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iPhoneのiOS16に「iCloud共有写真ライブラリ」という新たな機能が、2022年内に追加されます。
iCloud共有写真ライブラリとは、他のメンバー最大5人を追加して、家族間で写真をシームレスに共有できる機能です。
本記事では、このiCloud共有写真ライブラリの概要や使い方、共有アルバムとの違いについて詳報します。
- 家族の写真を家族間で自動的に共有できる
- 撮影した瞬間にシェアできる
- メンバーも写真の編集・削除が可能
- 実装されるのは2022年内
iCloud共有写真ライブラリ(共有ライブラリ)とは
画像引用元:Apple
iCloud共有写真ライブラリとは、家族間で写真をシームレスに共有できる機能です。
普段、スマートフォンで家族の写真を撮影しても、そのすべてを家族と共有している人は少ないのではないでしょうか。
なぜなら写真を共有するには、メッセージアプリで送信したり、コラボレーションツールにコピーしたりなどの手間がかかるからです。
一方、iCloud共有写真ライブラリなら、「共有する」という操作をする必要がありません。
自動的に家族間で写真を共有することができます。
共有ライブラリを使えるのはファミリー共有使用中の家族のみ
iCloud 共有写真ライブラリは他のメンバー最大5人で共有できますが、その5人は「ファミリー共有」を使用中のメンバーとなります。
ファミリー共有とは、家族がさまざまなものを共有できるサービスです。
以下のことが可能になります。
- コンテンツ、サブスクリプション、iCloudストレージの共有
- 共有アルバムの自動作成
- 家族のデバイスの探索(位置情報の共有)
- 家族カレンダーの利用
- 子どもの購入リクエストの管理
- 子どものデバイスにおけるスクリーンタイム設定等の制限
ファミリー共有を設定するには、以下の手順を実行します。
- 「設定」>(自分の名前)>「ファミリー共有」>「ファミリーを設定」と進み、ファミリー共有グループを設定
- 家族に参加を依頼する
iCloud共有写真ライブラリを利用する方法
画像引用元:iOS 16 Preview – Apple
iCloud 共有ライブラリは、もともとは2022年9月に行われたiOS16のリリース時に搭載される予定でしたが、延期になりました。
本機能は2022年内に、iOS16に搭載される予定とのことです。
iOS16を搭載できるiPhoneのシリーズは、以下のとおり。
- iPhone 14/14 Plus
- iPhone 14 Pro/14 Pro Max
- iPhone 13/13 mini
- iPhone 13 Pro/13 Pro Max
- iPhone 12/12 mini
- iPhone 12 Pro/12 Pro Max
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro/11 Pro Max
- iphone XS/XS Max
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8/8 Plus
- iPhone SE(第2世代)/(第3世代)
共有写真ライブラリをオンにするとどうなる?
共有写真ライブラリ機能をオンにすると、変わることは主に次の3つです。
- 過去の写真を含めるか確認される
- カメラアプリから瞬時に共有できる
- 追加・編集・削除の権限がメンバーに等しく与えられる
まず、過去の写真を「共有ライブラリ」に入れるかどうか確認されます。
すべての写真を共有ライブラリに入れることもできますし、自分やパートナー、子どもが写っている写真だけを共有ライブラリに入れることも可能です。
過去の写真を入れないこともできます。
共有写真ライブラリをオンにしたあとにカメラアプリで撮影するときは、共有ライブラリというボタンが追加されます。
撮影した写真は直接共有ライブラリ内へ送信され、メンバーが見られる状態に。
他のメンバーに共有したくないのであれば、写真撮影時に「共有ライブラリ」をオフにすればOKです。
このように共有写真ライブラリ機能では、必要に応じて共有のオンオフを切り替えられますし、撮影した写真をあとから「共有ライブラリ」に追加することもできます。
使いこなせれば非常に便利な機能ですよ。
また共有された写真は、メンバーが等しく編集・削除できます。
他のメンバーが「共有写真ライブラリ」へ写真を追加することも可能です。
『共有ライブラリ』と『共有アルバム』の違いは?
画像引用元:Apple
共有ライブラリと共有アルバムの違いは、主に次の4つです。
- 自身が撮影した写真と同じように扱える
- 共有ライブラリは1つだけ作成できる
- 写真撮影するだけで共有される
- メンバーが編集・削除の権限をもつ
それぞれの違いについて解説します。
自身が撮影した写真と同じように扱える
共有ライブラリでは、他のメンバーから共有された写真を、自身のカメラロールに表示できます。
自身が撮影した写真と同様に並べることができるので、自分が撮影した写真と同じように扱えるでしょう。
なお、共有ライブラリ内にある写真の隅には、2人の人物が並んだマークが表示されるので、区別は可能です。
画像引用元:Apple
一方、「共有アルバム」では写真を見る際にアルバムタブへ移動しなければなりません。家族が共有した写真は、自身が撮影したものとは完全に別ものとして扱われます。
「共有ライブラリ」は1つだけ作成できる
共有ライブラリは家族間で写真をシェアするための機能なので、1つしか作成できません。
一方、「共有アルバム」はイベントやメンバーごとに複数作成できます。
ただし、「共有ライブラリ」内にも「共有アルバム」を作成することは可能です。
撮影するだけで共有できる
「共有ライブラリ」の大きな特徴は、カメラアプリに共有ライブラリのボタンが付く点です。
フラッシュをオン・オフにするのと同じ感覚で、撮影するときに共有するかどうかを選択できます。
撮影するだけでメンバーに写真が共有されるので、手間がかかりません。
一方、「共有アルバム」は撮影した写真をあとから共有する機能です。
そのため、撮影時に写真を瞬時に共有する機能はありません。
メンバーが編集・削除の権限をもつ
「共有アルバム」では、オーナー以外のメンバーが写真を追加したりコメントしたりできますが、オーナーが追加した写真の削除や編集は行えません。
一方、「共有ライブラリ」ではオーナーかどうかに関わらず、全てのメンバーが同じ権限をもちます。
つまり、メンバー全員が共有ライブラリ内の写真を削除・編集できるということです。
家族の写真をシェアできるiCloud共有写真ライブラリ
画像引用元:Apple
iCloud共有写真ライブラリの特徴は以下の通りです。
- 家族の写真を家族間で自動的に共有できる
- 他のメンバー最大5人と共有可能
- 撮影した瞬間にシェアできる
- メンバーも写真の編集・削除が可能
- 実装されるのは2022年内
iCloud共有写真ライブラリは、家族を撮影した写真を、家族間で自動的に共有できる機能です。
iPhoneのカメラアプリで撮影する際、「共有ライブラリ」ボタンが表示され、撮影した瞬間にメンバーにシェアできます。
また、共有ライブラリ内へ写真を追加、編集、削除する権限は、すべてのユーザーに等しく与えられます。
iOS16に実装されるのは、2022年内の予定です。実装されたら、ぜひ使ってみたい機能ですね。