App Clipって何?iOS 14から追加された新機能の概要と使い方を解説

  • 2021年6月15日
  • by.araki

App Clips

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この記事では、iOS 14から追加された新機能「App Clip」について解説します。

App ClipはApp Storeで提供されているアプリではなく、iPhoneの設定画面から利用できるものでもありません。

それでは一体何なのでしょうか。一般のユーザーにとって関係あるものなのでしょうか。

App Clipの要点
  • あるアプリの一部機能を一時的に使えるミニアプリ
  • 通常アプリより気軽に使える
  • 一定時間経ったらデータが消える
  • 日本では提供者がほとんどいない

トップ画像引用元:App Clip 概要 – Apple Developer

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App Clipの概要

App Clip Code

画像引用元:iPhoneでApp Clipを使用する – Apple サポート

App Clipとは、あるアプリの一部機能だけ一時的に使えるミニアプリのことです。

通常、iPhoneでアプリを利用するためには、目的のアプリをApp Storeからダウンロードして、iPhoneの中にデータを保存する必要がありますよね。

しかしApp Clipを使えばダウンロードは不要です。あるアプリの一部機能だけ使うことができます。

そして利用したApp Clipのデータは、一定時間が経つと自動的にiPhoneから消えます。

つまりユーザーからすれば、わざわざアプリをダウンロードしなくても、あるアプリの必要な機能をその場限りで使えるというわけです。

しかもApp Clipの最大のデータ量は10MBまでと制限されているため、余計な機能が付いてこないですし、スピーディに動作してくれます。

App Clipの使い方

App Clip USE

画像引用元:App Clip 概要 – Apple Developer

App Clipを使うには、大前提として、App Clipの提供者がいる必要があります。

日本でApp Clipが提供されている例はまだほとんどありません。Appleとしては、飲食店や自転車の貸し出しサービスなどの事業者が提供することを想定しています。

App Clip提供者は、App Clipに注文や決済ができる機能も付けることが可能です。

ユーザーは、App Clipの提供者が提示するApp ClipコードやQRコード、NFCタグをiPhoneで読み込んで使うことができます。

他にもSafariまたはメッセージのリンクや、マップの情報カードのApp Clipのリンクをタップすることで使える場合も。

具体的な使い方は提供者の案内に従いましょう。アプリごとに使い方が違うのはApp Clipでも同じです。

飲食店であれば、きっと席にApp ClipコードやQRコード、NFCタグが提示されることでしょう。

すべてはApp Clipの提供者次第ですが、きっとキャッシュレス決済のために使われることが多くなるのではないでしょうか。

App Clipの使用イメージ

カフェレストラン

例えば、とあるカフェに行ったとします。この架空のカフェの名前は「ビットカフェ」としましょう。

ビットカフェでは、専用アプリからメニューの注文や決済をすることができます。

ビットカフェの常連であれば、専用アプリをダウンロードして日頃から使えるようにしていることでしょう。

しかしビットカフェには滅多に行かない、たまたま近くにいつのもカフェがなかっただけ、という人もたくさんいるはずです。

そういう人にとって、わざわざビットカフェの専用アプリをダウンロードするのは面倒ですよね。

そんな時にビットカフェがApp Clipを提供していれば、専用アプリをダウンロードすることなく、その場だけのために専用アプリの注文や決済機能を使うことができます。

ビットカフェからすれば、それをきっかけに気に入ってもらえて、通常の専用アプリをダウンロードしてもらえるかもしれません。

どちらかと言うとサービス提供者のための機能

App Clipは、基本的にはサービス提供者目線の機能です。

自分たちのサービスをより気軽に使ってもらえるようにすることで、利益の増大を目指せます。

また、App Clipが使われた位置情報はワンタイムで確認可能です。

チェーン店であればビックデータとなりそうですね。

日本でApp Clipが使えるところ

残念ながら日本では、App Clipの提供者はほとんどいません。

筆者の知る限りでは「TAILORED CAFE」(東京都港区など)というカフェはApp Clipを提供しています。

このカフェは元々完全キャッシュレスを標榜している先進的なカフェです。

正直これくらいしか今は例が思い浮かびません。

そのうち全国チェーン店なども提供するようになるのか、そんなことなく日本では普及しないで終わるのか、それも不明です。

App Clipは結局、元のアプリがあってのものであり、App Clipだけでサービスの根幹が劇的に変わるというものではありません。

個人的には「スターバックス」や「マクドナルド」のようなところがいつ提供するのか(もしくはずっとしないのか)注目しています。

App Clipが日本で普及するのかは未知数

以上、iOS 14から追加された新機能「App Clip」についてでした。

App Clipの要点
  • あるアプリの一部機能を一時的に使えるミニアプリ
  • 通常アプリより気軽に使える
  • 一定時間経ったらデータが消える
  • 日本では提供者がほとんどいない

App Clipを使うには、まずApp Clipの提供者がいなくてはいけません。

そして日本ではまだ、App Clipの提供者はほとんどいません。

今後日本でも普及するのだとしたら、キャッシュレス決済のために使われることが多くなると思います。

キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。

この記事を書いた人
ライター歴3年。クラウドワークスでは「TOPプロクラウドワーカー」に認定される。 常に最新のAndroidとiOSを使うのがモットーで、5GやWi-Fi 6にもすぐ飛びついた新しいもの好き。iPadやApple Watchも愛用中。ただしパソコンはWindowsがメイン。 暇さえあればYouTubeを見ている。