のあるHUAWEI製なので、HUAWEI P30 lite Premiumはコストパフォーマンスが良いスマホです。
ドコモとドコモ傘下の格安MVNO業者が取り扱うかは不明
2019年夏にHUAWEI P30 lite PremiumとHUAWEI P30 liteを取り扱うと発表したのは、auとソフトバンク傘下のY!mobileと楽天モバイルの3社です。
後述しますがドコモはHUAWEI製品を取り扱う事に安全性の懸念から批判を述べており、今後ドコモがHUAWEI製品を取り扱うかは不明となっています。
ドコモ公式で取り扱うかは今後のユーザーの反応や米中貿易戦争次第…といった所でしょうか。
HUAWEI P30 lite Premiumのスペックをおさらい
画像引用元:HUAWEI P30 lite Premium
続いてはHUAWEI P30 lite Premiumのスペックや、搭載されている新機能についてもおさらいしておきましょう。
販売休止が決まった後も取り扱っている格安MVNO業者や通販サイトはあるので、スペックや機能に変更はありませんが、時間が経過した今のスマホと比べて見直すとどうでしょうか。
HUAWEI P30 lite Premiumのスペック表
スペックを下記に簡単にまとめてみました。
項目 | 内容 |
---|---|
CPU | HUAWEI Kirin 710 オクタコア |
OS | Android 9 Pie |
RAM / ROM | 4GB / 64GB ※ストレージ128GBはau限定 |
バッテリー容量 | 3,340mAh |
背面カメラ画素数 | 約2,400万画素 広角レンズ / 約800万画素 超広角レンズ / 約200万画素 被写界深度レンズ |
インカメラ画素数 | 2,400万画素 |
ディスプレイ | 約6.15インチ TFT 2,312 x 1,080 ドット FHD+ |
SIMサイズ | nano |
防水・防塵 | 非対応 |
CPUはHUAWEI独自のKirinブランドなもののスペック自体は3万円台の価格相応と言えます。
また、HUAWEI P30 lite PremiumとHUAWEI P30 liteの違いも内部ストレージの容量(Premiumは128GB、その他は64GB)だけで、それ以外では差はありません。
ワンセグや防水・防塵、NFCやおサイフケータイに対応していない中華スマホで、日本国内専用ではなくグローバルモデルの日本版と言った所でしょう。
RAMが4GBなので処理の早さはある程度期待が持てますが、なによりHUAWEI P30 lite Premiumの売りはカメラとディスプレイです。
低価格帯スマホだがトリプルレンズカメラを搭載しているのが特徴
HUAWEI P30 lite Premiumには、プレミアムスマホの代名詞とも言えるトリプルレンズカメラが背面部に搭載されています。
標準カメラで高画質な撮影が可能なのはもちろんですが、超広角レンズで大人数が集まる集合写真やパノラマの風景も高画質で撮影可能です。
光量の少ない場所でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載しているので、低価格で高画質なカメラ撮影が出来るスマホが欲しい人におすすめの1台です。
22種類のシーンをAIが自動認識するAIカメラも搭載
HUAWEI P30 lite Premiumはトリプルレンズカメラの他に、AIが被写体やシーンを判別して最適な撮影モードに設定してくれる『AIカメラ』を搭載しています。
アウトカメラでは22カテゴリーのシーンが用意されているので、人物からペット、風景などを判別するので面倒な設定無くプロ並みの撮影が可能です。
インカメラにも8カテゴリーのAIカメラが搭載されているので、シーンに合わせた自撮りも高画質で撮影できるようになるでしょう。
6.1インチのフルHD+画質の大画面で写真や動画も楽しめる
画像引用元:HUAWEI P30 lite Premium
HUAWEI P30 lite Premiumはカメラの他にも、6.1インチフルHD+の画質を持つ大画面高画質なディスプレイが特徴です。
本体上部のスピーカー部分には『しずく型ノッチデザイン』が採用されており、液晶画面で気になる枠の部分を極力削減しています。
先代のP20 liteから画面サイズと画質が上がったのも進化点の1つなので、YouTubeや動画配信サイトで大画面の迫力ある動画を楽しみたいならおすすめの1台です。
au限定でROM128GBが販売
HUAWEI P30 lite Premiumは、au限定でROMが128GBの大容量モデルが発売されるので、たくさんのアプリをインストールしたい方にはおすすめです。
最大512GBのmicroSDカードにも対応しているので、ダウンロードした動画や画像データをHUAWEI P30 lite Premium1台で多く格納出来ます。
この『ROM128GBモデル』はau限定で、au傘下の格安MVNO業者『UQ mobile』では取り扱っておりませんのでご注意下さい。
HUAWEI P30シリーズ徹底比較!lite premium、Pro正解はどれ?次の章では、先代『HUAWEI P20 lite』からの3つの進化点について解説してきます。
先代『HUAWEI P20 lite』からの進化点は3つ
HUAWEI P30 lite Premiumは2018年に発売されたHUAWEI P20 liteの後継機になり、様々な機能が付加されたのが大きな進化点です。
HUAWEI P30 lite Premiumは先代とはどんな違いがあるのか、共通しているポイントは何かを比較してみましょう。
- 本体スペックの上昇
- カメラがトリプルレンズカメラへと進化
- 画面サイズが大きくなり画面解像度が上がった
それでは詳しく説明していきます。
進化点1 本体スペックの上昇
機種名 | HUAWEI P30 lite Premium | P20 lite |
---|---|---|
CPU | HUAWEI Kirin 710 オクタコア | HUAWEI Kirin 659 オクタコア |
OS | Android 9 Pie | Android 8.0 |
RAM / ROM | 4GB / 128GB ※au以外のモデルは ストレージ64GB | 4GB / 32GB |
バッテリー容量 | 3,340mAh | 3,000mAh |
HUAWEI P30 lite Premiumは先代のHUAWEI P20 liteと比較して、基本的なスペックが底上げされているモデルになっています。
CPUやOSを2019年で価格相応の物に換装し、ROMとバッテリー容量増加といった処理能力や普段使いの面でもスペックが上昇したので利便性が高まったのが進化点です。
価格は先に発売された分HUAWEI P20 liteの方が当然安くなっていますが、3万円台を出せるならHUAWEI P30 lite Premiumの方がおすすめです。
進化点2 カメラがトリプルレンズカメラへと進化
機種名 | HUAWEI P30 lite Premium | P20 lite |
---|---|---|
背面カメラ 画素数 | 約2,400万画素 広角レンズ 約800万画素 超広角レンズ 約200万画素 被写界深度レンズ | 1,600万画素 /200万画素 |
インカメラ 画素数 | 2,400万画素 | 1,600万画素 |
HUAWEI P20 liteは2つのカメラレンズを搭載したデュアルカメラですが、HUAWEI P30 lite Premiumはカメラレンズを1つ増やしてトリプルレンズカメラになったのが進化点です。
1つのレンズで通常撮影からパノラマ、望遠などの撮影をこなすと画質が劣ってしまいますが、レンズを増やせば担当するレンズが割り当てられるので、より高画質な撮影が可能です。
先代からカメラ撮影機能を高め、AIカメラも合わさって被写体に合わせた高画質な撮影が出来るようになった…と言えるでしょう。
進化点3 画面サイズが大きくなり画面解像度が上がった
機種名 | HUAWEI P30 lite Premium | P20 lite |
---|---|---|
ディスプレイサイズ | 6.1インチ | 5.84インチ |
ディスプレイタイプ | TFT | IPS |
画面解像度 | 2,312×1,080 dpi | 2,280×1,080 dpi |
HUAWEI P30 lite Premiumは先代に比べて、画面サイズが0.3インチほど大きくなっており、更に画面の解像度も増えています。
フルHD+規格の点は共通ですが、画面サイズの拡大と画質の向上を成し遂げたのがHUAWEI P30 lite Premiumの進化点と言えます。
また先代のHUAWEI P20 liteのノッチデザインを、より小さくした『しずく型ノッチデザイン』なので、画面の大きさは0.3インチ以上の拡大を感じるかもしれません。
USB-Type C端子を使用する点は共通
HUAWEI P30 lite Premiumと充電器を接続する外部接続端子には、HUAWEI P20 liteから継続してUSB Type-C端子が採用されています。
今回取り扱うau・UQ mobile・Y!mobile・楽天モバイル共通で高速充電可能なACアダプタも同梱されるので、充電やデータ転送の為にもUSB Type-Cケーブルを忘れないようにしましょう。
日本ユーザー向け機能の非対応は継続
HUAWEI P30 lite Premiumの残念なポイントとして、日本で好まれる4点の機能がHUAWEI P20 liteから継続して搭載されていない点が挙げられます。
- NFC
- おサイフケータイ
- 防水・防塵機能
- ワンセグ/フルセグ
同じHUAWEI製でもプレミアムモデルでは上記4点の機能の内、一部に対応しているモデルもありますがHUAWEI P30 lite Premiumでは非対応です。
特におサイフケータイが利用出来ない点は、現在使っているユーザーにとっては前まで使えていた機能が機種変更後に使えなくなるので致命的です。
防水・防塵機能にも対応していないので、海や川のような場所や家庭内では台所のような水回りには適しておりません。
HUAWEI P30 liteシリーズはアップグレードやサポートを受けられるのか
HUAWEI P30 lite Premiumのスペックや先代からの進化点について紹介してきましたが、HUAWEI P30 liteシリーズには一度販売を休止したことがあります。
ただし、原因はスマホ本体そのものではなく、外部的な要因です。
- 何故、販売休止になったのか
- 今になって販売となった経緯は何か?
これからHUAWEI P30 lite Premiumの購入を検討されている方は知っておいた方が良いでしょう。
Android本家のGoogleからサポート対象外となる可能性を秘めているのが原因
HUAWEI P30 lite Premiumはau2019年夏モデルの中華スマホとして、HUAWEI P30 liteは2019年ソフトバンク夏モデルとして取り扱う予定でした。
しかし、米中貿易戦争の余波でAndroidを製造しているGoogleから、HUAWEIのAndroidを対象に、OSのアップグレードやGoogle提供アプリが使用出来なくなる可能性が示唆されました。
ドコモ、au、ソフトバンクはアップグレードが出来ない、提供元がサポート出来ないAndroidは取扱いが出来ないと判断されました。
結果として2019年夏モデルからHUAWEI P30 lite Premiumを含むHUAWEI製品販売休止や予約受付の中止となり、一部の格安MVNO業者のみ取り扱う…という経緯があります。
ソフトバンクとauはOSのアップグレードと輸出規制が緩和された為と発表
auとソフトバンクは決算説明会において以下2点の確認が取れたのでHUAWEI P30 liteシリーズの販売に踏み切ったようです。
- OSとセキュリティのアップグレードが継続して提供される
- アメリカと中国の輸出問題が原因だが、それが緩和された
OSのアップグレードが出来ないとお客様にご迷惑をおかけするが、アップグレードの確認が取れたのでHUAWEI P30 liteの販売をする…とのことです。
NTTはHUAWEIのスマホを販売する点は批判している
唯一残ったドコモですがHUAWEI製品を販売する点を批判する姿勢を見せています。
- アメリカと中国間の禁輸措置が緩和される可能性は低い
- アプリが使えなくなると顧客に迷惑がかかってしまう
NTTの澤田純社長は決算記者会見で上記のように述べており、安全性の懸念やアプリが利用出来なくなる点から、HUAWEI製品を取り扱う事業者を批判しています。
ドコモとau・ソフトバンクでHUAWEI製品の認識が分かれた
画像引用元:HUAWEI P30 lite Premium
- au・ソフトバンク…OSとセキュリティアップグレードの継続、禁輸措置緩和が確認出来たので提供する
- ドコモ…禁輸措置が緩和される可能性は低く、安全性の懸念から継続して取り扱わない
日本の大手通信事業者でもHUAWEI製品を巡っては意見が分かれており、HUAWEI P30 lite Premium含むHUAWEI製品が、日本でどのような扱いになるかは不明です。
auやソフトバンクの言い分であれば今後も問題なく利用出来るようですが、一方でドコモのようにアプリが使えなくなる可能性もゼロではありません。
スペックは高いHUAWEI P30 lite Premium
HUAWEI P30 lite Premiumは、一度販売の休止を余儀なくされた曰く付のAndroidで、一部の格安MVNO業者でのみ取り扱うスマホでした。
スペック自体は低価格帯でありながらトリプルレンズカメラを搭載しており、メモリも多いのでコストパフォーマンスは良いスマホと言えます。
- 価格は3万円台の低価格帯スマホ
- HUAWEI P30 lite Premiumは8月8日からauで発売
- HUAWEI P30 lite はUQ mobileとY!mobileと楽天モバイルから発売
- トリプルレンズカメラとAIカメラを搭載しているのが特徴
- 画面サイズの拡大と画素数向上がP20 liteとの違い
ただし、auとソフトバンクは販売のGOサインを出しましたが、ドコモは見送るなど大手通信事業者でも対応は分かれているので、購入・契約はその背景を承知の上で行うようになるでしょう。