
この記事では、光回線を乗り換えることについて、そのメリット・デメリットや、乗り換える手順まで幅広く解説します。
現在の光回線の料金や速度に不満を持っている人は、是非とも参考にしてみてください。
- 長期ユーザーより新規ユーザーが優遇される
- 会社同士の競争が進んでいる
- 最大10Gbpsのサービスも出てきた
- キャッシュバックも行われている
トップ画像引用元:ドコモ光のおトクなキャンペーン | 速いドコモ光なら GMOとくとくBB
どうして光回線の乗り替えが必要?
画像引用元:速いドコモ光なら GMOとくとくBB | クチコミで人気 ! お得で安いプロバイダー
光回線を乗り換えたい理由の多くは、
- 料金を見直したい
- より速い回線を使いたい
などではないでしょうか。
乗り換えると料金が安く、より速い回線を使えるようになることが多いです。
なぜなら各社の競争が年々進んでいるため、前に契約した時よりも良いサービスを選べることが多いのです。
今回のみならず今後も定期的に、光回線の乗り換えを検討した方が良いですよ。
光回線の料金が高くなる原因
現在の光回線の料金に不満がある場合、まずは原因を突き止めましょう。
原因によっては今すぐに改善できる場合もあります。
- 不要な有料オプションがある
- プロバイダーの料金が高い
- 長期契約をしすぎている
不要な有料オプションがある
例えば有料のサポートやセキュリティソフトなど、実際は使っていないオプションに料金を払い続けている人は少なくありません。
特に契約時「指定のオプションに加入するとキャッシュバック」などのキャンペーンを利用した人に、このパターンが多いです。
必要な有料オプションなら加入していても問題ないですが、必要ないものならすぐに解約しましょう。
そのためにはまず契約状態を確認し、月額の内訳を把握することが大切です。
不要なオプションを解約することができれば、すぐに料金が安くなります。
プロバイダーの料金が高い
光回線の料金は、厳密には光回線+プロバイダーの料金となっています。
そして選んだプロバイダーによって料金が違うこともあります。
代表的な例はドコモ光です。
- タイプAのプロバイダー:月額5,200円
- タイプBのプロバイダー:月額5,400円
このように、タイプBのプロバイダーだとそれだけで月額200円高くなります。
しかもドコモ光は、プロバイダーによって通信速度などを変えることはないとのこと。
つまり、タイプAのプロバイダーを選んだほうがお得なのです。タイプBの人は見直したほうがいいでしょう。
長期契約をしすぎている
同じ光回線を長期間使っているせいで、料金が上がってしまっている可能性もあります。
意外かもしれませんが、実は光回線は、長く使っているうちに値上げされてしまうことが一般的です。
特によく見られるのが「期間限定割引の終了」です。。
「契約から12ヶ月間」といったように、あらかじめ割引期間が決まっていて、その期間を過ぎたら一気に値上げされてしまうケースです。
長期ユーザーより新規ユーザーを優遇するという傾向は、今も色濃く残っています。
光回線を乗り換えるメリット
それではまず、光回線を乗り換えるメリットを紹介します。
- 料金が安くなる可能性がある
- キャンペーン、キャッシュバックでよりお得に光回線を使える
- 回線品質を上げられる可能性が高い
料金が安くなる可能性がある
光回線の料金は各社で違うので、乗り換えによってより安い料金の会社と契約ができるかもしれません。
- NURO光:4,743円
- So-net光:3,080円
- ドコモ光:5,200円
- auひかり:5,600円
- ソフトバンク光:5,200円
あくまで一例ですが、仮にドコモ光からSo-net光に乗り換えた場合、月額が2,120円安くなります。
キャンペーン、キャッシュバックでよりお得に光回線を使える
光回線は新規ユーザーを優遇する傾向にあるので、新規契約や他社からの乗り換えをすると、キャッシュバックなどの特典を受けられることが多いです。
乗り換えるのでしたら、そういったものも積極的に狙っていきましょう。
回線品質を上げられる可能性が高い
「品質」と言うと曖昧ですが、正確には、より速いサービスを提供しているところに乗り換えられるという話です。
例えば、光回線の最大通信速度はどの会社も大体1Gbpsですが、NURO光は例外で2Gbpsです。
- NURO光:2Gbps
- So-net光:1Gbps
- ドコモ光:1Gbps
- auひかり:1Gbps
- ソフトバンク光:1Gbps
最大1Gbpsに不満を感じていたなら、NURO光に乗り換えることで解決するかもしれません。
また、現在は最大5Gbpsや最大10Gbpsといった速度を、別料金で提供している会社も増えてきました。
- NURO光:5,743円
- フレッツ光:7,500円
- ドコモ光:6,300円
- auひかり:5,880円
- ソフトバンク光:6,300円
光回線を乗り換えるデメリット
今度は逆に、光回線を乗り換えるデメリットについて紹介します。
- 違約金がかかることがある
- 工事費用を一括請求されることがある
- メールアドレスや電話番号が変わる可能性がある
違約金がかかることがある
光回線は2~3年の縛り契約であることが一般的で、更新月以外に解約すると違約金が発生してしまいます。
自分は何年縛り契約なのか、更新月はいつなのか、解約金はいくらなのか、しっかりと確認しておきましょう。
又、契約期間の縛りがなく、解約違約金などもないおすすめの光回線も別途紹介しているので、よかったら参考にしてみてください。
工事費用を一括請求されることがある
光回線を乗り換えると、それまで分割で支払っていた工事費用を一括請求されることがあります。
そうなったら、その月は思わぬ出費になってしまいますよね。
工事費がどうなるのか事前に確認しておきましょう。
おすすめの業者は後述の「正規代理店のおすすめを紹介」を参考にしてください。
メールアドレスや電話番号が変わる可能性がある
光回線を乗り換えると、これまでのメールアドレスや電話番号が使えなくなってしまうこともあります。
これも忘れずに、現在契約中の光回線と、乗り換え予定先の光回線の両方に確認を取りましょう。
光回線を乗り換える手順
それでは、実際に光回線を乗り換えるための手順を紹介します。
ここで紹介するのは「新規契約」ではなく、あくまで乗り換えの場合です。
- 乗り換え先の光回線を決める
- 契約中の光回線から承諾番号をもらう
- 乗り換え先の光回線に申し込む
- (転用なら)前のプロバイダーを解約する
乗り換え先の光回線を決める
まず最初に乗り換え先のプロバイダーを決めることからスタートします。
完全に決めてから次のステップに移りましょう。
光回線のおすすめ8つ厳選!失敗しない自宅の固定回線の選び方を解説契約中の光回線から承諾番号をもらう
乗り換えるためには、今契約している光回線に問い合わせて「承諾番号」をもらう必要があります。
この承諾番号を乗り換え先に提示することで、乗り換え手続きに移行できるのです。
なお、承諾番号の有効期限は15日間とあまり長くありません。
乗り換え先を事前に決めておいたほうがいいのは、この有効期限があるためです。
乗り換え先の光回線に申し込み、工事日・開通日・切り替え日を決定する
承諾番号がもらえたら、乗り換え先の光回線に申し込みをしましょう。
乗り換えにあたり工事が必要な場合は、事前に工事日のおおよその日程を決めておくと話がスムーズに進みます。
この手続きが終われば、一般的に約2週間で回線が乗り換え先のものに切り替わります。
切り替え日を指定したい場合は、申込時に相談しましょう。
その後、回線が切り替わったらWi-Fiルーターを接続し直します。
接続方法の詳細はルーターごとに異なるので、ルーターに同梱されている取扱説明書等で確認してください。
(転用なら)前のプロバイダーを解約する
フレッツ光から光コラボに乗り換える「転用」の場合は、前のプロバイダーの解約手続きをする必要があります。
スマホのMNPとは違い、乗り換えた時点で前のプロバイダーが自動解約されるわけではないので、注意してくださいね。
解約しないと、いつまでも請求が続いてしまいます。必ず忘れずに手続きを行いましょう。
光回線を乗り換える際のチェックポイント
ここからは、乗り換え先の光回線を選ぶためのチェックポイントを紹介します。
- 最大通信速度はどのくらいか
- 通信速度(通信規格)は最新の高速通信に対応しているか
- ルーターは回線に対応しているか
最大通信速度はどのくらいか
乗り換えたい光回線の最大通信速度は、最低限把握しておきましょう。
光回線は大体どの会社も1Gbpsですが、NURO光は例外で2Gbpsです。
- NURO光:2Gbps
- So-net光:1Gbps
- ドコモ光:1Gbps
- auひかり:1Gbps
- ソフトバンク光:1Gbps
通信速度(通信規格)は最新の高速通信に対応しているか
現在は最大5Gbpsや最大10Gbpsといった速度を、別料金で提供している会社も増えてきました。
- NURO光:5,743円
- フレッツ光:7,500円
- ドコモ光:6,300円
- auひかり:5,880円
- ソフトバンク光:6,300円
しかし、全体で見れば、こういった最新の通信速度(通信規格)に対応している会社は一部です。
今すぐに使うわけでなくても、将来的に最大10Gbpsなども使ってみたい場合、対応している会社に乗り換えたほうがのちのち楽になるでしょう。
ルーターは回線に対応しているか
例えば最大10Gbpsの回線契約をしても、ルーターがその回線や速度に対応していなければ、実際にその速さを体験することはできません。
場合によってはルーターを買い直す必要が出てきます。
光回線料金を節約する方法
ここからは少し話題が変わって、毎月のインターネット回線の料金を節約する方法を紹介します。
光回線に限らない、インターネット回線全般の節約術です。
モバイルWi-Fiを契約する
画像引用元:【公式】ギガWi-Fi クラウドで世界中無制限ポケットWiFi
人によっては光回線でなくても、ギガWi-FiやどこよりもWiFiといったモバイルWi-Fiで十分な場合もあるはずです。
モバイルWi-Fiはすべて込みで3,000円台で利用できるものが多いです。
そしてインターネット回線をすべてモバイルWi-Fiで済ませているという方もいます。
モバイルWi-Fiなら工事不要で外でも使うことができます。主に屋外でインターネットを利用したい人には打ってつけですね。
しかし一方で、通信速度は光回線のほうが速い傾向にあります。
プライベートや仕事でカメラ通話やWeb会議サービスを使うなら、光回線を契約した方が安定して会話できるでしょう。
おすすめのモバイルWi-Fi
おすすめのモバイルWi-Fiと月額料金を紹介します。
- ギガWi-Fi:月額3,250円
- どこよりWi-Fi:月額3,380円
- それがだいじWi-Fi:月額3,250円
- hi-ho Lets Wi-Fi:月額4,300円
- SAKURA WiFi:月額3,680円
- ポケモバCloud:月額3,250円
- THE WiFi:月額3,480円
各無制限モバイルWi-Fiの詳細は別記事で解説しています。よろしければそちらもご覧ください。
光回線を解約してテザリングで代用する
インターネット自体をそこまで利用しない人は、モバイルWi-Fiどころか、スマホのテザリング機能で十分という場合もあります。
光回線の通信料金も、モバイルWi-Fiの通信料金もかからないので、大幅なコストカットが実現できるでしょう。
テザリング料金はドコモと楽天モバイルは無料、auはプランによっては無料、ソフトバンクは月額500円です。
デメリットは、モバイルデータ通信に頼りっぱなしになるので、容量オーバーの心配がつきまとうことがあります。
普段の自分のインターネットの使い方をよく振り返ってから決めるようにしましょう。
携帯キャリアとインターネット回線の業者をまとめる
画像引用元:ドコモ光セット割 | 料金・割引 | NTTドコモ
ドコモ、au、ソフトバンクはそれぞれ光回線も提供しています。
3社ともに携帯電話の通信料金を値下げするサービスを提供しているので、これを使わない手はありません。
- ドコモ「ドコモ光セット割」:最大1,000円/月
- au「auスマートバリュー」:最大1,000円/月
- ソフトバンク「おうち割 光セット」:最大1,000円/月
例えばドコモユーザーの場合は、ドコモ光と契約することで、トータルの出費を節約することができます。
正規代理店のおすすめを紹介
最後に、光回線を乗り換える際におすすめの正規代理店を紹介します。
正規代理店とは、光回線の営業を請け負っている会社ことです。
独自のキャッシュバック等を行っている会社が多いことも特長で、よりお得に光回線を乗り換えることができますよ。
そこで今回は、ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光の3社に分けて、それぞれに最適な正規代理店を1社ずつご紹介します。
ドコモ光なら「GMOとくとくBB」が候補
画像引用元:GMOとくとくBB|運営実績20年以上のおトクなプロバイダー
ドコモ光への乗り換えなら、GMOとくとくBBを通じて行うのがおすすめです。
GMO とくとく BBからドコモ光と契約すると、最大20,000円のキャッシュバックと最大2,000円分のdポイントが受け取れます。
プロバイダーはGMO とくとく BBです。
auひかりなら「NNコミュニケーションズ」
画像引用元:株式会社NNコミュニケーションズ
auひかりへの乗り換えなら、NNコミュニケーションズを通じて行うのがおすすめです。
NNコミュニケーションズからauひかりと契約すると、ネット+電話なら最大27,000円のキャッシュバック、ネットのみなら最大20,000円のキャッシュバックが受け取れます。
プロバイダーは以下の7社から選べます。
- So-net
- BIGLOBE
- @nifty
- @TCOM
- AsahiNet
- au one net
- DTI
ソフトバンク光なら「株式会社アウンカンパニー」
画像引用元:株式会社アウンカンパニー
ソフトバンク光への乗り換えなら、株式会社アウンカンパニーを通じて行うのがおすすめです。
株式会社アウンカンパニーからソフトバンク光と契約すると、最大33,000円のキャッシュバックが受け取れます。
プロバイダーはYahoo!BBです。
インターネット回線の料金は早めに見直そう!
以上、光回線の乗り換えについてでした。
- 長期ユーザーより新規ユーザーが優遇される
- 会社同士の競争が進んでいる
- 最大10Gbpsのサービスも出てきた
- キャッシュバックも行われている
光回線は、長期ユーザーより新規ユーザーが優遇される傾向が根強いです。
そのため、乗り換えればキャッシュバックなどの特典を受けることができます。
また、現在は最大10Gbpsの高速通信といった、新しいサービスを提供する会社も増えてきました。
そのため光回線の乗り換えは定期的に検討したほうがいいですし、乗り換えの際はぜひ正規代理店を通しましょう。
正規代理店独自の特典も受けられますよ。
また光回線自体の契約をやめて、モバイルWi-Fiやテザリングで済ませて節約するというのも手です。
ただテザリングはモバイルデータ通信に頼りっぱなしになるので、容量オーバーに注意してくださいね。
いずれにしても、同じ光回線をずっと使い続けているのはもったいないです。
早め早めの見直しで、より最適な選択をしていってください。