
携帯代10,000円て高くない!?格安SIMで月額を半分以下に抑えませんか?
eSIMという言葉をまだ知らない人も多いのではないでしょうか。
eSIMとはこれまでの物理的なSIMカードと異なり、スマホに挿し込む必要のないSIMという新たな技術のことです。
海外ではかなり普及してきていますが、日本ではまだまだ知られていません。
今回はIIJmioのeSIMプランを提供いただいたので、IIJmioのeSIMプランを実際に使った感想や設定手順、注意点などを徹底レビューしていきます。
IIJmioのeSIMプランの口コミや評判が気になるかた、実際に契約しようか迷っているかたはぜひ参考にしてください。
- 通信速度は時間帯によって大きな差があるが、混雑時を避ければ快適に使える
- 主回線で電話をしている時に副回線でのモバイルデータ通信ができなかった
- 6GBで1,520円という料金の安さが非常に魅力的
- 月額料金が安く使い勝手が良いが、手数料が少し痛い
この記事では、IIJmioのネット上の評判とメリット・デメリットを解説します。 IIJmioは、格安SIMサービスを2012年から開始し、ずっとファンの多い格安SIMです。 とはいえ、乗り換えを検討している方の多くは、「なんで人[…]
画像引用元:データ通信専用SIM eSIMプラン(ベータ版) | IIJmio
eSIMとは一体なんだろう?
まずは、eSIMとは一体どのようなものなのか理解を深めていきましょう。
eSIMのメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
eSIMとはスマホに挿し込む必要のないSIMカードのこと
eSIMは物理的なカードではありません。
簡単に言うとスマホに挿入する必要のないSIMカードを指します。
そんなeSIMの種類は2つあります。
- 埋め込み型のSIM
- RSPに対応しているSIM
埋め込み型のSIM
スマホ内の基盤に付けられた電子部品にSIMの機能が備わっているのが、埋め込み型のSIMです。
ですから、SIMカードをスマホに挿し込む必要がありません。
通常のSIMカードに比べ、環境の変化に適応しやすく腐食しにくいことから、丈夫なSIMとしても定評があります。
RSPに対応しているSIM
RSPとは「リモートSIMプロビジョニング」の略称で、SIMカードがなくてもプロファイルによってSIM情報の書き換えが可能になるという機能のことです。
一般的に「eSIM」と聞くと、この種類のeSIMを想像するかたも多いと思います。
今回筆者が実際に使ってみたIIJmioのeSIMも、このRSPに該当します。
eSIMのメリット
eSIMとは一体どのようなものなのかわかったところで、次にメリットについて見ていきましょう。
SIMカードのサイズを気にする必要がない
海外旅行中のように一時的にSIMカードを使いたい時は、カードのサイズが合っているかどうかチェックしなければいけません。
海外では、microSIMを無理に切って小さくし、nanoSIMのサイズに合わせて使うこともあります。
スマホへの挿入がもともと不要なeSIMであれば、サイズを気にする必要もありません。
SIMカードの故障や不具合のリスクが減る
うまくネット通信ができなくなった時や、通話に支障が出た時など、スマホに不具合が生じることもあります。
そんな時、スマホ本体の故障を疑う人も多いと思いますが、中にはSIMカードが故障して不具合が生じていることも少なくありません。
SIMカードは衝撃や温度差などによって壊れやすいといわれています。
しかし、eSIMであれば、そもそもスマホに挿し込む必要もありません。
埋め込み型SIMであっても、従来のSIMカードより丈夫だと定評があります。
そのため、SIMカードの故障や不具合のリスクを軽減させることにも繋がるでしょう。
複数のスマホやSIMカードを使う必要なく複数回線使える
2つの電話番号を使いたいとなった時、多くの人は2台のスマホを使ったりデュアルSIM対応のスマホを購入します。
一般的にデュアルSIM対応と呼ばれるスマホの多くは、1台のスマホにSIMカードを物理的に2枚挿し込むことがほとんどです。
つまり、スマホを2台またはSIMカードをわざわざ2枚用意しなければいけません。
しかしeSIMであれば、ネットで簡単に利用手続きができますし、物理的にSIMカードを複数用意する必要もありません。
スマホを2台購入する必要もないです。
以前と比べてより簡単に1台のスマホで2つの電話番号を運用しやすくなるでしょう。
- スマホに挿し込む必要のないSIMカードのこと
- SIMカードを抜き差しすることなく回線を切り替えられる
IIJmioのeSIMを実際に設定してみたので手順を解説
IIJmioのeSIMを使えるようにするためには、大きく分けて4つの手順を踏む必要があります。
- SIMロックの解除をする
- IIJmioのeSIM専用サイトから申込み
- eSIMの接続設定
- 回線の切替えをして使う
この章では、それぞれの手順について画像を交えながら詳しく解説していきます。
今回は筆者が実際に自分のiPhone XRで1から設定をしてみました。
Androidスマホ(Google Pixel 4)の場合は、若干仕様が異なるかもしれないので、予めご了承ください。
1自分のスマホのSIMロックを解除しよう!
eSIMを利用するにはSIMロック解除が必要不可欠です。
eSIMの回線はドコモですが、eSIMを使うにはドコモのスマホでもSIMロック解除が必須です。
筆者もドコモのiPhoneですがSIMロック解除をしました。
実際にSIMロック解除をした時の画像を使いながら手順について簡単に解説していきます。
SIMロック解除には、他社キャリアのSIMカードが必要となります。
他社キャリアのSIMカードがない人は、ショップに行ってスタッフに手続きしてもらってください。
ただし、ショップ受付だと手数料として3,000円かかるので、可能な限り自分で行った方が損をしません。
補足
すでにSIMロック解除をしている、SIMフリー端末をもっているという方はこの手順は必要ありません
SIMロック解除方法【ドコモの場合】
手順は下記の通りです。
- My docomoにログイン
- 画面下部へスクロールして「SIMロック解除」を選択
- SMSでセキュリティコードを送信
- 送られてきたコードを入力して手続きを進める
- SIMロック解除を行うスマホのIMEI(製造番号)を入力
- 注意事項を確認したらチェックをして次の画面へ
- 申込み完了後届いたメールを確認する
- スマホの電源を切ってSIMカードを抜く
- 他社キャリアのSIMカードをスマホに挿入して再起動
- Apple IDを入力してアクティベーションロックを解除
- 完了
まず、My docomoにアクセスしてログインします。
このまま下部へスクロールします。
かなり下の方に「SIMロック解除」という項目があるのでタップしてください。
SIMロック解除には2段階認証が必要となりますので、SMSに送られてきたセキュリティコードを入力しましょう。
次に、SIMロック解除をするスマホのIMEI(製造番号)を入力します。
IMEI(製造番号)の確認する時は、iPhoneの画面から「設定→一般→情報」の順番にアクセスします。
キャリアの下部にある「IMEI」がSIMロック解除に必要となる番号です。
表示されている数字の間に空白があるせいで、My docomoの画面にコピペすると最後の2文字が入らなくなります。
コピペした後に空白を消して、最後の残りの2文字を入力するようにしてください。
IMEIを入力すると、確認画面が表示されます。
SIMロック解除するスマホに間違いがないか、手数料が無料であるかをしっかりチェックしてください。
これで受付は完了しました。
次にドコモから指定したメールアドレス先にメールが送られてきます。
メールの内容通り、まだSIMロック解除は終わっていません。
次に、ドコモのSIMカードを一度抜いて、他社キャリアのSIMカードを挿入します。
SIMカードを抜いてから他社キャリアのSIMを挿入して再起動するまで、必ずスマホの電源は切ってからにしてください。
故障や不具合の原因となります。
再起動すると上記のような画面になります。
アクティベーションロックを解除するために、Apple IDのアカウントとパスワードでログインしてください。
ホーム画面に切り替わったところで、最後に「設定→一般→情報」でネットワークを調べてみましょう。
筆者はSIMロック解除する時にauのSIMカードを使いました。
SIMロック解除したことで、挿入されたままのauのSIMが使えている状態になっていることがわかります。
後は、再び電源を落としてSIMカードを入れ替えたらSIMロック解除の手続きは完了です。
2eSIM専用サイトから申込みをしよう
SIMロック解除が終わったところで、次にeSIMの申込みをしましょう。
eSIMを申込むためにはIIJmio公式サイトにアクセスし、「eSIMお申し込み」というリンクから手続きをする必要があります。
新規契約や既存ユーザーが申込みたい時、利用端末を変えたい時など場合によって手続きの手順が異なるので気をつけてください。
新規契約の場合
新規契約の手順は下記の通りです。
- eSIMに対応しているスマホか再確認する
- SIMロック解除してあることを確認する
- メールアドレスとクレジットカードを用意
- 公式サイトの「eSIMお申し込み」を選択
- プランを選び、情報を入力して手続きする
- アクティベーションコードの準備ができたらメールが送信されるので確認する
- 会員専用ページの「アクティベーションコード確認」ページにコードが表示されているかチェック
- 完了
事前に登録に使うメールアドレスとクレジットカードを用意しておくようにしましょう。
公式サイトの「eSIMお申し込み」を選択した後は、サイトの案内に従って手続きを進めてください。
契約が完了し、アクティベーションコードの準備ができると、登録したメールアドレス宛にその旨のメールが送られてきます。
その後は会員専用ページにアクセスして、自分のアクティベーションコードを確認してください。
既にIIJmioユーザーである場合
既存ユーザーだと今ある契約を変更またはSIMカードを追加したいと思うでしょう。
しかし、eSIMプランへ変更したり、SIMカードを追加することはできません。
そのため、手続きは上記の新規契約と同じ方法になります。
利用しているスマホを変更したい場合
一度アクティベーションコードをスマホに読み込ませてしまうと、他のスマホに変更することができません。
そのため、利用しているスマホを変更したい場合はアクティベーションコードの再発行が必要となります。
前章で述べたとおり、再発行には費用が2,000円かかります。
- 会員専用ページへログイン
- SIMカード再発行(サイズ変更)から申込む
- ライトスタートプランを選択する
- 再発行するSIMカードは「eSIMベータ版」を選択
データ通信専用なので問題ないと思いますが、再発行されたeSIMの電話番号は変わります。
プロファイルの準備ができ次第メールが送られてくるので、届いたらアクティベーションコードページを表示して、接続設定を行ってください。
今まで使っていたeSIMは、再発行日のみ新しいeSIMと一緒に平行して使えます。
3接続設定
アクティベーションコードをもらった後は、いよいよ自分のスマホとeSIMを接続していきます。
- iPhoneの設定画面を開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「モバイル通信プランを追加」をタップ
- アクティベーションコードを枠内に入れて読み込む
- 読み込みが完了したら下部にある「モバイル通信プランを追加」をタップ
- 各モバイル通信プランの名称を選択
- デフォルト回線を選択
- 「iMessage」と「FaceTime」に使用する通信プランを選択
- デフォルトで使用するモバイル通信を選択する
- 完了
まずiPhoneの設定画面を開き、「モバイル通信」をタップします。
次に、「モバイル通信プランを追加」をタップします。
すると、カメラモードが起動されるので、枠内にアクティベーションコードを入れて読み込みをしてください。
読み込みが完了すると「“IIJ”からのモバイル通信プランをiPhoneに追加することができます」と表示されます。
問題なければ、下部にある「モバイル通信プランを追加」をタップしてください。
これで読み込みは完了です。
次に設定に移ります。
まずはそれぞれのプランの名称を選択します。
筆者はドコモ回線を主回線、eSIMを副回線にしました。
次に、通話のデフォルト回線を決めます。
IIJmioのeSIMはデータ通信専用なので選ぶことはできません。
ちなみに、通話のデフォルト回線とは連絡先に登録されていない人に電話またはメッセージを送る時に使う回線のことです。
連絡先に登録してある人は、連絡先アプリからいつでも優先回線を選ぶことが可能です。
次に、iMessageとFaceTimeを使用するプランを選びます。
後述しますが、IIJmioのeSIMではどちらも使うことができませんでした。
次に、デフォルトで使うモバイル通信を選びます。
下部にある「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をONにすると、電波状態や回線の利用状況に応じて自動的に回線を切替えてくれるようになります。
これで設定は完了です。
設定画面のモバイル通信の項目は下記のような表示になりました。
コントロールパネルを開くと、しっかり両方の回線が使えるようになっていることがわかります。
4IIJmioのeSIMに切り替える
では実際に回線を切替えて使ってみましょう。
筆者は現在、モバイルデータ通信をIIJmioに設定しています。
これをドコモに変えたいと思った時には、先ほどの設定画面にある「モバイル通信」をタップします。
ここで変更したい項目をタップします。
まずは「モバイルデータ通信」を見ていきましょう。
今は副回線(IIJmio)になっていますが、ドコモに変えたい時は主回線にチェックを入れるだけです。
数秒で回線が切り替わるので、時間がかかるということもありません。
音声通話の回線を変更したい時も同様です。
モバイル通信プランを削除したい時は?
プランを削除したい場合は、モバイル通信の画面にある「モバイル通信プラン」から削除したいプランを選択してください。
下部にある「モバイル通信プランを削除」をタップすれば削除できます。
ちなみにこれはあくまでiPhone上で設定が消えるだけで、解約にはなりません。
解約する場合はIIJmioに直接問い合わせしましょう。
テザリング
テザリングを使いたい場合、APN設定をする必要があります。
「モバイル通信」のページにある「モバイル通信プラン」からIIJmioの回線をタップし、「モバイルデータ通信ネットワーク」を選択してください。
そして、「モバイルデータ通信」と「インターネット共有」の2つの項目に下記の情報を入力してください。
- APN:iijmio.jp
- ユーザー名:mio@iij
- パスワード:iij
すると、設定画面トップにある「インターネット共有」に自動的に反映され、IIJmioの回線でテザリングが可能となります。
eSIM接続時の注意点
前述しましたが、アクティベーションコードを一度スマホで読み取ってしまうと、他のスマホで読み込むことができなくなります。
つまり、万が一eSIMを使うはずのスマホではなく別のスマホで設定してしまった場合、元に戻すことはできません。
別のスマホで利用したい場合は、再発行手数料2,000円を支払って再度アクティベーションコードを発行する必要があります。
そのため、接続設定をする時はeSIMを使う予定のスマホを間違えないようにしましょう。
特に複数台利用している人は間違えてしまう可能性が高くなるので、より注意が必要です。
- 自分の使っているスマホのSIMロックを解除する
- IIJmioの公式サイトにあるeSIM申込みページで契約する
- eSIMの接続設定を行う
- 必要に応じて回線を切替えるなど、後は自由に使ってみよう
IIJmioのeSIMプランの口コミ・評判を事前調査
筆者も今回IIJmioのeSIMを実際に使ってみましたが、事前に調べていた口コミ・評判を紹介します。
特に多かった声をまとめてみたので、是非チェックしてください。
通信速度は従来のIIJmioのSIMと同じ
多かった意見が通信速度についてでした。
eSIMの通信速度は、以前従来のSIMカードを使っていた人からすると「全く変わらない」と感じているようです。
つまり、eSIMにしたからといって通信速度が遅くなったり速くなったりすることはないということです。
IIJmioそのものの通信速度については、典型的な格安SIMだと思ってもらって構いません。
時間帯によって大きく通信速度が変化し、混雑している時間帯には1Mbpsも出ないと言われています。
ネットを利用する時間帯が混雑する時間と合ってしまう人は、なかなかストレスに感じるかもしれません。
iMessageとFaceTimeが使えない
接続設定の章でiMessageとFaceTimeが使えなかったと述べましたが、口コミでも同様の意見は寄せられていました。
IIJmioで使えるeSIMプランはあくまでベータ版と呼ばれており、従来のプランよりも色々な制限があります。
また、試運転扱いではあるので、不具合が生じている可能性も否定できません。
申込んですぐに利用できるeSIMとしてのシステムは魅力
通常のSIMカードだと、ネットで契約してから自分の手元にカードが届くまで数日間を要します。
しかし、eSIMの場合はSIMカードを物理的に用意する必要はありません。
そのため、申込んだ当日にすぐに使えるようになるという点ではかなり便利で魅力的です。
急ぎで契約したとしても即日使えますから、数日間不便な思いをする必要もありません。
物理的にSIMカードがないという点は、eSIM最大のメリットだと思われます。
IIJmioのeSIMを実際に使ってみた感想レビュー
画像引用元:データ通信専用SIM eSIMプラン(ベータ版) | IIJmio
口コミや評価を調べていきましたが、ここからは筆者が実際に使った時に感じたことや、実際の通信速度などについて紹介していきます。
以前からeSIMというものに興味はありましたが、日本ではあまり知名度も高くなく、まだまだ普及していないこともあり、使える機会がありませんでした。
しかし今回、実際にeSIMを使ってみてかなり利便性が高いなと思ったと同時に、きっと今後eSIMが普及されて今あるSIMカードはなくなっていくのだろうと感じました。
もちろん、少し不便だなと感じた部分もあるので、それも踏まえて詳しく解説していきます。
通信速度は十分快適
IIJmioとドコモの通信速度を筆者も調べてみることにしました。
調べた時間は平日の15時半頃なので、そこまで回線も混雑している時間帯ではありません。
まず、ドコモからです。
ドコモの下り通信速度は136.4Mbpsでした。
実際キャリアが謳っている1000bpsのような「最大通信速度」というものは、通信する上で完璧な環境が用意された状態で測定された通信速度なので、現実的な数値ではありません。
しかし、キャリアの言う最大通信速度が出ていなくても、十分快適に使うことができます。
ドコモは格安SIMと異なり、時間帯によって通信速度はあまり大きく変化しません。
つまり、上記の数値は日常的にドコモを使っている時に出る通信速度だと思って良いでしょう。
ドコモを使って遅いと感じる人は少ないと思うので、130Mbpsもあれば十分だということがわかります。
一方でこちらはIIJmioの通信速度です。
ちなみにIIJmioもドコモの回線を使用しているので、使っている回線のキャリアは同じということになります。
それでいてこれだけ通信速度に大きな差が出ました。
実際にネットを開いたり動画を観たりしましたが、読み込むのに時間がかかっていました。
しかし、午前中に関しては、YouTubeで動画をサクサク観ることができていたので、やはりIIJmioをはじめとする格安SIMは時間帯による通信速度の変化がネックだなと感じました。
主回線で電話している最中は副回線のモバイルデータ通信が使えない
これは恐らく仕様上仕方のないことなのかもしれませんが、IIJmioの回線でネットを使っている最中に主回線のドコモに電話があり、スピーカーにしてネットをしながら電話をしていました。
すると、やはり主回線で電話をしながら副回線でネットを使うのは無理のようで、ネットの接続が切れてしまいました。
そのため、主回線で電話中にネットを使用する場合は、Wi-Fiか主回線のモバイルデータ通信のいずれかを使うべきだと思われます。
iMessageとFaceTimeはアクティベート中で止まる
口コミでもあったように、IIJmioのeSIMではiMessageとFaceTimeが使えませんでした。
設定しようとしても、「アクティベート中です」という表記のまま止まってしまいます。
ベータ版だからこその制限なのか、不具合なのかはわかりませんが、離れている家族や友人とFaceTimeをしたい時は少し不便だなと感じました。
操作感や使い勝手は?
2つの電話番号を1つのスマホで使うとなると、SIMカードを入れ替えるなどの手間がかかります。
しかし、eSIMであれば既に入っているドコモのSIMも使えますし、eSIMの回線もそのまま利用できるのでかなり楽だなと感じました。
また、設定画面で簡単に回線を切替えられるのと、電話回線とモバイルデータ通信でそれぞれの回線を選べるのも魅力的です。
電話は通話し放題がついているドコモを使い、ネットは料金が安いIIJmioを使うというように、使い分けができてよりお得にスマホを運用できるのではないでしょうか。
毎月のコスパは良いが手数料が少し痛い
6GBで1,520円という料金の安さも非常に魅力的です。
それこそ、前述のように通話はドコモ・ネットはIIJmioという使い分けが可能になります。
キャリアの格安プランは従量制がほとんどなので、キャリアのモバイル通信を使って料金が高くなるのを防ぐことができます。
しかし一方で、機種変更などでスマホが変わった時に別途eSIMの再発行手数料で2,000円かかるなど、手数料が若干痛いなと感じました。
IIJmioのeSIMプランを解説!
画像引用元:データ通信専用SIM eSIMプラン(ベータ版) | IIJmio
次に、IIJmioのeSIMプランとは一体どのようなものなのか、プラン内容から料金、動作確認済のスマホについて詳しく解説していきます。
契約や再発行にかかる手数料についても触れていくので、是非チェックしてください。
eSIMプランの料金
eSIMプラン(ベータ版)の料金は下記の通りです。
項目 | eSIMプラン(ベータ版) |
---|---|
月額料金 | 1,520円 |
データ通信量 | 6GB |
回線 | ドコモ |
テザリング | ◎ |
使用できるのはドコモ回線であり、6GBが月1,520円で使えます。
音声通話・SMSには対応していないため、データ通信専用となります。
- iPhone 11(SIMフリー)
- iPhone 11 Pro(SIMフリー)
- iPhone 11 Pro Max(SIMフリー)
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- Google Pixel 4(SIMフリー)
- Google Pixel 4 XL(SIMフリー)
他にもiPadやSurface、Androidタブレットも一部動作確認が取れています。
スマホはiPhone XS以降のiPhone、そしてGoogle Pixel 4のみなので自分のスマホが該当しているかどうかチェックしてください。
iPhone XSとiPhone XRにおいては全キャリアの機種で動作確認が取れていますが(SIMロック解除は必須)、iPhone 11とGoogle Pixel 4に関してはSIMフリーモデルのみとなります。
eSIMにかかる手数料
手数料は下記の通りです。
項目 | eSIMプラン(ベータ版) |
---|---|
初期費用 | 3,000円 |
SIM発行手数料 | 200円 |
SIM再発行手数料 | 2,000円 |
初期費用とSIM発行手数料に関しては、他の格安SIMとあまり変わらない料金です。
ただし、eSIM利用中のスマホを変更したい場合などは再発行手数料が2,000円かかります。
少し再発行にかかる料金が高いのが気になりますね。
eSIMお試しキャンペーンが実施中:2020年1月29日まで
画像引用元:初期1円!eSIMお試しキャンペーン | IIJmio
現在、IIJmioのキャンペーンで、初期費用1円でeSIMが使えるようになります。
期限は2020年1月29日23:59までなので、興味のある人は是非利用してみてはいかがでしょうか。
- 月額1,520円で6GBのデータ通信量が使える
- データ通信専用なので音声通話は使えない
- 動作確認が取れているスマホはiPhone XS以降のiPhoneとGoogle Pixel 4
- 初期費用は3,000円だが2020年1月29日までキャンペーンで1円に
IIJmioのeSIMはすぐに回線の切替えができるのが便利!
画像引用元:データ通信専用SIM eSIMプラン(ベータ版) | IIJmio
最後に、実際にIIJmioのeSIMを使ってみた感想についてまとめます。
今回は実際にIIJmioのeSIMを使ってみて、1つのスマホで2つの電話番号を運用できる便利さを実感しました。
現在筆者はドコモとauのスマホを2台持ちしているのですが、1つのスマホで使える方が楽だなと痛感しています。
IIJmioのeSIMプランはデータ通信専用ですが、今後音声通話SIMも取り扱いが始まることを願います。
データ通信専用でも、高額なキャリアの回線を使わずにIIJmioの回線を使えば、通信費を安く抑えることにも繋がります。
何より契約したその日に使えるというのが大変魅力的であり、操作1つで回線を切替えることができるという点もeSIMの大きなメリットだと思われます。
今ならキャンペーンで初期費用1円で利用できるので、興味がある人は是非一度試してみてはいかがでしょうか。
- 通信速度は時間帯によって大きな差があるが、混雑時を避ければ快適に使える
- 主回線で電話をしている時に副回線でのモバイルデータ通信ができなかった
- 6GBで1,520円という料金の安さが非常に魅力的
- 月額料金が安く使い勝手が良いが、手数料が少し痛い